JPH01259013A - フォトクロミック組成物 - Google Patents

フォトクロミック組成物

Info

Publication number
JPH01259013A
JPH01259013A JP1020968A JP2096889A JPH01259013A JP H01259013 A JPH01259013 A JP H01259013A JP 1020968 A JP1020968 A JP 1020968A JP 2096889 A JP2096889 A JP 2096889A JP H01259013 A JPH01259013 A JP H01259013A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photochromic composition
photochromic
group
compound
composition according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1020968A
Other languages
English (en)
Inventor
Jan Andre Jozef Schutijser
ヤン アンドレ ヨゼフ シュティセル
Eduard Pieter Magre
エデュアード ピーター マグレ
Leonardus Gerardus Johannes Jansen
レオナルダス ゲラルダス ヨハネス ヤンセン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Akzo NV
Original Assignee
Akzo NV
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Akzo NV filed Critical Akzo NV
Publication of JPH01259013A publication Critical patent/JPH01259013A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/04Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements made of organic materials, e.g. plastics
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F218/00Copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an acyloxy radical of a saturated carboxylic acid, of carbonic acid or of a haloformic acid
    • C08F218/24Esters of carbonic or haloformic acids, e.g. allyl carbonate

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、式 (式中、nは2〜5の整数であり、Rは水素原子または
炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R′はn個の水酸
基を有する非芳香族ポリオールから誘導される。)のポ
リオール(アリルカーボネート)の重合によって得られ
るポリマー中にフォトクロミック(photochro
mic)化合物を有するフォトクロミック組成物、及び
全部または一部が該組成物から製造されたレンズ及びス
キーゴーグルなどの成形体に関する。
〔従来の技術〕
このタイプのフォトクロミック組成物は、とりわけ西独
特許出願第3.607.759号から公知である。
それには、フォトクロミック材料をプラスチック物品に
混入する特定の方法が開示されている。好ましく使用さ
れるフォトクロミック材料はスピロ(インドリン)であ
り、プラスチック材料の場合は、ポリオール(アリルカ
ーボネート)、特にジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)を強調している。
溶解したフォトクロミック材料を特定の樹脂中に均一に
分散させ、該分散物からフィルムを製造し、該フィルム
をプラスチック物品の表面に置き、そのプラスチック物
品及びフィルムを該フォトクロミック材料の融点よりわ
ずかに低い温度にしばらく加熱する一連のプロセスによ
り、フォトクロミック材料はフィルムからプラスチック
物品の表面中に混入される。
フォトクロミック化合物をプラスチック材料に混入する
この方法を用いると、フォトクロミック化合物をその融
点より上に加熱するという以前−数的に用いられていた
方法に比べて分解がかなり少ないことが述べられている
フォトクロミック無機ガラス組成物に比べて、プラスチ
ックベース上の公知のフォトクロミック組成物の主な欠
点は、疲労のために寿命がかなり短いということでおる
