JPH01249145A

JPH01249145A - エアフィルタ

Info

Publication number: JPH01249145A
Application number: JP63079668A
Authority: JP
Inventors: Akira Mizuno; 彰水野; Keisuke Honda; 本多　敬介; Yosuke Honda; 洋介本多; Toshiaki Miyamoto; 年昭宮本; Takaaki Kurahashi; 倉橋　孝彰
Original assignee: Honda Electronics Co Ltd
Current assignee: Honda Electronics Co Ltd
Priority date: 1988-03-31
Filing date: 1988-03-31
Publication date: 1989-10-04

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、空気中の塵埃、カーボン粒子及び有害ガス成
分等のダストを除去し、さらに殺菌をするエアフィルタ
に関する。

［従来技術］従来、空気中の塵埃や有害ガス成分のダストを捕集する
ために、コロナ放電を利用した電気集塵装置（いわゆる
コットレル集！りが提案されている。この集塵装置はコ
ロナ放電電極とダスト捕集電極とから構成され、コロナ
放電電極と捕集電極の間に高電圧を印加することによっ
て、コロナ放電電極と捕集電極の間にコロナ放電を起こ
し、このコロナ放電によりコロナ放電電極と捕集電極と
の空隙に単極性のイオンシャワーを形成する。そして、
このイオンシャワーの中に塵埃や有害ガスを含む空気を
通すと５ｍ埃やダストが捕集電極に捕集されることによ
って空気が清浄されるように構成されている。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来の電気集塵装置では、捕集する塵埃
やダストの捕集量は捕集電極の捕集側の表面積によって
決定され、従って、捕集量を大きくしようとすると、捕
集電極の表面積を大きくしなければならず、その結果、
装置が大型化するという問題があった。

この欠点を解決するために、絶縁材料により筒状に形成
されたフィルタケースに球体粒状の誘電体を層状に配置
し、これらのｖＩ重体の相互間に電界を発生させ、誘電
体の上流側にコロナ放電を発生し、空気中の塵埃やダス
トに電荷を与え、これらの荷電された塵埃やダストを球
体粒状の誘電体の相互間の電界により誘電体の表面に捕
集するようにしたエアフィルタが提案されている。

しかしながら、このエアフィルタでは、誘電体の表面が
滑らかであるため、塵埃やダストの捕集の性能が悪いと
いう問題があった。

本発明は、発泡状のセラミックスからなる球状または板
状の充填層を使用することにより、表面積が」１記誘電
体に比べて非常に大きくなり、捕集性能が著しく向上す
るエアフィルタを提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段］上記目的を達成するために５本発明のエアフィルタにお
いては、発泡状セラミックスからなる強誘電体ペレット
充填層をガス流に垂直に配置し、該ペレット充填層の両
側に直流または交流が印加される対の電極をほぼ接する
ように設け、さらにガス流入口側にコロナ放電電極を設
け、ガス流入口側で該コロナ放電電極からのコロナ放電
によりダスト粒子を荷電し、ペレット充填層内に直流ま
たは交流電界を形成することによって、荷電されたダス
ト粒子を捕集するものである。

また、交流によってペレット相互の接触点で無声放電を
発生させることによりダストに含まれる微生物を殺菌す
ることができる。

さらに、板状の発泡状セラミックスからなる強誘電体充
填層を１枚または複数枚重ねてガス流に垂直に配置し、
該強誘電体充填層の両側に直流または交流が印加される
対の電極をほぼ接するように設け、さらにガス流入口側
にコロナ放電電極を設けてなり、かつガス流入口側で該
コロナ放電電極からのコロナ放電によりダスト粒子を荷
電し、前記強誘電体充填層内に直流または交流電界を形
成することによって、荷電されたダスト粒子を捕集する
ものである。

また、交流によって板状の強誘電体の泡の隙間の接触点
で無声放電を発生させ、ダストに含まれる微生物を殺菌
するものである。

また、発泡状セラミックスからなる強誘電体ペレット充
填層と板状の発泡状セラミックスからなる強誘電体充填
層をガス流に垂直または並行に交互に配置し、該ペレッ
ト充填層の両側に直流または交流が印加される対の電極
をほぼ接するように設け、さらにガス流入口側にコロナ
放電電極を設けてなり、かつガス流入口側で該コロナ放
電電極からのコロナ放電によりダスト粒子を荷電し、前
記ペレット充填層内に直流または交流電界を形成するこ
とによって、荷電されたダスト粒子を捕集するものであ
る。

