JPH01265011A - 歯磨剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯磨剤組成物に関し、その目的は遠赤外線放射
体が体温を吸収して放射を繰り返し、分子振動を活発化
させることによって主に唾液成分と歯磨剤組成物との相
乗作用によって、歯牙付着物である歯垢を構成する各種
細菌類、酵素類その他成分を分解し、歯垢の歯牙への付
着を抑制すると共にこれを除去しうる歯磨剤組成物を提
供することである。

〔従来の技術〕

従来歯磨剤組成物は研磨剤、発泡剤、結合剤を基本成分
とし、これに更に甘味料、香料、殺菌剤、抗炎症剤など
が配合されて成るものであり、これを使用することによ
り歯垢を分解し、且つその付着を抑制して虫歯の予防を
すると共に歯肉を強化して歯槽膿漏の予防と治療を行お
うとするものでなり、これ等目的達成のために従来種々
の発明改良がなされて来た。これ等発明、改良等の殆ど
は化学的乃至薬効的な方法でなされているため、人体へ
の安全性はもとより、歯磨剤としての安定した配合を得
ることが極めて困難であった。又これらの歯磨剤は歯ブ
ラシによって物理的な摩擦で歯の表面の研摩、研削等を
行うために歯牙表面のエナメル質を損傷し易い欠点があ
った。

〔発明が解決しようとする課題〕

本発明が解決しようとする課題は、従来の上記各組成物
の如く化学的乃至薬学的な手段だけにたよることなく、
また歯ブラシの摩擦運動だけにたよらずに、歯磨剤とし
て要求される各要件を極めて優れたレベルで満足する新
しい歯磨剤組成物を開発することである。

〔課題を解決するための手段〕

この課題は歯磨剤組成物中に、遠赤外線を放射しうる成
分を含有せしめることによって解決される。

〔発明の作用並びに構成〕

本発明は歯磨剤組成物中に遠赤外線を放射しうる成分（
以下遠赤外線放射体という）を含有せしめたものであり
、その作用は次の通りである。

歯磨剤組成物中に含有されている遠赤外線放射体は、こ
れを使用すると口腔の体温を吸収して主として５〜２５
ミクロン域の波長の電磁波を多量に放射する。この放射
は体温のある限り繰り返し行われ、人体が最も吸収し易
い８〜１５ミクロンの波長の電磁波の放射によって口腔
中の唾液、歯１１ＪＪＭｉ成物、歯垢に含まれる水分及
び酸素、淡白質、歯肉等を構成する各成分中の分子の分
子振動が励起されて活発化し、歯磨剤組成物中に存在す
る各種の歯磨剤成分固有の作用即ち歯垢の分解並びに耐
着防止作用が著しく促進され、特に歯磨剤組成物の歯ブ
ラシによる摩擦と、上記電磁波の放射による口腔内での
上記各分野での活発化との相乗作用により、歯磨剤組成
物中に配合された各成分の作用が著しく向上する。また
遠赤外線の放射によって直接殺菌や脱臭も行われ、更に
遠赤外線の強力な透過力によって歯肉の血行を促進して
虫歯や歯槽膿漏の抑制と予防が行われる。

加えて歯ブラシで摩擦している部分ばかりでなく口腔中
に拡がっている歯磨剤の全ての部分から遠赤外線の放射
が生じ、口腔粘膜をも電磁波即ち遠赤外線による分子振
動で励起して活性化し、より健康な歯や歯肉、口腔とす
ることが出来る。

本発明に於いて使用する遠赤外線放射体としては遠赤外
線を放射しうる物質が広く使用され、特に体温で最も有
効な遠赤外線を放射しうる物質が好ましく使用される。

その代表例としてアルミナ系、ジルコニヤ系、マグネシ
ャ系、その他酸化物系セラミックを例示出来る。具体例
としてはたとえば共立窯業原料株式会社製マグネシャ系
セラミックｒＫｓｓ６００」、眼部ヒーティング社製ア
ルミナセラミックｒＸ−２Ｊ等を例示出来る。勿論これ
等に限定されるものではない。

