JPH01252275A - 横置き円筒型培養器 - Google Patents

横置き円筒型培養器

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Publication number
JPH01252275A
JPH01252275A JP32865488A JP32865488A JPH01252275A JP H01252275 A JPH01252275 A JP H01252275A JP 32865488 A JP32865488 A JP 32865488A JP 32865488 A JP32865488 A JP 32865488A JP H01252275 A JPH01252275 A JP H01252275A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
liquid
culture
baffle plate
baffle plates
Prior art date
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Pending
Application number
JP32865488A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Suzuki
顯 鈴木
Shoichi Matsuda
松田 正一
Toshiro Nagaya
長屋 利郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kirin Brewery Co Ltd
Original Assignee
Kirin Brewery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kirin Brewery Co Ltd filed Critical Kirin Brewery Co Ltd
Priority to JP32865488A priority Critical patent/JPH01252275A/ja
Publication of JPH01252275A publication Critical patent/JPH01252275A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は植物細胞等の培養器にか\す、特に横置き円筒
型培養器に関する。
(従来の技術) 従来、植物のカルスや微生物等の培養物を液体浮遊培養
する手段として、小容量の場合は酸素供給、培養物の均
一化のためにフラスコを振盪する、いわゆる振盪培養機
が一般に用いられている。
このフラスコとしては、第10図に示すようなエルレン
マイヤフラスコ、あるいは内容量を十分に大きくするた
めに開発された第11図示の坂ロフラスコが知られてい
る。
(発明が解決しようとする課題) しかるに上記フラスコを用いた培養手段の場合、これを
振盪させるにはフラスコはもちろん、このフラスコを載
置する載置台を往復動または回転運動させることが必要
であり、そのための装置が大掛りで高価となり、しかも
載置台上にフラスコを人手により並べる作業が容易でな
いうえ、フラスコの大きさや並べる数に限度があり、多
量に培養するとなると振盪機自体も一層大型化するなと
の種々の問題があった。
なかには大型タンク内にプロペラ、タービン等の撹拌手
段を設け、タンク内の液体を撹拌するようになされたも
のもあるが、これによると培養物を剪断したり損傷を与
えるという問題がある。
本発明はこれに鑑み、従来の振盪機のような大掛りな装
置を用いることなく培養物を液体浮遊培養することがで
きる横置き円筒型培養器を提供することを目的としてな
されたものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明は、口部をキャップに
より封止自在とした容器の円筒状胴部内周面軸方向に、
該胴部の半径よりも小さい幅を有する少くとも2枚のバ
ッフル板を突設したことを特徴とし、また前記バッフル
板の少くとも回転方向前面側となる面を容器の軸線に対
し直交する断面が弧状に凹曲する凹曲面として凹陥部を
形成したことを特徴とするものである。
(作 用) 容器内に液体と培養物を入れて横置きし、これに回転を
与えると、内部の液体がバッフル板により掻き寄せられ
て水位か上昇し、その水位か限界に達するとバッフル板
の端縁から滝のように糧水して流れ落ち、液体と培養物
との撹拌がなされる。
この場合、バッフル板の回転方向前面側となる面を凹曲
面状として凹陥部を形成することにより、容器内の液体
がこの凹陥部内にしばらく保持され、容器の回転に伴な
って連続的に徐々に流下することになって少しずつ流れ
落ち、液体内に浮遊する細胞に対する剪断力の影響が少
なくなって発育阻害を招くことが回避され、かつ撹拌効
果も維持する。
(実施例) 以下、本発明を第1図乃至第6図に示す実施例により説
明する。
容器1は、合成樹脂等により形成されるもので、円筒状
胴部2を有し、この胴部2の一端には口部3か形成され
ていてこれにキャップ4が液密に被嵌自在とされている
上記円筒状の胴部2の内周面軸方向には、該胴部2の半
径よりも小さい幅を有する矩形板状の複数枚(図示例で
は2枚)のバッフル板5□、52が突設されている。図
示の実施例では、バッフル板5□、52の幅りが胴部2
の内径に対し20〜30%の寸法とされ、胴部2の直径
線上対称位置に一対として胴部2の軸方向全域にわたり
設けられている。
この容器1を製造するに際しては、バッフル板51.5
2を含む胴部2と、口部3を含む上板6と、底板6aと
の3部品をそれぞれ形成し、これら3部品を接着により
一体に組立てることにより、バッフル板5..52を内
設した容器1を得ることができる。
上記の容器1は、第2図に一例を示すように一対のロー
ラ7.7上に横置きしてこのローラ7゜7の回転駆動に
より容器1を回転させるようにして用いられる。このロ
ーラ7.7は、好ましくは少くとも周面をゴム、ウレタ
ン等の摩擦係数の大きい材料により形成されかつ、軸方
向両端部にフランジ部7a、7aを有する構成とし、こ
れらフランジ部7a、7a間に容器1の胴部2が丁度納
まるようにされて軸方向に脱落しないようになされる。
第5図に示す実施例は、前記バッフル板51゜52の容
器1の回転方向前面側となる面を容器1の軸線に対し直
交する断面が弧状に凹曲する凹曲面状として凹陥部5A
、5Aを形成した場合を示している。
この凹陥部5Aの凹曲面形状は、バッフル板(5)、 
 (52)の端縁から容器1の内周面に■ なめらかに連なるはV円弧面とされている。しかしこの
凹曲面形状は、取扱う細胞の種類等に応じバッフル板5
 5 の端縁51a、51b側で曲率1 ″   2 を大きくし、容器1の内周面に近づくにつれて曲率を次
