JPH01263578A - 水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ - Google Patents

水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ

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JPH01263578A
JPH01263578A JP9041488A JP9041488A JPH01263578A JP H01263578 A JPH01263578 A JP H01263578A JP 9041488 A JP9041488 A JP 9041488A JP 9041488 A JP9041488 A JP 9041488A JP H01263578 A JPH01263578 A JP H01263578A
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JP
Japan
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acoustic sensor
acoustic
angle
voided
signal
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Pending
Application number
JP9041488A
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English (en)
Inventor
Tetsuji Miyata
哲治 宮田
Masao Igarashi
正夫 五十嵐
Keiichi Kobayashi
圭一 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は水中音響信号の入射角測定用音響センサアレ
イ、特に水の音響インピーダンスとほぼ等しい特性を有
する高分子圧電材ボイデットポリ弗化ビニリデンを素材
とする単層もしくは積層された構造の音響センサ素子を
、入射する水中音響信号の波長のl/2に所定視野角の
1/2の余割を乗じた値を越えない間隔に配列したアレ
イ構成とした水中音響信号の入射角測定用音響センサア
レイに関するものである。
[従来の技術] 1対の音響センサ素子からなる音響センサアレイを検出
器として、該音響センサアレイ素子の出力信号間の位相
差を測定することにより、該音響センサアレイ上の基準
軸に対する水中音響信号の入射角を測定する水中音響信
号入射角測定装置は、ソナーあるいは水中音響測位装置
において広く用いられている。一般に知られているよう
に入射音響信号が、狭帯域信号である場合、前記信号入
射角の測定においてグレイティングローブによる曖昧さ
を避けるためには、可視領域01〜180 ”の範囲の
場合、前記アレイ素子の配列間隔を該狭帯域信号の波長
の1/2以下にしなければならないという制約かあ、る
従来水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ素子
の材料としては一般に圧電セラミックスが用いられてい
る。この圧電セラミックスは水中での反射率が約0.9
で、はぼ剛体に近い特性を示す。このためアレイ素子の
間隔を使用波長の1/2以下にすると、各素子は他素子
からの反射信号の影響を受け、各素子への入射信号に位
相のずれを生じるという欠点があった。この反射の影響
を避けるには、例えば円筒形の素子の場合、円管の半径
をa5入射信号の波数をkとすると、半径aを波数kに
対して、k a < 0.2の関係となるようにすれば
よい。しかし周波数50KHz以上の高周波の入射信号
に対しては、半径aを1 m+s以下にする必要があり
、現在前記形状の圧電セラミックスでは、受信感度が十
分高く、且つ電気的インピーダンスを十分小さくするこ
とは困難である。
[発明が解決しようとする課題] 上記のような従来の水中音響信号の入射角測定用音響セ
ンサアレイでは、音響センサ素子の素材として圧電セラ
ミックスを用いているため、高周波の入射信号に対して
は他の音響センサ素子からの反射信号に起因する入射信
号の位相のずれにより、信号入射角の測定に誤差を生じ
ていた。
