JPH01248143A - 光論理回路 - Google Patents

光論理回路

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JPH01248143A
JPH01248143A JP7725988A JP7725988A JPH01248143A JP H01248143 A JPH01248143 A JP H01248143A JP 7725988 A JP7725988 A JP 7725988A JP 7725988 A JP7725988 A JP 7725988A JP H01248143 A JPH01248143 A JP H01248143A
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JP
Japan
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laser
optical
semiconductor laser
sqw
light
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Application number
JP7725988A
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English (en)
Inventor
Takashi Takamura
高村 孝士
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光論理演算等に用いられる光論理回路に関す
る。
[従来の技術] 従来、光論理回路で否定論理(NOT)特性を持つもの
は、オープラスイー(Oplug E) 1988年2
月号に記されているように光シェタルク効果を用いて透
過率の波長特性を可変とし、NOTを作る方法が知られ
ていた。
【発明が解決しようとする課題1 しかしながら、光シュタルク効果による透過率の波長特
性のシフト量はせいぜいlnmであるため、光源波長は
±0.1nmが必要とされるが、この精度は、通常の半
導体レーザでは困難であり、分布帰還型半導体レーザ(
DFBレーザ)等を温度制御をかけて用いるような半導
体レーザとして得られる最高級の安定度をもつものでも
十分な性能を得ることができなかった。
そこで本発明は従来のこのような問題点を解決するため
、駆動の容易な否定論理を作れる光論理回路を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記問題点を解決するため、本発明の光論理回路は、量
子井戸構造を持つ半導体レーザと、前記半導体レーザを
量子準位の基底状態で発振させる手段と、高次の量子準
位にキャリアを励起するエネルギーを前記半導体レーザ
の活性層に注入する手段と、前記半導体レーザの出力光
を光の波長により選別した後、光強度を検出する手段と
を有することを特徴とする。
〔作 用] 第4図を用いて本発明の詳細な説明する。
第4図はGaAs活性層402を厚さ10nmとした単
一量子井戸レーザのバンド図である。
今、n−Al  O,3Ga O,7As  401ク
ラツド層とP−AI  O,3Ga  O,7As40
3クラツド層からキャリアを注入していくとGaAs活
性層402では量子準位n=1にキャリアの蓄積が起り
、n=1に対応したエネルギーを持つレーザ光が出射さ
れる。
この状態で光注入などの手段によりn=2の量子準位に
キャリアを励起するとn=2の量子準位に対応したエネ
ルギーをもつレーザ光も出射される。
そして、−度n=2の量子準位に対応したレーザ発振が
生じると、半導体レーザのモード競合の性質により、n
=1の準位での発振は抑圧される。
ここで、回折格子等によりn=1の準位に対応した出力
のみを分離し検出すると、光入力が入った時に光出力が
消滅するという否定論理が得られる。
[実 施 例] 以下に本発明の実施例を図面を用いて説明する。
(実施例−1) 本発明の第1の実施例として、単一量子井戸構造を持つ
半導体レーザと回折格子を用いた光論理回路について述
べる。
第1図において、単一量子井戸(SQW)レーザ103
は基底準位では840nm、次の準位では810nmで
発振するように作られている。
ここでは活性層膜厚10nmのGaAs、クラッド層に
はAI  0.3  Ga O47Asを用いた埋め込
み型の半導体レーザを用いた。
また、変調用半導体レーザ101は810nmで発振す
るように活性層にA 1 0.07 Ga O,93A
sの組成を持つ半導体レーザを用いた。
また、集光レンズ102はSQWレーザ103と変調用
半導体レーザ101とを効率よく光結合させるためのも
のであり、集光レンズ104は回折格子105とSQW
レーザ103とを光結合させるためのものである。
そして回折格子105で回折された光はフォトダイオー
ド106により検出される。この回折格子105は84
