JPH0125390Y2 - - Google Patents

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JPH0125390Y2
JPH0125390Y2 JP15398582U JP15398582U JPH0125390Y2 JP H0125390 Y2 JPH0125390 Y2 JP H0125390Y2 JP 15398582 U JP15398582 U JP 15398582U JP 15398582 U JP15398582 U JP 15398582U JP H0125390 Y2 JPH0125390 Y2 JP H0125390Y2
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JP
Japan
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reed switch
temperature
cylindrical body
switch
reed
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JP15398582U
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JPS5959443U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、温度スイツチに係り、特に形状記憶
合金の性質を利用してリードスイツチに永久磁石
を近づけたり遠ざけたりするタイプの温度スイツ
チの構造に関する。
形状記憶合金は、高温から冷却するとある温度
(マルテンサイト変態点)で母相からマルテンサ
イト相に変態し、逆に加熱するとマルテンサイト
変態点より高いある温度(逆変態点)でマルテン
サイト相から母相に逆変態することを利用してい
る。即ち、母相状態である形状に成形した合金を
マルテンサイト相において塑性変形させ、その後
に逆変態点以上に加熱すると、その合金の形状は
塑性変形前の形状に戻る。これは非可逆型形状記
憶効果と呼ばれる。またマルテンサイト相の合金
にある限度以上のひずみを加えるか(強加工)、
一定のひずみのもとで合金を加熱するか(拘束加
熱)し、同一母体内に、形状記憶を呈する部分
と、通常のバネ材としての効果のみを呈する部分
とを共存させ、温度サイクルにより形状の回復が
繰り返されるようにもできる。これは可逆型形状
記憶効果と呼ばれる。
本考案は、上述のような可逆型形状記憶効果を
利用して帯域動作型温度スイツチを提供すること
を目的とする。
本考案によれば、温度変化にしたがつて互いに
ほぼ等しい曲率半径をもつて反対向きに湾曲して
二種類の円筒状体を形成し得る可逆型形状記憶効
果をもつ合金板と、該合金板の両面にそれぞれ設
けられた永久磁石と、上記二種類の円筒状体のう
ちの一方の円筒状体の内側に位置する箇所に配し
た第一のリードスイツチと、上記二種類の円筒状
体のうちの他方の円筒状体の内側に位置する箇所
に配した第二のリードスイツチとを含み、該第一
および第二のリードスイツチを互いに並列に接続
してあることを特徴とする帯域動作型温度スイツ
チが得られる。
以下本考案の実施例について図面にしたがつて
説明する。
第1図は第7図にAfで表わされた高温(例え
ば50℃)における状態を示す斜視図であり、第2
図はその正面図である。
形状記憶合金よりなる板体1を拘束加熱して得
た円筒状体2は、スリツト部21を上方にして水
平に置かれ、かつこのスリツト部21とは反対側
つまり下部を支持手段9で支持されている。筒状
体2を周方向にほぼ四分割する斜め方向の4個所
の内外周面には、筒状体2の長さとほぼ同じ長さ
寸法でしかも長さ方向に着磁された合計8個の永
久磁石3,3′が取り付けられている。これらの
永久磁石3,3′は筒状体2の軸心と平行に且つ
磁化の向きを同じ向きにして、しかも板体1が自
由に湾曲できるようにリベツト4等によつて遊び
をもたせて取り付けられている。さらに第一のリ
ードスイツチ5が筒状体2の軸線と合わせて配置
されている。また支持手段9によつて支持された
部分に関して第一のリードスイツチ5と対称な個
所には第二のリードスイツチ6が配置されてい
る。これらのリードスイツチ5と6は互いに並列
に接続されている。さて第1図および第2図の状
態では、筒状体2の内側の4個の磁石3から第一
のリードスイツチ5の接点部に流れる磁束が接点
を閉成できる値に達しており、リードスイツチ5
は閉成状態にあるため、端子7,8間は導通して
いる。なお第二のリードスイツチ6に作用する磁
束は僅かであるため、その接点は開離状態にあ
る。
筒状体2の温度が低下すると共に筒状体2の曲
率半径が次第に増し、ある温度で板体1は第3図
に示すように平板状となる。このとき4個の磁石
3がリードスイツチ5から次第に遠ざかるので、
第一のリードスイツチ5の接点は開離する。ただ
し、第3図に示す状態に達する以前の第7図の
Afより若干低い温度〔Af−α〕において第一の
リードスイツチ5は既に開離している筈である。
