JPH01256714A - 改質装置 - Google Patents
改質装置Info
- Publication number
- JPH01256714A JPH01256714A JP8119488A JP8119488A JPH01256714A JP H01256714 A JPH01256714 A JP H01256714A JP 8119488 A JP8119488 A JP 8119488A JP 8119488 A JP8119488 A JP 8119488A JP H01256714 A JPH01256714 A JP H01256714A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- reforming
- reformer
- tube
- divided pieces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002407 reforming Methods 0.000 claims description 36
- 239000007789 gas Substances 0.000 claims description 18
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims description 8
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 claims description 7
- 239000000567 combustion gas Substances 0.000 claims description 7
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 15
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 7
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 6
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 6
- 230000006378 damage Effects 0.000 description 4
- 239000002737 fuel gas Substances 0.000 description 4
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 2
- VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N methane Chemical compound C VNWKTOKETHGBQD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Chemical compound O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N Carbon monoxide Chemical compound [O+]#[C-] UGFAIRIUMAVXCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002091 carbon monoxide Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000003779 heat-resistant material Substances 0.000 description 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 239000003507 refrigerant Substances 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 238000000629 steam reforming Methods 0.000 description 1
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 1
Landscapes
- Feeding And Controlling Fuel (AREA)
- Industrial Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分野)
本発明は改質管の外側に高温燃焼ガスを流して改質管を
