JPH0126424B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0126424B2
JPH0126424B2 JP9410881A JP9410881A JPH0126424B2 JP H0126424 B2 JPH0126424 B2 JP H0126424B2 JP 9410881 A JP9410881 A JP 9410881A JP 9410881 A JP9410881 A JP 9410881A JP H0126424 B2 JPH0126424 B2 JP H0126424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pivot
traction roller
control
continuously variable
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9410881A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57208346A (en
Inventor
Ii Kurausu Chaaruzu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Excelermatic Inc
Original Assignee
Excelermatic Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Excelermatic Inc filed Critical Excelermatic Inc
Priority to JP9410881A priority Critical patent/JPS57208346A/ja
Publication of JPS57208346A publication Critical patent/JPS57208346A/ja
Publication of JPH0126424B2 publication Critical patent/JPH0126424B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Friction Gearing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、円環体デイスク間に配置され、かつ
該円環体デイスクと係合する牽引ローラにより入
力軸上に取り付けた円環体デイスクから出力軸上
に取り付けた円環体デイスクに運動が伝達される
無段可変牽引ローラ変速機に関する。
このようなトロイダル牽引ローラ変速機が長期
にわたつて高速で大きいトルクを伝達することを
可能にするため、牽引ローラは円環体デイスク間
のトロイダルキヤビテイの中心の内側に位置して
いる。このような構造は円環体デイスクと牽引ロ
ーラとの接触面積内において比較的小さいスピン
を生じるが、円環体デイスクの表面と牽引ローラ
に対する比較的高いトラクシヨン係数が得られ、
かつ摩耗がしにくい。牽引ローラと円環体デイス
クとの係合のために必要な接触力は円環体デイス
クを牽引ローラとの係合状態に加圧することによ
つて得られる。
このような牽引ローラ変速機は本出願人の所有
する米国特許第4086820号および同第3810398号明
細書に開示されている。この構造においては、回
転運動伝達装置が設けられ、該装置内では牽引ロ
ーラの支持構造が張力手段により相互に連結さ
れ、該張力手段は円環体デイスク間に延長しかつ
牽引ローラに加えられる力および振動を平衡さ
せ、一方ローラ支持構造の変速比変更用ピボツト
動作のためローラ組立体の横方向へのシフトを行
うためのローラ組立体のほとんど摩擦のない横方
向動作を可能にする。牽引ローラと牽引デイスク
とを係合させるため、牽引デイスクは負荷に依存
する接触力を発生するカム構造により互に向き合
つた方向に押される。適正な大きさの接触力を加
える方法は、特にカム構造はある使用時間を経る
と摩耗を生ずるので、非常に問題である。駆動装
置が一定の負荷で作動される場合、その負荷用カ
ム構造は本質的に一定の位置に保たれる。長時間
の運転によつて、駆動装置内の振動はカムの傾斜
面に対してフレツテイングを与え、それにより傾
斜角度の局部的な変化を生じ、接触力の変化を起
こしてしまう。
また、カム構造により加えられる軸方向力は加
えられるトルクに正比例するが、しばしばこのこ
とは駆動装置の幾何学的形状のために駆動装置の
