JPH01256964A - 滅菌装置及び方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、特に病院で使用する為の滅菌装置及び方法に
関する。本発明の装置は、殺菌蒸気を発生させて、次に
これをパイプを通して滅菌される物体を収容する包囲体
に導入することによって作動するようになされている。

゛ ［従来の技術］ この型式の既に公知の装置に置いては、フォルムアルデ
ヒド水溶液（ｆｏｒｌｌｏ＋）が横方向のガラス壁部及
び下方に加熱抵抗を備えた金属底部を有する容器に注入
されるようになっている。一般に圧縮空気となされる搬
送ガス流が加熱されたフォルムアルデヒド水溶液の表面
に吹付けられ、これによって発生される蒸気を取出すよ
うになっている。

その後で、この蒸気と混合された空気が滅菌される物体
を収容している包囲体内に導入され、滅菌が終了すると
、包囲体内の雰囲気が純粋な空気流によって更新される
のである。

この装置の欠点は、フォルムアルデヒド水溶液を使用す
ることであって、このフォルムアルデヒド水溶液は結晶
化を生じ易く、容器の内容物が常に検査されなければな
らず、このことが、この容器の横方向の壁部が何故ガラ
スによって作られているかを説明しているが、このこと
は、更にＷｌｍで更に高価な構造を意味するのである。

この同じ装置は、過酢酸と水との混合物と共に使用され
て殺菌蒸気を発生するようになされ得るが、その際には
複雑な化学反応を生じ、反応の終りに過酢酸がＷ＃酸に
変換されて、同時に酸素に富んだ殺菌性のある蒸気を放
出する。この時にも加熱が蒸気の発生を容易にする。し
かし、水の蒸発及び水蒸気の発生を阻止出来ない。後に
なって、この水蒸気が包囲体まで導かれているパイプ内
で凝結するから、加熱される容器及び滅菌される包囲体
の間に凝結装置を介装しなければならない。

ヨーロッパ特許ＥＰ−ＡＩ−０１０９３５２に記載され
ている装置のような他の装置は滅菌される包囲体内に液
体容器を配置することを特徴とする。この液体の蒸発が
殺菌蒸気を発生するのであるが、その為には包囲体内の
雰囲気を排気する必要があり、同時に包囲体を加熱する
のが更に好都合である。しかしこのような方法は滅菌さ
れる物体総てに適用出来るわけではなく、しかも真空ポ
ンプ及び機密な包囲体を含む更に複雑な装置を必要とす
るのである。

第１図は従来公知の装置を示すが、この装置に於ては滅
菌は圧縮された空気流の循環によって行われ、その際に
圧縮空気が瓶１から出て滅菌される物体を内部に収容し
ている包囲体６に導入される搬送ガスとして役立つ。こ
の空気は最初にソレノイド弁３のような閉鎖装置を設け
られたパイプ２を流過され、このソレノイド弁３が滅菌
の行なわれる時に開放されるようになっている。空気は
更に加熱容器１１を流過されて、次に他のパイプ９及び
一対の凝結装置１０を通り、入ロアから包囲体６内に導
入される。包囲体６には出口８が設けられて、包囲体６
が過圧状態になるのを阻止している。

加熱容器１１は主として次の３つの部分、即ち透明な（
ガラスの）横方向の壁部をなす中央部分１２及び金属で
作られた２つの端部、即ち頂部１３及び底部１４より作
られている。頂部１３はパイプ２及び９及び上部にパイ
プと漏斗とを有する充填装置！１５を加熱容器１１に接
続する接続部を支持している。底部１４は排出装置１７
の入口を支持し、又直流’Ｒｍ２０により附勢される加
熱抵抗１９に密接している。滅菌の間、加熱容器１１は
一部分加熱によって殺菌蒸気を発生出来る液体２１を充
填され、この殺菌蒸気が液体２１の上方の加熱容器１１
内の雰囲気２２を少なくとも一部分占めている。