加熱することにより、原料ガスを水蒸気改質して改質ガ
スを得る改質装置に係り、特に装置の運転・停止等によ
る温度変化があってもその健全性の維持を図ることが可
能な改質装置に関する。
加熱することにより、原料ガスを水蒸気改質して改質ガ
スを得る改質装置に係り、特に装置の運転・停止等によ
る温度変化があってもその健全性の維持を図ることが可
能な改質装置に関する。
(従来の技術)
第6図を参照して従来例を説明する。第6図は従来の二
重管式の改質装置の構成を示す断面図であり、図中符号
1は改質器容器である。この改質器容器1の内周側には
断熱層2が設けられている。この断熱層2には保温材と
して例えばセラミックウールあるいはグラスウール等が
使用されており、改質装置の急速な起動・停止、及び負
荷変動に対処するものである。上記断熱層2の内側であ
って軸方向中間部よりやや上方位置には管板3が配置さ
れており、この管板3は上記改質器容器1に固定された
支持台4に支持されている。又、管板3内には中空部が
形成されている。上記管板3の下方には二重管構造をな
す改質管5が複数垂下されている。改質管5は内管6と
この内管6の外側に同心に配設された外管7とから構成
されている。上記外管7はその上端を上記管板3の上部
管板3aに固着されており、さらに細管8を介してヘッ
ダ9に接続されている。このヘッダ9には原料ガス流入
管10が接続されている。又、外管の上方に配設された
別のへラダ11に接続されており、このヘッダ11には
改質ガス流出管12が接続されている。上記内管6と外
管7との間には改質触媒層13が配置されている。上記
管板3の中空部には排ガス流出管14が接続されている
。
重管式の改質装置の構成を示す断面図であり、図中符号
1は改質器容器である。この改質器容器1の内周側には
断熱層2が設けられている。この断熱層2には保温材と
して例えばセラミックウールあるいはグラスウール等が
使用されており、改質装置の急速な起動・停止、及び負
荷変動に対処するものである。上記断熱層2の内側であ
って軸方向中間部よりやや上方位置には管板3が配置さ
れており、この管板3は上記改質器容器1に固定された
支持台4に支持されている。又、管板3内には中空部が
形成されている。上記管板3の下方には二重管構造をな
す改質管5が複数垂下されている。改質管5は内管6と
この内管6の外側に同心に配設された外管7とから構成
されている。上記外管7はその上端を上記管板3の上部
管板3aに固着されており、さらに細管8を介してヘッ
ダ9に接続されている。このヘッダ9には原料ガス流入
管10が接続されている。又、外管の上方に配設された
別のへラダ11に接続されており、このヘッダ11には
改質ガス流出管12が接続されている。上記内管6と外
管7との間には改質触媒層13が配置されている。上記
管板3の中空部には排ガス流出管14が接続されている
。
又、上記外管7の外側にはスリーブ15が配設され、こ
のスリーブ15と外管7との間には伝熱充填層16が形
成されている。
のスリーブ15と外管7との間には伝熱充填層16が形
成されている。
上記断熱層2の内側であって上記複数の改質管5の下方
には燃焼室17が形成されており、この燃焼室17には
燃焼空気流入管18が接続されている。この燃焼空気流
入管18の内側には燃料ガス流入管19が同心に配設さ
れている。この燃料ガス流入管19の先端には燃焼バー
ナノズル20が取付けられている。尚、図中符号21は
目皿であり、また22はリターンバスを示している。
には燃焼室17が形成されており、この燃焼室17には
燃焼空気流入管18が接続されている。この燃焼空気流
入管18の内側には燃料ガス流入管19が同心に配設さ
れている。この燃料ガス流入管19の先端には燃焼バー
ナノズル20が取付けられている。尚、図中符号21は
目皿であり、また22はリターンバスを示している。
上記構成によると、まず燃焼空気流入管18、及び燃料
ガス流入管19、燃焼バーナノズル20を介して燃焼室
17内に燃焼用空気及び燃料ガスを供給し、燃焼室17
内にて燃焼させる。該燃焼により得られた高温燃焼ガス
は目皿21を介して伝熱充填層16内に導入され、この
伝熱充填層16内を上方に向って流通し、管板3の中空
部内に流出し、さらに排気ガス流出管14を介して排気
される。その際改質管5は加熱される。
ガス流入管19、燃焼バーナノズル20を介して燃焼室
17内に燃焼用空気及び燃料ガスを供給し、燃焼室17
内にて燃焼させる。該燃焼により得られた高温燃焼ガス
は目皿21を介して伝熱充填層16内に導入され、この
伝熱充填層16内を上方に向って流通し、管板3の中空
