JPH01253431A - 段ボール外装体用紙の製造方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野］ 本発明は、シート状物等を包装する段ボール外装体に用
いられる紙の製造方法及びその装置に関するものである
。

〔従来の技術〕

一般に、一定枚数の包装単位に集積されたシート状物を
簡便な方法で包装するには、第４図に示すような段ボー
ル外装体１が用いられていた（特公昭５７−３８１５０
号公報）。この段ボール外装体１は、底面板２と、この
底面板２と側面板３，３を介して観音開き状に開閉する
２枚の上面板４，４と、上記底面板２と上面板４，４の
側面に角筒状に折曲形成された角筒Ｆｉ５・・・５とで
構成されている。

そして、内部にシート状物６・・・６を積重した状態で
収納している。

このような段ボール外装体１は、まず、第５図に示すよ
うに、コルゲータ−で所定寸法の段ボール紙７を製造す
るとともに、角筒板５を折曲形成するための角筒板用罫
線８・・・８が形成される。

次に、第６図に示すように、段ボール紙７の所定部分を
打ち抜くとともに、側面板用罫線９・・・９を形成し、
段ボール外装体用紙１０が製造される。

従来、この側面板用罫線９を形成するには、第７図に示
すように、罫刃１１が設けられた罫刃シリンダ１２と、
アンビルシリンダ１３との間に段ボール祇７を挿通させ
、罫刃１１で段ボール紙７の一方の面を押圧してて溝状
の側面板用罫線９を形成する。

そして、完成した段ボール外装体用紙１０の角筒板用罫
線８を折曲して角筒板５を形成し、次に、シート状物６
を積重した後側面板用罫線９を折曲して包装体が完成す
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、従来の段ボール外装体用紙１０は、折曲して包
装体１とした際、第４図中Ａ部に示すように、上面板４
と側面板３の角部が確実に折曲されず漬れてしまうこと
があった。

特に、側面板３の高さが５０ｍｍ以下と短い場合は、罫
線が確実に形成されず角部が潰れることが多く、段ボー
ル製の外装体の製造における大きな問題点であった。

本発明は以上の問題点を解決し、罫線間の距１璧ｔがた
とえ５０ｎ＋ｍ以下の場合であっても、角部が漬れるこ
となく確実に折曲することができる段ボール外装体用紙
の製造方法及び装置を提供すること目的とする。

［課題を解決するための手段］ 本発明は上記目的を達成するためになされたもので、罫
線を形成した面と反対の面にアンビル罫線を形成するよ
うにしたものである。

すなわち、本発明の段ボール外装体用紙の製造方法は、
段ボール外装体用紙の折曲部位の一方の面に罫線を形成
するとともに、反対面の該罫線近傍にアンビル罫線を形
成することを特徴として構成されている。

また、本発明の段ボール外装体用紙の製造装置は、罫刃
シリンダと、該罫刃シリンダに平行に配置されたアンビ
ルシリンダと、該罫刃シリンダに設けられた罫刃と、該
罫刃と僅かに間隙を隔ててアンビルシリンダに設けられ
たアンビル罫刃とを具備することを特徴として構成され
ている。

本発明の段ボール外装体用紙は、段ボール製の外装体を
折曲形成する前の状態の段ボール紙である。

アンビル罫線は、確実な折曲が行なえる範囲であれば、
形状、寸法及び罫線からの距離等を種々変更できる。例
えば、矩形、三角形等である。また、アンビル罫線は総
ての罫線に対応して形成する必要はなく、また罫線の片
側だけでなく両側に形成してもよい。さらに、段ボール
の流れ方向であっても、幅方向であってもよい。アンビ
ル罫線を形成するには、種々の方法があるが、アンビル
シリンダに設けたアンビル罫刃で罫線と同時に形成する
方法が容易かつ安価であることから好ましい。

また、アンビル罫線の深さ、幅、罫線からの距離等は、
段ボール外装体用紙の寸法、形状により適宜変更される
。

罫刃シリンダ及び罫刃は、従来と同様のものが用いられ
る。アンビル罫刃は、アンビル罫線を形成するためのも
ので、所定の罫刃に対応して設シｊられる。

〔作用〕

本発明の段ボール外装体用紙の製造方法では、段ボール
外装体用紙の折曲部位の一方の面に罫線を形成するとと
もに、反対面の該罫線近傍にアンビル罫線を形成するこ
とにより、折曲部位を細くし容易に折曲できるようにす
る。