一部分透明な加熱容器１１は前記液体２１がフォルムア
ルデヒド水溶液である場合に必要であって、この物質は
実際上結晶を生じ、結局は加熱容２Ｓ１１のパイプの接
続部を閉塞するので、連続的に監視を行ってこれを防止
しなければならないのである。　　” このような組立体は液体２１が過酢酸及び水の混合物で
ある場合には必要がない。他方に於て、雰囲気２２内の
混合物の蒸発によって生ずる蒸気は殺菌蒸気と水蒸気と
の混合物である。前者だけが有用なのである。更に注目
すべきことは、水蒸気は、圧縮空気が液体２１の表面に
吹付けられる時に容易に発生されることである。瓶１内
に含まれている時には甚だ乾燥している（６バールの圧
力で２０℃の空気は１１当り３ｇｍより多い水を含まな
い）この空気は加熱容器１１を流過される時に著しく湿
らされ（空気は大気圧にて４０℃の温度で１１当り５０
ｇｆｆ１の水蒸気を含むことが出来、これが雰囲気２２
の状態である）、空気の流ｍが通常１分当り４０１であ
る限り極めて重大な凝結の問題を生ずるのである。従っ
て、パイプ９に沿って凝結袋＠１０を設けることが必要
になる。

この場合２つの凝結装置があり、これらの凝結装置が、
包囲体６内にある空気が室温まで冷却される前に水蒸気
を捕捉するのである。しかし、凝結装置１０は形状が嵩
張る複雑な装置である。

滅菌が充分な時間行われた時に、包囲体６の雰囲気が圧
縮空気の循環によって洗滌される。この目的の為にソレ
ノイド弁３が閉じられて、瓶１と包囲体６とを直接に接
続している他のソレノイド弁５が開放されるのである。

第１図の装置に於ては、液体２１は重力を利用して更新
され、使用済の液体が排出装置１７のタップ１８を開放
することによって排出され、新しい液体による加熱容器
１１の再充填は充填装置１５のタップ１６を開放するこ
とによって行われる。

上述のように従来の装置は操作が複雑で非能率であり、
形状の大なる嵩張る装置を必要とする欠点を免れなかっ
た。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は上述のような従来技術の欠点を排除した構造が
簡単で嵩張らず、能率の良好な滅菌装置を提供すること
を目的とする。

［ｙ！題を解決する為の手段］ 上述の従来技術の欠点を排除する目的は本発明によって
以下に説明されるようにして達成される。

本発明により、包囲体とは別個の容器内で発生される殺
菌蒸気を抽出することによって機能する滅菌装置が提供
されるのであるが、これらの蒸気の抽出は空気を液体の
上面に吹付けることによるのでなく、これらの蒸気を搬
送ガス流によって吸引することによって行うのである。

更に詳しくは、本発明は滅菌包囲体に殺菌蒸気を循環さ
せることによる滅菌装置に関するが、この滅菌装置は、
搬送ガス発生装置と、液体の蒸発によって殺菌蒸気を発
生させる容器と、前記搬送ガス発生装置を前記殺菌蒸気
を発生させる容器と、搬送ガスを流過させて殺菌蒸気を
前記容器から吸引してこの蒸気を搬送ガスと混合させる
吸引装置とを含んでいる。

殺菌蒸気は過酢酸を含む混合物の加水分解反応によって
発生されるのが望ましく、前記容器は全体を金属により
、例えば長い水平に位置する管のような水平寸法に比し
て高さが小さい１部片構造に作られることが出来る。

吸引装置は搬送ガスの圧力降下を生じさせるパイプ内の
狭隘部及びこの狭隘部を前記容器の殺菌蒸気を充填され
た部分に連結するパイプを含んでいる。

本発明は又滅菌包囲体に殺菌蒸気を循環させることによ
る滅菌方法に関するが、この方法に於ては殺菌蒸気が液
体の蒸発によって作られ、次に前記液体が収容されてい
る容器から吸引されて搬送ガス流と混合されるようにな
されるのである。

［実施例］ 本発明の他の特徴及び利点は、添付図面を参照して以下
に説明される本発明の制限を目的とするのものでない図
解的な実施例から明らかになる。

さて第２図を参照すれば、この図面は本発明の滅菌装置
を示している。圧縮空気は瓶１からパイプ３７（ソレノ
イド弁４４を含んでいる）を通って流出してベンチュリ
ーノズルによって作られた真空ジェットポンプ３２内に
導入されるが、このベンチュリーノズルはテーパーを有
する部分３２ａ１狭隘部３２ｂ及び拡大部３２Ｃより成
っている。圧縮空気は更に他のパイプ３８を通ってフィ
ルター３９に流れて包囲体６に導入される。

