JPH0125577B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0125577B2 JPH0125577B2 JP57029834A JP2983482A JPH0125577B2 JP H0125577 B2 JPH0125577 B2 JP H0125577B2 JP 57029834 A JP57029834 A JP 57029834A JP 2983482 A JP2983482 A JP 2983482A JP H0125577 B2 JPH0125577 B2 JP H0125577B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- probe
- transmitting
- receiving
- reception
- ultrasonic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は複数個の配列された振動子を有する電
子走査型超音波探触子に関する。
子走査型超音波探触子に関する。
電子走査型超音波診断装置では、細短冊状の送
受信兼用の振動子が複数個配列された探触子が用
いられており、探触子の各振動子を所定の遅延時
間をもつて励振して被検体に超音波ビームの電子
走査を行い、被検体からの反射エコーを振動子で
受信し、被検体の断層画像を表示する。この電子
走査型超音波診断装置によれば、毎秒数十枚程度
の断層画像が得られるので、高速度で動く臓器を
リアルタイムで表示できる。
受信兼用の振動子が複数個配列された探触子が用
いられており、探触子の各振動子を所定の遅延時
間をもつて励振して被検体に超音波ビームの電子
走査を行い、被検体からの反射エコーを振動子で
受信し、被検体の断層画像を表示する。この電子
走査型超音波診断装置によれば、毎秒数十枚程度
の断層画像が得られるので、高速度で動く臓器を
リアルタイムで表示できる。
ところが、上述の電子走査型超音波診断装置で
用いられている探触子の振動子が超音波信号の送
受信を共用するので、装置本体とのマツチングは
送信側または受信側のいずれかしかとることがで
きない。このため、探触子の感度が装置本体との
マツチング損失により低下し、装置全体の感度も
低いものになつていた。
用いられている探触子の振動子が超音波信号の送
受信を共用するので、装置本体とのマツチングは
送信側または受信側のいずれかしかとることがで
きない。このため、探触子の感度が装置本体との
マツチング損失により低下し、装置全体の感度も
低いものになつていた。
また探触子の振動子が送受信を共用するので、
送信時にいわゆる直接誘導が発生するなどして探
触子に雑音が発生し、この雑音のため、装置の分
解能が近距離において著しく悪化するおそれがあ
つた。
送信時にいわゆる直接誘導が発生するなどして探
触子に雑音が発生し、この雑音のため、装置の分
解能が近距離において著しく悪化するおそれがあ
つた。
本発明は上記従来の課題に鑑みなされたもの
で、その目的は、高感度で分解能の優れた電子走
査型超音波探触子を提供することにある。
で、その目的は、高感度で分解能の優れた電子走
査型超音波探触子を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明に係る電子走査
型超音波探触子は、複数個の配列された振動子を
有する電子走査型超音波探触子において、超音波
ビームの送信のみを行う送信用探触子と前記超音
波ビームの反射波の受信のみを行う受信用探触子
とが雑音成分遮蔽用の音響シールド板を挾んで同
一ケース内に並設され、前記両探触子の送信面お
よび受信面は送信方向および受信方向が所望深度
にて交わるようにケースの超音波送受波面に対し
てそれぞれ反対方向に所定角度傾斜されて位置決
めされ、更に前記送信面および受信面の少なくと
もいずれか一方の角度調節を行う角度調節装置が
設けられていることを特徴とする。
型超音波探触子は、複数個の配列された振動子を
有する電子走査型超音波探触子において、超音波
ビームの送信のみを行う送信用探触子と前記超音
波ビームの反射波の受信のみを行う受信用探触子
とが雑音成分遮蔽用の音響シールド板を挾んで同
一ケース内に並設され、前記両探触子の送信面お
よび受信面は送信方向および受信方向が所望深度
にて交わるようにケースの超音波送受波面に対し
てそれぞれ反対方向に所定角度傾斜されて位置決
めされ、更に前記送信面および受信面の少なくと
もいずれか一方の角度調節を行う角度調節装置が
設けられていることを特徴とする。