また、段ボール外装体用紙の製造装置では、罫刃シリン
ダとアンビルシリンダが回転し、罫刃とアンビル罫刃が
段ボール外装体用紙を両面から押圧し、段ボール外装体
用紙の折曲部位に罫線及びアンビル罫線を形成する。

［実施例］ 本発明の段ボール外装体用紙の製造方法及び装置の一実
施例を第１図から第３図に基づいて説明する。

第１図は段ボール外装体用紙の製造装置の斜視図、第２
図は同上正面図、第３図は同上要部の部分拡大図である
。

第１図及び第２図において、符号１５は罫刃シリンダで
、この罫刃シリンダ１５には段ボール外装体用紙１０の
折曲部に対応する部位に罫刃１６・・・１６が設けられ
ている。

この罫刃シリンダ１５の直下にはアンビルシリンダ１７
が設けられており、このアンビルシリンダ１７には、外
側の罫刃１６・１６の直下近傍に位置する部位にアンビ
ル罫刃１８・１８が設けられている。このアンビル罫刃
１８は、第３図に示すように、鋼鉄板１９の上面に片側
が断面四角形状に突出したプラスチックからなる突出部
２０と一段低い段部２１が形成されている。この、段部
２１の上方に外側の罫刃１６が位置している。

なお、罫刃シリンダ１５は、直径６００ｍ＋ｎ、幅２９
００胴であり、アンビルシリンダ１７も同様である。

また、罫刃１６は、幅が１．５〜２　ｍｍで、その先端
と段部２１間の距離ａが０．９ｍｍである。アンビル罫
刃１８は、突出部２０の高さが１．５５ｍｍで幅が４ｍ
ｍ、段部２１の高さが０．２ｍｍで幅が１，５〜２　ｍ
ｍであり、罫刃１６と突出部２０の側面間の距離すは１
〜２＋ｎｍである。段ボール外装体用紙１０は厚さ４．
５〜５　ｍｍである。

以上のような装置で段ボール外装体用紙を製造するには
、直角方向に角筒板用罫線８が形成された段ボール紙を
、回転する罫刃シリンダ１５とアンビルシリンダ１７間
に挿通させる。すると、段ボール祇は罫刃１６で押圧さ
れて深い溝状の側面板用罫線９・・・９が形成されると
ともに、アンビル罫刃１８で反対面が押圧され浅い溝状
のアンビル罫線２２゜２２が形成される。また、同時に
カッター（図示せず）で一部が切除され段ボール外装体
用紙ｌＯが完成する。

〔発明の効果］ 本発明は従来の罫線の他反対表面にもアンビル罫線を形
成するようにしたので、段ボール外装体用紙を折曲して
包装体を形成する際、その角部が確実に折曲され潰れる
ということがない。特に、角部間が短い包装体の場合は
、角部が潰れることが多いので極めて有効である。

また、アンビルシリンダにアンビル罫刃を設けることに
より、アンビル罫刃を容易かつ安価に形成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の段ボール外装体用紙の製造装置の一実
施例の斜視図、第２図は同上正面図、第３図は同上要部
の拡大図、第４図は段ボール外装体の一部切欠いた斜視
図、第５図は段ボール外装体用紙の半完成品の平面図、
第６図は段ボール外装体用紙の完成品の平面図、第７図
は従来の製造装置の正面図。 ８．９・・・罫線　　　　　１０・・・段ボール外装体
用紙１５・・・罫線シリンダ　　　１６・・・罫刃１７
・・・アンビルシリンダ　１８・・・アンビル罫刃２２
・・・アンビル罫線 特許出願人　富士写真フィルム株式会社代理人　　　弁
理士　国中　政情　はか１名第１図 第２図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）段ボール外装体用紙の折曲部位の一方の面に罫線
   を形成するとともに、反対面の該罫線近傍にアンビル罫
   線を形成することを特徴とする段ボール外装体用紙の製
   造方法
2. （２）罫刃シリンダと、該罫刃シリンダに平行に配置さ
   れたアンビルシリンダと、該罫刃シリンダに設けられた
   罫刃と、該罫刃と僅かの間隙を隔ててアンビルシリンダ
   に設けられたアンビル罫刃とを具備することを特徴とす
   る段ボール外装体用紙の製造装置