前述の加熱容器１１０代りに置換えられた容器は長い水
平に位置する管３１であって、これの中に液体２１及び
雰囲気２２が収容されている。この管３１は３つのパイ
プ、即ち吸引パイプ３３、空気供給パイプ３５及び排出
パイプ１７に連通している。吸引パイプ３３は真空ジェ
ットポンプ３２内で終端しているが、更に詳しくは、ベ
ンチュリ−ノズルの狭隘部にて終端し、この中で以前に
は圧縮されていた空気が急激に減圧されてその時に大気
圧以下になるのである。従って、管３１内の雰囲気２２
は吸引パイプ３３を通って吸引されてジェットポンプ３
２内で搬送ガス流と混合されるのである。

吸引が真空ジェットポンプ３２によって行われることは
、従来技術による単に加熱容器１１を通して空気を循環
させるものよりも遥かに能率の良好な殺菌蒸気の抽出を
行うのを可能になす。

本発明のこの方法による他の重要な利点は、圧縮空気が
加熱されず、室温に保持されるので水蒸気が遥かに少な
い点である。水蒸気は吸引パイプ３３で凝結する館にこ
の吸引パイプ３３内に留まり、真空ジェットポンプ３２
が有利に管３１の上に位置しているので、凝結によって
生ずる水滴が管３１内に落下する。従って、凝結装置を
設けないでもよいのである。

本発明の他の詳細構造は更に良好な滅菌作用を与えるこ
とである。水と過酢酸との混合物が使用される場合、先
ず鋼のみで作られる管３１を使用することが出来、製造
が甚だ容易になる。水平に位置する管３１は液体２１と
雰囲気２２との間に遥かに大なる界面を与えるから好都
合であり、このことは蒸発及び蒸気の抽出を有利に行い
得るようになすのである。他の形状、例えば平らな平行
六面体も便利であるが、前述のような長い管は更に能率
の良好な使用済の流体の排出及び新しい液体の再充填を
可能になず。

本発明による滅菌装置は、パイプ３８内の酸素分析装置
４１及び液体２１の温度を測定する温度計４２によって
収集されるデータに関係して加熱抵抗１９と直列の調節
抵抗４３のような装置とを作動させることによって液体
２１の加熱程度を修正する調整装置４ｏを含むのが有利
である。

この装置は又管３１内に適当な圧力を保持する為に符号
４９によって示されるような、ここでは詳細には説明さ
れないサーボ装置によって吸引パイプ３３の開度を調節
するソレノイド弁４４を作動させる圧力測定装置４５を
含んでいる。

雰囲気２２の理想的な圧力は蒸気の抽出を最良にする為
には０．８から０．９バールまでである。

これよりも圧力が低いと雰囲気２２の所謂フラッシュポ
イント（ｆｌａｓｈ　ｐｏｉｎｔ）即ち雰囲気２２が炎
を発生するような温度を過度に低くなす恐れがある。

更に圧力測定装置４５は他のサーボ装置５０によってソ
レノイド弁４４を作動させて圧縮空気の消費量を制限し
、その結果パイプ４８内の殺菌蒸気の濃度を更に増加さ
せる。

フィルター３９は文語１と包囲体６との間に設けられて
、圧縮空気によって随伴される恐れのある不純物を捕捉
する。

包囲体６の雰囲気は滅菌作用の後で全く簡単な方法で洗
滌されることが出来る。即ちソレノイド弁３４が閉じら
れて、圧縮空気だけが包囲体６内に流入するようになさ
れるのである。バイパスパイプ４は本発明では必要がな
い。

本発明に於ては、管３１の排出及び再充填が又若干異な
っている。

過酢酸が酸素を失って、酢酸に変換された時に、これが
排出されて交換される。加熱が遮断され、ソレノイド弁
４４が閉じられて、排出パイプ１７のタップ１８が開放
される。次に空気供給バイ゛ブ３５の常閉ソレノイド弁
３６が開放されて圧縮空気を管３１内に強制流入させ、
特に空気供給パイプ３５が管の一端にあって、排出パイ
プ１７が他端にある時には、液体２１を更に容易に排出
させることが出来るのである。