。実際には、そのような疲労挙動は、ベンゾフェノン及
びベンゾトリアゾールの誘導体などの紫外線安定剤を使
用することにより良い影響を受けるが、更に改善された
疲労挙動を有するフォトクロミックプラスチック組成物
に対する要求が実際にかなり残っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
そこで、本発明は、公知の7オトクロミツク組成物より
もかなり好ましい疲労挙動を示す、プラスチックベース
上のフォトクロミック組成物を提供するものである。
〔課題を解決する手段〕
本発明は、最初のパラグラフで述べたタイプのフォトク
ロミック組成物において、芳香族基を有する共重合可能
な化合物のo、oi〜15重量%(コポリマー全重量に
対し)をポリマー中に更に含むことから成る。
本発明の7オトクロミツク組成物の主な利点は、そのよ
うな組成物の寿命がかなり延長されるだけでなく、かな
り多数の組成物が、活性化源を除去した際の退色のフォ
トクロミック速度に対して好ましい影響を及ぼすという
ことである。
該芳香族コモノマーは、ポリマー構造の一部を成すので
、例えば紫外線安定剤の添加の際に起るようににじみ出
たり、蒸発したり、浸出したりするということはない。
また、無色の芳香族コモノマーを使用するので、必まり
好ましくない色がもたらされるということもない。
なお、ポリオール(アリルカーボネート)をベースとす
るポリマー組成物中への芳香族化合物の混入自体は、例
えば欧州特許NO,0114080及び同N(1020
1978から、公知である。しかしながら、これらの刊
行物は、フォトクロミック組成物には関係ないし、また
、本発明のフォトクロミック組成物の上記利点について
全く教えていない。
本発明によれば、好ましい結果が一般に、共重合可能な
化合物が1個以上のビニル基またはアリル基を含むとぎ
に得られる。
ここで、式 (式中、aは1または2の整数を表わし、Rは水素原子
または炭素数1〜4のアルキル基を表わし、Zは水素原
子、臭素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基、フェ
ニル基またはフェノキシ基を表わす。)に対応する芳香
族基を有する化合物が有利に使用できる。ベンジルメタ
クリレートを用いるときの一番最後に挙げた化合物群に
よって非常に好ましい結果が得られることがわかった。
また、共重合可能な化合物がアリール(メタ)アクリレ
ートのときも好ましい結果が1昇られる。
その場合、好ましいのはフェニルメタクリレートである
本発明によれば、共重合可能な化合物がトリアリルシア
ヌレートである場合にも良好な性質を有するフォトクロ
ミック組成物が1qられる。
更に、共重合可能な化合物が式 (式中、Yはイソプロピリデン基、メチレン基、スルホ
ニル基またはチオ基を表わし、rは2〜4の整数を表わ
し、Zは水素原子、塩素原子または臭素原子を表わし、
m、n、p及びqはm + n <8及びp+q<4を
満たす整数を表わす。)に対応するジオールのジ(メタ
)クリレートまたはジ(アリルカーボネート)である共
重合体を使用した場合も好ましい性質が得られる。
しかしながら、本発明に従い、共重合可能な化合物が式 (式中、aは1または2の整数であり、Rは水素原子ま
たはメチル基を表わし、Zは水素原子、臭素原子、塩素
原子、メチル基、メトキシ基、フェニル基またはフェノ
キシ基を表わす。)に対応する化合物であるところのフ
ォトクロミック組成物が好ましい。また、共重合可能な
化合物がジビニルベンゼンの場合にも最適な結果が得ら
れた。
混入すべき共重合可能な化合物の量は、化合物のタイプ
及び、それからポリマーが作られるポリオール(アリル
カーボネート)の構造にかなり依存する。一般的に、共
重合可能な化合物が0.1〜10重世%で存在する組成
物が好ましい。
特定の共重合可能な化合物及びポリオール(アリルカー
ボネート)の選択において、当業者が前者の化合物の対
応する最適濃度を決定することは難しくないだろう。該
化合物は、−特に、スチレン及びスチレンから誘導され
るコモノマーを使用する場合に−1好ましくは0.3〜
1重量%存在する。
本発明のフォトクロミック組成物の製造のために、ポリ
オール(アリルカーボネート)のポリマーに混入され得
ることが知られている全てのフォトクロミック化合物が
使用できる。
好ましいフォトクロミック化合物の例としては、米国特
許明細書第4,043,637号に記載されたニチオン
酸水銀、英国特許明細書第1,464.603号に記載
されたフルギド(fulgidcs)及びフルギミド(
fulgimides)、英国特許明細書第2,146
,327号によるアダマンチリデンまたは置換アダマン
チリデン化合物、西独特許明細書第2,914.994
号に記載された高縮合芳香族炭化水素並びに特に西独特
許明細書第2.347,018号に記載されたかなり多
数のスピロ−インドリル化合物が挙げられる。
一番最後に挙げた化合物群のうちで特に重要なのは、疲
労挙動が特に好ましい米国特許明細書第:11.578
,602号及び同第3,562.172号に記載された