第に小さくした凹曲面(例えばアルキメデスの螺旋形)
等としてもよく、またバッフル板5□、52の回転方向
後面側の付根部分を凹曲面5Bとしておけばこの部分へ
の細胞の付着残留を防ぐことができ、容器1の洗浄性を
高めることができる。この凹曲面5Bをさらに発展させ
て第7図示のように表裏同形とすれば、容器1の回転方
向か特定されない構造とすることができる。
次に作用を説明する。
容器1内に適量の液体8および培養物9を入れてキャッ
プ4を被嵌し、この容器1をローラ7゜7上に横置きし
てローラ7.7を矢印方向に回転駆動すると、ローラ7
.7と胴部2の周面との摩擦により容器1に矢印方向へ
の回転が与えられる。
この容器1が回転した際の状況を第4図(A)〜(E)
に示している。すなわち容器1の回転につれて下側に位
置するバッフル板51の掻き寄せ作用により液体8が掻
き寄せられて水位が次第に上昇しく第4図(B))、そ
の水位が限界に達すると、バッフル板5 の端縁51.
が堰となって液体8か溢水し、バッフル板51の背後へ
滝のようになって流下する(第4図(C)、(D))。
これは上記バッフル板51が水平位置(第4図(E))
に至るまでの間継続して行なわれ、その間液体8の流動
が行なわれる。上記のバッフル板51が水平姿勢を経た
のちは他方のバッフル板52が液体8を掻き寄せて押し
上げはじめ、前記と同様に堰の作用をして流れを生じさ
せ、液体8および培養物9を撹拌する。
第5図示の実施例の場合は、第6図(A)の状態から容
器1の矢印方向への回転によりバッフル板5□凹陥部5
A側の面で液体8を徐々に押し下げて水位が次第に上昇
(第6図(B))すると、バッフル板5 の端縁51.
から溢水されて第6図(C)の位置まで達する。ここま
では前記実施例の場合と同様であるが、バッフル板51
が第6図(C)示の下限位置から次第に上昇に移ると、
液体は第6図(D)から(E)のようにバッフル板51
の凹陥部5A内にすくいとられたま\上昇し、この凹陥
部5Aの傾きが増すにつれて徐々に端縁5.75%ら膜
状となって溢水され、平板状のバッフル板のように一挙
に流化してしまうことかなく、時間をかけて流下される
。これにより細胞に対する剪断力の影響が少なくなり、
発育阻害を防止するに役立つ。また凹陥部5Aが容器1
の内周面になめらかに連続しているので、液体8の流下
時に細胞がバッフル板上に残留することがなく、そのす
べてが撹拌に導かれる。
第8図および第9図は上記容器1を多量に収納し、大量
培養を行なう場合の一例を示すもので、移動可能なラッ
ク10の内部に複数組を一段とするローラ7.7が棚状
に多段に設けられ、これら各ローラ間に容器1を並列横
置きし、これらローラ7.7・・・を−斉に回転駆動す
ることによりローラ上の容器1を回転させ得るように構
成されている。そしてこの実施例では第9図示のように
一対のローラ7.7間に縦列に2本の容器1,1が置け
るようにして容器の収納量の増大を図っている。
上記ラック10は、上下に配設されたレール11゜12
にガイドローラ13.14を介して係合され、移動自在
とされている。そしてこのレール11゜12をエンドレ
ス状に配置することにより多数のラック]0を無端状に
移動させながら連続的に培養を行なうことができ、小ス
ペースによる高能率の培養ができる。
一方、容器1内に入れる培養物か好気性微生物であり、
外部から新鮮な空気を供給する必要があるときは、キャ
ップ4の天板部に開口部4aを設けておき、これに綿栓
、シリコン栓等の通気性を有する無菌フィルタを取付け
るようにするか、あるいはロータリジヨイントを介して
パイプを通じ空気を供給するようにすることができる。
また容器1自体は合成樹脂に限らず、金属製であっても
よいが、内部の観察を容易にするためアクリル、ポリス
チレン等の透明な樹脂材料で形成することが望ましい。
さらにバッフル板51.52の設置数は、容器1の大き
さや培養物の種類に応じ適宜増減し得ることはもちろん
である。そしてバッフル板5□、52の端縁からの溢水
流をさらに細分化するためその端縁を波形状、鋸歯状等
としてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、口部をキャップにより封
止自在とした容器の円筒状胴部内周面軸方向に、該胴部
の半径より小さい幅を有する少くとも2枚のバッフル板
を突設したので、この容器内に培地となる液体と培養物
とを入れて横置きし、この容器にゆっくりと回転を与え
ることにより内部の液体にバッフル板による水流が生じ
、この水流は単に撹拌によるものではなくバッフル板の
掻き寄せ作用により液体の水位を上昇させたのちバッフ
ル板の端縁を堰としてこ\から濡出させることによるの
で、さらさらとした流れを生じさせ、培養物に損傷を与
えずに撹拌することができ、植物細胞の場合などでは空
気との接触も良好に行なわれることになって培養効果を
一層高めることができる。
またバッフル板の回転方向前面側の面に弧状に凹陥する
凹陥部を形成すれば、バッフル板により水位が高められ
た液体がその端縁から溢水するときはy一定量ずつ膜状
となって流出することになり、撹拌効果を一層増すと同
時にバッフル板による剪断力が弱められて細胞を傷める
ことが減少し、発育阻害を招くことがなくなる。さらに
培養物の交換時等に容器を洗浄するとき、バッフル板の
付根部分まで完全な洗浄ができ、細胞が残留したりコン
タミネーションを起すことが防がれる。したがって杆状
菌等の微生物をはじめ、藻類、数多の菌類や原生動物等
の好気性微生物の培養、植物組織片の培養、撹拌を必要
とする嫌気性微生物の培養等に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部を断面とした斜視
図、第2図は第1図の容器に回転を与える手段の一例を
示す斜視図、第3図は同縦断正面図、第4図(A)〜(
E)は同作用状況を示す説明図、第5図は本発明の他の
実施例を示す断面図、第6図(A)〜(F)は同作用状
況を示す説明図、第7図は第5図の実施例の変形例を示
ず略示断面図、第8図は多量の容器を同時に回転させる
手段としてのラックを示す正面図、第9図は同側面図、
第10図および第11図は従来の容器としてのフラスコ
を示す斜視図である。 ]・本発明による横置き円筒型培養器、2・・胴部、3
・・・口部、4・・・キャップ、51,52・・・バッ
フル板、5A・・・凹陥部、7・・・ローラ、8・・・
液体、9・・・培養物。 出願人代理人  佐  藤  −雄 第1図 第2図 □ わ 1)    □ 手続補正書(方式) 1 事件の表示 昭和63年特許願第328654号 2 発明の名称 横置き円筒型培養器 3 補正をする者 事件との関係    特許出願人 額麟麦酒株式会社 発送臼  平成 1年 3月 14日 6 補正の対象 図   面 7 補正の内容