以下図面に基づいて本発明の好適な実施例を説
明する。
明する。
第１図、第２図および第３図には、本発明の好
適な実施例が示されており、第１図は正面図、第
２図は右側面図、第３図は底面図を示している。
適な実施例が示されており、第１図は正面図、第
２図は右側面図、第３図は底面図を示している。
図において、細短冊状の振動子が配列された複
数の振動子を有する送信専用探触子１０ａ、受信
専用探触子１０ｂが探触子ケース１２内に別々に
設けられている。この探触子ケース１２の正面上
方には、ケーブル１４ａが接続されている送信入
力端子１６ａ、ケーブル１４ｂが接続されている
受信入力端子１６ｂが設けられており、両端子１
６ａ，１６ｂは超音波診断装置本体に接続されて
いる。この送信ケーブル１４ａと送信入力端子１
６ａとの接続、そして受信ケーブル１４ｂと受信
入力端子１６ｂとの接続により送信専用探触子１
０ａの各振動子と受信専用探触子１０ｂの各振動
子とが超音波診断装置本体とマツチング回路１８
ａ，１８ｂを介して電気的に接続され、本実施例
においては、超音波診断装置本体からの送信信号
がマツチング回路１８ａを介して送信専用探触子
１０ａに供給され、受信専用探触子１０ｂの受信
信号がマツチング回路１８ｂを介して超音波診断
装置本体に供給されるので、超音波診断装置との
間でマツチングロスが発生することがない。
数の振動子を有する送信専用探触子１０ａ、受信
専用探触子１０ｂが探触子ケース１２内に別々に
設けられている。この探触子ケース１２の正面上
方には、ケーブル１４ａが接続されている送信入
力端子１６ａ、ケーブル１４ｂが接続されている
受信入力端子１６ｂが設けられており、両端子１
６ａ，１６ｂは超音波診断装置本体に接続されて
いる。この送信ケーブル１４ａと送信入力端子１
６ａとの接続、そして受信ケーブル１４ｂと受信
入力端子１６ｂとの接続により送信専用探触子１
０ａの各振動子と受信専用探触子１０ｂの各振動
子とが超音波診断装置本体とマツチング回路１８
ａ，１８ｂを介して電気的に接続され、本実施例
においては、超音波診断装置本体からの送信信号
がマツチング回路１８ａを介して送信専用探触子
１０ａに供給され、受信専用探触子１０ｂの受信
信号がマツチング回路１８ｂを介して超音波診断
装置本体に供給されるので、超音波診断装置との
間でマツチングロスが発生することがない。
また本実施例では、送信専用探触子１０ａの送
信面１０α、受信専用探触子１０ｂの受信面１０
βを図示のように探触子ケース１２の先端面であ
る超音波送受波面に対してそれぞれ反対方向に所
定角度傾斜させて設置している。更にこれらの傾
斜角度は、角度調節装置２０ａ，２０ｂにより角
度調節することができる。送信専用探触子１０ａ
および受信専用探触子１０ｂの裏面は、それぞ
れ、探触子ケース１２の裏面に遊嵌された支持ネ
ジ２２ａ，２２ｂおよび探触子ケース１２の正面
に遊嵌された支持ネジ２４ａ，２４ｂに固定支持
されたバツキング部材２５に固着されている。支
持ネジ２４ａ，２４ｂの先端には、角度調節つま
み２６ａ，２６ｂが設けられており、この角度調
節つまみ２６ａ，２６ｂには、それぞれ、探触子
ケース１２を押圧する指針バネ２８が固定されて
いる。この指針バネ２８の指針部は探触子ケース
１２の正面に固着された目盛板３０ａ，３０ｂの
角度目盛を指示し、操作者は指針部が示す角度に
より送信角度および受信角度を知ることができ
る。
信面１０α、受信専用探触子１０ｂの受信面１０
βを図示のように探触子ケース１２の先端面であ
る超音波送受波面に対してそれぞれ反対方向に所
定角度傾斜させて設置している。更にこれらの傾
斜角度は、角度調節装置２０ａ，２０ｂにより角
度調節することができる。送信専用探触子１０ａ
および受信専用探触子１０ｂの裏面は、それぞ
れ、探触子ケース１２の裏面に遊嵌された支持ネ
ジ２２ａ，２２ｂおよび探触子ケース１２の正面
に遊嵌された支持ネジ２４ａ，２４ｂに固定支持
されたバツキング部材２５に固着されている。支
持ネジ２４ａ，２４ｂの先端には、角度調節つま
み２６ａ，２６ｂが設けられており、この角度調
節つまみ２６ａ，２６ｂには、それぞれ、探触子
ケース１２を押圧する指針バネ２８が固定されて
いる。この指針バネ２８の指針部は探触子ケース
１２の正面に固着された目盛板３０ａ，３０ｂの
角度目盛を指示し、操作者は指針部が示す角度に
より送信角度および受信角度を知ることができ
る。
更に本実施例では、送信専用探触子１０ａから
送信される超音波ビームの雑音成分が受信専用探
触子１０ｂに受信されないように、両者間を仕切