スピロ(インドリン)ナフトキサジンである。
最後に、米国特許明細書第4,215.010号及び同
第4.342,668号並びに欧州特許出願箱134.
633号、同第148.135号及び同第186.36
4号に記載されたフォトクロミック化合物も参照しても
よい。
疲労挙動が好ましいことから本発明に従って好ましく使
用できるのは、スピロ(インドリン)ナフトキサジン及
びスピロ(インドリン)ピリドベンゾキサジンである。
そのような化合物の例としては、1.3.3− トリメ
チルスピロ〔インドリン−2,3’(3)1)−ナフト
(2,1−b)(1,4)オキサジン)  ;  3.
3−ジエチル−1−メチル−スピロ〔インドリン−9′
 −メトキシ−2,3°−(3H) −ナフト(2,1
−b)(1,4)オキサジン:l  ;  1,3.3
.5.8−ペンタメチル−97−メトキシスピロ〔イン
ドリン−2,3’(3H)−ナフト(2,1−b) (
1,4)オキサジン)  ;  1,3.5.6−テト
ラメチル−3−エチルスピロ〔インドリン−2,3°(
311)−ピリド(3,2−f)(1,4)ベンゾキサ
ジン〕 ;及び1,3,3,4.5−または1.3.3
.5.6−ペンタメチルスピロ〔インドリン−2,3°
(311)−ピリド(3,2−f) (1,4)ベンゾ
キサジン〕が挙げられる。
本発明によれば、一般に、芳香族基を有する化合物及び
所望ならば20重量%(ポリオール(アリルカーボネー
ト)に対して)までのメチルメタクリレートまたはビニ
ルアセテートのような脂肪族単量体と共重合すると透明
な製品になるポリオール(アリルカーボネート)のポリ
マーが使用される。
本発明で使用できるポリオール(アリルカーボネート)
単量体中の置換アリル基の例としては、2−メタリル、
2−エチルアリル、2−イソプロピルアリル、2−n−
プロピルアリル及び2−n−ブチルアリルが挙げられる
。しかし、通常は、無置換アリル基が好ましい。
上述したポリオール(アリルカーボネート)の式におい
て、R′は2〜5個の水酸基を有する非芳香族ポリオー
ルから誘導される基を表わす。
その時、一般的には、2個の水酸基を有するポリオール
が好ましい。脂肪族ポリオールは線状でも分枝状でもよ
く、一般的には2〜10個の炭素原子を含む。脂肪族ポ
リオールとしては、通常、炭素数2〜4のアルキレング
リコールまたはアルキレンオキサイド基の炭素数が2〜
4のポリアルキレンオキサイドグリコールが用いられる
。好ましいグリコールの例としては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、トリメチレングリコール、
テトラメチレングリコール、ジエチレングリコール及び
トリメチレングリコールが挙げられる。
本発明に従って使用される特に好ましく用いられるポリ
オール(アリルカーボネート)単量体の例としては、 エチレングリコールビス(アリルカーボネート)、 ジエチレングリコールビス(2−メタリルカーボネート
)、 ジエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、 トリエチレングリコールビス(アリルカーボネート)、 プロピレングリコールビス(2−エチルアリルカーボネ
ート)、 1.3−プロパンジオールビス(アリルカーボネート)
、 1.3−ブタンンジオールビス(アリルカーボネート)
、 ジプロピレングリコールビス(アリルカーボネート)、 トリメチレングリコールビス(2−エチルアリルカーボ
ネート)及び ペンタメチレングリコールビス(アリルカーボネート)
が挙げられる。特に、Nouryset 200の商標
でアクゾケミ−(Akzo Chemie)社から市販
されているジエチレングリコールビス(アリルカーボネ
ート)を使用すると、フォトクロミック組成物の製造に
おいて最適の結果を得ることができる。
ポリオール(アリルカーボネート)単量体の製造に使用
される方法は、ポリオール(またはアリルアルコール)
のホスゲン化及びそれに続くアリルアルコール(または
ポリオール)とのエステル化などによるため、そのよう
な単量体は、通常、次式を有する1個以上の化合物も含
むだろう。
(式中、Rは前述した意味を有し、Rbはジオールから
誘導されるアルキレン基のような2価基を表わし、qは
2〜5の整数を表わす。)従って、ジエチレングリコー
ルビス(アリルカーボネート)も、次の構造式を有する
1個以上の化合物を2〜20重但%の量で含むだろう。
CH2= 本発明によるフォトクロミック組成物の製造は、通常、
次のとおりである。まず、ジエチレングリコールビス(
アリルカーボネート)の重合において述べたのと類似の
方法で共重合体を調製し、その後フォトクロミック化合
物を該ポリマーの表面上に置き、全体をその化合物がポ
リマー中に混入する温度に加熱する。フォトクロミック
材料が溶融中に分解するのを防ぐために、溶媒からポリ
マー上に析出させてもよいし、または、樹脂中に均一に
分散させてもよい。融点以上に加熱すると容易に分解す
るフォトクロミック材料を使用する場合は、フォトクロ
ミック材料の融点よりわずかに低い温度まで加熱してで