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、口部をキャップにより封止自在とした容器の円筒状
    胴部内周面軸方向に、該胴部の半径よりも小さい幅を有
    する少くとも2枚のバッフル板を突設したことを特徴と
    する横置き円筒型培養器。 2、前記バッフル板の少くとも回転方向前面側となる面
    を容器の軸線に対し直交する断面が弧状に凹曲する凹曲
    面として凹陥部を形成したことを特徴とする請求1記載
    の横置き円筒型培養器。
JP32865488A 1987-12-25 1988-12-26 横置き円筒型培養器 Pending JPH01252275A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP32865488A JPH01252275A (ja) 1987-12-25 1988-12-26 横置き円筒型培養器

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62-328884 1987-12-25
JP32888487 1987-12-25
JP32865488A JPH01252275A (ja) 1987-12-25 1988-12-26 横置き円筒型培養器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01252275A true JPH01252275A (ja) 1989-10-06

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ID=26572931

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP32865488A Pending JPH01252275A (ja) 1987-12-25 1988-12-26 横置き円筒型培養器

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JP (1) JPH01252275A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017187680A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 株式会社ジェイテックコーポレーション 大量細胞培養システム及びそれに用いるベッセル間細胞液移送装置並びに回転細胞培養装置
JP2017200468A (ja) * 2016-04-27 2017-11-09 株式会社ジェイテックコーポレーション 大量細胞培養システム及びそれに用いる回転細胞培養装置

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JP2017213002A (ja) * 2016-04-27 2017-12-07 株式会社ジェイテックコーポレーション フィルトレーション装置
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