所要の接触力が適正な値にならない。最大の変速
比の点においては、牽引ローラはデイスクの軸線
に対して比較的小さい角度を持つ場所で円環体デ
イスクの1つと接触している。その結果、牽引ロ
ーラと円環体デイスクとの間のくさび作用が発生
し、比較的高い接触力を生じる。さらに、接触力
は純粋に軸方向へのものではなく、円環体デイス
クの軸線と接触位置の間の角度に依存する半径方
向への成分を有し、またこのような半径方向成分
は牽引ローラ支持構造のわずかな半径方向への撓
みを生じる。このことも再び円環体デイスクの軸
方向への動きをさらに増大させる。一方、円環体
デイスクの軸方向移動により牽引ローラはそれら
の支持構造上でローラ回転軸の側方に移動され、
各ローラの2つの接触点において等しい軸方向力
を負担する。しかしながら、高い変速比ではロー
ラはデイスクの小さい直径の位置で円環体デイス
クと接触しているので、この移動は円環体デイス
クの互に向き合つた方向への軸方向移動をさらに
増大させることになる。その結果、カム構造の乗
り上げを阻止するためにかなりのカムのリフトが
必要となる。したがつて、多くの駆動装置は2つ
のカム構造を有し、一方は入力軸に設けられ、他
方は出力軸に設けられる。しかしながら、この構
造は単に問題を悪化させるだけであろう。なぜな
らば、入力軸と出力軸のトルクは変速比の変化の
末端の点では非常に異なつているからであり、通
常、小さいトルクを受ける方のカム構造は応答せ
ず、一方より大きいトルクを受ける方のカム構造
は両カム構造の軸方向移動までを行うことができ
ない。
本発明は、上述の欠点をなくし、比較的簡単な
構造、良好な特性を有し、耐久性に優れ小型化の
可能な無段可変牽引ローラ変速機を提供すること
を目的とする。この目的を達成するための本発明
の要旨は同軸の入力軸および出力軸と、前記軸の
それぞれと一緒に回転するよう該軸により支持さ
れかつ互に面するよう対向して配置された一対の
円環体要素と、前記円環体要素の一方から他方に
運動を伝達するように前記円環体要素に対し半径
方向に対称にかつ前記円環体要素と係合するよう
前記円環体要素間に配置された少なくとも2個の
運動伝達用牽引ローラと、前記牽引ローラの各々
のためのピボツト支持構造とからなり、それぞれ
の牽引ローラの背面側にはピボツト軸受が設けら
れ、前記ピボツト支持構造は前記牽引ローラと共
に前記入力軸および出力軸の軸線を含む平面に対
して直角な軸線の回りでピボツト運動できる無段
可変牽引ローラ変速機であつて、各ピボツト支持
構造の前記ピボツト軸受の少なくとも1つは前記
入力軸および出力軸の軸線に対して接近または離
間するよう相対運動を許容するような態様で独立
的に運動可能に支持され、また前記牽引ローラを
前記円環体要素と固く摩擦係合させるため前記ピ
ボツト軸受を前記入力軸および出力軸の軸線に向
けて加圧する手段が設けられている無段可変牽引
ローラ変速機にある。
以下、本発明を図面に示す実施例にしたがつて
さらに説明する。
第1図に示すように、回転運動伝達装置はハウ
ジング10を有し、該ハウジング10は中央部分
13、該中央部分13の一端に配置された前部分
11および該中央部分13の反対端に配置された
後部分12よりなる。ハウジング部分11,12
および13は引張りボルト14により一緒に保持
されている。同軸の入力軸15と出力軸16はそ
れぞれハウジング10の前部分11と後部分12
を通つて延び、また入力軸軸受17と出力軸軸受
18および中央支持軸受19と20により回転可
能に支持され、あるいは別の方式では、1本の軸
が他方の軸の中の中心孔の中に延在してその中に
支持されても良い。
入力軸15は入力円環体要素を形成する入力牽
引デイスク21を担持し、出力軸16は該入力牽
引デイスクとは反対側に配置された出力円環体要
素を形成する出力牽引デイスク22を担持してい
る。牽引デイスク21と22は反対側のトロイダ
ル面23と24を有し、入力牽引デイスクから出
力牽引デイスクへの運動の伝達のためそれらの間
に牽引ローラ25と26を係合させるようになつ
ている。牽引ローラ25と26はローラ支持構造
29内に軸支された軸28上の軸受27により支
持されている。軸28は入力牽引デイスクおよび
出力牽引デイスクとの確実な係合のために必要な
時にはローラを軸に対して直角方向にわずかに移
動させ得るように偏心軸受部分30と40を有し
ている。軸方向への支持は、1974年1月29日に発
行された本出願人の米国特許第3788713号または
米国特許第3486391号に開示された型式の軸方向
スラスト軸受および密封組立体31により牽引ロ
