JPH01246292A - 硬化性ホスファゼン化合物の製造法 - Google Patents

硬化性ホスファゼン化合物の製造法

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JPH01246292A
JPH01246292A JP63070886A JP7088688A JPH01246292A JP H01246292 A JPH01246292 A JP H01246292A JP 63070886 A JP63070886 A JP 63070886A JP 7088688 A JP7088688 A JP 7088688A JP H01246292 A JPH01246292 A JP H01246292A
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JP
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group
compound
halogen
phosphazene compound
phosphazene
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JP63070886A
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Akihiko Kurahashi
明彦 倉橋
Shigeo Mori
重雄 森
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は硬化性ホスファゼン化合物の製造法に関し、詳
しくは実質的に塩素原子を含有しない硬化性ホスファゼ
ン化合物を高い反応性で効率よく製造する方法に関する
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕一般に
、硬化性ホスファゼン化合物は、熱や活性エネルギー線
によって硬化して、耐熱性ならびに圧縮強度、硬度等の
機械的性質にすぐれると共に、プラスチック、金属やセ
ラミックス等に対する接着性にすぐれた硬化物を与える
ため、電子部品製造用のホトレジスト、各種成形品の保
護被覆材、歯科用レジンセメント及び充填材などに使用
することが検討されている。
これまでのところ、このような硬化性ホスファゼン化合
物の製造方法としては、塩素化ホスファゼン化合物にエ
チレン性不飽和結合を有する不飽和ヒドロキシ化合物を
脱塩化水素剤の存在下で反応させる方法が知られている
(特公昭59−2449号公報、特開昭61−4740
6号公報)。
しかしながら、この方法では、塩素化ホスファゼン化合
物の塩素原子と不飽和ヒドロキシ化合物のヒドロキシル
基との間の縮合反応の速度が遅く、反応を完結させるた
めには長時間を要するという欠点がある。また、例えば
歯科用材料や電子部品材料として使用する場合には、原
料である塩素化ホスファゼン化合物中のすべての塩素原
子が置換され、得られる硬化性ホスファゼン化合物中に
は実質的に全く塩素原子が存在しないことが好ましいが
、上記の如き従来の方法では、このようにするには数十
乃至数百時間を要し、これを実現することは工業上はと
んど不可能であった。
そこで本発明者らは、上記従来技術の欠点を解消し、実
質的に塩素原子を含有しない硬化性ホスファゼン化合物
を、短時間で効率よく製造すべく鋭意研究を重ねた。
〔課題を解決するための手段〕
その結果、原料であるジクロロホスファゼン化合物のよ
うなP−(l結合を有するホスファゼン化合物を、水酸
基あるいはアミノ基を含有するハロゲン化合物と反応さ
せた後に、アクリロイル基あるいはメタクリロイル基含
有化合物を反応させることによって、目的を達成できる
ことを見出した。本発明はかかる知見に基いて完成した
ものである。
すなわち本発明は、P−C/!結合を有するホスファゼ
ン化合物に重合硬化性基を導入するにあたり、P−Cl
結合を有するホスファゼン化合物を、水酸基あるいはア
ミノ基を含有するハロゲン化合物と反応させてハロゲン
含有ホスファゼン化合物を得、しかる後にアクリロイル
基あるいはメタクリロイル基含有化合物と反応させるこ
とを特徴とする硬化性ホスファゼン化合物の製造法を提
供するものである。
本発明の製造法において、原料化合物として用いるP−
Cl結合を有するホスファゼン化合物は、種々のものが
あるが通常は、式(NpcL)fiで表わされる環状あ
るいは式Cl、P・(N P Cn□)。−8・NPC
l、で表わされる鎖状のジクロロホスファゼン多量体(
ここで、nは3以上、好ましくは3〜10000、さら
に好ましくは3〜18である。)が好適である。
また、−数式(N P (Cl)p(B)、)(式中、
p、qはp>O,q>Oであり、かつp+q=2を満た
す実数を示し、Bは非重合硬化性基を示す。)で表わさ
れる繰返し単位を有し、重合度が3以上、好ましくは3
〜10000、さらに好ましくは3〜18の塩素含有環