るシールド板３２が設けられている。
送信される超音波ビームの雑音成分が受信専用探
触子１０ｂに受信されないように、両者間を仕切
るシールド板３２が設けられている。
なおバツキング部材２５も同様の目的から、ア
ルミあるいは鉄粉とプラスチツクとの混合材から
成る吸音材で構成されている。
ルミあるいは鉄粉とプラスチツクとの混合材から
成る吸音材で構成されている。
また本実施例においては、超音波信号の被検体
との間での減衰についても考慮されている。送信
専用探触子１０ａの送信面１０αと受信専用探触
子１０ｂの受信面１０βは、流動パラフインある
いはひまし油等の超音波伝達媒質で満たされた袋
体３４ａ，３４ｂに密着されており、袋体３４
ａ，３４ｂの下面は被検体とのマツチングを行う
ためのポリウレタン等の薄膜３６ａ，３６ｂによ
り覆われている。なお袋体３４ａ，３４ｂと送信
面１０α、受信面１０βとには予めシリコングリ
スが塗布されており、各々の境界面で超音波信号
の反射が発生しないようになつている。
との間での減衰についても考慮されている。送信
専用探触子１０ａの送信面１０αと受信専用探触
子１０ｂの受信面１０βは、流動パラフインある
いはひまし油等の超音波伝達媒質で満たされた袋
体３４ａ，３４ｂに密着されており、袋体３４
ａ，３４ｂの下面は被検体とのマツチングを行う
ためのポリウレタン等の薄膜３６ａ，３６ｂによ
り覆われている。なお袋体３４ａ，３４ｂと送信
面１０α、受信面１０βとには予めシリコングリ
スが塗布されており、各々の境界面で超音波信号
の反射が発生しないようになつている。
本発明の好適な実施例は以上の構成から成り、
以下にその作用を説明する。
以下にその作用を説明する。
超音波診断装置本体から本探触子に送信信号が
供給されると、送信専用探触子１０ａの各振動子
にはマツチング回路１８ａによりマツチングロス
がない送信信号が供給される。そして、送信信号
により励振された送信専用探触子１０ａの振動子
から被検体に向けて超音波ビームが放射される
が、このとき、被検体との間で袋体３４ａ、薄膜
３６ａにより超音波ビームの減衰が生じない。ま
た超音波ビーム送信時には、本実施例では、送受
信が兼用されていないので、前述した直接誘導が
発生せず、音響シールド板３２、バツキング部材
２５により受信専用探触子１０ｂへの雑音混入が
阻止される。
供給されると、送信専用探触子１０ａの各振動子
にはマツチング回路１８ａによりマツチングロス
がない送信信号が供給される。そして、送信信号
により励振された送信専用探触子１０ａの振動子
から被検体に向けて超音波ビームが放射される
が、このとき、被検体との間で袋体３４ａ、薄膜
３６ａにより超音波ビームの減衰が生じない。ま
た超音波ビーム送信時には、本実施例では、送受
信が兼用されていないので、前述した直接誘導が
発生せず、音響シールド板３２、バツキング部材
２５により受信専用探触子１０ｂへの雑音混入が
阻止される。
被検体からの反射エコーは、薄膜３６ｂ、袋体
３４ｂを介して受信専用探触子１０ｂの受信面１
０βに到達するので、伝達ロスを生じることがな
い。また受信専用探触子１０ｂの受信信号は、マ
ツチング回路１８ｂによりマツチングロスなく超
音波診断装置本体に供給される。
３４ｂを介して受信専用探触子１０ｂの受信面１
０βに到達するので、伝達ロスを生じることがな
い。また受信専用探触子１０ｂの受信信号は、マ
ツチング回路１８ｂによりマツチングロスなく超
音波診断装置本体に供給される。
本実施例においては、超音波ビームの送信方向
は角度調節つまみ２６ａの回転により調節設定す
ることができ、反射エコーの受信方向は角度調節
つまみ２６ｂの回転により調節設定することがで
きる。この送信角度と受信角度の調節は被検体表
面から浅い近距離部位についての超音波信号送受
信を行う場合に、特に有用である。これは、本実
施例では、前述したように、直接誘導作用が発生
せず、この結果、近距離部位の分解能を向上でき
るので、近距離部位に送信方向、受信方向を定め
ることにより、更に高分解能の受信信号が得られ
るからである。
は角度調節つまみ２６ａの回転により調節設定す
ることができ、反射エコーの受信方向は角度調節
つまみ２６ｂの回転により調節設定することがで
きる。この送信角度と受信角度の調節は被検体表
面から浅い近距離部位についての超音波信号送受
信を行う場合に、特に有用である。これは、本実
施例では、前述したように、直接誘導作用が発生
せず、この結果、近距離部位の分解能を向上でき
るので、近距離部位に送信方向、受信方向を定め
ることにより、更に高分解能の受信信号が得られ
