JPH01246998A - 超音波トランスジューサ - Google Patents

超音波トランスジューサ

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JPH01246998A
JPH01246998A JP7496388A JP7496388A JPH01246998A JP H01246998 A JPH01246998 A JP H01246998A JP 7496388 A JP7496388 A JP 7496388A JP 7496388 A JP7496388 A JP 7496388A JP H01246998 A JPH01246998 A JP H01246998A
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JP
Japan
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balloon material
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ultrasonic
mixed
elastic modulus
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Application number
JP7496388A
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Inventor
Katsuhiko Yanagawa
克彦 柳川
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は超音波距離検出装置、近接物体検出装置等に
使用される空中用超音波トランスジューサに関する。
〔従来の技術〕
圧電セラミック等の振動子を空中用超音波トランスジュ
ーサとして使用する場合、振動子の音響インピーダンス
が空気のそれに比べて遥かに大きいために、超音波の送
信、受信効率が極めて低い、そこで振動子の超音波出射
面に密着して両者の中間の音響インピーダンスを有する
音響整合層を設け、超音波の送受信性能を高めた超音波
トランスシューブが知られている。
超音波トランスジューサは、第5図に示すように圧電セ
ラミック振動子1の超音波出射面に密着して音響整合層
2を形成した構造である。圧電セラミック振動子1の音
速C1は約4000 m/S。
密度ρ1は約7400#/m”であり、その積で表わさ
れる音響インピーダンスZ1は約3X10の7乗N、S
/rrIとなる。また超音波ビーム10が出射される空
気3の音速C3は約344 m / S 。
密度ρ、は約1.2に9/rrlであり、音響インピー
ダンスZ3は約413N−8/m”となる。
したがって、両者の音響インピーダンスの中間値として
の整合層2の音響インピーダンスZとしては、両者の音
響インピーダンス2. 嚢2.の積の平方根で与えられ
る1、lX10の5乗N 、 S/m8が最適値となる
。音響インピーダンスZを最適値に近づけるために、整
合層2の材質の検討が種々行われており、例えば樹脂組
成物としてエポキシ樹脂を用い、微小中空球として塩化
ビニリデン共重合体からなる直径数10ないし数100
 μmのプラスチックバルーン材を用いたものが知られ
ている。
第6図はエポキシ樹脂に対するプラスチックバルーン(
比重0.05.平均粒径40μm)の添加!(体積分率
)を変えて得られた整合層2の音速C2密度ρ 、音響
インピーダンスZ特性線図であシ、プラスチックバルー
ン添加量を体積分率で0.6 とした場合、音響インピ
ーダンスは約6.5×10の5乗N、S/i、体槓分率
0.7でも 4×10の5乗程度となシ、最適値1.I
 X 10の5乗NφS/rrlに比べてまだかなシ大
きい値となる。
第7図は上記整合層のグラスチックバルーン添加量と弾
性率Eとの関係を示す特性線図であり、エポキシ樹脂単
体で330Af/−あった弾性率へ体槓分率0.6では
66kf/rrIAに2体積分率0.7では54#/−
にまで低下し、剛性の低下が著しい。グラスチックバル
ーン材の比重をさらに下げれば、音響インピーダンスZ
を最適値に近づけることも不可能ではないが、この場合
には弾性率Eがさらに低下してゴム弾性を示テようにな
り、寸法精度の維持も、これt−得るための機械加工性
が低下し、さらKは外的損傷を受けやすくなる。
〔発明が解決しようとする課題〕