部内に流出し、さらに排気ガス流出管14を介して排気
される。その際改質管5は加熱される。
一方原料ガス流入管10を介してヘッダ9さらには外管
7内に原料ガス及び水蒸気が供給される。
7内に原料ガス及び水蒸気が供給される。
この供給された原料ガス及び水蒸気は改質触媒層13を
下降する間に加熱されて改質ガスとなり、外管頂部(鏡
板5a)にてリターンして内管6内のリターンバス22
を上昇する。その際改質触媒層13により冷却されてヘ
ッダ11及び改質ガス流出管12を介して改質器容器1
の外に排出される。
下降する間に加熱されて改質ガスとなり、外管頂部(鏡
板5a)にてリターンして内管6内のリターンバス22
を上昇する。その際改質触媒層13により冷却されてヘ
ッダ11及び改質ガス流出管12を介して改質器容器1
の外に排出される。
上記伝熱充填層16は特にその下部が高温状態となるの
で、その材料として耐熱材であるアルミナ等の粒子が充
填されている。これら粒子間を高温燃焼ガスが通過する
ことによって改質管5への伝熱特性が高められ、それに
よって効率の良い改質がなされている。つまり改質ガス
の改質量は温度に依存し、例えば750℃〜800℃に
改質ガスを加熱すると改質は急激に進行し、原料ガスと
してメタンを水蒸気と共に導入して水素と一酸化炭素に
改質する。
で、その材料として耐熱材であるアルミナ等の粒子が充
填されている。これら粒子間を高温燃焼ガスが通過する
ことによって改質管5への伝熱特性が高められ、それに
よって効率の良い改質がなされている。つまり改質ガス
の改質量は温度に依存し、例えば750℃〜800℃に
改質ガスを加熱すると改質は急激に進行し、原料ガスと
してメタンを水蒸気と共に導入して水素と一酸化炭素に
改質する。
ところで、改質装置を実際に運転すると伝熱充填層16
の温度が上昇し、スリーブ15が熱膨張により広がる。
の温度が上昇し、スリーブ15が熱膨張により広がる。
しかしながらスリーブ15の内側に位置する伝熱充填層
16の熱膨張係数はスリーブ15よりも小さい。すなわ
ち伝熱充填層16に充填されている粒子にはセラミック
ボール或いはアルミナボールが使用され、これらの熱膨
張係数はスリーブを構成する金属等の約1/3である。
16の熱膨張係数はスリーブ15よりも小さい。すなわ
ち伝熱充填層16に充填されている粒子にはセラミック
ボール或いはアルミナボールが使用され、これらの熱膨
張係数はスリーブを構成する金属等の約1/3である。
したがって、改質装置を運転すると温度の上昇によって
伝熱充填層15とスリーブ16との間に隙間が発生して
しまい、かかる隙間の発生により粒子の配列が変化し上
記隙間に粒子が入込む。一方改質装置の運転を停止して
バーナノズル20の火を消すと、伝熱充填層15内に流
入するガスが冷却され、スリーブ15が熱収縮する。し
かしながらこの時には伝熱充填層16の粒子の配列は変
化しない。つまりスリーブ15による締付けにより伝熱
充填層16を構成する粒子が再配列するには伝熱充填層
16の入口から出口までの高さが高過ぎるからである。
伝熱充填層15とスリーブ16との間に隙間が発生して
しまい、かかる隙間の発生により粒子の配列が変化し上
記隙間に粒子が入込む。一方改質装置の運転を停止して
バーナノズル20の火を消すと、伝熱充填層15内に流
入するガスが冷却され、スリーブ15が熱収縮する。し
かしながらこの時には伝熱充填層16の粒子の配列は変
化しない。つまりスリーブ15による締付けにより伝熱
充填層16を構成する粒子が再配列するには伝熱充填層
16の入口から出口までの高さが高過ぎるからである。
その結果上記スリーブ15の熱収縮によりスリーブ15
及び伝熱充填層16に大きな負荷が作用し、まず充填さ
れている粒子が破壊される。この粒子の破壊により伝熱
充填層16の圧力損失は増大し、改質装置としての効率
に大きな影響を与える。又粒子の破損の後にはスリーブ
15が破損した例もあり、改質装置の健全性が損われる
恐れがある。
及び伝熱充填層16に大きな負荷が作用し、まず充填さ
れている粒子が破壊される。この粒子の破壊により伝熱
充填層16の圧力損失は増大し、改質装置としての効率
に大きな影響を与える。又粒子の破損の後にはスリーブ
15が破損した例もあり、改質装置の健全性が損われる
恐れがある。
(発明が解決しようとする課題)
このように従来の構成によると、改質装置を停止させた
場合にスリーブの熱収縮によりスリーブ及び伝熱充填層
に大きな負荷が作用して、両者の破損、ひいては改質装
置の信頼性の低下を引起こすという問題があり、本発明
はこのような点に基づいてなされたものでその目的とす