状あるいは鎖状ホスファゼン化合物を原料化合物として
用いることもできる。これは、前述のジクロロホスファ
ゼン多量体に、上記非重合硬化性基Bを有する化合物を
反応させることによって得ることができる。ここで、非
重合硬化性基Bとしては、−数式   R’Q−・・・
 (I) あるいは で表わされる基を示す。ここで、式(I)中Qは酸素原
子、硫黄原子又はイミノ基を示し、R1は炭素数1〜1
8のアルキル基あるいは炭素数1〜18のハロゲン化ア
ルキル基を示す。具体的には、メトキシ基、エトキシ基
、プロポキシ基、ブトキシ基、ペンチルオキシ基、ヘキ
シルオキシ基、ヘプチルオキシ基、オクチルオキシ基な
どのアルコキシ基、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭
素など)で置換された同様のアルコキシ基、メチルチオ
基、エチルチオ基、プロピルチオ基、ブチルチオ基、ペ
ンチルチオ基、ヘプチルチオ基、オクチルチオ基などの
アルキルチオ基、ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素
など)で置換された同様のアルキルチオ基、メチルイミ
ノ基、エチルイミノ基、プロピルイミノ基、ブチルイミ
ノ基、ペンチルイミノ基、ヘキシルイミノ基3 ヘプチ
ルイミノ基、オクチルイミノ基などのアルキルイミノ基
ハロゲン(例えばフッ素、塩素、臭素など)で置換され
た同様のアルキルイミノ基等をあげることができる。ま
た、式(II)中Qは前記と同じであり、R2−R6は
それぞれ独立に水素原子、ハロゲン原子、炭素数1〜4
のアルキル基又は炭素数1〜4のハロゲン化アルキル基
を示す。弐(n)の基は、具体的には、フェノキシ基、
チオフェニル基、ハロゲン化フェノキシ基(2,4,6
−1−リブロモフェノキシ基、4−ブロモフェノキシ基
2−クロロフェノキシ基、2,4−ジクロロフェノキシ
基など)およびハロゲン化チオフェニル基(4−クロロ
フェニルチオ基など)、あるいはアニリンおよびハロゲ
ン化アニリン(2−クロロアニリン;2,4−ジクロロ
アニリン、2,4.6−トリブロモアニリンなど)のア
ミノ基より水素原子を取り除いた残基などをあげること
ができる。
本発明の方法では、上記にょうなP−C/!結合を有す
るホスファゼン化合物を原料として、これに水酸基ある
いはアミノ基を含有するハロゲン化合物と反応させる。
ここで、水酸基を含有するハロゲン化合物としては、例
えば 一般式  X−R’−0H (式中、Xはハロゲン原子を示し、R7は炭素数1〜1
8のアルキレン基(直鎖あるいは分岐)または炭素数6
〜24のアリーレン基を示す。)で表わされる化合物を
好適なものとしてあげることができる。具体的にはエチ
レンクロロヒドリン;2−クロロブタノール;2−(2
−クロロエトキシ)エタノール;p−クロロフェノール
;2−クロロ−5−メチルフェノール;2−クロロシク
ロヘキサノール等が挙げられる。
一方、アミノ基を含有するハロゲン化合物としては、例
えば 一般式  X−R’−NH2 (式中、Xはハロゲン原子を示し、R7は前記と同じで
ある。)で表わされる化合物を好適なものとしてあげる
ことができる。具体的には2−クロロエチルアミン;2
−クロロアニリン;2−クロロ−4−メチルアニリン1
2−(2−クロロフェニル)エチレンアミン等が挙げら
れる。
二〇P−(l結合を有するホスファゼン化合物と水酸基
あるいはアミノ基を含有するハロゲン化合物との反応は
、無溶媒で行うこともできるが、ベンゼン、トルエン、
キシレン、クロロホルム。
シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、1.4−ジオキ
サン、ジメチルホルムアミド等の?容媒中で行うことも
できる。また、所望により触媒を使用することもできる
が、その場合には第三級アミン(トリメチルアミン、ト
リエチルアミン、トリイソプロピルアミン、ピリジン等
)などの脱塩化水素剤や炭酸ナトリウム、炭酸カリウム
、重炭酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリ
ウム。
シアン化ナトリウム、シアン化カリウムなどの無機塩類
が好適に使用できる。
本発明の方法にしたがって、上述したP−C/!結合を
有するホスファゼン化合物と水酸基あるいはアミノ基を
含有するハロゲン化合物とを反応させると、ハロゲン含
有ホスファゼン化合物が得られる。ここでP−Cl結合
を有するホスファゼン化合物として前述のジクロロホス
ファゼン多量体を用いた場合には、水酸基あるいはアミ
ノ基を含有するハロゲン化合物と反応後に、必要に応じ
て前述した非重合硬化性基Bを有する化合物と反応させ
ると、適度に非重合硬化性基Bの導入されたハロゲン含
有ホスファゼン化合物となる。なお、P−Cj2結合を
有するホスファゼン化合物として一般式(N P (C
l)、(B)q)で表わされる繰返し単位を持つ化合物
