JPH01245518A - イオン注入方法 - Google Patents

イオン注入方法

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Publication number
JPH01245518A
JPH01245518A JP7184688A JP7184688A JPH01245518A JP H01245518 A JPH01245518 A JP H01245518A JP 7184688 A JP7184688 A JP 7184688A JP 7184688 A JP7184688 A JP 7184688A JP H01245518 A JPH01245518 A JP H01245518A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ions
magnetic field
angle
wafer
ion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7184688A
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English (en)
Inventor
Sanae Fukuda
早苗 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH01245518A publication Critical patent/JPH01245518A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) この発明は半導体装置の製造方法に係り、特に改良され
たイオン注入方法に関する。
(従来の技術) 半導体装置、例えばMO3F[ETの製造工程に於いて
前記MO5FETを構成する拡散層領域をイオン注入法
を用いて形成する際に、入射イオンのチャンネリングに
よって、拡散層の接合深さが所望の値より深くなること
を防ぐために、斜めイオン注入法を行なっている。(例
えば、阿部他、[シリコン結晶とドーピングJ % p
、195丸善)しかし、斜めイオン注入法では、第6図
に示すように基板(63)上に設けられたイオン注入の
マスク(61)が有限の厚さを有するため、前記基板の
マスクの影(64)になる部分にはイオンが入り菫しく
なる。従って、本来、マスク端の直下の所望の基板内部
の領域にはイオン注入ができなかった。また、1方向か
らのみ、イオン注入を行なうと、マスクの影になる部分
が場所によって異なり、できあがった素子に非対称性が
生じ、素子特性が悪化するということがあった。(例え
ば、 、Y、Oowaki et al、、IEDM 
85.pp。
492〜495゜)(62)は、イオンビームが打ち込
まれた領域である。これを解決するためには、ウェハー
に対するイオンの注入方向を変え、イオン注入を数回に
分けて行なう等の対策を講じる必要があったが既存の装
置にその機能を装備するのは国運なことが多く、また、
注入を数回に分けるために注入量の制御等に面倒な点が
あった。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は上述のような、MOSFETの製造工程におけ
る斜めイオン注入法に起因する素子の特性悪化の問題を
解決するために、注入イオンが磁場中を通過するように
し、ウェハーに対するイオンの注入方向を何回も変える
ことなしに、均一な拡散層領域をもつ素子を実現する技
術を提供するものである。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明においては、イオン
注入工程で、加速されたイオンを磁場中を通過させ、イ
オンに作用するローレンツ力を利用して1個々のイオン
が螺旋状の軌跡を描くようにして、半導体基板に注入す
るようにする。
電磁界中で運転するイオンのような荷電粒子に働く力(
ローレンツ力)Fは、次式のようにあられせる。
F =e  (E+VxB)           ■
ここでVは粒子の速度ベクトル、qは粒子の電荷、Eは
電界ベクトル、Bは磁界ベクトル、である。簡単のため
、第2図に示すように磁場の方向を2軸方向にとり、Z
軸に垂直な方向にX軸とy軸をとる。この式によれば、
速度ベクトルのX成分、またはX成分がOでなければ、
磁界の中でイオンはZ軸に巻き付くような螺旋軌道を描
いて運動する。ウェハーを2軸に垂直な角度に置けば、
ウェハーに対するイオンの入射角度が、チャンネリング
が起きたり、素子の非対称性を生じさせたりしないよう
に制御できる。
(作用) 本発明では、イオン注入工程でウェハーに入射する前の
イオンが磁場中を通過し、イオンがローレンツ力を受け
て、磁場に重直な平面内で円運動をしながら、磁場と平
行な方向に進むような螺旋運動をするため、ウェハーに
対するイオンの入射角度が適当な分布を持ち、チャンネ
リングが起こって接合深さが深くなり過ぎたり、マスク
の影になってイオンの入りにくい位置が方向によりかた
よって、素子の特性を悪化させたりすること無く。
半導体装置を製造することができる。
(実施例) 以下、本発明の詳細を図示の実施例によって説明する。
11件失産孤 本発明の第一の実施例として、ホウ素のイオンB*を加
速エネルギー50kevで、Si半導体基板(ウェハー
)に注入する場合について述べる。ウェハーに対して、
イオンビームが通常のチャンネリング防止のための角度
約7°に設定する。第1図に示すように、ウェハーに対
して垂直な方向をZ軸方向として、2軸方向にに磁場を
印加する。イオンビームは前述のように2軸に対して傾
いているため、イオンの速度ベクトルをV==(V工r
 vV+ Vz)と書くと、少なくともV工又はVVの
いずれかは0ではない。Z軸に垂直なX−Y平面内の速
度ベクトルの大きさをVとすれば、vP=νV工”+v
y”なので。