るところは、運転を停止させた場合にスリーブの熱収縮
によりスリーブ及び伝熱充填層に大きな負荷が作用して
、両者が破損するといったことを防止することが可能な
改質装置を提供することにある。
場合にスリーブの熱収縮によりスリーブ及び伝熱充填層
に大きな負荷が作用して、両者の破損、ひいては改質装
置の信頼性の低下を引起こすという問題があり、本発明
はこのような点に基づいてなされたものでその目的とす
るところは、運転を停止させた場合にスリーブの熱収縮
によりスリーブ及び伝熱充填層に大きな負荷が作用して
、両者が破損するといったことを防止することが可能な
改質装置を提供することにある。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
すなわち本発明による改質装置は、改質器容器と、この
改質器容器内に複数配設され内管及びこの内管と同心に
配設された外管とからなり一端部が密閉されるとともに
内管及び外管との間に改質触媒層が設けられた改質管と
、この改質管を夫々包囲するように配設されたスリーブ
と、これら改質管及びスリーブとの間に設けられた伝熱
充填層とを備え、燃焼ガスを上記改質容器内に導入して
燃焼させそれにより発生する高温燃焼ガスを上記伝熱充
填層を通して改質容器の外部に排出するとともに、原料
ガスを上記改質管の他端部より改質触媒層を介して導入
して改質ガスとし一端部より内管内に導入して他端部よ
り流出させる改質装置において、上記スリーブは周方向
に複数に分割された分割片からなり、分割片相互は気密
をもって接続されており、かつ各分割片の周方向への膨
張・収縮が許容されているとともに、熱膨張による拡径
が拘束部材により規制されていることを特徴とするもの
である。
改質器容器内に複数配設され内管及びこの内管と同心に
配設された外管とからなり一端部が密閉されるとともに
内管及び外管との間に改質触媒層が設けられた改質管と
、この改質管を夫々包囲するように配設されたスリーブ
と、これら改質管及びスリーブとの間に設けられた伝熱
充填層とを備え、燃焼ガスを上記改質容器内に導入して
燃焼させそれにより発生する高温燃焼ガスを上記伝熱充
填層を通して改質容器の外部に排出するとともに、原料
ガスを上記改質管の他端部より改質触媒層を介して導入
して改質ガスとし一端部より内管内に導入して他端部よ
り流出させる改質装置において、上記スリーブは周方向
に複数に分割された分割片からなり、分割片相互は気密
をもって接続されており、かつ各分割片の周方向への膨
張・収縮が許容されているとともに、熱膨張による拡径
が拘束部材により規制されていることを特徴とするもの
である。
(作用)
つまり、スリーブを周方向に複数に分割された分割片か
ら構成し、各分割片相互は気密をもって接続され、かつ
各分割片は周方向への膨張・収縮を許容されているもの
である。又、スリーブの熱膨張による拡径は拘束部材に
より強制的に規制されている。したがって改質装置の運
転・停止等による温度変化によりスリーブが膨張・収縮
する場合に、各分割片が周方向に膨張・収縮し、かつ拘
束部材により径方向への拡大は強制的に規制されている
ので、スリーブ全体としてはその径がほとんど変化せず
、よってスリーブ内側の伝熱充填層を構成する粒子の配
列にも変化は発生しない。
ら構成し、各分割片相互は気密をもって接続され、かつ
各分割片は周方向への膨張・収縮を許容されているもの
である。又、スリーブの熱膨張による拡径は拘束部材に
より強制的に規制されている。したがって改質装置の運
転・停止等による温度変化によりスリーブが膨張・収縮
する場合に、各分割片が周方向に膨張・収縮し、かつ拘
束部材により径方向への拡大は強制的に規制されている
ので、スリーブ全体としてはその径がほとんど変化せず
、よってスリーブ内側の伝熱充填層を構成する粒子の配
列にも変化は発生しない。
これによって改質装置の運転・停止等による温度変化が
あっても、スリーブ及び伝熱充填層の健全性は確実に維
持され、改質装置の信頼性を向上させることができる。
あっても、スリーブ及び伝熱充填層の健全性は確実に維
持され、改質装置の信頼性を向上させることができる。
(実施例)
以下第1図乃至第3図を参照して本発明の一実施例を説
明する。尚、従来と同一部分には同一符号を付して示し
その説明は省略する。
明する。尚、従来と同一部分には同一符号を付して示し
その説明は省略する。
本実施例におけるスリーブ101は第2図及び第3図に
示すように周方向に複数に分割された分割片から構成さ
れており、本実施例では4つの分割片102a、102
b、102c、及び102dとから構成されている。分
