JPH01247050A - ゲル状食品の製造法 - Google Patents

ゲル状食品の製造法

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Publication number
JPH01247050A
JPH01247050A JP63077865A JP7786588A JPH01247050A JP H01247050 A JPH01247050 A JP H01247050A JP 63077865 A JP63077865 A JP 63077865A JP 7786588 A JP7786588 A JP 7786588A JP H01247050 A JPH01247050 A JP H01247050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
galactomannan
raw material
food
galactose
jelly
Prior art date
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Pending
Application number
JP63077865A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumio Fujita
藤田 文男
Yoshino Kubota
久保田 佳乃
Yoshizumi Hayashi
林 良純
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansho Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sansho Co Ltd
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansho Co Ltd, Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sansho Co Ltd
Priority to JP63077865A priority Critical patent/JPH01247050A/ja
Publication of JPH01247050A publication Critical patent/JPH01247050A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
  • Grain Derivatives (AREA)
  • General Preparation And Processing Of Foods (AREA)
  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、弾力性に冨むゲル状食品の製造法に関する。
〈従来の技術〉 従来、ゲル状食品のゲル化剤としては、寒天、カラギー
ン、ゼラチン、ペクチン、卵白等が使用されており、最
近では、特にカラギーナンがその高いゲル化能、優れた
離水抑制能、透明性および好ましい食感からよく用いら
れている。さらに品質を向上させるためにカラギーナン
に無機塩、ローカストビーンガム等を添加すると広範囲
のテクスチャーを有するゼリーを作ることが可能になる
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、ローカストビーンガムが得られるこの植
物は播種から収穫まで10年以上も要することもあって
栽培も容易ではなく、価格も高いうえ、不作の年には需
要が供給を上回、るという事態も近年発生している。そ
こでローカストビーンガムに代わる安価で安定して供給
ができる材料が求められていた。
本発明は、上記実情に鑑みなされたもので、プリン、デ
ザートゼリー、酸乳ゼリー、フルーツゼリー、ベットフ
ード等のゲル状食品の製造において良好な弾力性、抱水
性と好ましい食感を示すゲル状食品の製造法を提供する
ことを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 すなわち、本発明は、 ゲル状食品の製造において、ゲル化剤としてガラクトー
スを20〜50重量%を含有するガラクトマンナンにα
−ガラクトシダーゼを作用させてガラクトース含量を減
少させたところのガラクトース含量10〜30重量%の
ガラクトマンナンを添加することを特徴とするゲル状食
品の製造法を提供するものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明においてはゲル状食品の原材料として、ガラクト
ースを20〜50重量%を含有するガラクトマンナンに
α−ガラクトシダーゼを作用させてガラクトース含量を
減少させたところのガラクトース含110〜30重量%
のガラクトマンナン(以下、変性ガラクトマンナンと略
称する。)、特に好ましくは上記のガラクトース含量で
、かつ始めのガラクトース含量の80%以下に減少させ
たものを使用することが必要であるが、変性ガラクトマ
ンナンを得るためのガラクトースを20〜50重量%を
含有するガラクトマンナンとしては安価な天然種子ガム
類の一種であるグアーガムまたはタラガムが用いられる
。グアーガムは栽培が容易な一年性の豆科植物Cyam
opsis tetragonolobusの種子の胚
乳部を粉砕して得られる多PRで、主成分はガラクトマ
ンナンてあり、その化学的構造はローカストビーンガム
と類似しているが側鎖のガラクトースが多く、ゲル特性
などの点ではローカストビーンガムに劣るが、資源が豊
富で安価である。
タラガムは多年性の豆科植物Caesalpinia 
5pinosaの種子の胚乳部を粉砕して得られる多t
JM Rで、主成分はガラクトマンナンであり、その化
学的構造はローカストビーンガムとグアーガムの中間的
なものであり、側鎖のガラクトースがローカストビーン
ガムより多く、グアーガムより少ない、この植物の種子
を包むさや部分はタンニンを多く含み、没食子酸等の原
料として用いられているが、種子は殆ど利用されておら
ず、豊富でかつ安価である。
本発明では上記の安価なガラクトマンナンにα−ガラク
トシダーゼを作用させてガラクトース含量を減少させた
ところのガラクトース含量10〜30重量%の変性ガラ
クトマンナンを使用するのが好ましい。このような変性
ガラクトマンナンは、例えば特開昭61−274695
号公報に記載されている方法により白色粉末として得る
ことができるのでこれを使用するのが好ましい。
すなわち、ガラクトース含量を減少させるために使用の
α−ガラクトシダーゼとして植物由来のもの、例えばム
ラサキウマゴヤシ、コロハ、コーヒー豆、またはガア一
種子などから得られるものあるいは微生物由来のもの、
例えばBacilluscereus、 Escher
ichia coil、Aspergillus ni
gerSacharomyces cerevisia
eまたはMortierellaν1nacea など
から得、られるものであり、これらのα−ガラクトシダ
ーゼをグアガムまたはタラガム等のガラクトマンナンに
反応させた後、反応液をI過し、イソプロパツールで沈
澱せしめ、乾燥・粉末化することにより変性ガラクトマ
ンナンが白色粉末として得られる0本発明に使用のガラ
クトマンナンを得るためのα−ガラクトシダーゼとし、
 では上記のものが使用でき、特に限定されないが、糸
状菌Mortierella vinacea由来の酵
素を使用したものが好ましい。
