JPH01242714A - 鉄鋼部品の熱処理方法 - Google Patents
鉄鋼部品の熱処理方法Info
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- JPH01242714A JPH01242714A JP6977488A JP6977488A JPH01242714A JP H01242714 A JPH01242714 A JP H01242714A JP 6977488 A JP6977488 A JP 6977488A JP 6977488 A JP6977488 A JP 6977488A JP H01242714 A JPH01242714 A JP H01242714A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野]
本発明は、鉄鋼部品、とくに薄板部品の熱処理における
焼入れ時の変形発生防止可能な熱処理方法に関する。
焼入れ時の変形発生防止可能な熱処理方法に関する。
鉄鋼部品の焼入硬化処理(Hardening )のよ
うな熱処理では、オーステナイト化温度(鉄鋼の化学組
成によって異るが通常は800〜900℃)に加熱した
のち通常100℃以下の油等の冷媒に焼入れて硬化させ
たのち、400〜600℃で焼もどし処理を行うことに
より所定の硬さを得る方法がとられる。
うな熱処理では、オーステナイト化温度(鉄鋼の化学組
成によって異るが通常は800〜900℃)に加熱した
のち通常100℃以下の油等の冷媒に焼入れて硬化させ
たのち、400〜600℃で焼もどし処理を行うことに
より所定の硬さを得る方法がとられる。
この場合焼入れではMs 点(約200℃)でオーステ
ナイト→マルテンサイト変態が起って部品が膨張し、と
くに薄肉部品では大きな変形が発生し、割れが生じるこ
ともおる。
ナイト→マルテンサイト変態が起って部品が膨張し、と
くに薄肉部品では大きな変形が発生し、割れが生じるこ
ともおる。
この変形を防止する方法として主に次の4通9の方法が
とられている: (1)治具による拘束・ 部品を拘束して焼入れを行う方法であるが、治具と部品
のなじみ、治具自体の変形による精度劣化、部品が少数
の場合には治具費が高くつくなどの問題があってあまシ
現実的ではなく、実用される場合は少い。
とられている: (1)治具による拘束・ 部品を拘束して焼入れを行う方法であるが、治具と部品
のなじみ、治具自体の変形による精度劣化、部品が少数
の場合には治具費が高くつくなどの問題があってあまシ
現実的ではなく、実用される場合は少い。
(2)プレス焼入れ(Press Quenching
)冷却されたダイで部品を押えて焼入効果を与える方法
であるが、設備費が高く、部品が少数の場合には採算が
とりにくい。この方法の列?第2図に示す。第2図にお
いて、1は上伸え型、2は冷却水入口、6は冷却水出口
、4は下押え型、5は冷却水入口、6は冷却水出口、7
は成熱処理部品、8は加圧力である。
)冷却されたダイで部品を押えて焼入効果を与える方法
であるが、設備費が高く、部品が少数の場合には採算が
とりにくい。この方法の列?第2図に示す。第2図にお
いて、1は上伸え型、2は冷却水入口、6は冷却水出口
、4は下押え型、5は冷却水入口、6は冷却水出口、7
は成熱処理部品、8は加圧力である。
j3) −r /L/テンパー(Mart6mperi
ng)部品を約200℃の塩浴中に焼入れ、この温度が
上記マルテンサイト変態を起させる方法であり、一定温
度で変態が起るので変形の発生は少くなるが、設備費や
塩浴の維持費がかかるので、部品が少数の場合には採算
がとシにくい。
ng)部品を約200℃の塩浴中に焼入れ、この温度が
上記マルテンサイト変態を起させる方法であり、一定温
度で変態が起るので変形の発生は少くなるが、設備費や
塩浴の維持費がかかるので、部品が少数の場合には採算
がとシにくい。
(4)ひずみ修正
焼入れによるひずみを焼もどし中に拘束治具を用いて、
あるいは熱処理後に冷間で修正する方法であるが、前者
では前述の(1)の問題が、又後者では残留応力が発生
し強度上好ましくないし割れが発生することがある、等
の難点があシ、実用上種々問題がある。
あるいは熱処理後に冷間で修正する方法であるが、前者