さらに、交流によって前記ペレット相互の接触点及び前
記強誘電体の泡の隙間の接触点で無声放電を発生させて
もよい。

［作用コ上記のように構成されたエアフィルタでは１発泡状のセ
ラミックスからなる球状または板状の強誘電体充填層の
上流側にコロナ放電を発生し、空気中の塵埃やダストに
電荷を与え、これらの荷電された塵埃やダストを球状ま
たは板状の強誘電体充填層の相互間及び泡の隙間の電界
により塵埃やダストを捕集し、また強誘電体充填層の接
触点で無声放電を発生させ、塵埃やダストに含まれる微
生物を殺菌する。

［実施例］本発明の実施例について、図面を参照して説明する。ま
ず、第１図において、ケース１は、例えばポリ塩化ビニ
ル、ポリプロピレン等の絶縁性材料により筒状に形成さ
れ、このケース１内にメツシュ状に形成した電極２，３
が相互に所定の間隔を保って平行にケース１内を閉じる
ように設けられている。この電極２．３内には、第２図
（ａ）に示すように発泡状セラミックスからなる球状の
強誘電体４または第２図（ｂ）に示すように円盤状の強
誘電体４が充填され１強誘電体充填層５を形成している
。また、電極３は接地され、電極２は直流電源６のプラ
ス側に接続され、この直流電源６のマイナス側は接地さ
れている。

また、電極３の前面にコロナ電極７が装着され。

またコロナ電極７は直流電源８のプラス側に接続され、
この直流電源８のマイナス側はアースされている。

このように構成された本実施例のエアフィルタでは、コ
ロナ放電電極７に直流電源８の電圧が加わると、コロナ
放電電極７と接地されている電極３の間にコロナ放電が
生じ、イオンシャワー９が形成される。ここで、矢印Ａ
に示すように空気が流入されると、イオンシャワーによ
り空気中の塵埃またはダストが荷電される。

一方、電極２に直流電源６より電圧が加わると、電極３
と接地された電極３との開催誘電体４の総べてに外部電
界が印加され、従って、強誘電体４がそれぞれ分極を起
こし、各強誘電体４の表面に正極性及び負極性の電荷が
現われ、この電荷により、隣り合う強誘電体４の間の僅
かな空間及び泡によって生じた隙間による空間に電界が
集中し、その空間に直流電源６による電界より高い電界
が発生する。このような強い電界が生じた各誘電体４の
表面及びそれらに設けられた泡によって生じた隙間の表
面で空気中の塵埃やダストが捕集される。

このように構成した本実施例のエアフィルタでは、空気
中に含まれている塵埃やダストを捕集するために１強誘
電体４が球体状に形成されるとともに、泡によって多数
の隙間が形成されているので、その表面積（捕集面積）
は従来の球形状誘電体に比べて大幅に増加される。

第３図の実施例では、ケース１．電極２．３、球状の強
誘電体４、強誘電体充填層５の構成は同じであるが、直
流電源６の代りに交流電源１０が接続されている。

このように構成された本実施例においても、第１図の実
施例と同様の効果が得られる。

第４図の実施例では、空気の流れる方向に対して交差す
るように所定の間隔を保って電極２．３を交互に多数配
置し、これらの電極間に強誘電体４が充填されている。

そして、電極２は接地され、電極３に交流基ｇ１０が接
続されている。また、空気の流入側にコロナ放＠電極７
が設けられ、直流電源８によってコロナ放電が生じるよ
うに構成されている。

このように構成した本実施例においても、第１図の実施
例と同様に空気中の塵埃及びダストを捕集することがで
きる。

第５図の実施例では、電極２．３が空気の流れる方向に
平行に多数段けられ、これらの電極２，３間に強誘電体
４が充填されている。なお、強誘電体４は電極２．３間
から落ちないように電極２，３の幅に空気の流れる方向
に交差してメツシュ状の包装部材１１が設けられている
。また、電極２は接地され。

電極３に交流電源１０が接続され、さらに、コロナ放電
電極７の前面に接地された接地電極１２が設けられ、空
気の流入側にコロナ放電電極７が設けられている。

このように構成した本実施例では、コロナ放電な極７と
接地電極１２の間で直流電源８によってコロナ放電が生
じ、第１図の実施例と同様に空気中の塵埃及びダストを
捕集することができる。