割片102a乃至102d相互はその端部を重ね合せて
おり、よって各分割片は周方向に膨張・収縮自在な構成
となっている。また分割片102a乃至102d相互間
にはベローズ103が介挿され、このベローズ103に
より気密が保持されている。
示すように周方向に複数に分割された分割片から構成さ
れており、本実施例では4つの分割片102a、102
b、102c、及び102dとから構成されている。分
割片102a乃至102d相互はその端部を重ね合せて
おり、よって各分割片は周方向に膨張・収縮自在な構成
となっている。また分割片102a乃至102d相互間
にはベローズ103が介挿され、このベローズ103に
より気密が保持されている。
上記スリーブ101の軸方向中間よりやや下方位置には
拘束部材としてのガイド板104が配置されており、こ
のガイド板104は複数本のステー105を介して上方
に位置する下部管板3bに支持されている。上記ガイド
板104にはスリーブ101が貫通する貫通穴104a
が形成されている。このガイド板104を設置すること
により上記スリーブ101を支持することはもとより、
スリーブ101の径の拡大を強制的に規制するものであ
る。尚、既に述べたように温度上昇による熱膨張があっ
ても各号割片102a乃至102dが周方向に膨張し、
ガイド板104の貫通孔104aによりその拡径が強制
的に規制されているので、スリーブ101としての径の
拡大はほとんど無い。
拘束部材としてのガイド板104が配置されており、こ
のガイド板104は複数本のステー105を介して上方
に位置する下部管板3bに支持されている。上記ガイド
板104にはスリーブ101が貫通する貫通穴104a
が形成されている。このガイド板104を設置すること
により上記スリーブ101を支持することはもとより、
スリーブ101の径の拡大を強制的に規制するものであ
る。尚、既に述べたように温度上昇による熱膨張があっ
ても各号割片102a乃至102dが周方向に膨張し、
ガイド板104の貫通孔104aによりその拡径が強制
的に規制されているので、スリーブ101としての径の
拡大はほとんど無い。
上記ガイド板104の下方には断熱層106が配置され
ており、この断熱層106により燃焼室17からの熱を
遮蔽してガイド板104の温度上昇それによる熱膨張を
抑制する。ガイド板104が昇温して熱膨張した場合に
はスリーブ101が貫通する貫通孔104aの径も拡大
されるので、上記スリーブ101の拡径防止効果が薄れ
るからである。又、改質管5とステー105との温度差
による上下方向の伸びの差があっても、スリーブ101
の各分割片がガイド板104の貫通孔104aに沿って
摺動可能であることはもとよりである。
ており、この断熱層106により燃焼室17からの熱を
遮蔽してガイド板104の温度上昇それによる熱膨張を
抑制する。ガイド板104が昇温して熱膨張した場合に
はスリーブ101が貫通する貫通孔104aの径も拡大
されるので、上記スリーブ101の拡径防止効果が薄れ
るからである。又、改質管5とステー105との温度差
による上下方向の伸びの差があっても、スリーブ101
の各分割片がガイド板104の貫通孔104aに沿って
摺動可能であることはもとよりである。
尚、本実施例の改質管5はスリーブ101より下方に一
部突出しており、その下端は断熱層107が設置されて
いる。
部突出しており、その下端は断熱層107が設置されて
いる。
以上の構成を基にその作用を説明する。まず改質装置が
運転した場合には伝熱充填層16が昇温する。この伝熱
充填層16の昇温によりスリーブ101の温度も上昇し
て熱膨張する。その際スリーブ101は周方向に分割さ
れた4つの分割片102a乃至102dからなり、各号
割片102a乃至102dは周方向に膨張・収縮自在な
構成となっているので、周方向に膨張する。又、スリー
ブ101はガイド板104により支持され、その貫通孔
104aによりその径の拡大が規制されている。よって
スリーブ101の径としてはほとんど変化せず、よって
従来のようにスリーブが拡径されて伝熱充填層16との
間に隙間が発生し、そこに伝熱充填層16を構成する粒
子が入込むということはない。
運転した場合には伝熱充填層16が昇温する。この伝熱
充填層16の昇温によりスリーブ101の温度も上昇し
て熱膨張する。その際スリーブ101は周方向に分割さ
れた4つの分割片102a乃至102dからなり、各号
割片102a乃至102dは周方向に膨張・収縮自在な
構成となっているので、周方向に膨張する。又、スリー
ブ101はガイド板104により支持され、その貫通孔