管３１が空の時には、図示されない容器が排出パイプ１
７の端部に取付けられる。この容器は過酢酸と水との混
合物を含み、この混合物がソレノイド弁３４の開放及び
ソレノイド弁３６の閉結による減圧作用により管３１内
に吸引されるようになされる。この再充填工程の完了後
にタップ１８が■じられる。この場合、この再充填工程
は、吸引パイプ３３が排出パイプ１７とは反対側の管３
１の端部にある場合には更に能率が良好になるのである
。

本発明では、従来技術の充填装置１５は必要がない。

明らかに判かるように真空ジェットポンプ３２も必ずし
も必要ではなく、殺菌蒸気及びこれと搬送ガス流との混
合物の吸引を可能になす他の装置は何れも本発明の範囲
内にある。

［発明の効果］ 上述のように構成されている本発明によれば、殺菌蒸気
が更に良好に抽出され、搬送ガスによって捕捉される水
蒸気の量が更に少ないようになされるから、本発明によ
る滅菌装置は従来技術の滅菌装置よりも遥かに満足に作
動する優れた効果が得られる。更に又、形状の高張る費
用の大なる多数の装置を必要としない。包囲体内に真空
ポンプを使用する従来技術の装置に関しても本発明の利
点を与える上述の同じ結論が５嵌まるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来技術の滅菌装置を示す開路的説明図。 第２図は本発明による滅菌装置を示す概略的説明図。 １・・・・・・瓶 ６・・・・・・包囲体 １７・・・・・・排出パイプ ２０・・・・・・直流電源 ２１・・・・・・液体 ２２・・・・・・雰囲気 ３１・・・・・・管 ３２・・・・・・真空ジェットポンプ ３２ａ、３２ｂ、３２ｃ１・・・ベンチュリーノズル３
３・・・・・・吸引パイプ ３４．３６．４４・旧・・ソレノイド弁３５・・・・・
・空気供給パイプ ３９・・・・・・フィルター ４０・・・・・・調整装置 ４１・・・・・・酸素分析装置 ４２・・・・・・温度計 ４３・・・・・・調節抵抗 ４５・・・・・・圧力測定装置 ４９．５ｏ・・・・・・サーボ装置 手続補正書（自発） 昭和６３年「月１６日

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）滅菌包囲体に殺菌蒸気を循環させることによる滅
   菌装置に於て、搬送ガス発生装置と、内部で液体を蒸発
   させて前記殺菌蒸気を発生させる容器と、前記搬送ガス
   発生装置を前記包囲体に連結するパイプと、前記搬送ガ
   スを流過させて前記殺菌蒸気を前記容器から吸引し、こ
   の蒸気を前記搬送ガスと混合させる吸引装置とを含んで
   いる滅菌装置。
2. （２）前記吸引装置が搬送ガスの圧力降下を生じさせる
   パイプ内の狭隘部と、前記狭隘部を前記殺菌蒸気が充填
   された前記容器の部分に連結するパイプとを含んでいる
   請求項１記載の滅菌装置。
3. （３）前記殺菌蒸気が、加熱された過酢酸と水との混合
   物の化学反応によつて作られ、又前記容器が金属によつ
   て製造されていて、それの水平の寸法に比較して高さが
   小さくなされている請求項１記載の滅菌装置。
4. （４）前記容器が長い、水平に位置する管である請求項
   ３記載の滅菌装置。
5. （５）前記容器への新しい液体の再充填が前記容器から
   使用済の液体を排出するのに使用されるパイプを通して
   前記新しい液体を吸引することによつて行うようになさ
   れている請求項１記載の滅菌装置。
6. （６）殺菌蒸気を滅菌包囲体に循環させることによる滅
   菌方法に於て、前記殺菌蒸気が液体の蒸発によつて作ら
   れ、次に前記液体を保持している容器から吸出して搬送
   ガス流と混合させるようになされている滅菌方法。