この発明は、前記水中音響センサアレイの他の音響セン
サ素子からの反射に起因する入射信号の位相ずれを除去
し、信号入射角の測定誤差の小さな水中音響信号の入射
角測定用音響センサアレイを得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明に係る水中音響信号の入射角測定用音響センサ
アレイは、総ての発明において、水の音響インピーダン
スとほぼ等しい特性を有する高分予圧電材ボイデット王
り弗化ビニリデンを素材とする音響センサ素子を備えた
ものである。
またこの発明の総ての音響センサアレイは、各音響セン
サ素子を入射する水中音響信号の波長の1/2に所定視
野角のl/2の余割を乗じた値を越えない間隔に配列し
たアレイ構成とした音響センサアレイを備えたものであ
る。
この発明に係る第1の構造の水中音響信号の入射角測定
用音響センサ素子は、ボイデットポリ弗化ビニリデンの
分極方向の両側に電極を形成し、該電極間の電圧を出力
信号とする構造の音響センサ素子を備えたものである。
この発明に係る第2の構造の水中音響信号の入射角測定
用音響センサ素子は、複数のボイデットポリ弗化ビニリ
デンを同一分極方向に直列に積層し、該積層されたボイ
デットポリ弗化ビニリデンの両側に電極を形成し、該電
極間の電圧を出力信号とする構造の音響センサ素子を備
えたものである。
この発明に係る第3の構造の水中音響信号の入射角測定
用音響センサ素子は、1対のボイデットポリ弗化ビニリ
デンの分極した同一極性の面を対向させ、該対向面間に
電極を挿入して積層し、この積層されたボイデットポリ
弗化ビニリデンの非対向面に形成された電極相互間を導
電手段により接続し、前記対向面間の電極と非対向面の
電極との間の電圧を出力信号とする構造の音響センサ素
子を備えたものである。
この発明に係る第4の構造の水中音響信号の入射角測定
用音響センサ素子は、前記第2の構造の音響センサ素子
である積層されたボイデットポリ弗化ビニリデン材を1
対とし、前記第3の構造により構成された音響サンサ素
子を備えたものである。
[作用] この発明において音響センサ素子の素材とした高分子圧
電材ボイデットポリ弗化ビニリデンは、水の音響インピ
ーダンスとほぼ等しい特性を有するので、入射する水中
音響信号の音響センサ素子からの反射を減少するように
作用する。その結果入射角測定時に生ずる入射信号の位
相ずれが軽減され、入射角測定精度が向上する。
この発明においては音響センサ素子を、入射する水中音
響信号の波長の1/2に所定視野角の1/20余割を乗
じた値を越えない間隔に配列したアレイ構成としたので
、所定視野角においてグレイティングローブを十分に抑
制するように作用する。
この発明の第2の構造の音響センサ素子は、その分極方
向に直列に積層された厚さに比例して受渡感度が向上す
るように作用する。
この発明の第3の構造の音響センサ素子は、対向面間の
電極を正側とし、非対向面の電極を負側とすることによ
り、静電シールドの効果があり、対ノイズ性に優れた受
波信号が得られる。さらに音響センサ素子の静電容量を
増加させ、内部抵抗を減少させるように作用する。
この発明の第4の構造の音響センサ素子は、第2及び第
3の構造の特徴を有し、相互の欠点を補うように作用す
る。即ち受波感度を向上させ、且つ静電容量の減少と内
部抵抗の増加を防止するように作用する。
[実施例] 第1図は本発明の第1の実施例を示す音響センサアレイ
の構造図であり、図において11.11 、113は厚
さ0.8mm、幅5關、高さ18n+mの長方形の高分
子圧電材ボイデッドボリ弗化ビニリデン(volded
 polyvlnylldence f’1uorld
e 、以下ボイデッドPVDFという)の両面に電極を
形成した音響センサ素子、12.122.123は音響
センサ素子11.112.113のそれぞれの電極に接
続される■ ケーブルであり、該ケーブルを介して図示しない信号処
理部に出力信号が送出される。13は音響センサ素子1
11.112、l13及び該素子の電極近傍部のケーブ
ル12.122.123の一部を内部に封■ 人するウレタンゴムであり、各音響センサ素子及びケー
ブルを防水モールドしている。
第1図の構造及び動作について説明する。音響センサ°
素子11、l12、l13は、該音響センサ素子11 
 と112及びl11とl13の間隔(正確には中6軸
