JPH01256822A - 無線通信システムのアンテナ切替方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、互いに距離を隔てて設置した一対の送受信装
置間で無線通信を行う無線通信システムのアンテナ切替
方式に関する。

〔従来の技術〕

従来、アンテナ切替方式は次の３通りの方式がある。第
１の方式は中央に配置される監視所等から送信される切
替指令信号を受信し、この切替指令信号に応じてアンテ
ナを切替える方式である。

第２の方式はｃｗ（コンティニアスウェーブ）信号を受
信し送受信装置において基準となるレベルと比較して切
替信号を出力することでアンテナを切替える方式である
。さらに第３の方式は、各送受信装置に２台の受信機を
有し、それぞれの受信レベルを比較して受信レベルの高
い方のアンテナに切替える方式である。これらの３つの
方式のうち、２台の受信機を有する第３の方式の例を第
３図に示す。

この送受信装置は、アンテナ１．ブーキ−レーク３．フ
イルタ６、ミキサ７、及び対数増幅器１３とから成る第
１のグループと、アンテナ２゜号比較切替信号出力部１
４では２つの受信レベルを比較して切替信号１４ａを出
力し、アンテナスイッチ１１を制御してサーキュレータ
３，４のいずれかを選択するようにしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のアンテナ切替受信機は、第１の方式の場
合、アンテナを切替えるための切替指令信号を送信する
時期が難しく、第２の方式でも受信したＣＷ倍信号ち、
搬送波の信号レベルと基準レベルを比較する場合の基準
レベルの設定が難しい。また、切替指令信号を送信する
時期、又は基準レベルの設定を誤ると、相手側の受信レ
ベルが低下してしまう欠点がある。さらに、２台の受信
機の受信レベルを比較する第３の方式の場合、２台の受
信機の検波特性が異なっていると正しく比較ができず誤
って切替えてしまう欠点があシ、また受信機の検波特性
を同一にするだめの調整は非常に困難である。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明による無線通信システムでは、各送受信装置の中
の各受信装置に複数のアンテナを設けると共に受信スイ
ッチを設け、該受信スイッチにより適当な間隔で選択さ
れる受信信号をサンプルホールド後それらの演算を行う
減算回路と、予め設定した閾値と前記演算回路出力とを
比較するコンツクレータと、該コン７やレータの出力に
基づいて前記受信信号のレベルが高い方のアンテナに切
替えるだめの切替信号を出力する切替信号出力回路と。

該切替信号に基づいて前記受信信号のレベルが高い方の
アンテナに前記送信装置を切替接続するアンテナスイッ
チとを設けたことを特徴とする。

〔実施例〕

第１図は互いに距離を隔てて設置した一対の送受信装置
の内一方の送受信装置について示す。第３図の従来装置
と異なる点は、サンプルホールド・信号比較／切替信号
出力部１ｏを備えたことにある。

アンテナ１，２で受信したＣＷ信号１ａ、２ａは、それ
ぞれサーキュレータ３，４を介して受信スイッチ５に入
力される。受信スイッチ５は９局部発振器８の変調信号
のＷ周期に同期して動作する。局部発振器８は、ＡＭ（
振幅）変調回路を内蔵しておシ、所定の周波数で発振し
た信号をＡＭ変調しミキサ７に出力する。受信スイッチ
５で抜き出されたＣＷ信号１ａはミキサ７にょシ周波数
変換されると共に、検波回路を内蔵した対数増幅器９よ
シ増幅・検波され、サンプルホールド・信号比較／切替
信号出力部１ｏによりサンプルボールドされる。次に、
受信スイッチ５を切替えて同様にＣＷ信号２ａを増幅・
検波する。各ＣＷ倍信号ａ、２ａはサンプルホールド／
信号比較・切替信号出力部１０により相互に比較され、
双方の信号レベル差が予め設定した閾値以上に達した場
合はサンプルホールド／信号比較・切替信号出力部１０
にてアンテナ１，２の内、受信レベルの高い方に選択的
に切替えるための切替信号１０ａを出力する。切替信号
１０ａによりアンテナスイッチ１１をいずれか一方のア
ンテナに切替接続し、送信機１２の出力をアンテナスイ
ッチ１１で切替接続したアンテナを介して他の送受信装
置に向けて送信する。