では前述の(1)の問題が、又後者では残留応力が発生
し強度上好ましくないし割れが発生することがある、等
の難点があシ、実用上種々問題がある。
以上述べたように、部品が肉薄で数が少い場合には、熱
処理変形を防止するための低コストかつ有効な方法はみ
られないのが現状である。
処理変形を防止するための低コストかつ有効な方法はみ
られないのが現状である。
本発明は、上述の技術水準に鑑み、鉄鋼部品の熱処理に
おいて、薄肉かつ数が少い場合の低コスト、かつ簡便な
焼入れ変形防止方法を提供しようとするものである。
おいて、薄肉かつ数が少い場合の低コスト、かつ簡便な
焼入れ変形防止方法を提供しようとするものである。
本発明は、焼入昨後Ms点までの温度範囲ではばね力等
の可撓性のある機械的な力によって、Me点以下の温度
ではそれに加えて磁気力によって部品を押え込むことに
よシ、鉄鋼薄肉部品の焼入れによる変形を防止する方法
である。
の可撓性のある機械的な力によって、Me点以下の温度
ではそれに加えて磁気力によって部品を押え込むことに
よシ、鉄鋼薄肉部品の焼入れによる変形を防止する方法
である。
〔作用]
焼入れによる変形は大きく2つに分れる。1つは高温(
焼入温度)からの冷却時の温度変化にともなう収縮に起
因するもので、これは部品の肉厚が不均一な場合にとく
に大きな変形がでる。もう1つはMs 点でのマルテ
ンサイト変態に伴う膨張に起因するものである。実際の
変形はこれら2つの変形が組合わさったものとなる。
焼入温度)からの冷却時の温度変化にともなう収縮に起
因するもので、これは部品の肉厚が不均一な場合にとく
に大きな変形がでる。もう1つはMs 点でのマルテ
ンサイト変態に伴う膨張に起因するものである。実際の
変形はこれら2つの変形が組合わさったものとなる。
本発明方法は焼入れ後Ms 点までの冷却による変形を
ばね力等の可撓性のある機械力によシ、Ms 点でのマ
ルテンサイト変態に伴う変形とその!1以下の冷却によ
る変形をばね力等に加えて磁気力によって押え込もうと
するものである。
ばね力等の可撓性のある機械力によシ、Ms 点でのマ
ルテンサイト変態に伴う変形とその!1以下の冷却によ
る変形をばね力等に加えて磁気力によって押え込もうと
するものである。
焼入れ後Ms点までの@度範囲では部品の剛性が小さい
ので部品の押え込みにあまシ大きな力は要らない。しか
もこの範囲では部品の収縮量が大きいので、ばね力等の
可撓性ohる力で拘束することが必要である。Ms 点
ではマルテンサイト変態によって大きな膨張が生じ、か
つ部品の剛性もかなり大きくなっているので、ばね力等
のみでは拘束力が不足する。又この温度では鉄鋼は強磁
性体となっているため磁気力による拘束が可能となるの
で、ばね力等に加えて磁気力によシ部品を拘束して変形
を防止する。
ので部品の押え込みにあまシ大きな力は要らない。しか
もこの範囲では部品の収縮量が大きいので、ばね力等の
可撓性ohる力で拘束することが必要である。Ms 点
ではマルテンサイト変態によって大きな膨張が生じ、か
つ部品の剛性もかなり大きくなっているので、ばね力等
のみでは拘束力が不足する。又この温度では鉄鋼は強磁
性体となっているため磁気力による拘束が可能となるの
で、ばね力等に加えて磁気力によシ部品を拘束して変形
を防止する。
Ms 点以下の温度でも同様にばね力等と磁気力の組合
せによって拘束する。
せによって拘束する。
なお高温では部品の剛性が小さいため拘束力が大きいと
塑性変形が起って部品の板厚が変化するので、部品の剛
性(温度)に応じてばね力等を変えれるようにしておく
のが効果的である。
塑性変形が起って部品の板厚が変化するので、部品の剛
性(温度)に応じてばね力等を変えれるようにしておく
のが効果的である。
以下、本発明の一実施例を第1図によって説明する。第
1図において、1は磁気発生装置、2は被熱処理部材、
3,4及び5は部品押え板、6.7及び8はばね、5’
、 4’及び5′はばね受、9.10及び11は加圧力
、12は冷媒、13は冷媒槽である。
1図において、1は磁気発生装置、2は被熱処理部材、
3,4及び5は部品押え板、6.7及び8はばね、5’
、 4’及び5′はばね受、9.10及び11は加圧力
、12は冷媒、13は冷媒槽である。
熱処理部材2を焼入れ温度に加熱したのち冷媒槽13の