0nmの光が入射したとき、フォトダイオード106に
光が入射するように調整してお(。
次に、動作について説明を行なう。
変調用レーザ101を停止しておき、SQWレーザ10
3のみを動作させると、基底準位にょるレーザ発振が生
じ、フォトダイオード106により光出力が検出される
次に、変調用レーザ101を発振させると、SQWレー
ザ103は基底準位の840nmから次の準位の810
nmの発振が生じ、モード競合により840nmの発振
出力は消え、回折格子1゜5を通してのフォトダイオー
ド106への出力は消える。
また、変調用レーザ101を停止するとSQWレーザ1
03は基底準位の発振に戻り、フォトダイオード106
へ光出力が検出される。
つまり、純光学的に否定論理が出力することができるわ
けである。
また、回折団子105の調整を変更すれば、正論理を出
力することもできる。
また、もう1つフォトダイオードを使い、810nmの
回折光と840nmの回折光を同時に受けると、否定論
理と正論理を同時に出力することもできる。
(実施例−2) 本発明の第2の実施例として、高次量子準位にキャリア
を励起する手段として電流注入を用いた光論理回路につ
いて第2図を用いて説明する。
第2図において、SQWレーザ201は集光しンズ20
2を通し回折格子203で回折され、フォトダイオード
204により集光される。
なお、SQWレーザの特性は実施例−1で述べたものと
同一のものであり、基底準位で8400m、次の準位で
は810nmで発振するものである。
また、回折格子203はSQWレーザ201が840n
mで発振した時にフォトダイオード204に入射するよ
うに調整しである。
まず、SQWレーザ201に電流注入し、基底準位で発
振させるとフォトダイオード204には光出力が検出さ
れる。
次に、SQWレーザ201に注入している電流値をさら
に増加すると、SQWレーザ201の基底準位の利得が
飽和し、810nmの発振が生じ、モード選択により8
40nmの発振は停止する。
そのため、回折格子203により回折されて導かれるフ
ォトダイオード204への光出力はなくなる。
つまり電気信号で高人力のとき、光出力で低出力が実現
され、否定論理が得られる。
この場合、通常のトランジスタ・トランジスタ・ロジッ
ク(TTL)などと大きく異なる点は、キャリアの蓄積
や走行時間によるスイッチング速度の制限がなく、通常
のTTL等で限界とされる500psに対して10倍以
上高速である50ps以下でのスイッチングが行なえる
ことである。
これは、スイッチングが完全に量子力学的な遷移確率に
よってのみ生じるからであり、通常の半導体レーザの注
入電流による光強度変調が注入キャリアの緩和時間によ
り1000ps (InS)<らいで制限されてしまう
のに対し、非常に扁速な電流−光変調が行なわれている
(実施例−3) 本発明の第3の実施例として、多入力型の光論理回路に
ついて第3図を用いて説明する。
第3図において、SQWレーザ301.302.303
は駆動電流変調により810nmまたは840nmのい
ずれかの波長で発振している。
この波長変化は実施例−2で述べたものと同じ機構によ
る。
また、SQWレーザ310は他の励起がない時は840
nmで発振している。
また、集光レンズ304.305.306.307.3
08はレーザ光の広がりを制御するためのものである。
そしてビームスプリッタ309.311はレーザ光を加
算するためのものである。
また、フィルター312はフォトダイオード313に入
射されるレーザ光のうち、波長810nmの光を遮断す
るためのものである。
次に、この論理について説明する。840nmでの発振
と810nmでの発振をそれぞれ論理の“l”と“0”
に対応させる。
そしてSQレーザ301の論理レベルを“A”としSQ
Wレーザ302.303の論理レベルをそれぞれ“B”
、”C”とする。
するとビームスブリック309の光出力はAとBの和と
なる。
よってSQWレーザ310の光出力はAとBが共に“1
” (発振波長840 nm)のとき“1“を出力する
つまりAnBがここで得られる。
そしてビームスプリッタ311の光出力はSQWレーザ
310と303の光出力の和となる。
そして、フィルタ312を通した後のフォトダイオード
313での光出力はAnBまたはCが“1” (発振波
長840nm)のとき“1”を出力する。
つまりAnBUCが出力として得られ、複雑な論理演算
を純光学的に行なうことができることとなる。
なお、実施例−1,2,3ではAI Gs As系SQ
Wレーザを用いた場合について説明したが、これはもち
ろんIn As P  系など他のIII −V族化合
物半導体混晶を用いた量子井戸構造を用いてもよい。
また、多重量子井戸構造のものを用いても同様の効果を
有する。
また、受光素子にフォトダイオードを用いなくとも、例
えば次の光論理回路に接続してもよく、光信号を検出す
るものであればよい。
また、集光レンズ等の光学系は必ずとも用いる必要はな