104aによりその径の拡大が規制されている。よって
スリーブ101の径としてはほとんど変化せず、よって
従来のようにスリーブが拡径されて伝熱充填層16との
間に隙間が発生し、そこに伝熱充填層16を構成する粒
子が入込むということはない。
次に改質装置が運転を停止して、伝熱充填層16及びス
リーブ101の温度が低下した場合には、スリーブ10
1を構成する各分割片102が周方向に収縮するだけで
あり、この場合にもスリーブ101の径としてはほとん
ど変化しない。つまり、改質装置の運転・停止により伝
熱充填層16及びスリーブ101の温度が変化しても、
スリーブ101を構成する各号割片102a乃至102
dが周方向に膨張・収縮するだけであって、スリーブ1
01の径としてはほとんど変化しないものである。した
がって従来のようにスリーブの収縮により、スリーブ1
01及び伝熱充填層16に大きな負荷が作用して両者が
破損するといったこともない。
リーブ101の温度が低下した場合には、スリーブ10
1を構成する各分割片102が周方向に収縮するだけで
あり、この場合にもスリーブ101の径としてはほとん
ど変化しない。つまり、改質装置の運転・停止により伝
熱充填層16及びスリーブ101の温度が変化しても、
スリーブ101を構成する各号割片102a乃至102
dが周方向に膨張・収縮するだけであって、スリーブ1
01の径としてはほとんど変化しないものである。した
がって従来のようにスリーブの収縮により、スリーブ1
01及び伝熱充填層16に大きな負荷が作用して両者が
破損するといったこともない。
次にガイド板104であるが、改質装置の運転に伴って
このガイド板104の温度も上昇するが、下方に位置す
る燃焼室17との間には断熱層106が配置され、又上
方に位置し低温の下部管板3bとは複数本のステー10
5により連結されているので、スリーブ101程の温度
上昇はない。
このガイド板104の温度も上昇するが、下方に位置す
る燃焼室17との間には断熱層106が配置され、又上
方に位置し低温の下部管板3bとは複数本のステー10
5により連結されているので、スリーブ101程の温度
上昇はない。
したがってガイド板104の昇温それによる熱膨張に起
因して貫通孔104aが拡径されることはなく、貫通孔
104aによるスリーブ101の拡径防止効果は何等損
われることはない。
因して貫通孔104aが拡径されることはなく、貫通孔
104aによるスリーブ101の拡径防止効果は何等損
われることはない。
尚、改質管5も改質装置の運転により温度が上昇し、よ
ってこの改質管5の外径は熱膨張によって拡径するが、
これと同程度の熱膨張による拡径がスリーブ101に発
生することが望ましい。
ってこの改質管5の外径は熱膨張によって拡径するが、
これと同程度の熱膨張による拡径がスリーブ101に発
生することが望ましい。
以上本実施例によると以下のような効果を奏することが
できる。
できる。
■まず本実施例によると、改質装置が運転・停止を繰返
して温度変化があっても、スリーブ101及び伝熱充填
層16の健全性が損われることはない。すなわち温度変
化によるスリーブ101の膨張・収縮は、スリーブ10
1を構成する各号割片102a乃至102dの周方向へ
の膨張・収縮という形で現われ、かつガイド板104の
貫通孔104aによりその拡径を強制的に規制されてい
るので、スリーブ101の径としてはほとんど変化しな
いからである。因みに、伝熱充填層16の粒子の充填圧
力は下端部で0.3kg/cd程度あり、また粒子を破
損せしめる圧力は150kg/c−程度である。これに
対して本実施例によれば改質装置の停止によって発生す
る締付は圧力は約5.0kg/cd程度であり、粒子の
破損は確実に防止される。
して温度変化があっても、スリーブ101及び伝熱充填
層16の健全性が損われることはない。すなわち温度変
化によるスリーブ101の膨張・収縮は、スリーブ10
1を構成する各号割片102a乃至102dの周方向へ
の膨張・収縮という形で現われ、かつガイド板104の
貫通孔104aによりその拡径を強制的に規制されてい
るので、スリーブ101の径としてはほとんど変化しな
いからである。因みに、伝熱充填層16の粒子の充填圧
力は下端部で0.3kg/cd程度あり、また粒子を破
損せしめる圧力は150kg/c−程度である。これに
対して本実施例によれば改質装置の停止によって発生す
る締付は圧力は約5.0kg/cd程度であり、粒子の
破損は確実に防止される。
■次にガイド板104の温度上昇は効果的に抑制されて
いる。すなわちガイド板104の下方には断熱層106
