JPH01253118A - 防食絶縁電線 - Google Patents

防食絶縁電線

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Publication number
JPH01253118A
JPH01253118A JP63080466A JP8046688A JPH01253118A JP H01253118 A JPH01253118 A JP H01253118A JP 63080466 A JP63080466 A JP 63080466A JP 8046688 A JP8046688 A JP 8046688A JP H01253118 A JPH01253118 A JP H01253118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrosion
wire
hard copper
gap
twisted wires
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63080466A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryunosuke Masui
増井 龍之助
Hiroyuki Oura
宏之 大浦
Chikashi Takeya
竹谷 千加士
Fumio Nakaya
仲谷 二三雄
Shinichi Wakita
真一 脇田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Original Assignee
Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd filed Critical Tatsuta Electric Wire and Cable Co Ltd
Priority to JP63080466A priority Critical patent/JPH01253118A/ja
Publication of JPH01253118A publication Critical patent/JPH01253118A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A30/00Adapting or protecting infrastructure or their operation
    • Y02A30/14Extreme weather resilient electric power supply systems, e.g. strengthening power lines or underground power cables

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  • Insulated Conductors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は屋外配電線用絶縁電線の硬銅撚線中に、腐食性
雨水が侵入しても、銅線の変色がなく、応力腐食断線を
防止する防食絶縁電線に関する。
〔従来の技術〕
従来、屋外用配電線として塩化ビニル絶縁型vA(OW
)、ポリエチレン絶縁電線(OE)、架橋ポリエチレン
絶縁電線(OC)などが多用さているが、架線後、数年
にして銅線表面に黒色酸化銅皮膜が生成し、稀に硬銅撚
線がナイフカット状に異常断線する、いわゆる、応力腐
食断線を起こすことがあり、電力保安上、重要な問題と
なっている。
この応力腐食断線は、架線された架空配電線の引留部、
端末部又は接続部などから電線内部に侵入した雨水が絶
縁体と銅導体の空隙、撚線素線間の隙間に溜水し、電柱
間の撓み部分に滞留する。そして、濃縮されて腐食性溜
水となって銅線表面に厚い黒色酸化銅皮膜を形成し、そ
の皮膜のクランク部に露出する下地銅を選択的に溶解す
るという腐食要因と、硬銅撚線の加工時に生ずる曲げ応
力および電線のドラム巻き時に生ずる曲げ応力に抗して
架線時に生じる応力などの応力要因との相互作用で起る
ものとされている。ところで、架空配電線の絶縁被覆内
への雨水の侵入経過は、架空配電線が新しく架渉された
当初は比較的早く侵入し、雨水が溜溝されるにしたがっ
て次第に緩慢になり、5年程度経過した時点で満杯にな
り、その後の侵入はゼロに近い状態となる。
このような長期の腐食環境で発生する応力腐食1tJi
線に対して、ベンゾトリアゾールをアルコールなどの揮
発性溶剤単独なものに溶解した溶液を硬銅撚線に塗布し
ても十分な耐食性皮膜が形成されないため、長期の耐食
効果が期待できない問題がある。
そのため解決手段として、■銅導体にそわせて犠牲電極
を設けるもの、■制用防錆成分を添加した絶縁層を設け
るもの、■硬銅撚線内に水密性混和物を充填させたもの
、■ベンゾトリアゾールおよびその誘導体と流動パラフ
ィン、ポリブテン、シリコーン油などに溶解したものを
硬銅撚線上に塗布したものなどが提案されている。
しかしながら、■については、犠牲電極の溶解が適切で
なく、銅導体の保護が十分でない問題がある。■につい
ては、絶縁層からの防錆剤の溶出に難があり、長期間鋼
の変色を防止させることが困難で、絶縁層の絶縁抵抗が
低下する好ましくない問題がある。■については、天然
ゴム、ブチルゴム、クロロプレンゴム、エチレンプロピ
レンゴム、シリコーンゴムなどに軟化剤を添加したもの
、又はペトロラクタムシェリー、ポリブテン、ポリイソ
ブチレン、マイクロクリスタルワックス、ポリエチレン
ワックス、大豆油などの混和物、あるいは、エチレン酢
酸ビニル共重合体に低分子ポリエチレン又は塩化ビニル
共重合体を配合した混和物など種々の水密混和物が提案
されているが、導体と絶縁体の双方に密着し、侵入する
雨水を完全に遮ぎって水密性とするには難があり、且つ
製造コストも高くつき、水密混和物の除去作業が煩わし
く、除去が十分でないときは接続部の通電特性が低下す
る問題がある。■にっては、fa水性油を使用するため
銅とベンゾトリアゾールとの防食皮膜の形成が困難で、
その使用によって絶縁体と硬銅撚線との密着性が低下し
、引抜き強度が不足するという問題がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたちので、架線さ
れた架空配電線の引留部、端末部又は接続部などから該
電線内部に侵入する雨水を逆に利用して、硬銅撚線の表
面に強固な耐食性皮膜を形成し、長期にわたって銅色を
維持し、且つ腐食性雨水による応力腐食断線を防止でき
る絶縁電線を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の構成は、硬銅撚線の間隙部および/又は硬銅撚
線と絶縁層との間隙に水溶性防食組成物を充填又は塗布
し、その上に絶縁層を設けた防食′4fA縁電線とする
ものである。