間の距離)をそれぞれ狭帯域の入射音響信号の波長の1
/2に等しく、また音響センサ素子11、と11  と
を結ぶ基準軸と、同素子11  と113とを結ぶ基準
軸とが直交するように配列されている。
また音響センサ素子11  、11..113及び該素
子の電極近傍部のケーブルの一部は、水の音響インピー
ダンスとほぼ等しい特性を有するウレタンゴム23によ
り防水モールドされている。また音響素子11 〜11
3に用いられる高分子電圧材ボイデットPVDFは文献
「ア・ロウシー・ハイドロホン」(“A p c  h
ydrophone ”  Mof’f’ett an
d Powers。
J、 Acoust、 Soc、 AL80(2) 、
 August 1986 )に記載されているように
、密度:ρ−1,5XIO” kg1m3、音速c ’
= 1oooa+/seeであり、音響インピーダンス
ρC−1,5×10kg/112・SeCと水の音響イ
ンピーダンスとほぼ等しい特性を示している。
第3図は音響センサ素子の100KH2における水平指
向特性図であり、同図(a)、(b)、(C)、は第1
図で示される構造図による音響センサアレーを試作し、
水中にて周波数100KHzで測定した、音響センサ素
子11 .11  、113のそれぞれの水平指向特性
図である。また同図(d)は各音響センサ素子11 〜
l13の水平面における配置図を示す。第3図の(a)
 、(b) 、(e)に示されるそれぞれの指向特性は
ほぼ類似であり、水平面では全方位にほぼ均一な無指向
特性を示している。従って各音響センサ素子が入射信号
を受波した場合の位相のずれが大幅に低減されている。
また第3図(d)は音響センサ素子11  と112及
びlitと113の中心軸間の距離がそれぞれ入射音響
信号の波長の1/2に配列され、また音響センサ素子1
1  とl12を結ぶ基準軸と同素子11  と113
を結ぶ基準軸が直交していることを示している。
第2図は本発明の第2の実施例を示す音響センサアレイ
の構造図であり、図において21,212、■ 213、は厚さ0.8mm、外径6IIIIIφ、長さ
18m+sの円筒形の高分子圧電材ボイデットPVDF
の内側及び外側に電極を形成した音響センサ素子である
。12□、12゜、123及び13は第1図で説明した
機材と全く同一のものである。
第2図の構造及び動作について説明する。音響センサ素
子21  と21゜及び211と213の間隔(正■ 確には円筒形の中心軸間の距離)はそれぞれ入射音響信
号の波長の1/2に配列され、また音響センサ素子21
  と212とを結ぶ基準軸と、同素子21tと213
とを結ぶ基準軸とが直交するように配列されている。こ
の第2図の構造における各音響センサ素子の水平指向特
性は第1図と同様にほぼ無指向特性となる。
第1図及び第2図においてはそれぞれ3個の音響センサ
素子を平面的に直交する(X軸とY軸の)方向に配列し
である。例えば第1図の音響センサ11  と113を
X軸方向とすると、l11と112はY■ 軸方向に配列される。また第2図の音響センサ21  
と213をX軸方向とすると21tと212はY軸方向
に配列されている。そして各音響センサ素子の最長の寸
法方向はZ軸方向に一致するように三次元的に配置され
ている。いまX軸とY軸とを含む平面を水平面として、
この水平面における音響信号の到来方位を次のように考
える。まずX軸もしくはY軸方向の一対の音響センサ配
列方向へ基準軸を設定する。前記一対の音響センサの間
隔の中心位置より前記基準軸に直交する直交軸を前記水
平面内に設定する。前記水平面上の基準軸と入射する音
響信号とのなす角度φを音響信号の音響センサアレイに
対する水平面入射角という。また前記直交軸に対して左
右それぞれの方向へ一定角度θ(例えばθ−45’ )
の範囲内の音響信号を可視範囲とする場合、この両角度
の和2θを視野角という。また音響センサ素子が無指向
性の場合この視野角は前記基準軸に対して前後の2方向
に設定が可能となる。
第4図は本発明の音響センサアレイと視野角及び入射角
を示す図である。図において211.212.213は
音響センサ素子であり、各素子の間隔がdに配列されて
いる。また音響センサ素子2t、及び21゜に対する前
方及び後方の視野角2θをそれぞれ90″とし、入射角
をφとして図示している。この例の場合音響セサン素子