が設けられ、この断熱層106により燃焼室17からの
熱遮蔽が効果的になされているとともに、上方に位置す
る低温の下部管板3bに複数のステー105を介して連
結されているからである。したがってガイド板104の
昇温それによる熱膨張に起因して、貫通孔104aの径
が拡大されることはなく、貫通孔104aによるスリー
ブ101の拡径防止効果は確実に維持されるものである
。
いる。すなわちガイド板104の下方には断熱層106
が設けられ、この断熱層106により燃焼室17からの
熱遮蔽が効果的になされているとともに、上方に位置す
る低温の下部管板3bに複数のステー105を介して連
結されているからである。したがってガイド板104の
昇温それによる熱膨張に起因して、貫通孔104aの径
が拡大されることはなく、貫通孔104aによるスリー
ブ101の拡径防止効果は確実に維持されるものである
。
次に第4図及び第5図を参照して第2の実施例を説明す
る。この第2の実施例はガイド板104の上面に冷却配
管111を配設し、その冷却配管111内に冷媒を流通
させるものであり、それによってガイド板104を冷却
するものである。その他の構成は前記第1の実施例と同
様でありその説明は省略する。
る。この第2の実施例はガイド板104の上面に冷却配
管111を配設し、その冷却配管111内に冷媒を流通
させるものであり、それによってガイド板104を冷却
するものである。その他の構成は前記第1の実施例と同
様でありその説明は省略する。
上記構成によると前記第1の実施例と同様の効果を奏す
ることができるのはもとより、冷却配管111の設置に
よりガイド板104をさらに効果的に冷却することがで
きる。
ることができるのはもとより、冷却配管111の設置に
よりガイド板104をさらに効果的に冷却することがで
きる。
尚、本発明は前記第1及び第2の実施例に限定されるも
のではなく、例えばスリーブを構成する分割片の数、ガ
イド板の形状及び数等については種々の構成が考えられ
る。又、冷却配管にいても種々の構成が考えられ、例え
ばガイド板の上下面に冷却配管を配設してもよい。
のではなく、例えばスリーブを構成する分割片の数、ガ
イド板の形状及び数等については種々の構成が考えられ
る。又、冷却配管にいても種々の構成が考えられ、例え
ばガイド板の上下面に冷却配管を配設してもよい。
[発明の効果]
以上詳述したように本発明による改質装置によると、装
置の運転・停止により温度が変化しても、スリーブを構
成する複数の分割片が周方向に膨張・収縮するだけであ
って、スリーブの径としてはほとんど変化しないので、
スリーブの膨張・収縮によりスリーブ及び伝熱充填層が
その健全性を損うことはなく、改質装置の信頼性を大幅
に向上させることができる等その効果は大である。
置の運転・停止により温度が変化しても、スリーブを構
成する複数の分割片が周方向に膨張・収縮するだけであ
って、スリーブの径としてはほとんど変化しないので、
スリーブの膨張・収縮によりスリーブ及び伝熱充填層が
その健全性を損うことはなく、改質装置の信頼性を大幅
に向上させることができる等その効果は大である。
第1図乃至第3図は本発明の第1の実施例を示す図で、
第1図は改質装置の全体構成を示す断面図、第2図は第
1図の■−■断面図、第3図は第2図の■部を拡大して
示す図、第4図及び第5図は第2の実施例を示す図で、
第4図はガイド板の上面の状態を示す平面図、第5図は
第4図のV −■断面図、第6図は従来例を示す改質装
置の断面図である。 1・・・改質器容器、5・・・改質管、6・・・内管、
7・・・外管、13・・・改質触媒層、16・・・伝熱
充填層、101・・・スリーブ、102a乃至102d
・・・分割片、104・・・ガイド板(拘束部材)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
第1図は改質装置の全体構成を示す断面図、第2図は第
1図の■−■断面図、第3図は第2図の■部を拡大して
示す図、第4図及び第5図は第2の実施例を示す図で、
第4図はガイド板の上面の状態を示す平面図、第5図は
第4図のV −■断面図、第6図は従来例を示す改質装
置の断面図である。 1・・・改質器容器、5・・・改質管、6・・・内管、
7・・・外管、13・・・改質触媒層、16・・・伝熱
充填層、101・・・スリーブ、102a乃至102d
・・・分割片、104・・・ガイド板(拘束部材)。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 改質器容器と、この改質器容器内に複数配設され内管及
びこの内管と同心に配設された外管とからなり一端部が