前述のように、空中用超音波トランスジユーサの音響整
合層としては、音響インピーダンス2を最適イ直に近づ
けることに重点が置かれてきた。ところで、この種の整
合層の基本原理は、第8図にその厚みと超音波透過率と
の関係を示すように、整合層の厚みtが整合層内におけ
る超音波の波長λの1/4.すなわち四分の一波長に等
しく形成されたとき、その波長λに相応する周波数の超
音波のみが減衰することなく透過(透過率1)する現象
、いわゆる共像伝送を利用するものであって、整合層の
厚みt、あるいは超音波の波長λが上記共撮伝送条件か
らずれた場合には、第8図に示すように整合層の音響イ
ンピーダンス2と空気または振動子の音響インピーダン
スとの比Z!/Z  またはZ/Z3  (以下インピ
ーダンス比とよぶ)の増大とともに超音波透過率が著し
く低下する。ことに前述の超音波トランスジューサにお
いては、整合層の2を最適値1.lX10の5乗N、S
/rrlVcシたとしてもインピーダンス比Z、/Z 
、  Z/Zsは約270にも達し、僅かな波長λ、厚
みtのずれがあれば超音波の透過は極めて困難になる。
このことから、整合層の厚みtを超音波の1/4波長に
精度よく安定して保持することがインピーダンス比を最
適値に保持すること以上に重要であると考えられる。と
ころが、従来の整合層においてはインピーダンス2を最
適値に近づけるに伴なって弾性率Eが大幅に低下し、厚
みtを精度よく得ることが因難なばかりか、外傷を受け
やすいためにその維持管理も困難になる欠点がある。
この発明の目的は、音響インピーダンスの低減に伴う弾
性率の低下が少く、シたがって整合層の厚みの精度の確
保を容易化することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、この発明によれば、樹脂組
成物中に微小中空球を混合してなる音響整合層を超音波
振動子の超音波出射面に密着して形成したものにおいて
、前記微小中空球がグラスチックバルーン材とシリカバ
ルーン材の混合材であることとする。
〔作用〕
上記手段において、樹脂組成物中に混合する微小中空球
として、プラスチックバルーン材とシリカバルーン材を
所定の割合で混合材を用いるよう構成し九ことによシ、
樹脂組成物としてのエポキシ樹脂に剛性の高いシリカバ
ルーン材を混合した場合、その添加量に比例して整合層
の密度アおよび音響インピーダンスZは低下傾向を示す
のに対し、弾性率Eおよび音速は逆に上昇傾向を示すこ
とを利用し、混合バルーン材を添加した整合層の弾性率
の低下を軽減することが可能となシ、したがって整合層
の厚みtを整合層内超音波の174波長に精度よく合わ
せることが容易となシ、音響インピーダンスZ−は従来
より幾分高くなるものの共像伝送を有効に活用でき、し
たがって超音波送受信性能の高い空中超音波トランスジ
ューサを得ることかできる。
〔実施列〕
以下この発明を実施例に基づいて説明する。
第1図はこの発明の実施例超音波トランスジューサを示
す説明図であり、圧電セラミックからなる超音波出射面
1の超音波出射面に密着して設けられた音響整合層20
は、樹脂組成物としてのエポキシ樹脂組成物12中に、
塩化ビニリデシ共重合体からなるプラスチックバルーン
材13(比llO,05、平均粒径40μm)と、シリ
カバルーン材14(比重0.5.平均粒径50μm)と
を所定の割合で配合、硬化処理したものが用いられる。
整合層20は、混合された液状の素材を金型に注入し、
室温で硬化させた後機械加工を行い、厚みtが超音波の
1/4波長と等しくなるよう加工された整合層を形成し
、整合層に用いたエポキシ樹脂組成物を接着剤として振
動子1の表面に窒隙を残さないよう密着固定する。
第2図はシリカバルーン材の作用を説明するための特性
線図であり、エポキシ樹脂組成物12中にシリカバルー
ン材14のみを配合硬化した材料の音速C1密度ρ、お
よび音響インピーダンスZを示している。図において、
ρおよびZはシリカバルーン材14の体積分率が増加す
るとともに低下する傾向を示すが、音速Cは逆に増加す
る傾向を示す。
第3図は、弾性率特性線図であシ、上記シリカバルーン
材14のみを配合した材料の弾性率Eと、混合バルーン
材としてシリカバルーン材を体積分率で約30%一定(
横軸の60%以下の範囲)とし、これに添加するプラス
チックバルーン材13の体積分率を0から60%の範囲
で変えて形成した整合層200弾性率E(横軸の体積分
率30%以上の範囲)を併せて示した。シリカバルーン