21  及び212の配列力向と直交した配列の音響セ
ンサ素子21.及び213による前方及び後方の視野角
もそれぞれ90″となる。即ち音響センサ素子21  
及び21□を1対としま たアレイか、もしくは音響センサ素子21□及び213
を1対としたアレイのいずれかを選択して使用すること
により全方位から入射される音響信号の入射角を測定す
ることができる。前記2対のアレイのうちいずれを使用
するかは音響信号の入射方位に対応して選択される。
次に本発明の音響センサ素子の配列間隔について説明す
る。音響信号の入射角測定においては設定した視野角に
おいてグレイティングローブの発生を避けるように配列
しなければならない。そこで本発明においては入力音響
信号の波長をλ、設定された視野角を2θとすると、音
響センサ素子の間隔(中心軸間の距M)dは(1)式の
ように設定した。
λ d≦cosecθ・−(但しθ> 0 ) ・(1)(
1)式において余割(cosecθ)が視野角を考慮し
た係数となっている。例えばθ−45@とするとcos
ec 45” = 1”Zとなる。
(1)式は音響セサン素子の間隔dは、所定視野角2θ
において、入射する音響信号の波長の1/2に所定視野
角のl/2の余割(cosecθ)を乗じた値を越えな
い間隔に配列されることを示している。
第5図は本発明の第3の実施例を示す音響センサアレイ
の配置図であり、図において21□〜215は音響セン
サ素子である。第5図においてはX軸方向には音響セン
サ素子21t 、212.214によるアレイ構成とし
、Y軸方向には音響センサ素子21  、213.21
5によるアレイ構成としている。
■ また音響センサ素子21□と212及び211と21g
の間隔をd121□と214及び213と215の間隔
をd2とし、dlくd2に設定する。このようなアレイ
構造の特徴は、例えば音源が変って音響信号の波長が変
化したり、もしくは音響信号が広帯域信号の場合に、入
射信号に適した素子間隔のアレイを選択することができ
るからである。即□ちX軸方向では音響センサ素子21
  と21□とを1対とするか、212と214とを1
対とするか、211と214とを1対とするかの選択が
可能となる。また前記選択された1対の音響センサ素子
からの出力信号のみを利用するほかζ2対の音響センサ
素子からの出力信号を利用してそれぞれ別個に計測され
た入射角の平均値を算出する等種々の信号処理を適用す
ることができる。従って音響センサアレイの素子数は各
軸方向につき2個以上の任意の数に設定することができ
る。
また第5図はX軸とY軸の2次元アレイの構造を示した
が、さらにZ軸方向のアレイを追加して3次元アレイの
構造とすることも可能である。
第6図は本発明の第4の実施例を示す音響センサアレイ
素子の構造図であり、同図(a)は平面板構造、同図(
b)は円筒形構造の場合を示している。
図において30は高分子圧電材ボイデットPVDP、 
31は電極、32.32゜は出力端子である。
■ 第6図は1対の分極した高分子圧電材ボイデットPvD
Fを同一分極方向に直列に(一方の正極側と他方の負極
側が対向するように)積層し、その積層したボイデット
PVDFの両側に電極を形成し、両電極間の電圧を出力
信号とする構造である。この同一分極方向に直列に積層
すると、受波感度が増大するという利点が得られる。こ
れは一般に受波感度が圧電材の厚さに比例するため、積
層して厚さが増加することに起因する。また積層数は2
層に限定されるものではなく、さらに増加してもよい。
しかし直列積層の場合は、音響センサの静電容量は厚さ
に反比例するため、静電容量が小さくなる。また内部抵
抗が大となり、音響センサ素子に接続される前置増幅器
との整合がやや困難となる等の不利な点も存在する。し
かし積層数を増加することにより、受波感度が増大する
という利点は大きく、また他の構造との組み合せにより
前記不利な点を除去することもできる。
第7図は本発明の第5の実施例を示す音響センサアレイ
素子の構造図であり、同図(a)は平面板構造、同図(
b)は円筒形構造の場合を示している。
図にお°いて、30〜322は第6図の機材と全く同一
のものである。
第7図は1対の分極した高分子圧電材ボイデントPvD
Fの正極側の面を対向させ、その対向面間に電極を挿入
して積層し、この積層されたボイデットPvDFの両側
