JPH01251809A

JPH01251809A - 非線形補償回路

Info

Publication number: JPH01251809A
Application number: JP63075926A
Authority: JP
Inventors: Hiroshi Ogawa; 宏小川
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1988-03-31
Filing date: 1988-03-31
Publication date: 1989-10-06

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はマイクロ波帯電力増幅器に付加する非線形補償
回路に関し、特にこの非線形補償回路を線形回路と切替
可能に構成した回路に関する。

〔従来の技術］従来、この種の非線形補償回路を線形回路と切替える場
合には、第２図に示すように、非線形補償回路１１をバ
イパスする線形回路１２を設け、スイッチ１０によりこ
れらを切替るように構成している。このバイパス線形回
路１２には、図示のように利得補償回路が必要に応じて
設けられる。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来の非線形補償回路では、高周波回路での切
替が要求されるために、スイッチ１０には同軸スイッチ
が用いられる。また、非線形補償回路１１をバイパスす
る線形回路１２を構成する線路が必要とされる。このた
め、従来の非線形補償回路では、この切替回路のために
装置全体が大型化し、かつ重量が嵩むという問題がある
。

本発明は小型でかつ簡略化された切替回路を有する非線
形補償回路を提供することを目的としている。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の非線形補償回路は、歪発生用増幅器と、主増幅
器と、入力信号をこれら各増幅器に分岐させる分岐器と
、前記歪発生用増幅器の出力の一部を主増幅器の出力と
合成させる合成器と、前記各増幅器に電力を供給する電
源と、この電源と歪発生用増幅器の間に介挿されて歪発
生用増幅器への電力をオン・オフさせる手段と、前記合
成された出力に縦続された可変減衰器とで構成される。

〔作用〕

上述した構成では、歪発生用増幅器と主増幅器の各出力
を合成したときに非線形補償回路を構成し、歪発生用増
幅器をオフ状態としたときに主増幅器のみの線形回路と
して構成する。

（実施例〕次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の回路図である９図において
、歪発生用増幅器３を有する第１通路と、主増幅器４を
有する第２通路とを並行に構成し、入力端１に入力され
る入力信号を分岐器２によって第１通路と第２通路に分
岐させるように構成する。また、歪発生用増幅器３の出
力の一部と主増幅器４の出力とを合成器５において合成
するように構成する。更に、この合成器５の出力端に可
変減衰器６を接続し、出力を調整して出力端７に出力さ
せる。そして、前記歪発生用増幅器３と主増幅器４とは
増幅器用電源９に接続しているが、歪発生用増幅器３の
電源ラインにはスイッチ８を介挿し、スイッチ８のオン
・オフ操作によって歪発生用増幅器３を非作動状態にす
ることができるように構成している。

この構成は、例えば同じ規格のトランジスタを用いて回
路を構成し、振幅及び遅延周波数特性。

利得及び入力特性等の伝送特性を略同じにした２台の高
周波増幅器を構成し、その上でこれら増幅器の動作レベ
ルを異ならせることにより、一方を歪発生用増幅３とし
て、他方を線形範囲で動作する主増幅器４として構成で
きる。

そして、スイッチ８をオンしてこれら２つの増幅器３．
４の各出力を合成器５において略逆位相関係で合成する
ことにより、通常の増幅器と逆の入出力特性を生じさせ
る。即ち、入力電力の増加より出力電力の増加分が大き
くなるようにした高周波増幅器の非線形補償回路が構成
でき、これを被補償高周波増幅器を縦続して総合の入出
力特性を線形に補償する。

したがってこの回路では、スイッチ８をオフして歪発生
用増幅器３の電源供給を停止することにより、主増幅器
４のみを動作させ、合成器５の出力には主増幅器４の出
力のみを出力させる。これにより、第１図の回路は線形
回路となる。このと　　１きの出力は非線形補償回路時
の出力レベルよりも高くなる。これは、非線形回路の時
には増幅器３゜４の出力は略逆位相で合成されるため、
各増幅器３．４単独の出力よりも低（なるためである。

この出力レベルの変動は、前記可変減衰器６の減衰量を
切替ることにより、非線形・補償回路時。

線形回路時の各利得を一定に保つことができる。

なお、可変減衰器は、例えばＰＩＮダイオードを用いた
回路で構成でき、そのバイアス直流電流を変化すること
により達成できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、歪発生用増幅器と主増幅
器の各出力を合成したときに非線形補償回路を構成し、
歪発生用増幅器をオフ状態とじたときに主増幅器のみの
線形回路として構成されるので、歪発生用増幅器の電源
供給をオン・オフするだけで、非線形補償回路と線形回
路との切替えを実現でき、回路の簡略化とともに、装置
の小型化、軽量化を実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の回路図、第２図は従来の回
路における切替部の回路図である。１・・・入力端、２・・・分岐器、３・・・歪発生用増
幅器、４・・・主増幅器、訃・・合成器、６・・・可変
減衰器、７・・・出力端、８・・・スイッチ、９・・・
増幅器用電源、１０・・・スイッチ、１１・・・非線形
補償回路、１２・・・線形回路（利得補償回路）。

Claims

【特許請求の範囲】

１、歪発生用増幅器と、主増幅器と、入力信号をこれら
各増幅器に分岐させる分岐器と、前記歪発生用増幅器の
出力の一部を主増幅器の出力と合成させる合成器と、前
記各増幅器に電力を供給する電源と、この電源と歪発生
用増幅器の間に介挿されて歪発生用増幅器への電力をオ
ン・オフさせる手段と、前記合成された出力に縦続され
た可変減衰器とを備えることを特徴とする非線形補償回
路。