もポリマー中に効果的に混入できる。あるいは、フォト
クロミック材料が十分安定で、開始剤の作用に影響を及
ぼさないならば、該材料を重合前の重合されるべき混合
物中に混入してもよい。
共重合体の製造は、一般にラジカル開始剤の存在下で行
われる。この方法においては、反応混合物を加熱するか
、あるいは紫外線放射またはイオン化放射によって反応
を開始することができる。
所望により本発明の共重合体製造に使用してもよいラジ
カル開始剤の例としては、ベンゾイルパーオキシド、p
−クロルベンゾイルパーオキシド、2.4−ジクロルベ
ンゾイルパーオキシド、デカノイルパーオキシド、ラウ
ロイルパーオキシド及びアセチルパーオキシド;ジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート、ジーSee −ブ
チルパーオキシジカーボネート及びジー2−エチルヘキ
シルパーオキシジカーボネートなどのパーカーボネート
:t−ブチルパーオキシ−2−エチルヘキサネート及び
t−ブチルパーオキシピバレートなどのアルキルパーエ
ステル;並びにアゾビスイソブチロニトリルなどのアゾ
化合物が挙げられる。開始剤の量は、重合のタイプ、重
合条件、使用単量体、その他に依存する。必要とする使
用量は、−般に、単量体の全重量の0.05〜10重量
%、好ましくは0.1〜8重量%である。
重合反応は型中で行うのが好ましい。本発明による光学
的共重合体の質は、重合温度によってかなりの程度まで
決定される。この温度は、使用単量体のタイプ及びそれ
らの相対的重量比並びに開始剤のタイプに依存する。−
数的には、重合反応を比較的低い温度で開始され、温度
を徐々に上げて、製品を重合反応の終点に向って高めら
れた温度で硬化するのが好ましい。一般に、重合が2〜
40時面以上で完結するように条件を選択する。
所望により、重合反応を離型剤、UV安定剤、酸化防止
剤、N1−錯体安定剤、染料、その他の存在下で行って
もよい。
本発明の硬化されたポリマーは一般に無色透明であり、
少なくとも80%の光線透過率を有す。
所望により、1以上のフオトクロミ・ツク化合物を混入
する前及び後に1、全部または一部がフォトクロミック
組成物から作られるサングラス用レンズ及びスキーゴー
グルなどの成形体を公知の方法、例えば適当な染料浴中
へ浸漬することによって着色してもよい。
全部または一部が本発明のフオトクロミ・ツク組成物か
ら作られる前記以外の成形体に関しては、Phys、 
Technol、、 15 (1984)  232〜
238頁のA、E、J、ウィルソン(Wilson)の
論文が参照される。
本発明を以下の実施例により更に説明するが、本発明は
以下の実施例に限定されるものではない。
実施例においては、ジエチレングリコールビス(アリル
カーボネート)のホモポリマー及び共重合体から成る試
験プレートを使用し、それは次のように作った。
まず、15X15cmの1組の偏平ガラス板の間に4#
厚さの軟質PVCのガスケットを有する平面レンズ型を
作った。濾過及び脱気に続いて、3.2重量部のジイソ
プロピルパーオキシジカーボネート及び96.8ffl
i部のジエチレングリコールビス(アリルカーボネート
)並びに所望により芳香族コモノマーから成るすき通っ
た透明でわずかに粘性のめる混合物をこの型の中へ入れ
た。その型を4個のクランプの間にしつかり留めるとす
ぐに強制循環空気オーブンに移して、次の逐次滞留時間
を用いて重合を行った。
45℃で16時間 63℃で1時間 78℃で40分間 及び 100°Cで20分間 各作業の後、大きな硬度の4簡厚さの透明な板をその型
からはずした。
フォトクロミック化合物は、次の方法でこれらの試験プ
レート中に混入した。
まず、セルロースプロピオネート1.499、ジイソオ
クチルアジペート0.269、フォトクロミック化合物
0.75g及びジクロルメタン22.5gより成るラッ
カー溶液を調製する。試験プレートの片側を清浄にした
後、ラッカー溶液をコーティングする(0.159/c
m)。3時間後、溶媒が事実上蒸発し、薄いラッカーフ
ィルムがそのプレート上に形成される。プレート及びラ
ッカーフィルムを30分間150°Cに加熱し、冷却し
た後にフィルムをプレートから剥離する。フォトクロミ
ック化合物を施与した後、プレートを2 X 4 cm
の片にノコで切って試験試料とした。
疲労測定には、オリジナル ハナウ(Original
Hanau)モデルのキセノテスト(Xenotest
) 150を使用した。試験試料は、そのフォトクロミ
ック側がランプと向い合うようにパネルに取り付けた。
ランプの回りには6個の赤外線フィルタ及び1個の紫外
線窓口を置いて、事実上太陽光スペクトルと相関関係を
有するスペクトル及び200キロルクスのサンプル照度
を得た。エージング中の温度は、相対湿度60%で42
6C〜45℃で変化した。エージング試験後、試験試料
は48時間以上暗所に置いてから透過率を測定した。
フォトクロミック効果の大きさ及び退色速度の測定には
、太陽光のスペクトルと相関関係を有するスペクトルを
有し、606の入射角でサンプルに当たる照度が500