冷媒12(油、塩浴2等)中にセットされている剛性の
ある磁気発生装置1の上に置き、上方よシばね力によっ
て部品を磁気発生装置1上に押しつけ、この状態でMs
点まで冷却させる。Ma 点に達すると磁気発生装置
1によって磁気力を発生させばね力と磁気力の合力によ
って部品を磁気発生装置1上に押しつける作用をあたえ
、この状態でマルテンサイト変態を起させる。MB 点
以下の冷却ではばね力と磁気力で部品を拘束しておく。
冷媒12(油、塩浴2等)中にセットされている剛性の
ある磁気発生装置1の上に置き、上方よシばね力によっ
て部品を磁気発生装置1上に押しつけ、この状態でMs
点まで冷却させる。Ma 点に達すると磁気発生装置
1によって磁気力を発生させばね力と磁気力の合力によ
って部品を磁気発生装置1上に押しつける作用をあたえ
、この状態でマルテンサイト変態を起させる。MB 点
以下の冷却ではばね力と磁気力で部品を拘束しておく。
第1図において、ばね力の代りに圧扁空気圧、水圧、油
圧等を用いてもよいが、冷却に伴う部品の収縮や、マル
テンサイト変態時の膨張全吸収できるよう可撓性を有す
ることが必要である。
圧等を用いてもよいが、冷却に伴う部品の収縮や、マル
テンサイト変態時の膨張全吸収できるよう可撓性を有す
ることが必要である。
本発明により、鉄鋼部品、とくに薄肉で少数の部品の熱
処理において、焼入れによる変形を防止するための低コ
ス)、′WJ便かつ効果的な拘束方法が提供される。
処理において、焼入れによる変形を防止するための低コ
ス)、′WJ便かつ効果的な拘束方法が提供される。
第1図は本発明の一実施Nを説明するための図、第2図
は従来法であるプレス焼入れ法の態様を説明するための
図である。
は従来法であるプレス焼入れ法の態様を説明するための
図である。
Claims (1)
- 鉄鋼部品の熱処理において、焼入れにおける変形発生を
防止するために焼入れ温度からM_s点までは可撓的な
機械力によつて、M_s点以下の温度ではそれに加えて
磁気力によつて部品を拘束することを特徴とする鉄鋼部
品の熱処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6977488A JPH01242714A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 鉄鋼部品の熱処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6977488A JPH01242714A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 鉄鋼部品の熱処理方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01242714A true JPH01242714A (ja) | 1989-09-27 |
Family
ID=13412470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6977488A Pending JPH01242714A (ja) | 1988-03-25 | 1988-03-25 | 鉄鋼部品の熱処理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01242714A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007505211A (ja) * | 2003-07-29 | 2007-03-08 | フェストアルピネ シュタール ゲーエムベーハー | 薄鋼板製造方法 |
-
1988
- 1988-03-25 JP JP6977488A patent/JPH01242714A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007505211A (ja) * | 2003-07-29 | 2007-03-08 | フェストアルピネ シュタール ゲーエムベーハー | 薄鋼板製造方法 |
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