JPH0126593Y2 - - Google Patents

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JPH0126593Y2
JPH0126593Y2 JP1983118522U JP11852283U JPH0126593Y2 JP H0126593 Y2 JPH0126593 Y2 JP H0126593Y2 JP 1983118522 U JP1983118522 U JP 1983118522U JP 11852283 U JP11852283 U JP 11852283U JP H0126593 Y2 JPH0126593 Y2 JP H0126593Y2
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JP
Japan
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container
drug
diaphragm
compartment
hole
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JP1983118522U
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JPS6027026U (ja
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  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は薬液用容器に関し、特に薬剤と調合液
とを1個の容器本体に分離して収納、保存し、使
用時に混合して用いる形式の2剤性容器に関する
ものである。
従来、長時間保存すると変質する薬液について
は、薬剤と調合液とを別々の容器に収納して需要
家に販売され、需要家が使用時に薬液を調合した
のち、どちらかの容器を用いて調合した薬液を使
用することが行なわれている。例えば、点眼薬に
おいては、液状で分解が進行する酵素、ホルモン
剤、抗生物質等のいわゆる不安定な物質を用いる
場合がある。この種の不安定な物質は吸湿性が強
く、液状になると短い時間で分解して薬効が発揮
されないようになる。よつて、これらの不安定な
物質は分解をさけるため、結晶体或は粉末体、粒
状体等の固型剤となしてバイアル壜などに封入
し、需要家が使用時にこの固型剤である薬剤と別
容液に収納された安定性のある薬液体である調合
液とを混合溶解して用いるようにしている。また
固型剤は無菌状態で壜などに封入しておかないと
雑菌が混入繁殖し、点眼液としての薬効を発揮し
ないどころか害薬になる恐のあることは論を俟た
ない。
これに適する容器としては実開昭56−3812号ま
たは本願出願人による実願昭56−83869号などが
提案されている。しかしながらこれらの提案され
た容器においては、収容された薬剤と調合液の量
が比較的多く何日分かの使用量が一度に調合され
るため、保障保存期間を過ぎたものを誤つて使用
される危険がある。この危険を避けるため一回の
使用分量のみを収納したものもあるが、この場合
は薬剤と調合液の量が少なく容器も小さくなるた
め取扱いが比較的面倒であると云う欠点がある。
本考案は上記の問題点を解消するためになされ
たものであつて、薬剤と調合液を1個の容器本体
に分離して収納、保存し、需要家が使用時簡単な
操作により薬液の調合を容易に行なうことがで
き、さらに調合した薬液をその容器を用いて使用
できる2剤性容器を提供せんとするものである。
本考案の第1実施例を示す第1図について以下
説明する。1は周壁と一体の隔膜2で内部を独立
した2個の区画3,4を形成し、底部5に下部の
区画3へ薬剤6を充填する融着密封可能な装入口
7(図は薬剤を充填したのち融着などで封印した
状態を示す)と、上部8に上部の区画4と連通す
る装着口9とを設けた適宜な合成樹脂からなる容
器本体である。
10は隔膜2を突き破り可能なように尖らした
内端11と、胴部12にフイルター13を装着し
た開口部14と、開口部14から外端15に亘る
薬液の通孔16とを設けると共に、胴部12の外
側に突出した鍔部17と、外端15との接続を断
つことにより通孔16を開口させるつまみ18と
を備えた薬液の導出装置である。導出装置10は
容器本体1の区画4に調合液19を装着口9から
注入したのち、鍔部17と装着口9とを接着材を
用いて接着するか或は融着などして容器本体1に
固定される。
容器本体1と導出装置10とからなる2剤性容
器20は次のようにして使用される。先づ導出装
置10を容器本体1の内部に向つて強く押すと上
部8が内側に凹むため、内端11が2点鎖線図示
の如く移動して隔膜2を突き破る。次に押すのを
止めて導出装置10を元の位置に戻すと、隔膜2
に設けられた穴から調合液19が薬剤6内に侵入
するので、容器20を良く振とうして薬剤6を調
合液19に均質に溶解させて薬液を調合する。続
いてつまみ18をねじつて切り離すと通孔16が
開口するので、薬液がフイルターを通り開口部1
4から通孔16を経て外部に流出するので患部に
塗布する。
この場合、薬液を調合する操作が極めて簡単な
ため子供でも容易に行なうことができる。又従来
のように薬剤6と調合液19を別々の容器に収納
していないので、両者に触れることなく密閉した
状態で調合を行なうことができるので極めて衛生
的である又つまみ18を切り離して通孔16を開
口するだけで使用できるので使用上非常に便利で
ある。又薬剤6と調合液19の混合が不充分で完
全な溶解がされないで万一薬剤6が残つていて
も、フイルター13を通して薬液を取り出すので
薬剤6の流出を阻止して、薬害事故を確実に防止
できる。
本考案の第2実施例を示す第2図について以下
説明する。20′は2剤性容器、21は導出装置
10′の鍔部17とケース本体1′の装着口9′と
の間に装着されたパツキング、22は装着口9′
の内面に設けられたネジ、23は導出装置10′
の鍔部17下部に設けられたネジ22と螺合する
ネジである。説明のない他の符号に対する名称、
機能は第1実施例の場合と同様である。導出装置
10′は区画4に調合液19を装着口9′から注入
