JPH01262981A - 有機酸性物質を含む廃水の処理方法 - Google Patents

有機酸性物質を含む廃水の処理方法

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JPH01262981A
JPH01262981A JP8823288A JP8823288A JPH01262981A JP H01262981 A JPH01262981 A JP H01262981A JP 8823288 A JP8823288 A JP 8823288A JP 8823288 A JP8823288 A JP 8823288A JP H01262981 A JPH01262981 A JP H01262981A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は有機酸のほかにエステルあるいはアルデヒド類
全含む廃水のアルカリ処理、濃縮及び焼却による処理方
法に関゛し、さらに具体的には炭1ヒ水累等の気相酸f
ヒによる有機酸類の製造と酸のエステルでヒエ程あるい
は炭rヒ水素翻の部分酸(しによるガス比等のプロセス
から生じる酸性廃水の濃縮焼却処理方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、蟻酸、蓚酸、酢酸、アクリル酸、プロピオン酸、
酪酸、メタクリル酸、コノ1り酸、マレイン酸等の04
以下の有機酸全取扱うfヒ学工業においては、精製ある
いは回収工程において数%程度の有機酸を含む廃水がや
むを得ず排出されることがある。これらは生物処理が困
難な場合、アルカリで中和して含有する有機酸の揮発性
を抑えてから補助燃料節約のため濃縮した後焼却し、焼
却灰分である炭酸アルカリ、重炭酸アルカリ(以下これ
らをアルカリ炭酸塩と称す)を中和用に循環使用するプ
ロセスが知られている(たとえば特公昭60−7558
号公報あるいは特公昭57−58564号公報参照)。
しかしながら炭fヒ水素あるいは低級アルデヒド類の気
相酸化による有機酸の製造工程から排出さねる廃水は、
有機酸のほかにホルムアルデヒドやメタクロレインのよ
りなα−炭素に水素の結合しないアルデヒド類あるいは
アセトアルデヒドやアクロレインのようなアルデヒドの
ほか生成物の抽出工程で用いられたエステル類、あるい
は有機酸のエステル化工程から排出されるエステルを含
む廃水等に由来するエステル類等を同時に含む場合が多
い。
捷た炭fヒ水素の部分酸化等熱分解プロセスで生成する
廃水はフェノールのような炭酸よりも弱い酸性物質を含
むことがある。以上のようなアルデヒド類やエステル類
あるいはフェノール順ヲ有機酸と同時に含む廃水に対し
て炭酸アルカIJ を用いる上記の方法では有機カルボ
ン酸がアルカリ塩として固定される。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし中和後の廃水は、濃縮時にエステルが除徐に加水
分解し、分解物であるアルコールCODとして留出する
。あるいは廃水中にオリコ゛マーとなって存在するポリ
ホルムアルデヒドが解重合してホルムアルデヒドモノマ
ーとして、あるいは炭酸アルカリでは中和されないフェ
ノール顛が徐々に水と共に留出するため、凝縮水のCO
Dが高くなる傾向が強く、こハは生物fヒ学的処狸が困
難であるため濃縮が難しかった。
すなわち、従来濃縮により二次公害を発生するような廃
水は、そのまま濃縮しないで補助燃料を用いて焼却され
ることが多かった。しかしながらエネルギーコストの上
昇により、燃料節約のため、前記のような中和法を用い
た濃縮が利用されるようになってきた。濃縮の目的は水
分を出来るだけ減らして単なる水金焼却温度まで加熱す
る不都合をできるだけ避けるためである。しかるに上記
のような廃水は揮発性有機酸を炭酸塩?用いて固定して
も、濃縮に際して分解しつつだらだらと継続的に有機揮
発性成分,たとえばホルムアルデヒド、低級アルコール
等、あるいはさらにエステル等を、また廃水によっては
フェノール等を蒸発水分と共に放出するため凝縮水中の
COD値が極めて高くなるので、生物fヒ学的処理もで
