JPH01248455A - 密閉形電池の封口方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、密閉形電池、例えば円筒密閉形ニッケルカド
ミウム蓄電池の封口に関するものである。

従来の技術 従来、円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池の封口は、
電池缶をかしめることにより、シールパツキンを圧縮し
、シールパツキンの復元力を利用し、封口の気密を保っ
ている。ここで電池缶とシールパツキンの接触面は、こ
のシールパツキンを圧縮した部分であり、電池缶とシー
ルパツキンの沿面距離もこの圧縮部のみの長さであった
。

発明が解決しようとする課題 円筒密閉形ニッケルカドミウム蓄電池は、電解液にアル
カリ液を使用しており、上記構造ではアルカリ液特有の
クリープ漏液の発生を完全に防止することが出来なかっ
た。

課題を解決するための手段 本発明は上記の課題を解決することを目的とするもので
、その目的達成のために従来のかしめによる封口の後、
電池缶を軸方向に圧縮し、封口溝部を電池の軸芯方向に
張り出させ、この張り出した溝部の先端曲率半径より大
なる曲率半径を接触・面に有するシールパツキンを圧縮
することにより、電池缶とシールパツキンとの接触面の
沿面距離が大となることを特徴とするものである。

作用 本発明は上記の特徴を有することにより、長期間にわた
るクリープ漏液が完全に防止されるものである。

実施例 本発明の一実施例を説明する。通常、円筒密閉形電池の
封口は、電池缶１の上部に回転ロールにより溝付けをし
、缶内側に張り出させた部分にシール剤を塗布し、シー
ルパツキン２を介して上蓋３を挿入し、缶開口部を塑性
加工でかしめている。その概要を第２図に示す。シール
パツキン２は電池缶１により圧縮されているが接触部の
沿面距離６を大とする工夫はみられない。第３図に示す
方法を用い、第４図に示すような圧縮工程の溝部の変化
を利用する。第４図で、シールパツキンの環状突起部５
とのつながりの曲率半径Ｒを大にしておき、第３図に示
す受型８と円筒９にはさまれた電池７をポンチ１０によ
って圧縮により、封口溝部４が電池７の軸芯方向に張り
出し、この部分を圧縮することにより、電池缶とシール
パツキンの接触面の沿面距離６が大となる。概要は第１
図のようになる。

発明の効果 上述したように、本発明によれば、圧縮による溝部のヅ
性変形により、シールパツキンに封口溝部を接触させ、
さらに接触部を圧縮することにより、缶とシールパツキ
ンの接触面の沿面距離を大としたため、シール効果の向
上が期待でき、漏液、特にアルカリ電解液の長期のクリ
ープ漏液の防止に対する信頼性が向上する。という効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の封口構造の概要図、第２図は従来の封
口構造の概要図、第３図は圧縮工程の概要図、第４図は
圧縮工程による溝部の変化を示した図である。 １は電池缶、２はシールパツキン、３は上蓋、４は封口
溝部、５は環状突起、６は沿面距離、７は電池

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　密閉形電池の封口方法において、電池缶の上端部に溝
   付けをし、シール剤を塗布後シールパッキンを介して上
   蓋を挿入し、缶口端をかしめによる封口後、電池を軸方
   向に圧縮し封口溝部を軸芯側に張り出させることにより
   、この張り出した溝部の先端曲率半径より大なる曲率半
   径を接触面に有するシールパッキンが圧縮され、電池缶
   とシールパッキンとの接触面の沿面距離が大となること
   を特徴とする密閉形電池の封口方法。