材14を体積分率で30%配合したことによシ、混合バ
ルーン材を配合した整合層の弾性率Eは従来の整合層の
弾性率(第7図参照)に比べて全体的に上昇し、例えば
シリカバルーン材30%、グラスチックバルーン材50
%、混合バルーン材全体としての体積分率が80%にお
ける弾性率は137却/−となり、プラスチックバルー
ン材のみを約33%添加した従来の整合層の弾性率に匹
敵する値が得られ、その結果金型成型された素材の精密
機械加工が可能となり、整合層の厚みを1/4波長に精
度よく仕上げることができる。
第4図は実施例整合層の音響特性線図であり、シリカバ
ルーン材30%、グラスチックバルーン材50%、混合
バルーン材全体としての体積分率を80%とした場合、
整合層20の音速Cは2000m/S、¥M度ρは50
0Ai’/rfl”、音響インピーダンスZは1×10
の6乗N、S/d、弾性率Eは137#/7となシ、音
響インピーダンスは最適値1.lX10の5乗N、S/
Jに比べてほぼ1けた高いものの、機械加工性が高く寸
法精度の確保が容易化されることにより、共振伝送を有
効に利用して高い超音波送受信性能を発揮しやすい整合
層を得ることができる。
なお、シリカバルーン材14の体積分率は30%に限定
されるものではなく、混合バルーン材全体の体積分率を
注型加工が答易な80%程度とμシリカバルーン材14
が占める体積分率f:10ないし40%程度の範囲で選
択することによシ、弾性率と音響インピーダンスが異な
る整合層を任意に形成することができる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように1樹脂組成物に配合する微小中
空球として、プラスチックバルーン材とシリカバルーン
材との混合材を用いるよう構成した。その結果、プラス
チックバルーン材のみによって音響インピーダンスを下
げることに付随して整合層の弾性率が大幅に低下し、こ
れが原因で共振伝送に不可欠な整合層の寸法精度の確保
が困難になるという、従来気付かなかった問題点が排除
され、シリカバルーン材の配合によって弾性率の低下が
抑制され、外傷を受は難くなるとともに精密機械加工性
が向上するので、整合層の厚みを超音波の1/4波長に
精密に保持することが容易となり、この波長の超音波を
無損失で透過する共振伝送を有効に利用して超音波送受
信性能の高い空中用超音波トランスジューサを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例装置を示す説明図、第2図は
シリカバルーン材の作用を説明するための特性線図、第
3図は実施例整合層の弾性率特性線図、第4図は実施例
整合層の音響特性を示す特性線図、第5図は従来装置を
示す概略断面図、第6図は従来の整合層の音響特性を示
す特性線図、第7図は従来の整合層の弾性率特性線図、
第8図は整合層の超音波透過率を示す原理的特性線図で
ある。 1・・・超音波摂動子、2,20・・・音響整合層(整
合層)、12・・・樹脂組成物、13・・・グラスチッ
クバルーン材、14・・・シリカバルーン材、t・・・
整合層の厚み(1/4波長)、C・・・音速、ρ・・・
密度、Z・・・音響インピーダンス、E・・・弾性率、
ス・・・波長。 党1図 シリカバ1し−ン糸カロ量 (体積分率〕第2図 萱学←1)ミ と

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)樹脂組成物中に微小中空球を混合してなる音響整合
    層を超音波振動子の超音波出射面に密着して形成したも
    のにおいて、前記微小中空球がプラスチックバルーン材
    とシリカバルーン材の混合材であることを特徴とする超
    音波トランスジューサ。
JP7496388A 1988-03-29 1988-03-29 超音波トランスジューサ Pending JPH01246998A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0973150A2 (de) * 1998-07-16 2000-01-19 Iskraemeco, Merjenje in Upravljanje Energije, D.D. Ultraschallwandler und das Verfahren zu seiner Herstellung
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