きず、廃水の高度濃縮による燃料費の節減が困難であっ
た。
本発明は上記のような水と効率よく分離することの困難
な有機酸性物質のほかにエステル、ホルムアルデヒドそ
の他の低級アルデヒド類、あるいはフェノール等のアル
カリ炭酸塩では容易に不揮発性とすることの出来ない化
合物を含有する廃水を焼却無害fヒする場合に、前処理
と[−での濃縮に際して、多重に発生する蒸発水分の凝
縮液中のCOD成分を生物fヒ学的処理可能な範囲内に
収め得るようにすること、またアルカリ性物質並びにエ
ネルギーの消費量全出来るだけ少なくすること等の間噴
点全解決するための手段を提供するものである。
〔課題?解決するための手段〕
本発明の対象とする廃水は、希薄であるためtjIτ発
度の差が少ないとか、水と共沸するためとか、あるいは
エネルギーコスト的に水との分離がf=idな比較的揮
発性に富む04以下の有機酸のほかにアルデヒド類、特
にホルムアルデヒド、その他場合によってはエステルや
フェノール顎も含み、これらのほかに揮発性の低い水溶
性の有機物や無磯叫勿等も時には含有しているものであ
る。その王:2発生源は炭比水累やその一次酸[ヒ物で
あるアルデヒド等の気相酸fヒエ程全王な工程としても
ち、七F1らの誘導製品3作ることもあるfヒ学工場か
らの希薄な廃水である。
これらの廃水はそのまま直接燃焼するには補助燃料の使
用が多くなり過ぎること、生物処理には向かない高濃度
のCODあるいはTOCを含むものであること、あるい
は生物力となるようなアルデヒドあるいはフェノール順
全含有している等の点からも生物fヒ学的処理に向かな
い場合が多い。従ってこの廃水を無公害的に処理するに
は何らかの手段で水分を留去して補助燃料の使用全滅ら
した形で焼却することが最良の手段である。
このためには有機物の揮発性を抑えて水との分離をよく
することが大切である。有機酸は通常炭酸よりも強い酸
であるので、廃水にアルカリの炭酸塩あるいは重炭酸塩
を加えて中和すれば相当する有機酸のアルカリ塩となっ
て水中に固定できる。
しかしながら有機酸のエステルやホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒドのような11合物、ある因はフェノール
類は炭酸塩との反応は緩慢であるか、あるいは容易に変
fヒしないから、濃縮に際して一部は留出水の濃厚& 
COD源となる。
本発明者らはこれらの化合物はpHを12以上、好まし
くは13以上の強アルカリ性にし、さらに好ましくは同
時に加熱処理をすることによって処理の容易な11合物
に変換し得ることに着想し、しかも高価な苛性アルカリ
の使用量全滅すること?念頭におき実験した結果、本発
明に到達した。
すなわち本発明者らは前述の如く対象とする廃水の性質
に鑑み、こねをアルカリ処理することに想到し、廃水に
直接苛性アルカリを投入し加熱攪拌した。これによって
期待される反応はCHt ”” CCH3CH20H RC0OR’+MOH→RCOOM+ROH・・・・・
・(3)RC0OH+ MOH−+RC00M + H
zO・・・・・・(4)ArOH+ MOH−+ Ar
0M + H2O・−・・−(5)M=K又はNa、R
=炭fヒ水素残基、 Ar−芳香族残基 の如きものである。
(1)はいわゆるカニツアロ反応であり、例えばホルム
アルデヒドはオリゴマーが解重合しつつ不揮発性の蟻酸
塩と低沸点のメタノールになる。(2)はアルドール縮
合で不揮発性の高沸点物になる。(3)はエステルの鹸
化反応であり、有機酸基は固定さハ、比較的低沸点のア
ルコールが遊離される。(4)、(5)はそれぞれ有機
カルボン酸とフェノール類の中和反応である。これらの
反応は高温程早く進行し例えば80℃30分でよい。ま
たフェノール類が存在すれば当然アルカリ塩となり不揮
発性となる。
このようにアルカリ処理により揮発性の有機物の相当量
が不揮発性の有機塩として固定され、また生成した比較
的沸点の低いものを多く含むので、本格的濃縮の前処理
として除去しやすいものであることが判明した。
よって本発明の第1は有機酸及びアルカリ成分と反応し
て揮発性成分全生成する物質の双方を含む廃水を濃縮す