を用いたときは、水酸基あるいはアミノ基を含有するハ
ロゲン化合物と反応後に、非重合硬化性基Bを導入する
必要がないことは勿論である。
本発明の方法では、P−C1結合を有するホスファゼン
化合物と水酸基あるいはアミノ基を含有するハロゲン化
合物との反応によって、ハロゲン含有ホスファゼン化合
物が得られるが、ここで−数式 X−R’−OH(式中
、XおよびR7は前記と同じである。)で表わされる水
酸基を含有するハロゲン化合物を反応させると、−数式
 (N P (OR’X)−(B)b)(式中、Xおよ
びR7は前記と同じであり、a。
bはa>0.b≧0であってa + b = 2を満た
す実数である。)で表わされる繰返し単位を有するハロ
ゲン含有ホスファゼン化合物(重合度3以上)が得られ
ることとなる。
また、−数式 X−RフーNH2(式中、XおよびR7
は前記と同じである。)で表わされるアミノ基を含有す
るハロゲン化合物を反応させると、−数式 (N P 
(N HR’X)、CB)、)(式中、X、R’、aお
よびbは前記と同じである。)で表わされる繰返し単位
を有するハロゲン含有ホスファゼン化合物(重合度3以
上)が得られることとなる。
なお、これらハロゲン含有ホスファゼン化合物において
、非重合硬化性基Bを導入していないものについては、
それぞれ 一般式 (N P (OR’X)z)あるいは −数式
(N P (N HR’X)z:lで表わされる繰返し
単位を有するハロゲン含有ホスファゼン化合物となる。
さらに、本発明の方法では上記の如きハロゲン含有ホス
ファゼン化合物を、アクリロイル基あるいはメタクリロ
イル基含有化合物と反応させる。
ここで用いるアクリロイル基あるいはメタクリロイル基
含有化合物は、各種のものがあり、状況に応じて適宜選
定すればよいが、通常はアクリロイル基含有化合物とし
ては、アクリル酸やアクリル酸カリウム、アクリル酸ナ
トリウム、アクリル酸リチウム、アクリル酸マグネシウ
ム、アクリル酸カルシウム等のアクリル酸塩などが好適
であり、またメタクリロイル基含有化合物としては、メ
タクリル酸やメタクリル酸カリウム、メタクリル酸ナト
リウム、メタクリル酸リチウム、メタクリル酸マグネシ
ウム、メタクリル酸カルシウム等のメタクリル酸塩など
が好適である。
このハロゲン含有ホスファゼン化合物とアクリロイル基
あるいはメタクリロイル基含有化合物との反応は、無溶
媒下でもよく、また前述したP−CI!、結合を有する
ホスファゼン化合物と水酸基あるいはアミノ基を含有す
るハロゲン化合物との反応の際に用いるのと同様の溶媒
中で行ってもよい。
さらに、触媒は必ずしも必要としないが、前述した反応
の際に用いるのと同様の触媒を用いることも有効である
。また特にアクリル酸塩やメタクリル酸塩を用いる場合
には、第四級イオン、第三級アミン類、クラウンエーテ
ル類、クリプタント類等の相間移動触媒が有効である。
このハロゲン含有ホスファゼン化合物とアクリロイル基
あるいはメタクリロイル基含有化合物ととの反応によっ
て、目的とする硬化性ホスファゼン化合物が得られるが
、この硬化性ホスファゼン化合物は、例えば、 一般式 %式%)) 一般式 一般式 %式%) あるいは−数式 (N P (N HR’()CC−CHz)−(B)b
 〕I  1   CH3 (式中、R7,に、aおよびbは前記と同じ。)で表わ
される繰返し単位を有する硬化性ホスファゼン化合物(
重合度3以上)である。
この式において、非重合硬化性基Bは、上記硬化性ホス
ファゼン化合物の硬化性の程度を調節するために導入す
るものであり、必ずしも必要ではなく、例えばb=0 
(即ちa=2)とすれば、上記式は 一般式 %式%):1 一般式 (NP(OR70C−C=CH2)り I  1   CH3 一般式 %式%)) あるいは−数式 (NP(NHR〕OCC= CHzh)I  1   CH3 となる。
〔実施例〕
次に、本発明を実施例に基いてさらに詳しく説明する。
実施例1 温度計、攪拌機9滴下漏斗及びコンデンサーを取り付け
た2!容のフラスコ内に、ヘキサクロロシクロトリホス
ファゼン〔式(NP(1!□)3で表わされる環状化合
物] (以下、3PNCという。)174g、  ピリ
ジン261g及び1,4−ジオキサン500dを入れて
3PNCを溶解させ、次いでエチレンクロロヒドリン2
54gを滴下した。
滴下終了後、反応物を60″Cに昇温しで、6時間反応
を行った。反応生成物を濾別後、濾液を減圧蒸留、水洗
、乾燥することにより、透明な粘稠体288gを得た。
この粘稠体の赤外線吸収スペクトルにおいて、P−0−
C(1040cm−’) 。
C−C1(680cm−’) 、  P−N (124
0cm−リ。
CHz  (2950cm−’)に起因する吸収は観測
されたが、OH(〜3400cnr’)に起因する吸収
は観測されなかった。これらのことから、得られた粘稠
体(粘稠体A)は、 式(N P (OCH2CHzClz) 3で表わされ
る環状化合物であることがわかった。