密閉されるとともに内管及び外管との間に改質触媒層が
設けられた改質管と、この改質管を夫々包囲するように
配設されたスリーブと、これら改質管及びスリーブとの
間に設けられた伝熱充填層とを備え、燃焼ガスを上記改
質容器内に導入して燃焼させそれにより発生する高温燃
焼ガスを上記伝熱充填層を通して改質容器の外部に排出
するとともに、原料ガスを上記改質管の他端部より改質
触媒層を介して導入して改質ガスとし一端部より内管内
に導入して他端部より流出させる改質装置において、上
記スリーブは周方向に複数に分割された分割片からなり
、分割片相互は気密をもって接続されており、かつ各分
割片の周方向への膨張・収縮が許容されているとともに
、熱膨張による拡径が拘束部材により規制されているこ
とを特徴とする改質装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119488A JPH01256714A (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 改質装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8119488A JPH01256714A (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 改質装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01256714A true JPH01256714A (ja) | 1989-10-13 |
Family
ID=13739664
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8119488A Pending JPH01256714A (ja) | 1988-04-04 | 1988-04-04 | 改質装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01256714A (ja) |
-
1988
- 1988-04-04 JP JP8119488A patent/JPH01256714A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4477432B2 (ja) | 改質器 | |
JP2714242B2 (ja) | ガス改質装置 | |
KR20010110296A (ko) | 연료 셀 동력장치용 탄화수소 연료 가스 개질체 조립체 | |
US5718881A (en) | Catalytic reactor designed to reduce catalyst slumping and crushing | |
JP3437684B2 (ja) | 燃料電池発電装置用の燃料改質器およびその運転方法 | |
JPH01256714A (ja) | 改質装置 | |
JP2001342002A (ja) | 燃料改質器 | |
JPH05303972A (ja) | 燃料改質器 | |
KR102472119B1 (ko) | 수증기 발생 장치 및 이를 포함하는 연료전지 시스템 | |
JPH05186201A (ja) | 燃料改質器 | |
KR100219906B1 (ko) | 수냉식 원심 분리기 | |
KR101529110B1 (ko) | 보일러 | |
US7036563B2 (en) | Tubesheet support arrangement for a FGTT (flue-gas-through-the-tubes)heat exchanger | |
JPS624322B2 (ja) | ||
JP5347873B2 (ja) | 高炉の熱風炉の熱風支管構造 | |
JP5489837B2 (ja) | 蒸気発生器 | |
JPH0489301A (ja) | 燃料改質器 | |
JP7373706B2 (ja) | 水素生成装置 | |
KR102258980B1 (ko) | 복사전열과 내구성 강화 구조를 갖는 다공체 연소기 | |
JP2703500B2 (ja) | 改質装置 | |
JP2001328801A (ja) | 燃料改質器 | |
JPH06345403A (ja) | 燃料改質器 | |
JP2738988B2 (ja) | 燃料改質器 | |
JP2001302208A (ja) | 改質装置 | |
KR100974432B1 (ko) | 순환유동층 보일러용 수냉식 사이클론 |