以下、本発明の構成に使用する水溶性防食組成物につい
て、更に詳細に説明する。
水溶性防食組成物としては、例えば、銅用防ヱ青ン容ン
夜のベンゾトリアゾールおよびアミン塩を付加したその
誘導体又はメルカプトベンゾチアゾール若しくはジシク
ロヘキシルアミンクロメートと、ポリビニルアルコール
、繊維素グリコール酸ナトリウム、ゼラチン、ニカワ、
デンプンなどの接着剤、グリセリン、ポリエーテル又は
ポリオールなどの水溶性可塑剤、ポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリエチレンオキサイドなどの粘結剤
を成分とするものが好適に使用されるが、銅用防請溶液
の含有量が0.5重量%以上含有するようにし、硬銅撚
線の間隙部および/又は硬銅撚線の表面に充填又は塗布
できる水溶性防食組成物とするものであれば、前記その
他の配合成分や配合割合については特に限定されるもの
ではない。
〔作 用〕
本発明の防食絶縁電線は、硬銅撚線の間隙部および/又
は硬FI撚線の表面と絶縁層との間隙に水溶性防食組成
物を充填又は塗布しであるので、該絶縁電線が架線され
た後、引留部、端末部又は接続部などの僅かなすき間か
ら電線内部に雨水が侵入すると、水溶性防食組成物が溶
解し、硬銅撚線の各銅素線の表面は溶解した水溶性防錆
組成物で速かに湿潤され、添加された銅用防錆剤と反応
化合し、耐食性にすぐれた防錆皮膜を形成し腐食性雨水
による応力腐食断線を未然に防止するものとなる。又、
電線内部に侵入した雨水は、その内部で乾湿を繰返すが
、乾いた部分の銅素線の表面は添加された成分による保
護皮膜が形成され防錆皮膜を外部から保護するものとな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例と比較例について説明する。
外径2.0mmφの硬銅撚線19本を同心撚りに撚り合
せた後、硬銅撚線の表面又は硬銅撚線の間隙部に第1表
に示す水溶性防食組成物を塗布又は充填し、遠赤外線熱
風併用加熱炉(例えば、金属発熱体表面にレアメタルの
酸化物をコーティングしたインフラジェットヒーター)
を通して該組成物中の水分を除去し、次いで、その外周
に厚さ2.5mmのポリエチレン絶縁体を押出被覆して
60mmzの本発明防食絶縁電線を製造した。一方、水
溶性防食組成物を充填しない60mm”の屋外用ポリエ
チレン絶縁電線(OE)を比較例とした。
得られた実施例と比較例について腐食試験(注l)を行
った結果を第2表に示す。
(注1)試料の絶縁電線を外径100mmφの硬質塩化
ビニル管に巻付けて硬銅撚線に曲げ応力を加え、INI
(、So4溶液とINN H40H溶液の腐食混合液(
p H: 9.0)中に半分だけ浸漬するようにし、8
0 ’cで6時間、20℃で6時間のヒートサイクルを
繰返して硬銅撚線が断線するまでの時間を判定する。
試験終了後に、絶縁体を剥離して銅線の外観を観察した
結果かられかるように、実施例では良好な耐食性を示す
が、水溶性防食組成物を充填しない比較例では、かかる
腐食環境に耐えられず、応力腐食断線を起すことがわか
る。
ここで、本実施例では試料絶縁電線を前記腐食混合液に
浸漬させるので、実施例3では水溶性防食組成物中のベ
ンゾトリアゾールモノエタノールアミンの含有量を多く
しているが、実際に架線されて電線内部に侵入する雨水
の量は少ないから、その含有量は0.5重量%以上とす
ればよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明に係る防食絶縁電線は、硬
銅撚線の間隙部および/又は硬銅撚線の表面と絶縁層と
の間隙に水溶性防食組成物を充填又は塗布する構成とし
ているので、架線された後に引留部、端末部又は接続部
などから腐食性雨水が侵入しても、応力腐食断線を起す
憂もないので、その効果が大である。
出願人    タック電線株式会社 代理人  弁理士 水 口 孝 − 第1表 *I : セロゲンPI?、平均重合度(220〜25
0)*2 : ゴーセノール NH−26、平均重合度
(1500)*3 、 溶液粘度=500  PS *4  :  i8液粘度=soa  ps*5 : 
溶液粘度−580PS 第2表

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 硬銅撚線の間隙部および/又は硬銅撚線と絶縁層との間
    隙に水溶性防食組成物を充填又は塗布し、その上に絶縁
    層を設けたことを特徴とする防食絶縁電線。
JP63080466A 1988-03-31 1988-03-31 防食絶縁電線 Pending JPH01253118A (ja)

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JP63080466A JPH01253118A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 防食絶縁電線

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JP63080466A JPH01253118A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 防食絶縁電線

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JPH01253118A true JPH01253118A (ja) 1989-10-09

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ID=13719036

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JP63080466A Pending JPH01253118A (ja) 1988-03-31 1988-03-31 防食絶縁電線

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758224B2 (ja) * 1974-08-21 1982-12-08 Glacier Metal Co Ltd
JPS5863018A (ja) * 1981-10-05 1983-04-14 中部電力株式会社 架空配電線の応力腐食断線防止方法および防錆剤組成物装着器具

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5758224B2 (ja) * 1974-08-21 1982-12-08 Glacier Metal Co Ltd
JPS5863018A (ja) * 1981-10-05 1983-04-14 中部電力株式会社 架空配電線の応力腐食断線防止方法および防錆剤組成物装着器具

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