したのち、装着口9′にパツキング21を載置し
両ネジ22,23を螺合させて締付け容器本体
1′に固定される。
2剤性容器20′の使用方法は第1実施例の場
合と同様である。第1実施例の場合は鍔部17と
装着口9とを接着或は溶着して区画4の気密性を
保持したが、第2実施例の場合は螺着しパンキン
グ21により気密性を保持していることが異なる
だけで、作用効果は第1実施例の場合と同様であ
る。
本考案の第3実施例を示す第3図について以下
説明する。9″は容器本体1″の上部8に設けら
れ、導出装置10″の胴部12外径より若干小さ
めに形成された挿入口24の中央附近に設けらた
凹溝25にオーリング26を装着した装着口、2
0″は2剤性容器である。説明のない他の符号に
対する名称、機能は第1実施例の場合と同様であ
る。導出装置10″は区画4に調合液19を装着
口9″から注入したのち、挿入口24に圧嵌入せ
しめて容器本体1″に固定される。
2剤性容器20″の使用方法は、導出装置1
0″を容器本体1″内部に押し込んで内端11によ
り隔膜2を突き破つたのち、元の位置迄外部に引
張り出す以外は第1実施例の場合と同様である。
第3実施例の場合、区画4の気密性を挿入口2
4と導出装置10″胴部12との圧接及びオーリ
ング26により保持されていることが第1及び第
2実施例と異なるが、作用効果は第1実施例と同
様である。
本考案は内部に周壁と一体の隔膜で仕切つて独
立した2個の区画を形成すると共に、上部の該区
画に連通して設けられた装着口と、下部の該区画
に融着密封可能な装入口とを備えた容器本体に;
前記隔膜を突き破り可能な形状にした内端と、胴
部の前記容器本体内でフイルタを装着した開口部
から外端に亘る通孔と、切り離すことにより該通
孔の外端を開口せしめるつまみとを設けた棒状の
導出装置を;前記装着口を介して移動可能に密封
装着したことを特徴とする2剤性容器なので次の
効果を奏する。
(1) 薬液を調合しまたそれを用いる操作が極めて
簡単なため子供、老人でも容易に使用すること
ができる。
(2) 薬剤と調合液を密封した状態で調合すること
ができるので、衛生面から極めて優れた調合手
法である。
(3) 導出装置にフイルターを備えているので、隔
膜のやぶれた細片などのゴミや薬液中の異物の
漏出を防ぎ、それによる事故を確実に防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の各実施例を断面図で、第1図は
第1実施例、第2図は第2実施例、第3図は第3
実施例である。 1,1′,1″……容器本体、2……隔膜、3,
4……区画、9,9′,9″……装着口、10,1
0′,10″……導出装置、11……内端、12…
…胴部、13……フイルター、14……開口部、
16……通孔、18……つまみ、20,20′,
20″……2剤性容器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部に周壁と一体の隔膜で仕切つて独立した2
    個の区画を形成すると共に、上部の該区画に連通
    して設けられた装着口と、下部の該区画に融着密
    封可能な装入口とを備えた容器本体に;前記隔膜
    を突き破り可能な形状にした内端と、胴部の前記
    容器本体内でフイルターを装備した開口部から外
    端に亘る通孔と、切り離すことにより該通孔の外
    端を開口せしめるつまみとを設けた棒状の導出装
    置を;前記装着口を介して移動可能に密封装着し
    たことを特徴とする2剤性容器。
JP11852283U 1983-07-28 1983-07-28 2剤性容器 Granted JPS6027026U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11852283U JPS6027026U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 2剤性容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11852283U JPS6027026U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 2剤性容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6027026U JPS6027026U (ja) 1985-02-23
JPH0126593Y2 true JPH0126593Y2 (ja) 1989-08-09

Family

ID=30272382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11852283U Granted JPS6027026U (ja) 1983-07-28 1983-07-28 2剤性容器

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200468033Y1 (ko) * 2010-12-31 2013-07-17 정구성 이종내용물의 혼합사용이 가능한 포장용 용기
KR200470026Y1 (ko) * 2010-12-31 2013-11-22 정구성 이종내용물의 혼합사용이 가능한 포장용 용기

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5251103U (ja) * 1975-10-09 1977-04-12

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JPS5257054U (ja) * 1976-07-20 1977-04-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5251103U (ja) * 1975-10-09 1977-04-12

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JPS6027026U (ja) 1985-02-23

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