ーラ25と26のために使用することができる。
出力牽引デイスク22はそれと一緒に回転する
ため出力軸16上に支持された軸方向出力スラス
ト部材32の上に取付けられている。静圧スラス
ト軸受および密封構造34は軸方向スラスト部材
32とハウジング部分12との間に配置され、ス
ラスト部材32と出力牽引デイスク22のための
軸方向の支持物を形成する。同様に、入力牽引デ
イスク21は軸方向入力スラスト部材33の上に
設けられ、該スラスト部材33はその入力軸と一
緒に回転するよう入力軸15の上に設けられ、か
つスラスト部材33とハウジング部分11との間
に配置された静圧スラスト軸受39により軸方向
に支持されている。静圧スラスト軸受39と34
は好ましくは本発明者の米国特許第3788713号明
細書に開示された型式のものである。静圧流体は
単に軸受34のために第1図に示すように通路3
6を通つて軸受に供給される。
ピボツト構造29は第2図により詳細に示され
ている。ローラ25と26はピボツト軸受50と
51によりハウジング10内に支持され、これら
のピボツト軸は入力軸および出力軸に対して半径
方向に対称に配置されている。すなわち、2個の
ローラは互に直径方向反対側にあり、ローラ25
と26の接触力により生じた半径方向の軸受荷重
を受け止める張力シート53と54の上にラジア
ル軸受52により支持されている。接触力は牽引
ローラ25と26を互に向き合つた方向に加圧し
て牽引デイスク21,22と後で説明するような
方式で固く摩擦係合させることによつて発生させ
る。両方の反対側の牽引ローラ25と26の接触
力は同じであり、反対方向に向かう半径方向合力
は張力シートにより平衡され、その結果ハウジン
グ10はそのような力および牽引ローラ25,2
6により引き起こされる振動を受けることはな
い。
このような構造では、変速比の変更はピボツト
軸の角度位置を変えることによつてすなわち、入
力および出力牽引デイスクと牽引ローラーとの接
触軌道円径を変えることによつて行なわれること
が知られている。そして接触軌道円径の変更は相
対するピボツト軸51と52とをそれらの軸方向
に互に反対方向にわずかに移動させることによつ
て、デイスクと牽引ローラーとの接触点をデイス
クの母線方向に変化させる運動を発生させること
により達成される。
このようなピボツト軸の軸方向移動はそれぞれ
ピボツト軸50および51と組合わされたピスト
ン−シリンダ構造56,58により行うことがで
きる。ピボツト軸50と51は軸受52により回
転可能に支持されるが、これらのピボツト軸は張
力シート53と54が弾性を有しかつそれらの揺
動を可能にするように支持手段59,60により
支持されている限り、互に反対の軸方向に移動す
ることができる。
ピボツト軸50と51のための軸受52はスリ
ーブ61内に偏心的に設けられ、該スリーブ61
は軸受55により張力シート54内に回転可能に
支持され、またシリンダ66およびスリーブ61
と62の係合アーム64と65内に運動可能に配
置された動力ピストン63により回転させること
ができる。第3図は動力ピストン63の半分を示
し、それぞれの偏心スリーブ61と62はそれぞ
れの端部の近くにある。図示した実施例において
は、動力ピストン63は、偏心スリーブのアーム
64および65と係合しかつ偏心スリーブ61,
62を円滑に回転させるためのローラ67と68
を有し、該偏心スリーブの円滑な回転によりピボ
ツト軸50と51並びにそれと共に牽引ローラ2
5と26を互に向き合つた方向にかつ牽引デイス
ク21および22と固く係合するよう移動する。
ピストン−シリンダ構造56は、ハウジング部
分13と組み合わされかつその中にピボツト軸5
0に連結された動力ピストンを配置したシリンダ
72よりなる。動力ピストン72は該動力ピスト
ン72の運動を制御するよう意図された制御ピス
トン76を受け入れる円筒形キヤビテイ74を有
している。制御用円筒形キヤビテイ78はシリン
ダのハウジング70と制御ピストン76との間に
形成され、該制御ピストン76にはポンプ80に
より加圧された制御キヤビテイ78用の流体が管
82を通つて流入でき、制御流体の圧力は制御装
置84により調整できる。全ポンプ圧力で加圧さ
れた流体は制御ピストン76の中の中心に延びる
管路86および管88を通つて、またピストン7
6内の通路90を通つて動力ピストン72の内側
のピストンキヤビテイ74に流入する。動力ピス
トン72は逃し通路92を有し、該通路92がピ
ストン76の制御された外方向への動作により、