第２図は第１図のサンプルホールド・信号比Ｖ切替信号
出力部１０の詳細を示したブロック図である。２１はサ
ンプルホールド回路であり、受信ＣＷ倍信号ａをサンプ
ルホールドする。次に、受信したＣＷ信号２ａとサンプ
ルボールドされた信号１ａとから減算回路２２により受
信レベルの差を演算する。ここで、減算回路２２ば、ア
ンテナ１側の受信ＣＷ倍信号ａからアンテナ２側の受信
ＣＷ倍信号ａを減算し、正又は負の符号と共に双方の受
信レベルの差の絶対値をコンツクレータ２３に出力する
。コンツクレータ２３は予め所定の閾値が設定されてお
り、この閾値と減算回路の出力２２ａとを比較し、受信
レベルの差の絶対値が閾値以上である時信号２３ａを切
替信号出力回路２４に送出する。切替信号出力回路２４
は、信号２３ａを入力すると前述の正又は負の符号を判
別し、正の符号である場合はアンテナ１を、負の符号で
ある場合にはアンテナ２を選択する旨の切替信号１０ａ
を出力する。ここで、コンツクレータ２３には一定のヒ
ステリシス特性をもたせて、突発的な受信レベル変動に
対してアンテナ１，２が切替わらないように安定動作さ
せる。

尚９本アンテナ切替システムは、アンテナ素子数、サー
キュレータを増加し、受信スイッチ、アンテナスイッチ
を変更すればさらに細かく比較ができ、より最適状態で
の通信が可能となる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、一対の受信部で受
信したＣＷ倍信号受信レベルを所定の時間ごとに比較す
ることにより、２台の受信部の特性の違いによるレベル
比較誤シが防止され、さらにコンパレータにヒステリシ
スを付けることによりアンテナ切替動作が安定する。ま
た、受信レベルがヒステリシスを越えて変化した場合、
受信レベルの高い方のアンテナに送信機の送信波が出力
される。これにより一方の送信機の電波を発射するアン
テナは１本装置と送受する他方の送受信装置との回線状
態が良好な側に自動的に選択される。

従って、最適状態での通信が可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示したブロック図。 第２図は第１図におけるサンプルホールド・信号比較／
切替信号出力部の詳細なブロック図である。 また、第３図は受信機２台を有する従来のアンテナ切替
方式のブロック図である。 １．２・・・アンテナ、３，４・・・サーキュレータ。 ５・・・受信スイッチ、　６　、６’・・・フィルタ、
　７　、７’・・・ミキサ、８・・・局部発振器、９・
・・対数増幅器、１０・・・サンプルホールド・信号比
較／切替信号出力部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、送信装置と受信装置を備えた送受信装置を互いに距
   離を隔てて設置し一対の送受信装置間で無線通信を行な
   う無線通信システムにおいて、前記各受信装置に複数の
   アンテナを設けると共に受信スイッチを設け、該受信ス
   イッチにより適当な間隔で選択される受信信号をサンプ
   ルホールド後それらの演算を行う減算回路と、予め設定
   した閾値と前記演算回路出力とを比較するコンパレータ
   と、該コンパレータの出力に基づいて前記受信信号のレ
   ベルが高い方のアンテナに切替えるための切替信号を出
   力する切替信号出力回路と、該切替信号に基づいて前記
   受信信号のレベルが高い方のアンテナに前記送信装置を
   切替接続するアンテナスイッチとを設けたことを特徴と
   する無線通信システムのアンテナ切替方式。