く、光導波路などの他の完結合方であっても十分な機能
を果す。
また、通常不要であるが、光安定度を要求するときには
光アイソレータや光減衰器を用いてもよい。
また、回折格子やフィルタを用いずに、光信号に対する
出力が波長依存性をもつようなセンサ、例えば本発明の
光論理回路に直接入射してもよいことはもちろんである
[発明の効果] 本発明の光論理回路は以下に示すような効果を有する。
(1)否定論理を含めて、全論理を純光学的に行なうこ
とができる。
そのため、従来の電子回路では実現困難であつた並列演
算を行なうことができ、画像処理や3次元空間認識など
の高等な情報処理回路が得られる。
また、光信号処理は電気信号処理に比べ、浮遊容量や配
線間のインダクタンスの影響を受けることがなく、また
外部の静電誘導の影響も受けないため、誤動作が生じに
くくなる。
また、光電子集積回路(OE I C)と違い、電子配
線を用いて論理回路を形成する必要はなく、設計自由度
が極めて向上する。
(II)論理振幅が数10nmと大きくとることができ
る。
そのため、従来光論理回路では必要不可欠であった光ア
イソレータや恒温槽の必要がなく、従来の電子部品同様
の取り扱いをすることができるようになった。
また、回折格子などの高分解能を有する波長選別器を用
いずとも、通常のフィルタなどで十分な性能が得られ、
機械的安定度(光学系位置ずれ)が飛躍的に増大した。
(III)!予力学的遷移確率のみで応答速度が制限さ
れているため、50psの超高速演算が行なえる。
そのため、従来ジョセフソン素子を用いても成し得なか
った超高速演算が行な^る。
また、電気配線を用いないため、配線による遅れが生じ
ず、さらに高速化が望める。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる実施例−1を説明するための光
論理回路図である。 第2図は本発明にかかる実施例−2を説明するための光
論理回路図である。 第3図は本発明にかかる実施例−3を説明するための光
論理回路図である。 第4図は本発明の詳細な説明するためのバンド図である
。 lol・・・変調用半導体レーザ 103・・・単一量子井戸(SQW)レーザ102、1
04 ・・・集光レンズ 105・・・回折格子 106・・・フォトダイオード 201 ・ ・・SQWレーザ 202・・・集光レンズ 203・・・回折格子 204・・・フォトダイオード 301.302.303.310 ・ ・・SQWレーザ 304.305.306.307.308・・・集光レ
ンズ 309.311 ・・・ビームスプリッタ 312・・・フィルタ 313・・・フォトダイオード 401 ・・・n −AlO,3GaO,7Asクラッ
ド層402・・−Gaks活性層 403 ・・・P −AlG、3 GaO,7Asクラ
ッド層/ρ6 ÷21

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 量子井戸構造を持つ半導体レーザと、前記半導体レーザ
    を量子準位の基底状態で発振させる手段と、高次の量子
    準位にキャリアを励起するエネルギーを前記半導体レー
    ザの活性層に注入する手段と、前記半導体レーザの出力
    光を光の波長により選別した後、光強度を検出する手段
    とを有することを特徴とする光論理回路。
JP7725988A 1988-03-30 1988-03-30 光論理回路 Pending JPH01248143A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7725988A JPH01248143A (ja) 1988-03-30 1988-03-30 光論理回路

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ID=13628855

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JP7725988A Pending JPH01248143A (ja) 1988-03-30 1988-03-30 光論理回路

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JP (1) JPH01248143A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5438208A (en) * 1993-01-27 1995-08-01 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Mirror coupled monolithic laser diode and photodetector

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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