あるいは反対方向へのピストン72の進行動作に
より開かれる時には、該通路92を通つて加圧流
体がピストンキヤビテイ74から放出される。通
路92は動力ピストン72の背後の背圧キヤビテ
イ94および圧力逃し弁96の連通し、該圧力逃
し弁96はキヤビテイ内の背圧を比較的一定の値
に維持し、そこから流体が好ましくは様々な軸受
のための加圧された潤滑材として役立つよう放出
される。
制御用のシリンダキヤビテイ78はピストンキ
ヤビテイ74よりも大きいので、キヤビテイ78
内の流体は制御ピストンをピストンキヤビテイ7
4内の流体の全ポンプ圧に抗して所望の位置に動
作させることができる。動力ピストン72は本質
的に制御ピストン76の動作に追従する。例えば
もし制御ピストン76が通路92を閉じるよう内
側方向に動作する場合、ポンプ圧がピストンキヤ
ビテイ74内に形成され、ピストン72は通路9
2が再び開かれるまで制御ピストン76の動作に
追従する。もし制御ピストン76が後退するなら
ば、ピストンキヤビテイ74内の流体圧力は逃し
弁の圧力まで低下し、動力ピストン72は通路9
2がほぼ閉じられようとするまで制御ピストン7
6に追従する。
動力ピストン72の動作および該動力ピストン
72に加えられる力、したがつてピボツト軸50
に加えられる力は本質的にピストンキヤビテイ7
4と背圧キヤビテイ94との間の圧力差に実際的
に依存し、同じ圧力差は単に反転するだけでシリ
ンダ58内のピストン95に加えられる。なぜな
らば、シリンダ室98はピストンキヤビテイ74
と連通し、ピストン95の反対側のシリンダ室1
00は背圧キヤビテイ94と連通しているからで
ある。したがつて、一方の側のピストン72とピ
ボツト軸50が1つの方向に加圧される場合、ピ
ストン95とピボツト軸51は同じ軸方向力で反
対方向に加圧される。
シリンダ66に加圧流体を流入させると偏心ス
リーブ61と62が回転され、ピボツト軸50と
51および牽引ローラ25と26は互い向き合つ
た方向に向かつて牽引デイスク21および22と
固く摩擦係合するよう動作させられる。入力軸1
5および牽引デイスク21を1つの方向に回転さ
せると、牽引デイスク22および出力軸16は反
対方向に回転させられる。変速比を変えるために
ピボツト軸50と51をピボツト運動させること
はピボツト軸50と51を反対方向にわずかに軸
方向移動させることによつて達成される。このよ
うな軸方向移動は牽引ローラをそれらの中立位置
から離れる方向に移動させ、接触点を牽引デイス
クの1つとのより大きい接触軌道円に移動させ、
また他方の牽引デイスクとのより小さい接触軌道
円に移動させる。所望の変速比への変化が完了し
た後、ピボツト軸はそれらの中立位置に戻り、こ
の位置では牽引ローラは与えられた接触軌道円、
すなわち与えられた変速比で牽引デイスクと係合
した状態を保つ。
前記構造は本発明に関連する概念の唯一の解決
策ではない。ピボツト軸の軸方向移動のために2
個の流体結合されたピストン−シリンダ組立体を
使用するのではなくて、ピストン−シリンダ構造
56と同様な圧力的に独立した制御構造を使用す
ることもでき、この場合、制御圧力信号はピボツ
ト軸50と51の各々においてピストン−シリン
ダ構造に供給される。
また、偏心スリーブの回転並びにピボツト軸の
軸方向移動のために、例えば第4図に示すような
機械的リンク装置を使用してもよい。
ここでは、偏心スリーブ61と62は機械的リ
ンク装置により、その中にピストン104を配置
した可動シリンダ102よりなるピストンおよび
可動シリンダ構造100に連結されている。シリ
ンダ102は第1のピボツトレバー106の遊端
にリンク結合され、ピストン104は第2のピボ
ツトレバー108の遊端にリンク結合され、両者
はハウジングの上にピボツト運動可能に取り付け
られている。第1のレバー106は第1の作動ア
ーム110により偏心スリーブ61に結合され、
第2のレバー106は第2の作動アーム112に
より偏心スリーブ62に結合されているので、ピ
ストン104とシリンダ102を相対運動させる
と、偏心スリーブは反対方向に回動し(第5図お
よび第4図に示すように配置されている場合)、
ピボツト軸および牽引ローラ25と26を互に向
き合つた方向に加圧しかつ、それと同時に、ピボ
ツト軸に対して一方については一方向に、また他
方のピボツト軸については反対方向に軸方向への
力を加える。
ピボツト軸を互に反対方向に移動させるための
手段はピボツト軸の一端部にのみ示されている
が、これらはピボツト軸の両端に設けても良い。
しかしながら、図示した構造で十分な動作を得る