るからである。
以上説明したように、本発明によれば、感度が
良くかつ分解能の優れた電子走査型超音波探触子
を提供することができる。
良くかつ分解能の優れた電子走査型超音波探触子
を提供することができる。
第１図は本発明の好適な実施例の正面図、第２
図は本発明の好適な実施例の右側面図、第３図は
本発明の好適な実施例の底面図である。 １０ａ……送信専用探触子、１０ｂ……受信専
用探触子、１０α……送信面、１０β…受信面、
１８ａ，１８ｂ……マツチング回路、２０ａ，２
０ｂ……角度調節装置、３２……音響シールド
板、３４ａ，３４ｂ……袋体。
図は本発明の好適な実施例の右側面図、第３図は
本発明の好適な実施例の底面図である。 １０ａ……送信専用探触子、１０ｂ……受信専
用探触子、１０α……送信面、１０β…受信面、
１８ａ，１８ｂ……マツチング回路、２０ａ，２
０ｂ……角度調節装置、３２……音響シールド
板、３４ａ，３４ｂ……袋体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 複数個の配列された振動子を有する電子走査
型超音波探触子において、 超音波ビームの送信のみを行う送信用探触子と
前記超音波ビームの反射波の受信のみを行う受信
用探触子とが雑音成分遮蔽用の音響シールド板を
挾んで同一ケース内に並設され、前記両探触子の
送信面および受信面は送信方向および受信方向が
所望深度にて交わるようにケースの超音波送受波
面に対してそれぞれ反対方向に所定角度傾斜され
て位置決めされ、更に前記送信面および受信面の
少なくともいずれか一方の角度調節を行う角度調
節装置が設けられたことを特徴とする電子走査型
超音波探触子。 ２ 特許請求の範囲１記載の装置において、被検
体との間に超音波伝達媒質で満たされた袋体を備
えたことを特徴とする電子走査型超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57029834A JPS58149749A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 電子走査型超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57029834A JPS58149749A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 電子走査型超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58149749A JPS58149749A (ja) | 1983-09-06 |
| JPH0125577B2 true JPH0125577B2 (ja) | 1989-05-18 |
Family
ID=12287041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57029834A Granted JPS58149749A (ja) | 1982-02-27 | 1982-02-27 | 電子走査型超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58149749A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0267259U (ja) * | 1988-11-09 | 1990-05-22 | ||
| JPH02154147A (ja) * | 1988-12-06 | 1990-06-13 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | 超音波探触子 |
| JP2750787B2 (ja) * | 1991-07-09 | 1998-05-13 | 九州電力株式会社 | 送受並置型の超音波探触子 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS582335Y2 (ja) * | 1979-04-24 | 1983-01-17 | 吉村 正蔵 | 超音波プロ−ブ |
-
1982
- 1982-02-27 JP JP57029834A patent/JPS58149749A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58149749A (ja) | 1983-09-06 |
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