JPH01247952A - 熱交換器における自動温水制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分牙 本発明は予熱セクションを有する熱交換器の自動温水制
御装置に関する。

従来の技術 加熱殺菌を行なう熱交換器において、予熱セクションを
設けることによって、加熱セクションのみの場合と比較
して蒸気の消費量を少なくした例は公知であり、例えば
第２図に示すような構成を採っている。

１は熱交換器で、２は予熱セクション、３は加熱セクシ
ョンである。４は被処理液で、予熱セクション２から加
熱セクション３を経て、予熱セクション２の加熱媒体と
なり冷却される。５は加熱媒体で、蒸気を用い減圧弁６
．調節弁７を経てインラインヒータ８に導入し、温水の
温度制御をし、加熱媒体として加熱セクション３に導入
される。９は温水タンク、ｌＯは温水ポンプで、温水タ
ンク９からインラインヒータ８を経て、加熱セクション
３の加熱媒体として温水を循環する。

発明が解決しようとする課題 上記のような従来例において、被処理液４の送入開始直
後は、予熱セクション２に加熱媒体がないので、この部
分での予熱がなく、加熱セクション３のみで所定殺菌温
度になるよう加熱昇温を行なわねばならない。従って、
この時インラインヒータ８への蒸気量は定常運転時と比
較して多量となり、減圧弁６、調節弁７、インラインヒ
ータ８は大口径のものを使用する必要がある等の難点が
みられた。

本発明の目的は上記のような難点を解消して、蒸気用減
圧弁、調節弁、インラインヒータを小型化できると共に
運転開始時に所定の加熱処理温度を容易に得ることので
きる熱交換器を提供しようとするものである。

課題を解決するための手段 本発明では上記目的達成のため、予熱セクションと加熱
セクションを備えた熱交換器において、予熱セクション
には加熱セクションで所定温度に加熱処理された被処理
液が加熱媒体として流れるよう配設し、ｍＩ記油加熱セ
クションは減圧弁、調節弁を経て蒸気を導入するインラ
インヒータで温度制御した温水タンク（Ａ）からの温水
を加熱媒体として温水ポンプで循環する定常運転系路を
設け、前記温水タンク（Ａ）の出入口に、三方弁を介し
て温水タンク（Ｂ）を付設し、前記三方弁の切換えによ
って運転開始時には前記温水タンク（Ａ）による定常運
転に代えて前記温水タンク（Ｂ）を通る糸路を選択でき
るようにした熱交換器における自動温水制御装置とした
。

作用 本発明には三方弁を介して温水タンク（Δ）と温水タン
ク（Ｂ）とを備え、運転開始時、予熱セクションに被処
理液がない状態の場合に、温水タンク（Ｂ）から所定処
理温度に調整された温水を流して、加熱セクションで処
理を行なうようにした。加熱セクションの加熱媒体とな
った温水が、定常運転時の温度より冷却されて温水タン
ク（Ｂ）へ戻ってくるが、再びこの冷却された温水が温
水・タンク（Ｂ）を出る前に三方弁の切換えによって定
常運転時の循環系路とすれば、温水タンク（Ａ）からの
温水が加熱媒体として加熱セクションに送られるように
なる。この時点では、予熱セクションに被処理液が導入
されているので、定常運転による循環が正常に行なわれ
る。

実施例 図面に示した実施例につき説明する。

従来例の符号１〜ｌＯは構成が同一であるので。

このまま本実施例に引用し、説明を省略する。なお、温
水タンク９は温水タンク（Ａ）９とし、この出入口には
三方弁ＩＩ、１２を介して温水タンク（Ｂ）＋３を設置
した。温水タンク（Ｂ）は温水タンク（Ａ）に用いる加
熱及び温度制御系を用い本装置の休止時に温水タンク（
Ｂ）の温水を準備する。

上記実施例において、被処理液の送入開始時点では、加
熱セクション３の加熱媒体として、三方弁１１．１２を
温水タンク（Ｂ）＋３側へ切換えて運転を開始するよう
にした。

被処理液４の加熱セクション３での処理が終り、予熱セ
クション２へ加熱媒体として流入されると共に加熱セク
ション３で冷却された温水が温水タンク（Ｂ）＋３へ戻
って、冷却した温水が流出する以前に三方弁ＩＩ、　＋
２の切換えによって、温水タンク（Ａ）９からの温水循
環系路を構成することにより定常運転が行なわれる。定
常運転では、蒸気入口からの減圧弁６と調節弁７により
、加熱セクション３での調節温度に応じた自動制御が行
なわれる。

発明の効果 本発明は上記のように被処理液の送入開始時点で、あら
かじめ設定温度に調節された温水タンク（Ｂ）の温水に
より、加熱セクションによる被処理液の処理が行なわれ
る。予熱セクションの加熱媒体として、被処理液が予熱
セクションへ流入すると共に加熱セクションの加熱媒体
が冷却されて、温水タンク（Ｂ）に入り、再び流出する
以前に三方弁の切換えによって、温水タンク（Ａ）を用
いる定常運転系路を形成するので、従来例のように温水
タンクが一個で、減圧弁、調節弁及びインラインヒータ
の大容量化をする必要がなく、所定温度の処理が可能と
なり、減圧弁、調節弁及びインラインヒータの小型化も
実現できるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の一実施例を示す糸路説明図、第２
図は従来例を示す糸路説明図である。 １・・・熱交換器　　２・・・予熱セクション３・・・
加熱セクション　　４・・・被処理液５・・・加熱媒体
　　６・・・減圧弁　　７・・・調節弁８・・・インラ
インヒータ　　９・・・温水タンク（Ａ）１０・・・温
水ポンプ　　１１．１２・・・三方弁１３・・・温水タ
ンク（Ｂ）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 予熱セクションと加熱セクションを備えた熱交換器にお
   いて、予熱セクションには加熱セクションで所定温度に
   加熱処理された被処理液が加熱媒体として流れるよう配
   設し、前記加熱セクションには減圧弁、調節弁を経て蒸
   気を導入するインラインヒータで温度制御した温水タン
   ク（Ａ）からの温水を加熱媒体として温水ポンプで循環
   する定常運転系路を設け、前記温水タンク（Ａ）の出入
   口に、三方弁を介して温水タンク（Ｂ）を付設し、前記
   三方弁の切換えによって運転開始時には前記温水タンク
   （Ａ）による定常運転に代えて前記温水タンク（Ｂ）を
   通る系路を選択できるようにしたことを特徴とする熱交
   換器における自動温水制御装置。