この結果、第一および第二のリードスイツチ5,
6が共に開離状態にあるため、端子7,8間は不
導通状態にある。
さらに板体1の温度が下降して第7図のMf
表わされた低温(例えば0℃)になると、板体1
は第5図および第6図に示すように反対向きに湾
曲する。即ちスリツト21が下側に位置して第1
図とは内外周面が逆転した、第1図とほぼ等しい
曲率半径をもつ円筒状体2′になる。この形状に
なると円筒状体2′の内側の4個の磁石3′の磁気
作用により第二のリードスイツチ6の接点が閉成
状態となるため、端子7,8間は導通する。なお
このとき第一のリードスイツチ5は開離状態のま
まである。
筒状体2′の温度が逆に第7図のMfから上昇す
る場合、温度上昇と共に筒状体2′の曲率半径が
増し、磁石3′がリードスイツチ6から離れてゆ
き、Mfより高い温度〔Mf+β〕でリードスイツ
チ6が開離状態となり、端子7,8間が不導通と
なる。
さらに温度が上昇すると、板体1は第3図に示
す平板状態を経て上向きに湾曲し、曲率半径を次
第に減じる。温度が第7図のAf(例えば50℃)に
達すると第1図に示す筒状体2となり、リードス
イツチ5が導通し、したがつて端子7,8間が導
通状態となる。
このように温度サイクルにより板体1の円筒状
体2と2′間の形状の回復が繰り返され、MfとAf
間のある温度域でリードスイツチ5,6が共に開
離状態となる帯域動作型の温度スイツチが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
図面の本考案の一実施例を示し、第1図および
第2図は高温状態での斜視図及び正面図、第3図
および第4図は中間温度状態での斜視図及び正面
図、第5図および第6図は低温状態での斜視図及
び正面図、第7図はリードスイツチの両端子間接
触抵抗と温度との関係を示す図である。 1……可逆型形状記憶合金板体、2,2′……
円筒状体、3,3′……棒状永久磁石、4……リ
ベツト、5,6……リードスイツチ、7,8……
端子。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 温度変化にしたがつて互いにほぼ等しい曲率
    半径をもつて反対向きに湾曲して二種類の円筒
    状体を形成し得る可逆型形状記憶効果をもつ合
    金板と、該合金板の両面にそれぞれ設けられた
    永久磁石と、上記二種類の円筒状体のうちの一
    方の円筒状体の内側に位置する箇所に配した第
    一のリードスイツチと、上記二種類の円筒状体
    のうちの他方の円筒状体の内側に位置する箇所
    に配した第二のリードスイツチとを含み、該第
    一および第二のリードスイツチを互いに並列に
    接続してあることを特徴とする帯域動作型温度
    スイツチ。 2 上記永久磁石は棒状であつて、しかも上記合
    金板の両面にそれぞれ複数個ずつ互いに間隔を
    おいて配列されており、上記第一のリードスイ
    ツチは上記一方の円筒状体の軸心上に配されて
    おり、上記第二のリードスイツチは上記他方の
    円筒状体の軸心上に配されていることを特徴と
    する帯域動作型温度スイツチ。
JP15398582U 1982-10-13 1982-10-13 帯域動作型温度スイツチ Granted JPS5959443U (ja)

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JP15398582U JPS5959443U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 帯域動作型温度スイツチ

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JP15398582U JPS5959443U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 帯域動作型温度スイツチ

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Publication Number Publication Date
JPS5959443U JPS5959443U (ja) 1984-04-18
JPH0125390Y2 true JPH0125390Y2 (ja) 1989-07-31

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ID=30340514

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JP15398582U Granted JPS5959443U (ja) 1982-10-13 1982-10-13 帯域動作型温度スイツチ

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JPS5959443U (ja) 1984-04-18

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