ことができ、またピボツト軸のための張力シート
の支持を行う場合、通常の軸受が使用できる。な
ぜならば、互いに接近又は離間する方向に向けて
の軸端部のわずかな移動により引き起こされる傾
斜はピボツト軸を支持する張力シートの撓みによ
り容易に吸収できるからである。
ピストンおよび可動シリンダ構造100の代わ
りに、完全に機械的な駆動装置を使用してもよ
く、この場合レバー106と108は機械的な駆
動装置と組み合わされ、このような構造は特に軽
負荷の変速機のために適当なものと考えられる。
リンク装置すなわち特にアーム110と112
の構造により、牽引ローラに加えられる接線方向
への力の変化(変速機を介して伝達されるトルク
の変化に対応する)は、直ちに偏心スリーブに伝
達され、牽引ローラの接触圧力を調整する。
同様に、制御力の変化は制御力をも変化させる
だけではなくて接触方向への力をも変化させる。
ローラ組立体は偏心スリーブの回転が固定された
状態で回転するので、偏心による有効なモーメン
ト腕の長さが変化し、接触力は減速位置および増
速位置の両方で増大する。これらの所望の効果の
間のバランスはピボツト軸の中心に対する偏心ス
リーブの中心の位置によつて変えることができ
る。高い増速駆動比においては、回転速度は最大
であり、利用できるトラクシヨン係数は最小であ
る。したがつて本発明の場合には軸方向カムの場
合よりもトラクシヨン係数へのより良好な適合を
はかることが可能であり、すなわち減速駆動時の
力は減少され、装置の寿命が延び、したがつて装
置をよりコンパクトにできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は装置の要素の全体的配置を示す動作伝
達装置の断面図、第2図は第1図の−線断面
図で、ハウジングを有していないローラ支持構造
のためのサスペンシヨン構造を示す図、第3図は
牽引ローラを支持するピボツト軸を互に向き合つ
た方向に加圧するための作動機構を第2図の−
線に沿つてとつた平面図、第4図は第2図と類
似する図であるが、ピボツト軸の操作のためのリ
ンク構造を示す図、第5図は第4図の−線に
沿つてとつたリンク構造の側面図である。 10……ハウジング、15……入力軸、16…
…出力軸、21,22……牽引デイスク、25,
26……牽引ローラ、50,51……ピボツト
軸、56,58……ピストンシリンダ構造、6
1,62……偏心スリーブ、63……動力ピスト
ン、64,65……アーム、66……シリンダ、
70……シリンダ、72……動力ピストン、76
……制御ピストン、95……ピストン、96……
逃し弁、102……可動シリンダ、104……ピ
ストン、106,108……ピボツトレバー、1
10,112……作動アーム。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同軸の入力軸および出力軸と、前記軸のそれ
    ぞれと一緒に回転するよう該軸により支持されか
    つ互に面するよう対向して配置された一体の円環
    体要素と、前記円環体要素の一方から他方に運動
    を伝達するように前記円環体要素に対し半径方向
    に対称にかつ前記円環体要素と係合するよう前記
    円環体要素間に配置された少なくとも2個の運動
    伝達用牽引ローラと、前記牽引ローラの各々のた
    めのピボツト支持構造とからなり、それぞれの牽
    引ローラの背面側にはピボツト軸受が設けられ、
    前記ピボツト支持構造は前記牽引ローラと共に前
    記入力軸および出力軸の軸線を含む平面に対して
    直角な軸線の回りでピボツト運動できる無段可変
    牽引ローラ変速機であつて、各ピボツト支持構造
    の前記ピボツト軸受の少なくとも1つは前記入力
    軸および出力軸の軸線に対して接近または離間す
    るよう相対運動を許容するような態様で独立的に
    運動可能に支持され、また前記牽引ローラを前記
    円環体要素と固く摩擦係合させるため前記ピボツ
    ト軸受を前記入力軸および出力軸の軸線に向けて
    加圧する手段が設けられている無段可変牽引ロー
    ラ変速機。 2 前記ピボツト軸受の各々は偏心開口を持つス
    リーブ内に支持され、またピボツト軸を互に向き
    合つた方向に加圧するため前記スリーブを回転さ
    せる手段が設けられていることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の無段可変牽引ローラ変速
    機。 3 前記スリーブを回転させるための前記手段は