またこの放射体としては白色系のものが好ましく、この
点からもアルミナ系、ジルコニヤ系やマグネシャ系のも
のが好ましい。

これ等放射体は１種または２種以上混合して使用される
。

またこの放射体としてそれ自身研磨作用を有するものが
好ましく使用され、上記セラミック系のものはこの点か
らも望ましいものである。

この放射体は通常粉末状で使用され、通常０．５〜３０
ミクロン好ましくは１〜３ミクロン程度の粒度のものが
使用される。

配合量は使用する遠赤外線放射体の種類によって適宜に
決定されるが、通常組成物中１０〜５０重量％好ましく
は５０重量％程度である。

本発明に於いて遠赤外線放射体を含有すべき歯磨剤組成
物即ち歯磨素材としては従来から歯磨剤組成物として知
られているものがすべて包含される。

本発明の歯磨剤組成物を調製するに際してはその製法は
何等限定されず常法に従って練歯磨、粉歯磨、液状歯磨
などの歯磨類にすることができる。

遠赤外線放射体以外の他の配合成分は通常用いられるも
のいずれでもよく、例えば、歯磨の場合はグリセリン、
ソルビトールなどの湿潤剤、第ニリン酸カルシウム、炭
酸カルシウム、無水ケイ酸、水酸化アルミニウム、ピロ
リン酸カルシウム、不溶性メタリン酸ナトリウムなどの
研磨剤、ラウリル硫酸ナトリウム、アシルサルコシンナ
トリウム、ショ糖脂肪酸エステルなどの発泡剤、カルボ
キシメチルセルロースナトリウム、カラギーナン、アル
ギン酸ナトリウム、ベントナイトなどの粘結剤、甘味料
、香料、その他、モノフルオロリン酸ナトリウム、各種
殺菌剤、抗炎症剤などの薬効剤が配合される。

また本発明に於いては歯磨剤組成物ばかりでなく、その
他オシャブリ、チューインガム等の剤形にすることも出
来、これ等に上記放射体を所定量含有させても良い。

〔実施例） 以下に実施例を挙げて本発明を説明する。

実施例１ 以下の処方に従い常法により歯磨剤組成物を調製した。

成分　　　　　　　　　　　　　　　重量部ｒＫＳＳ−
６００，３０ α−アルミナ３水塩　　　　　　　　　　　２０グリセ
リン　　　　　　　　　　　　　　１５ソルビトール　
　　　　　　　　　　　　　１０ラウリル酸ソーダ　　
　　　　　　　　　　２カルボキシルメチルセルローズ
ナトリウム　ｌサッカリンナトリウム　　　　　　　　
　　　ｌ香　　　料　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　１水（残り）２０ 計　　　　　　　　　　　　　　　　１００重景部比較
例１ 上記実施例１に於いてｒＫＳＳ−６００Ｊだけを使用せ
ず、その他はすべて実施例１と同様にして歯磨剤組成物
を調製した。

実験 同じ程度に歯垢が付着した患者１０人を５人づつの２つ
のグループに別け、その１つのグループに実施例１の組
成物を、また他のグループには比較例Ｉの組成物を用い
て毎日朝、昼、夜３回同量使用して歯磨を１ケ月間行っ
た。この結果を第１表に示す。

但し、この結果の測定は専門歯科医師２０人に、実験前
と後との歯について歯垢の除去効果について下記の項目
で判定してもらったものである。

第１表

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）遠赤外線を放射する遠赤外線放射体が含有されて
   成ることを特徴とする歯磨剤組成物。
2. （２）遠赤外線放射体がセラミック焼成品でそれ自体が
   研磨剤としての機能を有するものである請求項１に記載
   の歯磨剤組成物。