第６図の実施例は、第４図の実施例を縦に設けたもので
あり、空気の流れる方向に対して交差するように所定の
間隔を保って電極２．３を交互に多数配置し、これらの
電極間に強誘電体４が充填されている。そして、電極２
は接地され、電極３に直流電源６が接続されている６ま
た、空気の流入側にコロナ放電電極７が設けられ、直流
電源８によってコロナ放電が生じるように構成されてい
る。

第７図の実施例では、空気の流れる方向に対して交差す
るように多数の板状の発泡状セラミックスからなる強誘
電体充填層１３が設けられ、また強誘電体充填層１３を
挟持するように電極２．３が設けられている。そして、
電極２は接地され、電極３に交流電源１０が接続されて
いる。また、空気の流入側にコロナ放電電極７が設けら
れ、さらにコロナ放電電［７の前面に接地された接地電
極１２が設けられ、直流電源８によってコロナ放電が生
じるように構成されている。

なお、上記実施例においては、球状の強誘電体４または
円盤状の強誘電体４を設けた例と強誘電体充填層１３を
設けた例を説明したが１球状の強誘電体４または円盤状
の強誘電体４と強誘電体充填層１３交互に設けても、前
述と同様に空気中の塵埃及びダストを捕集することがで
きる。

［発明の効果］本発明は、以上のように構成されているので、発泡状の
セラミックスからなる球状または板状の強誘電体充填層
によって、表面積が従来の誘電体に比べて非常に大きく
なり、捕集性能が著しく向上し、また強誘電体充填層の
接触点で無声放電を発生させているので、塵埃やダスト
に含まれる微生物を殺菌することができるという利点が
ある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のエアフィルタの側面断面図、
第２図（ａ）、（ｂ）は第１図のエアフィルタに充填さ
れる強誘電体の斜視図、第３図は本発明の他の実施例の
エアフィルタの側面断面図、第４図〜第７図は本発明の
他の実施例エアフィルタの側面断面図である。１・・・ケース、２．３・・・電極、４・・・強誘電体
、５・・・強誘電体充填層、６．８・・・直流電源、７
・・・コロナ放電電極、９・・・イオンシャワー、１０
・・・交流電源。１１・・・包装部材、１２・・・強誘電体充填層。

Claims

【特許請求の範囲】１、発泡状セラミックスからなる強誘電体ペレット充填
層をガス流に垂直または並行に配置し、該ペレット充填
層の両側に直流または交流が印加される対の電極をほぼ
接するように設け、さらにガス流入口側にコロナ放電電
極を設けてなり、かつガス流入口側で該コロナ放電電極
からのコロナ放電によりダスト粒子を荷電し、前記ペレ
ット充填層内に直流または交流電界を形成することによ
って、荷電されたダスト粒子を捕集することを特徴とす
るエアフィルタ。２、前記交流によって前記ペレット相互の接触点で無声
放電を発生させることを特徴とする請求項１記載のエア
フィルタ。３、板状の発泡状セラミックスからなる強誘電体充填層
を１枚または複数枚重ねてガス流に垂直または並行に配
置し、該強誘電体充填層の両側に直流または交流が印加
される対の電極をほぼ接するように設け、さらにガス流
入口側にコロナ放電電極を設けてなり、かつガス流入口
側で該コロナ放電電極からのコロナ放電によりダスト粒
子を荷電し、前記強誘電体充填層内に直流または交流電
界を形成することによって、荷電されたダスト粒子を捕
集することを特徴とするエアフィルタ。４、前記交流によって前記強誘電体の泡の隙間の接触点
で無声放電を発生させることを特徴とする請求項３記載
のエアフィルタ。５、発泡状セラミックスからなる強誘電体ペレット充填
層と板状の発泡状セラミックスからなる強誘電体充填層
をガス流に垂直または並行に交互に配置し、該ペレット
充填層の両側に直流または交流が印加される対の電極を
ほぼ接するように設け、さらにガス流入口側にコロナ放
電電極を設けてなり、かつガス流入口側で該コロナ放電
電極からのコロナ放電によりダスト粒子を荷電し、前記
ペレット充填層内に直流または交流電界を形成すること
によって、荷電されたダスト粒子を捕集することを特徴
とするエアフィルタ。６、前記交流によって前記ペレット相互の接触点及び前
記強誘電体の泡の隙間の接触点で無声放電を発生させる
ことを特徴とする請求項５記載のエアフィルタ。