    前記ピボツト軸間に配置された流体作動式のピス
    トンであり、前記偏心スリーブは該スリーブを回
    転させるため前記ピストンにより係合されるアー
    ムを有していることを特徴とする特許請求の範囲
    第2項記載の無段可変牽引ローラ変速機。 4 ピストン−シリンダ構造が前記ピボツト軸の
    軸方向端部に配置されかつその軸方向端部に連結
    され、変速比を変化させるために相対するピボツ
    ト軸を互いに反対方向に軸方向に移動させ、かつ
    前記牽引ローラにより前記ピボツト軸に加えられ
    る軸方向への力を補償するため前記ピボツト軸に
    軸方向への力を加えることを特徴とする特許請求
    の範囲第3項記載の無段可変牽引ローラ変速機。 5 少なくとも前記ピボツト軸の一方に結合され
    たピストンは従動ピストンでありかつそれ自体で
    制御ピストンの遊端を受け入れるシリンダを形成
    し、前記制御ピストンの後端は拡大した直径を有
    し、かつ制御流体に対して露出され、前記制御流
    体を前記制御ピストンの後端に隣接する領域に流
    入させるための手段が設けられ、該手段は前記制
    御流体の圧力を制御するための制御装置を含み、
    前記制御装置は前記制御流体を加圧流体供給源か
    ら受け入れ、さらに前記加圧流体を前記加圧流体
    供給源から前記制御ピストンと前記従動ピストン
    との間の空間に供給するための手段が設けられ、
    前記従動ピストンは前記制御ピストンにより開閉
    されるよう配置された放出開口を有し、それによ
    り前記従動ピストンを前記制御ピストンの動作に
    従動させることを特徴とする特許請求の範囲第4
    項記載の無段可変牽引ローラ変速機。 6 前記放出開口は所定の放出圧力を維持する逃
    し弁と連通していることを特徴とする特許請求の
    範囲第5項記載の無段可変牽引ローラ変速機。 7 前記制御ピストンは複動ピストンとして構成
    され、前記複動ピストンの一方の側は前記加圧流
    体供給源の加圧流体に対して露出され、他方の側
    は前記制御開口からの放出流体圧力に対して露出
    され、前記複動ピストン側のピボツト軸に対して
    従動ピストン側のピボツト軸に対する力と本質的
    に同じであるが反対方向への力を加えることを特
    徴とする特許請求の範囲第6項記載の無段可変牽
    引ローラ変速機。 8 前記スリーブを回転するための前記手段は、
    一端において前記スリーブにリンク結合されかつ
    前記ピボツト軸の軸線を含む平面に対して角度を
    なして延長するアームよりなるリンク装置であ
    り、また前記アームを軸方向に動作させて前記偏
    心スリーブの回転を行わせかつそれと同時に前記
    ピボツト軸に対して軸方向への力を加えるように
    前記アームの他端に結合された手段が設けられて
    いることを特徴とする特許請求の範囲第2項記載
    の無段可変牽引ローラ変速機。 9 前記アームを動作させるための前記手段は一
    端部においてピボツト運動可能にされたレバーで
    あり、それらの他端は駆動装置に結合され、前記
    アームは前記レバーの中間部分に結合された他端
    部を有していることを特徴とする特許請求の範囲
    第8項記載の無段可変牽引ローラ変速機。 10 前記駆動装置はその中にピストンを配置し
    た可動シリンダよりなり、前記ピストンは前記レ
    バーの一方の他端にリンク結合されかつ前記シリ
    ンダは前記レバーの他方の他端にリンク結合さ
    れ、また前記ピストンと前記シリンダを互に反対
    方向に動差させるため前記可動シリンダに加圧流
    体を供給する手段が設けられていることを特徴と
    する特許請求の範囲第9項記載の無段可変牽引ロ
    ーラ変速機。
JP9410881A 1981-06-19 1981-06-19 Non-stage variable traction roller transmission Granted JPS57208346A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9410881A JPS57208346A (en) 1981-06-19 1981-06-19 Non-stage variable traction roller transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9410881A JPS57208346A (en) 1981-06-19 1981-06-19 Non-stage variable traction roller transmission