00ルクスである6253型150Wキセノンランプを
使用した。測定ビームは、赤外線吸収フィルタ及び表面
鏡を通ってサンプルに垂直に当てられた。フォトクロミ
ーの結果として測定ビームにより透過率が変化するのを
防ぐために、500nm以下の紫外光を除外する減衰フ
ィルタ及びカラーフィルタを取り付けた。透過率測定用
サンプルは、一定温度(23℃)に保たれた水を含むセ
ル中にある。まず、非露光条件におる試験試料の透過率
を測定しく=To)、約15分間露光した後、再び測定
する。露光中に、事実上一定のレベルの透過率(=Tb
)が得られた。試験試料を1分間遮断した後、もう−度
透過率を測定する(T1)。
活性化源による照射の結果としての光学密度変化(=Δ
OD)は、△OD=、I)O(ITo/Tb (ΔOD
は試験試料中の活性屈光性分子の数の尺度)から計算さ
れる。
エージング試験中に得られるΔOD値をエージング時間
に対してプロットすると、活性屈光性分子数が半分まで
減少するのに要する時間(=DI/2)が測定できる。
フォトクロミック退色速度Sは、活性化を停止した後の
最初の1分間に生じたOD変化(=Δ0D1)をその前
の15分間の活性化中に生じたΔODと関連させること
により得られ、S=最後に、試験シートのシヨアD硬度
は、ASTM D1484に従って測定した。
実施例 1 下記表に示した量のスチレンをコモノマーとして共重合
させた、または共電させていないジエチレングリコール
ビス(アリルカーボネート)に基いて、いくつかの試験
プレートを上記方法で作った。使用したフォトクロミッ
ク化合物は、1.3.3 − )リンチルスピロ〔イン
ドリン−2,3゜(3H)−ナフト(2,1−b) (
1,4)オキサジン〕だった。
この化合物を先に示した方法によってポリマー中に混入
した。次に、プレートをノコで切断して片にし、本明細
書中に述べたようにエージングした。
硬度の測定、エージングにおける半減時間の計算値D1
/2及びフォトクロミック退色速度Sの結果を下記表に
示す。
表     1 下記表に示した試験結果から明らかなように、スチレン
0.1重量%ですでにフォトクロミック退色速度Sが有
意に改善され、スチレン0.3重量%では疲労がかなり
改善されていることがわかる。
実施例 2 実施例1と類似の方法でジエチレングリコールビス(ア
リルカーボネート)のプレートを作った。
但し、この場合は、50重量%のジビニルベンゼン及び
50重量%のエチルビニルベンゼンから成る工業純度の
ジビニルベンゼン0,5置部%を、重合されるべき混合
物中に混入した。実施例1に示したのと同じフォトクロ
ミック化合物を使用した。硬度測定、エージング試験及
びフォトクロミック退色速度Sの測定の結果を下記表に
示す。
表     2 上記表は、特にジビニルベンゼンを0.5重量%添加す
ると、疲労挙動及びフォトクロミック退色速度Sの両方
に対して好ましい結果が得られることを明らかに示して
いる。
実施例 3 コモノマーとしてベンジルメタクリレートを共重合させ
た、または共重合させていないジエチレングリコールビ
ス(アリルカーボネート)の3枚のプレートを実施例1
と類似の方法で作った。
フォトクロミック化合物及び施与方法は実施例1に記載
したのと同じだ7った。硬度測定、エージング試験及び
フォトクロミック退色速度Sの測定の結果を下記表に示
す。
表     3 上記表に示した結果から明らかなように、10重量%の
ベンジルメタクリレートとの共重合によって疲労挙動が
かなり改善されることがわかる。
硬度は少しの変化も受けていないが、フォトクロミック
退色速度Sは幾分減少した。
実施例 4 0.5重足%のスチレンを混入して、または混入しない
で2枚の試験プレートを実施例1と類似の方法で作った
。その時、フォトクロミック化合物としては3.3−ジ
エチル−1−メチル−スピロ〔インドリン−9′ −メ
トキシ−2,3°(3H)−ナフト(2,1−b) (
1,4)オキサジン〕を使用した。
エージング試験の結果を下記表に示す。
表     4 上記表に示す結果から明らかなように、コモノマーとし
て0,5重量%のスチレンを混入することにより疲労挙
動及びフォトクロミック退色速度の両方に対して好まし
い結果が得られることがわかる。
実施例 5 5重n%のジアリルフタレートを混入して、または混入
しないで2枚の試験プレートを実施例1と類似の方法で
作った。フォトクロミック化合物は実゛施例4に記載し
たのと同じだった。
表     5 上記表は明らかに、コモノマーとして5重n%のジアリ
ルフタレートを使用すると疲労挙動に対して好ましい結
果が得られることを示している。
実施例 6 0.5重量%のパラ−メチルスチレンを混入して、また
は混入しないで2枚の試験プレートを実施例1と類似の
方法で作った。フォトクロミック化合物は実施例1に記
載したのと同じだった。
表     6 上記表は明らかに、パラ−メチルスチレンを0.5重量
%混入すると疲労挙動及びフォトクロミック退色速度S
の両方に対して好ましい結果が得られることを示してい
る。
出 願 人   アクゾ・ナームローゼフェンノートシ
ャップ     ・