続いて、21容のフラスコ内に、メタクリル酸カリウム
137 g、臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム15
g及びジオキサン300dを入れて撹拌し、これに前記
粘稠体A102gを含むジオキサン500m1を滴下し
た。滴下終了後、反応物を80°Cに昇温して4時間反
応を行った。
反応終了後、反応生成物を濾別し、1.4−ジオキサン
を除去し、水洗、乾燥して透明な粘稠体(粘稠体B)1
41gを得た。
この粘稠体Bの赤外線吸収スペクトルにおいては、新た
にC=C(1450cm−’) 、  C=0(172
0cm−1)に起因する吸収が観測され、C−C1(6
80cm−’)に起因する吸収が観測されなかった。ま
た、バイルシュタインテストの結果は陰性であり、この
粘稠体Bには塩素原子が全く残存していないことがわか
った。
これらのことから、得られた粘稠体Bは、で表わされる
環状化合物であることがわかった。
実施例2 22容のフラスコ内に、実施例1で得られた粘稠体A2
04 g、ピリジン190g及びジオキサン500戚を
入れて攪拌し、次いでこれにメタクリル酸190gを滴
下した。滴下終了後、反応物を60°Cに昇温しで6時
間反応を行った。
反応生成物を実施例1の粘稠体Aと同様の方法で精製し
て、実施例1の粘稠体Bと同じ粘稠体279gを得た。
このものは、粘稠体Bと同じ赤外線吸収スペクトルの吸
収ピークを示し、またバイルシュタインテストの結果は
陰性であった。
実施例3 32容のフラスコ内に、ナトリウムフェノラート76.
6gと1,4−ジオキサン600dを投入し、氷冷しな
がら3PNC116gを1,4−ジオキサン600成に
溶解した溶液を徐々に滴下した。滴下終了後、4時間還
流させて反応を進行させた。
次いで、反応液を室温まで戻してピリジン116gを加
え、更にエチレンクロロヒドリン113gを滴下した。
滴下終了後、反応液を60°Cに昇温しで、6時間反応
を行った。
反応生成物を実施例1の粘稠体Aと同様に精製すること
によって、粘稠体C196gを得た。
22容のフラスコ内に、メタクリル酸カリウム137g
と臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム15g及び1,
4−ジオキサン500dを入れて攪拌した。次いで、粘
稠体C106gを含む1゜4−ジオキサン300−を滴
下した。滴下終了後、反応液を80°Cに昇温しで、4
時間反応を行った。
反応生成物を実施例1の粘稠体Bと同様に精製すること
によって、透明な粘稠体DI31gを得た。
この粘稠体りの赤外線吸収スペクトルにおいて、P−0
−C(1040cm−’) 、  P−0−Ph(11
90cm−皿)(但し、Phはフェニル基を示す、)。
C=C(1450cm−’)、 C=C(1720cm
−’)。
CHz  (2950cm−’)及びP−N(1240
cm−’)に起因する吸収が観測された。また、バイル
シュタインテストの結果は陰性であり、この粘稠体りに
は塩素原子が全く残存していないことがわかった。
〔発明の効果〕
本発明の方法によれば、実質的に塩素原子を含有しない
硬化性ホスファゼン化合物を、高い収率で効率よく製造
することができる。
また、本発明の方法によって得られる硬化性ホスファゼ
ン化合物を、硬化させれば、透明性、硬度、耐熱性、耐
薬品性等にすぐれた硬化性樹脂となり、各種コーティン
グ材、保護膜、光学レンズ。
磁気記録媒体、接着剤、顔料分散媒等に幅広くかつ有効
に利用される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)P−Cl結合を有するホスファゼン化合物に重合
    硬化性基を導入するにあたり、P−Cl結合を有するホ
    スファゼン化合物を、水酸基あるいはアミノ基を含有す
    るハロゲン化合物と反応させてハロゲン含有ホスファゼ
    ン化合物を得、しかる後にアクリロイル基あるいはメタ
    クリロイル基含有化合物と反応させることを特徴とする
    硬化性ホスファゼン化合物の製造法。
JP63070886A 1988-03-26 1988-03-26 硬化性ホスファゼン化合物の製造法 Pending JPH01246292A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0443626A2 (en) * 1990-02-23 1991-08-28 Idemitsu Petrochemical Co. Ltd. Electrophotographic photosensensitive member
WO2004108737A1 (ja) * 2003-06-05 2004-12-16 Asahi Kasei Chemicals Corporation ホスホニトリル酸エステルの製造方法

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