X−Y平面内でホウ素でイオン■は運動方程式%式% で表わせる、第2図に示すような螺旋運動をする。
第2図のイオンの運動を磁場と垂直な平面内でみたのが
第3図である。ここでrはローレンツ力による円運動の
半径、Bは磁束密度、mはイオンの質量、eは単位電荷
である。■式より、円運動の周波数f (Hz)は、 となり、11!場の大きさのみで決まる。例えば10k
Gaussの磁場をかけると周波数はこの場合、f=5
X10’Hz’となる。
一方、50kevに加速されたホウ素イオンB+の速度
は 一!−m V2= 50 (keV) 2               (イ)より、およそ
9 X 10’ m/seeとなる。前述のごとくビー
ムが7°の角度Z軸に対して傾いている場合には、vr
/vz=tan7°−ao、12であり、y2=ll+
9 X 10’ m/sec、 vpN I X 10
’ m/see程度となる。磁場の印加される範囲の長
さが、1mであるとすると、その間で1個のイオンは5
00回以上Z軸のまわりをまわることになる。従ってビ
ームのエネルギー、磁場の大きさ、ビームと磁場のなす
角度等の分布により、螺旋運動をしたイオンがウェハー
に入射するときの方向はZ軸方向に対して約7°を保っ
たまま、X−Y方向についてはランダムな方向になる。
従って、注入されるイオンは適当な分布をもち、全体的
に均一なイオン注入が行なえる。
第2の実施例 本発明の第二の実施例として、第一の実施例と同様にホ
ウ素のイオンを注入する場合を例にとる。
第二の実施例では第4図に示すように、印加する磁場と
イオンビームの方向は、若干傾けて設定するが、イオン
ビームはウェハーに対して積極的に傾けてはいない。磁
場とイオンビームのなす角度を例えば7°程度に設定す
れば、磁場の方向をZ軸方向として、X−Y平面内の速
度ベクトルの大きさはOではないので、イオンはローレ
ンツ力を受けて螺旋運動をする。従って、第一の実施例
と同様にウェハーに入射する際のイオンの角度は、ウェ
ハーに垂直な方向には約7°、ウェハー面内ではランダ
ムになる。
また、この実施例で用いる磁場は第5図のイオン注入装
置の断面の概略図に示すようにソレノイドコイル(50
)をイオン注入装置のビームライン上の適当な位置(例
えば、ビームのデフレクタ−(51)、(52)とウェ
ハー(53)の間)に設置することにより、所望の大き
さと方向のものを用意できる。
注入イオンのエネルギーや種類によっては、超伝導コイ
ルを使用することもありうる。第5図ではコイルビーム
の通る真空系の外側に設置しであるが、真空系の内側に
入れてもよい。同図の装置において、(54)はイオン
源、(55)は前記イオン源(53)からのイオンビー
ム(56)を引き出すための引出し電極、(57)は質
量分析マグネット、 (58)はイオンを加速するため
の加速管、(59)はイオンビームを収束するための四
重極レンズ、(60)はファラデーカップである。
なお1本発明は、磁場とイオンの進行方向のなす角θが
0°< 0 <90’あるいは90°〈θ(180’の
範囲であれば同様の効果が得られることは言うまでもな
い。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明によれば、半導体基板に不
純物等を導入するイオン注入方法において、チャネリン
グによって接合深さが深くなり過ぎたり、イオンの入り
にくい、マスクの影ができたりすること無く、良好な特
性の半導体装置を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明するためのイオンビー
ムと磁場と基板の位置関係を示す模式図、第2図は磁場
中を運動するイオンの軌跡を示す図、第3図は磁場と垂
直な平面内のイオンの運動を示す図、第4図は本発明の
他の実施例を示すためのイオンビームと磁場と基板の位
置関係を説明す模式図、第5図は磁場を印加するための
ソレノイドコイルを入れたイオン注入装置の概略図、第
6図は従来技術の斜めイオン注入を示す模式図である。 1・・・イオン、 50・・・ソレノイドコイル。 53・・・ウェハ、54・・・イオン源、55・・・引
出し電極、56・・・イオンビーム、57・・・質量分
析マグネット、58・・・加速管、 59・・・四重極
レンズ、51・・・Y偏向プレート、52・・・X偏向
プレート。 代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同  松山光之 第1図 第2図 第  3  図 第  4  図 第  6  図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板の所望の領域にイオンを注入する方法
    において、前記注入するイオンの飛程上に磁場を印加し
    、イオンに螺旋運動をせしめることを特徴とするイオン
    注入方法。
  2. (2)前記印加磁場を、前記磁場印加前のイオンの進行
    方向と、磁場とのなす角度θが0゜<θ<90゜又は9
    0゜<θ<180゜の範囲にあるように設定することを
    特徴とする請求項1記載のイオン注入方法。
JP7184688A 1988-03-28 1988-03-28 イオン注入方法 Pending JPH01245518A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9129843B1 (en) * 2014-06-12 2015-09-08 Globalfoundries Inc. Integrated inductor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9129843B1 (en) * 2014-06-12 2015-09-08 Globalfoundries Inc. Integrated inductor

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