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、nは2〜5の整数であり、Rは水素原子または
    炭素数1〜4のアルキル基を表わし、R′はn個の水酸
    基を有する非芳香族ポリオールから誘導される。)のポ
    リオール(アリルカーボネート)の重合によって得られ
    るポリマー中にフォトクロミック化合物を含むフォトク
    ロミック組成物において、芳香族基を有する共重合可能
    な化合物0.01〜15重量%(コポリマー全重量に対
    し)をポリマー中に更に含むことを特徴とするフォトク
    ロミック組成物。
  2. (2)共重合可能な化合物が1以上のビニル基またはア
    リル基を含むことを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のフォトクロミック組成物。
  3. (3)芳香族基を有する共重合可能な化合物が式▲数式
    、化学式、表等があります▼ (式中、aは1または2の整数を表わし、Rは水素原子
    または炭素数1〜4のアルキル基を表わし、Zは水素原
    子、臭素原子、塩素原子、メチル基、メトキシ基、フェ
    ニル基またはフェノキシ基を表わす。)に対応すること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフォトクロミ
    ック組成物。
  4. (4)共重合可能な化合物がベンジルメタクリレートで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項記載のフォ
    トクロミック組成物。
  5. (5)共重合可能な化合物がアリールメタクリレートま
    たはアリールアクリレートであることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のフォトクロミック組成物。
  6. (6)共重合可能な化合物がトリアリルシアヌレートで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフォ
    トクロミック組成物。
  7. (7)共重合可能な化合物が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Yはイソプロピリデン基、メチレン基、スルホ
    ニル基またはチオ基を表わし、rは2〜4の整数を表わ
    し、Zは水素原子、塩素原子または臭素原子を表わし、
    m、n、p及びqはm+n≦8及びp+q<4を満たす
    整数を表わす。)に対応するジオールのジメタクリレー
    ト、ジアクリレートまたはジ(アリルカーボネート)で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフォ
    トクロミック組成物。
  8. (8)共重合可能な化合物が式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、aは1または2の整数であり、Rは水素原子ま
    たはメチル基を表わし、Zは水素原子、臭素原子、塩素
    原子、メチル基、メトキシ基、フェニル基またはフェノ
    キシ基を表わす。)に対応する化合物であることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載のフォトクロミック組
    成物。
  9. (9)共重合可能な化合物がジビニルベンゼンであるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフォトクロ
    ミック組成物。
  10. (10)共重合可能な化合物の量が0.1〜10重量%
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフ
    ォトクロミック組成物。
  11. (11)共重合可能な化合物の量が0.3〜1重量%で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のフォ
    トクロミック組成物。
  12. (12)全部または一部が特許請求の範囲第1項〜11
    項のいずれか一項に記載されたフォトクロミック組成物
    から製造されたレンズ及びスキーゴーグルなどの成形体
JP1020968A 1988-02-02 1989-02-01 フォトクロミック組成物 Pending JPH01259013A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL8800243 1988-02-02
NL8800243 1988-02-02