るにあたり、必要に応じて予備的に揮発性成分全蒸発せ
しめる第1蒸発工程、第1蒸発工程の残液に苛性アルカ
リ成分を加えて加熱し、揮発性成分を生成させると同時
に、残った有機物の揮発性を抑える反応工程、生成した
揮発性成分を蒸発させる第2蒸発工程、その残液全濃縮
する濃縮工程より構成される。
本発明の第2はアルカリ災酸塩でまず廃水を中和し、次
いで苛性アルカリでPH全12以上、好ましくは13以
上に上げて1ヒ学反応?進め、有機物の不揮発性fヒと
揮発性の促進の両面を同時に遂行し、揮発性成分は除去
し、爾後の水分蒸発による濃縮に際しての凝縮水へのC
OD成分の混入、変を大幅に減らすことを可能とするも
のである。
捷た第2蒸発工程で生成する水蒸気及び揮発性成分を含
むガスは第1蒸発工程に供給することにより第1蒸発塔
加熱器及び第2蒸発塔加熱器で使用する熱量全低減でき
る。かくして高度に濃縮した廃水は少ないエネルギーの
補助で焼却できる。
〔実施例〕
実施例1 第1図?用いて第1の発明の実施態様全説明する。
プロピレンの接触空気酸fヒ反応によるアクリル酸製造
工程から排出さハた第1表に示すような性状の原廃水1
2は第1蒸発塔1に供給され、付設さfまた第1蒸発塔
循環ポンプ2で循環されつつ第1蒸発塔加熱器3によっ
てスチーム等で加熱される。
揮発性成分は拡散用空気と向流接触し、第1蒸発塔塔頂
ガス13と第1蒸発塔流出液15に分離される。
この流出液15は反応槽4に供給さハ、同じく反応槽4
に供給される苛性ソーダ水溶液16と所定の条件下に反
応する。ここでは通常pH12,5以上で遊離酸の中和
反応のほか、エステルの鹸fヒあるいはホルムアルデヒ
ドのカニツアロ反応、バイヤーアルデヒドのアルドール
縮合等の反応が行われ、揮発性成分の製出と不揮発性化
の両方が起る。反応槽4を出之反応液17は反応槽ポン
プ5によって第2蒸発塔6に供給される。ここでも反応
液は第2蒸発塔加熱器8によって加熱され、第2蒸発塔
循環ポンプ7によって循環する間に放散用空気18によ
って揮発性成分(主としてアルコール顛)がストリップ
される。循環液の一部は抜き出され、第2蒸発塔流出液
19となって真空濃縮臼9に送られ、最終的な濃縮処理
にかけられる。1】は真空発生機であり、凝縮器10か
らの凝縮水は必要に応じて活性汚泥槽に送られる。ここ
で得らハた濃縮廃水は放散用空気と共に必要量の補助燃
料を用いて焼却炉(図示せず)において焼却される。第
1図の主要部分全光れる物質の単位時間当りの流量と性
状を第1表に示す。なお焼却温変は1000℃とした。
第  1  表 比較例1 実施例1と同じ廃水を凝縮しないでそのまま1000℃
で焼却する場合には、補助燃料が約10倍すなわち25
0部必要となり、それにっねて燃焼用空気、焼却炉の規
模等も10倍必要となる。
また実施例1の場合、濃縮に先立って空気放散を行わな
いときは、凝縮水のCOD値は9oOoppm以上とな
り、生物化学的毒性も強く活性汚泥処理は出来なかった
実施例2 第2図全周いて第2の発明の実施態@を説明する。この
方法は苛性アルカリヲ節約するためのものである。
図において廃水は供給管31により中和槽32に送られ
、炭酸塩循環ライン4oから送らねる炭酸塩によってそ
の含有する有機酸が中和される。このとき発生する炭酸
ガスは導管47から放散される。
この炭酸塩は濃縮廃水の焼却によって生成した炭酸塩類
を用いるのが経済的であるが、別途供給しても差支えな
いことは勿論である。有機遊離酸が中和された廃水は次
いで導管48ヲ通って強アルカリ処理槽33に送られる
。強アルカリとしての水酸fヒアルカリ46は導管48
内で図の如く混合しても、処理槽33に供給してもよい
が槽内のpHは常に12以上、好ましくは13以上とす
ることが反応促進上好ましい。処理槽33は反応を促進
するため加熱することが好ましく、加熱は図においてス
チームを用いているが循環炭酸塩水溶液の顕熱を用いて
もよく、図においては熱交換器53でこの顕熱が予熱に
用いられており、任意の方法を取り得る。
ここで起る主な反応である上記(1)、(2)、(3)
で生成する物質のうち揮発性成分は強アルカリ処理槽3
3の温度を高くして濃縮された有機物蒸気として導管5
