JPH01247253A - ワイパーブレード - Google Patents

ワイパーブレード

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Publication number
JPH01247253A
JPH01247253A JP63074076A JP7407688A JPH01247253A JP H01247253 A JPH01247253 A JP H01247253A JP 63074076 A JP63074076 A JP 63074076A JP 7407688 A JP7407688 A JP 7407688A JP H01247253 A JPH01247253 A JP H01247253A
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JP
Japan
Prior art keywords
wiper
water
water repellent
glass surface
silicon
Prior art date
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Pending
Application number
JP63074076A
Other languages
English (en)
Inventor
Kouichi Kazumata
数又 紘一
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Individual
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は車輌等のワイパー装置に装着されてガラス面に
付着した雨滴等を拭き払うワイパーブレードに関する。
[従来の技術] 従来の車輌、船舶、航空機の風防ガラス(フロントガラ
ス、リアウィンドガラス等)の降雨時におけるガラス面
での雨滴による水ぬれ現象、その視界の不良化を改善す
るためにガラス面にぬれ広がった雨滴を揺動作動を持っ
て拭き払う目的でワイパー装置が使用されている。
従来のワイパー装置は、拭き払う部分であるブレードの
部分がガラス面と密着性がよいことと、防水性があり、
拭くよりも「ぬぐい拭く」といった作動が必要なため弾
性の強い天然及び合成ゴム材質が採用されている。そし
て、ガラス面が曲面体になり、より密着度合を増加させ
るため、ブレードに強力な圧力をかけることでぬぐい拭
く作動を確実化しているため、その圧力に耐えるために
ブレード自体も耐久性のある合成ゴムが使用されている
。その上、車輌等の高速化に伴い、風圧によるブレード
の浮き上がりを防止するための部材を設けたり、高速走
行時の雨滴の増加のために、揺動作動の往復運動回数を
増加させるというワイパー揺動のスピード化により降雨
時での視界の良好化が図られてきた。
さらに、ワイパー効果を向上させるために雨滴が付着す
る前面ガラス部分に水滴拡散剤液の噴射塗布や、半固形
の拡散ワックス剤塗布も行っていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のワイパーの拭き払い方式ではガラ
ス面に付着し、ぬれ拡がった雨滴による光線の乱反射と
、乱屈折による視界の悪さの改善は根本的には図れない
という問題点があった。
即ち、雨滴はガラス面でぬれ拡がる物理的性質があり大
小の水膜を形成することになり、水膜形成の途上、特に
雨量が増大化すると次々と新しい雨滴が加わることで浸
漬ぬれ現象を起す、また、走行中の風圧によっては波状
形成、雨量によってはタテ形波状等の曲面レンズ状の形
状をなし、乱屈折が重なり視界を著しく不良化させる。
この現象は従来のワイパーでの拭き払い方式をどのよう
に高度化しても、また揺動作動をスピード化してもガラ
スと水という物理的関係上あまり解消しないばかりか、
ワイパーの揺動数の増加、作動モーター音、ワイパー作
動音の増加といった面で運転者の視覚的、聴覚的、心理
的圧迫度の増大が生じて好ましくない。
一方、別途の方法として水滴拡散剤のガラス面への噴射
塗布等による効果は一応認められているが、長時間の効
果は期待できないばかりか、ガラス面への散布はおおむ
ね降雨時に用時車外からのスプレーであるために衣類等
の湿潤を避けることができず、また回数の多い開窓は次
第に車内の湿度を高め、しいては室内からのガラス内面
の曇り発生の原因にもなるし、走行中の拡散剤の噴射は
運転の注意を逸らし、事故等につながる虞れがある。さ
らに、半固形のワックスは、スプレータイプに比較する
と長時間の耐久性があるが、ガラス面への塗布に長時間
の塗布作業を必要とするのと、使用中に効果が減少して
きても、補充がきかないという問題点があった。これら
の問題点に加えて従来の拡散剤の欠点として特に夜間走
行中の前方からのフロントライトの逆光によるギラツキ
と、追従走行中の後続車のライトの反射によって増幅さ
れる視界の不良化という問題がある。
本発明は上記した事情に鑑みてなされたものであり、特
に従来実施されてきたワイパーの基本的な設計形状、作
動システム、揺動による拭き払い作動といった従来基本
技術面における変更を一切加えることなく、即ち、車輌
、船舶、航空機の設計上及び製造上の変更を加えずに雨
中での良好な視界を確保できるワイパーブレードを提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明はシリコン系撥水剤を
内部に分散させたシリコンゴムからなることを特徴とす
る。
シリコーンゴムは公知のシリコーンゴム基材に無機顔料
を使用することで着色できることは周知のことであり、
従来のワイパーブレードの黒色を踏習する場合は、酸化
鉄(ベンガラ)の着色剤を混合したものが用いられるこ
とでシリコーンゴムの特性を失なわせない、特に酸化鉄
は着色効果の他、シリコーンゴムへのエンジン熱、及び
太陽熱に対する耐熱性向上にも寄与する。
シリコーン系撥水剤としては例えばシリコーンオイルが
適当であり、メチルへイドロジエンボリシロキサン系オ
イル、またはジメチルジクロルシロキサン系オイル、ま
たはジメチルポリシロキサン系オイル、またはメチルフ
ェニルポリシロキサン系オイルあるいはこれらシリコー
ンオイルのエマルジョンが用いられるが、シリコーンゴ
ムに分散できる撥水効果のあるシリコーンオイル全般を
指す。そして、上記シリコーン系撥水剤は、シリコーン
ゴムに添加され、混練した後所望のブレード形状に成形
される。成形は型押し、または押し出し成形によって行
われる。
このように形成されたワイパーブレードをワイパー装置
に装着して、ガラス面上を揺動させると、揺動させ摩擦
した部分のガラス面上にはシリコーン系撥水被膜が形成