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01259013A true JPH01259013A (ja) 1989-10-16

Family

ID=19851692

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1020968A Pending JPH01259013A (ja) 1988-02-02 1989-02-01 フォトクロミック組成物

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0331217A1 (ja)
JP (1) JPH01259013A (ja)
AU (1) AU2898189A (ja)
IE (1) IE890134L (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT1256020B (it) * 1992-05-26 1995-11-20 Enichem Sintesi Vetri organici ad alto indice di rifrazione
US5298190A (en) * 1992-09-14 1994-03-29 Magruder Color Company Photochromic fluorescent compositions
EP0805363B1 (en) * 1996-04-29 2001-09-05 VISUAL OPTICAL SYSTEM di Casati Carla & C. s.a.s. Photochromatic polymeric material for lenses and screens with filtering properties for near IR radiation
JP3922873B2 (ja) * 2000-09-29 2007-05-30 株式会社トクヤマ 硬化性組成物
JP3909288B2 (ja) * 2000-12-13 2007-04-25 株式会社トクヤマ フォトクロミック性硬化性組成物および硬化体

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4373076A (en) * 1981-10-26 1983-02-08 Hoya Lens Corporation Terpolymer with a high refractive index
JPS58217511A (ja) * 1982-06-11 1983-12-17 Olympus Optical Co Ltd 透明プラスチツクの製造方法
IT1160172B (it) * 1983-01-13 1987-03-04 Anic Spa Composizione liquida polimerizzabile, atta a produrre polimeri con elevate caratteristiche ottiche e meccaniche e polimeri e manufatti ottenuti da detta composizione
AU554441B2 (en) * 1985-03-29 1986-08-21 Ppg Industries Ohio, Inc. Photochromic plastic lenses
IT1191615B (it) * 1985-05-15 1988-03-23 Enichem Sintesi Procedimento per la preparazione di sostituti di vetri ottici e composizione liquida polimerizzabile adatta allo scopo

Also Published As

Publication number Publication date
EP0331217A1 (en) 1989-09-06
IE890134L (en) 1989-08-02
AU2898189A (en) 1989-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2505779B2 (ja) フオトクロミツク物品の製造方法
RU2360932C2 (ru) Композиция, отверждаемая полимеризацией
US4931521A (en) Optical materials composed of resin from thioacrylat esters
US5914355A (en) Method for making contact lenses having UV absorbing properties
US4433125A (en) Oxygen permeable hard contact lens
JP3922873B2 (ja) 硬化性組成物
US4069168A (en) Tungsten hexacarbonyl in plastic lenses
EP0142118B1 (en) Monomeric mixture of cured polymeric material used in organic glass
US6476103B1 (en) Photochromic organic material, its manufacture and the photochromic articles containing it
JPH01259013A (ja) フォトクロミック組成物
RU2373061C1 (ru) Фотохромные органические триплексы и способ их получения
JP2004285141A (ja) 重合硬化性組成物
JPS6225162B2 (ja)
EP3279705B1 (en) Plastic lens, eyeglass lens, and eyeglasses
EP0973811B1 (en) Self-light-stabilized photochromic polymer, its preparation and articles containing same
JP2757354B2 (ja) 合成樹脂製レンズ用組成物
US6316569B1 (en) Self-light-stabilized photochromic polymer, its preparation and articles containing same
JP2759321B2 (ja) 合成樹脂製レンズ用組成物
JP2983226B2 (ja) 透明樹脂材料
JPH06214195A (ja) 高濃度調光材料
WO2005062108A1 (ja) コンタクトレンズ材料
JPS61134701A (ja) 眼鏡用プラスチツクレンズ
JPH06158036A (ja) 重合性組成物
JPH0679083B2 (ja) 光学材料
JPS62121714A (ja) 新規共重合体