1に得ることができるので直接燃焼炉で燃焼することが
可能である。また必要に応じて処理液を別途放散塔(図
示せず)において処理し、低沸点物と除いてもよい。こ
の場合特公昭51−35063号公報で開示されている
ような空気放散によってもよい。かくして蒸発によって
有機物の揮発する度合の大幅に減った廃水は濃縮器34
に導かれ、多量の水分を蒸発して濃縮される。
ここでは焼却の廃熱を利用する真空蒸発缶が好適に使用
される。図は一缶式であるが多重効用缶を用いてもよい
。あるいは別法として若干の還流をかけて揮発性成分を
塔頂から水分をサイドカットとして留去し々がら濃縮し
てもよく、このようにすれば揮発分の留去と濃縮が同時
に行える利点がある。この場合蒸気再圧縮法により熱回
収を計ることは合理的である。また留去した水分中の有
機物はアルコール成分が多く CODとして1000〜
300 ppm程度あっても、後の生物1ヒ学的処坤に
特に支障がない。
濃縮廃水は導管50ヲ通って焼却炉35に送られ必要に
応じて補助燃料36の助けをかりて噴霧焼却される。こ
の際の焼却温度は通常炭酸塩の融点以上である900〜
1000℃で滞留時間は1〜2秒が普通である。燃焼ガ
スは急冷缶37において水により急冷され、生成した炭
酸塩類は水溶液あるいはスラリーとなって導管40ヲ通
って中和槽32に送られる。この間過剰の炭酸塩水溶液
若しくはスラリーはパージライン39から排除さね別途
処理または利用される。焼却の排ガスは多量の水分を含
有するが、ダクト41ヲ通って濃縮器34に送られ真空
濃縮用の熱源として利用され、凝縮水はドレイン42と
なって排出さね、排ガスは排気ダクト43を経て大気中
に放散される。焼却については上述のよう々噴霧焼却で
もよいが、流動層焼却や廃熱ボイラ方式で炭酸基金乾燥
固体としても回収出来る(この場合重炭酸塩はない)。
この場合中和槽32には固体の寸まフィードしてもよい
次に具体的に数値によって説明する。
下記の組成の希薄廃水10 (l Okg/hを第2図
に示す装置で中和、アルカリ処理、濃縮、焼却処理を行
った結果を示す。
廃液組成     wt%   主成分アルデヒド6 
    1.6   ホルムアルデヒド、アクロレイン 揮発性酸      2.6  蟻酸、蓚酸、酢酸不揮
発性酸    0.5− 有機酸エステル    0.5   アクリル酸エチル
等低揮発性有機物    1.0− 水分   93.8 処理に先立ち、中和槽32に廃水を張込み、Na2Co
、を遊離酸の中和に必要な量の1.05倍、すなわち廃
液1トン当り30.6 k7添加した。この中和液を強
アルカIJ k用いる分解蒸留塔33(強アルカリ処理
槽)に送った。途中分解蒸留塔内の液がpH)12.5
’に常に保持するよう、NaOHの47係水溶液46ヲ
ラインミキサー(図示せず)で補給した。このときのN
aOHの供給量は26 kg/hであり、塔内の平均滞
留時間30分、温度は100℃を保つよう水蒸気で加熱
した。塔頂に接続された揮発性成分導管51ヲ通ってカ
ニツアロ反応で生成したメタノール及びエステルの加水
分解によって生成した低級アルコール合計約10.3 
kp/hと若干の水分が焼却炉35へ送られた。低沸点
分解生成物が低減されたアルカリ性廃水は導管、49に
よって凝縮器34へ送られ、約60 +mHgで減圧濃
縮された。
ここで得られた凝縮水45の800 kg/hOCOD
値は300 ppm1以下となり、充分活性汚泥処理の
出来るものであった。廃水は固形分含量的55%の濃縮
液200 kg/hとなって、濃縮液供給管50全通っ
て焼却炉35において補助燃料LPG 8 kg/hと
共に噴霧焼却された。噴霧用も含めて炉内に供給した空
気は480 Nrr?/h、空気率1.2で焼却温度は
950℃、滞留時間は1.5秒である。炭酸ソーダ金倉
む燃焼ガスは、急冷槽37で水により約90℃に急冷さ
ね、炭酸ソーダと重炭酸ソーダを約2:1の比宝で含む
スラリーとなる。このスラリーから炭酸ソーダと重炭酸
ソーダの混合物がNa分として0.58kgモル/hの
割合で分離されて中和槽32へ送られる、なお図にはこ
の分離工程は図示されていない(図は溶液が熱交換後中