に電極を形成し、この両側の電極を導電手段で接続し、
内側の電極と外側の電極の間の電圧を出力信号とする構
造である。この第7図の構造の場合の特徴は、音響セン
サ素子の静電容量が第6図の場合の2倍となり、また分
極した負極側の面を外側としているため静電シールドの
効果があり、対ノイズ性に優れた受波信号が得られるこ
とである。しかじ受波感度は積層しない場合と同一感度
である。従って第7図の構造の音響センサは第6図の構
造の不利な点を補う特性を有している。
第8図は本発明の第6の実施例を示す音響センサアレイ
素子の構造図であり、同図(a)は平面板構造、同図(
b)は円管形構造の場合を示している。
図において30〜322は第6図の機材と全く同一のも
のである。
第8図は第6図と第7図とを組合せた構造である。即ち
2個の分極した高分子圧電材ボイデットPVDPを同一
分極方向に直列に積層した積層圧電材を1対とし、該1
対の積層圧電材の分極した正極側の而を対向させ、その
対向面間に電極を挿入して積層し、この積層圧電材の両
側に電極を形成し、この両側の電極を導電手段で接続し
、内側の電極と外側の電極の間の電圧を出力信号とする
構造である。この第8図の場合の特徴は第6図及び第7
図の両方の特徴ををし、且つそれぞれの欠点を相互に補
う特性を有することである。即ち積層しない単層の音響
センサ素子に比較し、分極方向に直列に積層したことに
よる受波感度の増大と、同一極性の面を対向させ並列的
に積層したことによる静電容量の増加及び内部抵抗の減
少とが、いずれも音響センサ素子の特性を向上させる効
果があり、第8図の構造により優れた特性の音響センサ
素子を実現することができる。
[発明の効果コ 以上のようにこの発明によれば、音響センサ素子の素材
に高分子圧電材ボイデットPVDFを使用したので、水
中での各音響センサ素子による音響信号の反射が低減し
、複数の音響センサ素子をアレイ状に配列しても他の素
子への影響が少ない。従って水中音響信号の測定可能周
波数の上限を従来の30K)!zから1oOKHz程度
以上とすることが可能となった。
またこの発明においては音響センサ素子を、入射する水
中音響信号の波長の1/2に所定視野角の1/2の余割
を乗じた値を越えない間隔で配列したアレイ構成とした
ので、所定視野角におけるグレイティングローブを抑制
し、入射角計測の精度を向上させる効果がある。
またこの発明の第2の構造の音響センサ素子は、その分
極方向に直列に積層された厚さに比例して受波感度が向
上する効果がある。
またこの発明の第3の構造の音響センサ素子は、分極し
た同一極性の面を対向させ並列的に積層したことにより
、静電容量の増加及び内部抵抗の減少の効果がある。
またさらにこの発明の第4の構造の音響センサ素子は、
第2及び第3の構造を組合せた構造としたことにより、
第2及び第3の構造の両方の特徴を併せて有する効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す音響センサアレイ
の構造図、第2図は本発明の第2の実施例を示す音響セ
ンサアレイの構造図、第3図は音響センサ素子の100
KHzにおける水平指向特性図、第4図は本発明の音響
センサアレイと視野角及び入射角を示す図、第5図は本
発明の第3の実施例を示す音響センサアレイの配置図、
第6図は本発明の第4の実施例を示す音響センサアレイ
素子の構造図、第7図は本発明の第5の実施例を示す音
響センサアレイ素子の構造図、第8図は本発明の第6の
実施例を示す音響センサアレイ素子の構造図である。 図において11−113.211〜215は音響センす
素子、12 〜123はケーブル、13はウレタンゴム
、30はボイデットPVDP、 31は電極、321,
322は出力端子である。 ・、ミ、/ 廂μ  ご 21+〜215’?’f i!ン7t−Eト第5図 手続補正書(自発) 1.事件の表示 特願昭63−090414号 2、発明の名称 水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ3、補正
をする者 事件との関係 特許出願人 住 所    東京都港区虎ノ門1丁目7番12号名 
称    (029)沖電気工業株式会社代表者 小杉
信光 4、代理人 住 所    東京都港区芝浦4丁目10番3号5、補