される。
また、上記シリコーンゴムとして添加剤保持型のシリコ
ーンゴムを使用することができる。この場合、内部に分
散させた撥水剤が長時間懸けて溶出し、この状態で再使
用する場合でも長期に渡って被膜形成効果を常に持続し
続けてワイパー揺動時に瞬間的に撥水膜を形成させるこ
とができる。
[作 用] 本発明は上記した構成からなるワイパーブレードである
から、このワイパーブレードがガラス面を揺動摩擦する
とシリコーンゴムの摩耗とともにシリコーンゴム内に分
散されていたシリコーン系撥水剤が直接ガラス面に摩擦
塗布されて撥水被膜をガラス面に付着形成する。この撥
水被膜面上の水はぬれ拡散することなく液滴形状の水滴
となるので特に圧力をかけたり、スピード化したワイパ
ー揺動がなくても除去が容易となる。
[実施例] 本発明に係るワイパーブレードは、シリコーン系撥水剤
をシリコーンゴムに混練する場合、ブレードに必要とす
る硬度や粘度は使用目的車輛等の条件によって異なる。
シリコーンゴムは公知のこととして二種以上の異なる性
質のゴムを混練することで目的条件に合わせるたるめ、
シリコーン系撥水剤もゴム性質に合った添加率を選定し
なければならないため、一定率を規定すること不可能で
ある。又、添加率は撥水剤によっても大きく異なる性質
がある0例えば硬度40〜50度の条件下でシリコーン
系撥水剤をシリコーンゴムに対して0.5〜5重量%の
割合で添加し、その後充分に混練してシリコーンゴム用
の加硫剤を添加し押し出し及び型押し成形することによ
って得ることができる。
次に本発明品を従来公知のワイパー装置に装着して作動
させた実験例について述べる。
実験例1 ガラス面への初動付着完了時間はワイパー揺動1〜2分
後に効果の確認が視認でき、その後ワイパーの揺動で撥
水被膜層は竪層化され撥水被膜はしっかりしたものに育
って来ることが観察できた。そして、形成された撥水被
膜は化学的安定度が高く、また耐薬品性にすぐれている
ため周囲の環境で分解除去されることなく長時間持続す
る。
そして、本発明品はシリコーンゴムを基材に用いている
ので、寒冷地および厳暑地においても硬度、粘性、弾性
等の劣化もなくガラス面上の被膜面形成に支障がなく良
好な撥水被膜を形成することを確認した。
実験例2 時速60km以上の速行になると、車輌のフロントガラ
ス上に形成された撥水被膜面上の水滴は風圧により沫滴
状で飛び散り、ワイパーの揺動は全く必要なかった。ま
た雪も膜面上に積雪することなく滑り飛び散り、降雪時
においても良好な視界が得られることを確認した。
実験例3 時速60km以内の速行では、雨滴は撥水被膜面上に漏
れ拡がることなく液滴状の水滴となって付着するので、
従来のワイパーの揺動回数の10〜30%程度で充分に
雨滴を拭き払うことができ良好な視界を得ることができ
ることを確認した。
[発明の効果] 本発明は以上のように構成されているので、従来のワイ
パー装置をそのまま使用して、従来のゴムワイパーブレ
ードのみを本発明のワイパーブレードに置換するだけで
、良好なワイパー効果が得られる。
また、本発明のワイパーブレードは、シリコーンゴムお
よびシリコーン系撥水剤を用いているので耐候性、及び
耐熱性に優れており、全天候および寒冷地および厳暑地
においても良好に適用できる。
さらに、ガラス面上に形成されたシリコーン系撥水膜は
化学的に安定で、耐薬品性に優れているので、長時間に
維持され又、溶出するシリコーン剤は、車輌等への腐食
害及び人畜への害もない。
その上、本発明で形成される撥水被膜はワイパーの揺動
のたびに竪層化されるので、従来の撥水剤塗布のように
ワイパーの揺動のたびに効果が減じていくのに比べて、
使用途上の補給がブレードの減小劣化で使用不能になる
までの間全く不要となり、拭き払う作業と撥水剤を塗布
する異なる作業を同時に一つの揺動作業で完了させてし
まい、特別の機具装置等の付加や操作を全く必要とせず
作業性が格段に改善される。
シリコーン系撥水剤で形成された膜面は撥水効果が優れ
ており、中、低速走行においては従来のワイパーの3分
の1以下の揺動運動で雨滴を充分に拭き払うことができ
、かつ高速運転においてはワイパーの揺動がなくても風
圧で雨滴および降雨が飛び散り充分な視界が確保できる
という効果を特徴する

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン系撥水剤を内部に分散させたシリコンゴ
    ムからなることを特徴とするワイパーブレード。
JP63074076A 1988-03-28 1988-03-28 ワイパーブレード Pending JPH01247253A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63074076A JPH01247253A (ja) 1988-03-28 1988-03-28 ワイパーブレード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63074076A JPH01247253A (ja) 1988-03-28 1988-03-28 ワイパーブレード

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01247253A true JPH01247253A (ja) 1989-10-03

Family

ID=13536719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63074076A Pending JPH01247253A (ja) 1988-03-28 1988-03-28 ワイパーブレード

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JP (1) JPH01247253A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100501764B1 (ko) * 2002-07-19 2005-07-18 가부시키가이샤 소프트 규규 코포레이션 와이퍼 블레이드
JP2011156881A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Crk Kk ワイパーブレード用ゴム組成物及びワイパーブレード

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KR100501764B1 (ko) * 2002-07-19 2005-07-18 가부시키가이샤 소프트 규규 코포레이션 와이퍼 블레이드
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