和槽へ送られるケースを示す)。残りのNa分0.64
 kg/hが炭酸塩顛として除去される(溶液の場合は
パージライン39から)。従ってこの分と損失分O50
1kgモル/h計0.65 kgモル/h 全Na0H
O形でNaOH供給管46から補給すノ1ばよい。本例
によねば苛性ソーダの使用量が半減することになる。
〔発明の効果〕
本発明は炭fヒ水累等の気相酸fヒ反応の如き、種種の
低級有機化合物の副生が避は難いfヒ学反四工程から排
出される希薄廃水の中に含量れる有m Its合物の反
応性の差を有効に利用して、無公害的(で廃水の濃縮度
?高めて補助燃料を節減すると共に焼却装置のコンパク
トfil、Th果し、さらに高価な薬品の使用量も低減
出来るから産業上極めて有益である。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本発明のそれぞわ第1及び第2の発
明の実施態様を示す流れ図を示す。 ]・・・・・・第第1蒸塔   2・・・・・循環ポン
プ3・・・−71IV熱器      4・・・・・・
反応槽5・・・・・・ポンプ     6・・・・・・
第2蒸発塔7・・・・・・循環ポンプ   8・・・・
・加熱器9・・・・・・濃縮器     10・・・・
・・凝縮器11・・・・・・真空発生機   12・・
・原廃水13・・・・・・塔頂ガス    14・・・
・・4頂カ゛べJ5・・・・・・流出液     16
・・・・・・苛性ソーダ17・・・・・・反応液   
   18・・・・・・空気19・・・・・・流出液 
    20・・・・・・導管21・・・・・・凝縮水
     22・・・・・・濃縮液31・・・・・・廃
水供給管   32・110.中和槽33・・・・・・
強アルカリ処理槽  34・・・・・濃縮器35・・・
・・焼却炉     36・・・・・・補助燃料37・
・・・・・急冷槽     38・・・・・・補給水3
9・・・・・・バージライン  40・・・・・循環ラ
イン41・・・・・・排ガスダクト  42・・・・・
・ドレイン43・・・排気ダクト   44・・・・・
・コンデンサー45・・・・凝縮水     46・・
・・・・強アルカリ47・・・・・・ベント管    
 48.49.50.51.54・・・・・・導管52
・・・・・・真空ライン   53・・・・・・熱交換
器S・・・・・・スチーム 特許出願人  日鉄化工機株式会社 日本触媒化学工業株式会社 代理人  弁理士  伊 東 彰

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)揮発性の有機酸並びにC_4以下の有機酸の低級
    アルコールエステルとホルムアルデヒドから選ばれた少
    なくとも一種の化合物を含有する廃水を処理するにあた
    り、廃水にアルカリ性物質を添加して反応させることに
    より、不揮発性化合物と揮発性化合物を誘導し、該揮発
    性化合物の少なくとも一部を気化させて除去した後の廃
    水をさらに濃縮した後に焼却することを特徴とする有機
    酸性物質を含む廃水の処理方法。
  2. (2)揮発性の有機酸並びにC_4以下の有機酸の低級
    アルコールエステルとC_4以下のアルデヒド類から選
    ばれた少なくとも一種の化合物を含有する廃水を、アル
    カリ性物質を用いて処理した後に濃縮してから焼却する
    方法において、アルカリの炭酸塩を用いて廃水中の遊離
    有機酸を中和した後、pH12以上、好ましくはpH1
    3以上を保持するのに必要な苛性アルカリを加えて加熱
    し、残留するエステル及び/またはアルデヒド類を高沸
    点物あるいは不揮発性物質と揮発性物質に変換し、生成
    した該揮発性物質の少なくとも一部を気化除去した後に
    、水分を蒸発して濃縮廃水として焼却し、焼却によつて
    生成した灰分または新しいアルカリの炭酸塩の必要量を
    前記の中和処理のために使用することを特徴とする有機
    酸性物質を含む廃水の処理方法。
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