変性ガラクトマンナンの使用量はペースト状食品の種類
により適宜法めればよいが、通常、原料の0.05〜1
.0重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%である。
〈発明の効果〉 本発明に使用の変性ガラクトマンナンは、カラーギナン
、ザンタンガム、寒天等地の多#N頚との相乗効果が高
く、耐酸性にも富み、プリン、デザートゼリー、酸乳ゼ
リー、フルーツゼリー、ペットフード等のゲル状食品の
製造においてゲル化剤の一成分として使用することによ
り、良好な弾力性、抱水性と好ましい食感を示すゲル状
食品を得ることができ、特にゲル化特性、耐酸性におい
てはローカストビーンガムより優れている。特に本発明
に使用の変性ガラクトマンナンは粘度がローカストビー
ンガムの粘度の0.1〜2.5倍のものを得ることがで
き、粘度が高いものを使用することにより、フルーツイ
ンゼリーのようにチェリー、みかん、ブドウ等のフルー
ツ片をゼリー中に分散させた製品を製造する場合、フル
ーツ片の浮上や沈降を防ぐことができるので、ゼリー中
にフルーツ片を均一に分散させるのに効果的であり、ロ
ーカストビーンガムより優れた性質である。また、低粘
度のものを使用することにより、ゼリー液がゲル化する
までに気泡が完全に除去されるので透明度の非常に優れ
たデザートゼリーを製造することが可能である。
〈実施例〉 以下、実施例により本発明について具体的に説明するが
本発明はこれらに限定されるものではない。
参考例 (変性ガラクトマンナンの製造) Mortierella Vinaceaの菌体から高
圧破砕法により抽出し、β−マンナーゼを除去したα−
ガラクトシダーゼを0.5%をグアーガム水溶液に添加
し、PH4,0,50’Cで3日間反応させた。反応終
了後反応液を遠心分離して不溶物を除去し、3倍量のイ
ソプロパツールに添加した。生じた沈澱をI取し、イソ
プロパツールで1度洗浄後、真空乾燥して白色粉末を得
た。この白色粉末はガラクトースを23重量%含有する
ガラクトマンナンであった。
実施例1 参考例で得られた変性ガラクトトマンナンを用いて下記
の原料割合でデザートゼリーを製造した。
原料割合 ゲル化剤 カラギーナン       0.35%変性ガラクトト
マンナン0.1〜0.5%砂tJ!!        
    20%クエンrIIO,2% クエン酸ナトリウム     0.15%第一リン酸カ
リウム     0□2%色素・香料        
 適量 水               残り上記原料粉末を
水に分散し、加熱溶解した後、冷却した。変性ガラクト
トマンナンの添加量が増すにつれ、ゼリーの弾力性が高
まり、テクスチャーの異なる美味しいゼリーが得られた
実施例2 参考例で得られた変性ガラクトトマンナンを用いて下記
の原料割合でプリンを製造した。
原料割合 ゲル化剤 カラギーナン       0.15%変性ガラクトト
マンナン  0.15%砂$7!          
   8 、00%澱粉            1.
00%色%色素料         0.10%牛乳(
脂肪2%)       90.6%上記原料粉末を牛
乳に分散し、加熱溶解し、殺菌した後、冷却して容器に
充填した。このようにして得られたプリンは滑らかな食
感の美味しいものであった。
実施例 3 参考例で得られた変性ガラクトトマンナンを用いて下記
の原料割合でゼリーを製造した。
原料割合 キサンタンガム       0.5%変性ガラクトト
マンナン   0.5%上白糖           
25  %色素・香料         0.10%水
                       73
.9%上記原料粉末をよく混合し、これを水に分散し、
沸騰するまで加熱溶解し、型に流して冷却した。
コンニヤクルワラと餅様の弾力性の強いゼリーが得られ
た。コンニャクやワラビ餅とは異なった食感の美味しい
ゼリーであった。
実施例4、比較例1および2 参考例で得られた変性ガラクトトマンナンとカラギーナ
ン、および比較のためゼラチンまたは寒天をゲル化剤と
して用い、第1表の原料割合にて、5°Cで同じような
ゲル強度のゼリーを作り、その品質を比較した。
第    1    表 比較例1のゼリーはソフトで内部強度が高く、非常に弾
力性に冨むが、温度依存性が高く、ゲル化に時間がかか
り、また型に粘着し易かった。比較例2のゼリーは強く
てもろく、弾力性がなく、溶解に時間がかかった。実施
例1のゼリーはソフトで内部強度が高く、弾力性に冨み
、保水性も比較例1および2のものより良好であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ゲル状食品の製造において、ゲル化剤としてガラクトー
    スを20〜50重量%を含有するガラクトマンナンにα
    −ガラクトシダーゼを作用させてガラクトース含量を減
    少させたところのガラクトース含量10〜30重量%の
    ガラクトマンナンを添加することを特徴とするゲル状食
    品の製造法。
JP63077865A 1988-03-29 1988-03-29 ゲル状食品の製造法 Pending JPH01247050A (ja)

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JP63077865A JPH01247050A (ja) 1988-03-29 1988-03-29 ゲル状食品の製造法

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JPH01247050A true JPH01247050A (ja) 1989-10-02

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ID=13645948

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JP (1) JPH01247050A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06279749A (ja) * 1992-12-18 1994-10-04 Cpc Internatl Inc キサンタンゲル化剤
JP2001327256A (ja) * 2000-05-22 2001-11-27 Taiyo Kagaku Co Ltd 餅類用品質改良組成物
JP2009095269A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Bussan Food Science Kk 低分子化処理ガラクトマンナンが形成するゲルおよび/またはゾルならびにその使用方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06279749A (ja) * 1992-12-18 1994-10-04 Cpc Internatl Inc キサンタンゲル化剤
JP2001327256A (ja) * 2000-05-22 2001-11-27 Taiyo Kagaku Co Ltd 餅類用品質改良組成物
JP2009095269A (ja) * 2007-10-16 2009-05-07 Bussan Food Science Kk 低分子化処理ガラクトマンナンが形成するゲルおよび/またはゾルならびにその使用方法

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