正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄。 6、補正の内容 (1)明細書第5頁第13行〜第14行の「間隔を使用
波長のl/2以下にすると、」を「間隔を狭くすると、
」と補正する。 (2)明細書第11頁第6行〜第7行の「ウレタンゴム
23」を「ウレタンゴム13Jと補正する。 (3)明細書第11頁第18行の「音響センサアレー」
を「音響センサアレイ」と補正する。 以  上

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定位置に配列された複数の音響センサ素子の出
    力信号間の位相差から水中音響信号の入射角を測定する
    ための音響センサアレイにおいて、前記音響センサ素子
    は高分子圧電材ボイデットポリ弗化ビニリデン(voi
    ded polyvinylidenefluorid
    e)の分極方向の両側に電極を形成し、該電極間の電圧
    を出力信号とする構造とし、 前記構造の音響センサ素子を、入射する水中音響信号の
    波長の1/2に所定視野角の1/2の余割を乗じた値を
    越えない間隔に配列したアレイ構成としたことを特徴と
    する水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ。
  2. (2)所定位置に配列された複数の音響センサ素子の出
    力信号間の位相差から水中音響信号の入射角を測定する
    ための音響センサアレイにおいて、前記音響センサ素子
    は複数の高分子圧電材ボイデットポリ弗化ビニリデン(
    voided polyvinyli−dene fl
    uoride)を同一分極方向に直列に積層し、該積層
    されたボイデットポリ弗化ビニリデンの両側に電極を形
    成し、該電極間の電圧を出力信号とする構造とし、 前記構造の音響センサ素子を、入射する水中音響信号の
    波長の1/2に所定視野角の1/2の余割を乗じた値を
    越えない間隔に配列したアレイ構成としたことを特徴と
    する水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ。
  3. (3)所定位置に配列された複数の音響センサ素子の出
    力信号間の位相差から水中音響信号の入射角を測定する
    ための音響センサアレイにおいて、前記音響センサ素子
    は1対の高分子圧電材ボイデットポリ弗化ビニリデン(
    voided polyvinyli−dene fl
    uoride)の分極した同一極性の面を対向させ、該
    対向面間に電極を挿入して積層し、該積層されたボイデ
    ットポリ弗化ビニリデンの非対向面に形成された電極相
    互間を導電手段により接続し、前記対向面間の電極と非
    対向面の電極との間の電圧を出力信号とする構造とし、 前記構造の音響センサ素子を、入射する水中音響信号の
    波長の1/2に所定視野角の1/2の余割を乗じた値を
    越えない間隔に配列したアレイ構成としたことを特徴と
    する水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ。
  4. (4)所定位置に配列された複数の音響センサ素子の出
    力信号間の位相差から水中音響信号の入射角を測定する
    ための音響センサアレイにおいて、前記音響センサ素子
    は複数の高分子圧電材ボイデットポリ弗化ビニリデン(
    voided polyvinyli−dene fl
    uoride)を同一分極方向に直列に積層した積層圧
    電材を1対とし、該1対の積層圧電材の分極した同一極
    性の面を対向させ、該対向面間に電極を挿入して積層し
    、該積層圧電材の非対向面に形成された電極相互間を導
    電手段により接続し、前記対向面間の電極と非対向面の
    電極との間の電圧を出力信号とする構造とし、 前記構造の音響センサ素子を、入射する水中音響信号の
    波長の1/2に所定視野角の1/2の余割を乗じた値を
    越えない間隔に配列したアレイ構成としたことを特徴と
    する水中音響信号の入射角測定用音響センサアレイ。
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