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57208346A JPS57208346A (en) 1982-12-21
JPH0126424B2 true JPH0126424B2 (ja) 1989-05-23

Family

ID=14101236

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9410881A Granted JPS57208346A (en) 1981-06-19 1981-06-19 Non-stage variable traction roller transmission

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57208346A (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61124753A (ja) * 1984-11-17 1986-06-12 Daihatsu Motor Co Ltd トロイダル形無段変速機の変速制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57208346A (en) 1982-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3810398A (en) Toric transmission with hydraulic controls and roller damping means
US4275610A (en) Infinitely variable traction roller transmission
US4964312A (en) Infinitely variable traction roller transmission
US5020384A (en) Infinitely variable traction roller transmission
JP5046925B2 (ja) 変動器
EP0914573A1 (en) A toroidal drive type transmission and components thereof
US4186616A (en) Variable speed transmission systems
JP3687261B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP2973747B2 (ja) 摩擦車式無段変速機
JPH0672652B2 (ja) トロイダル型無段変速機
US4434676A (en) Traction roller transmission with mechanical transmission ratio control
JPH06257661A (ja) 摩擦車式無段変速機の変速制御装置
JPH0126424B2 (ja)
JP2001165262A (ja) トロイダル型無段変速機
EP0425914B1 (en) Infinitely variable traction roller transmission
JPS622062A (ja) 摩擦式無段変速機
US4554841A (en) Speed control device of a toric type infinitely variable transmission
EP1245871B1 (en) Ratio control for toroidal-type traction drive incorporating lost motion cam actuator
US6193627B1 (en) Toroidal drive
JP2679106B2 (ja) トロイダル式無段変速機
JPH0132379B2 (ja)
JP4284859B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JP3128944B2 (ja) トロイダル型無段変速機用変速比制御装置
JP3651156B2 (ja) トロイダル型無段変速機
JPH0560198A (ja) 牽引ローラー無段変速機