JPH01240158A - 赤飯や各種おこわの製造方法 - Google Patents

赤飯や各種おこわの製造方法

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JPH01240158A
JPH01240158A JP63068896A JP6889688A JPH01240158A JP H01240158 A JPH01240158 A JP H01240158A JP 63068896 A JP63068896 A JP 63068896A JP 6889688 A JP6889688 A JP 6889688A JP H01240158 A JPH01240158 A JP H01240158A
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glutinous rice
rice
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sekihan
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は赤飯や各種具素材のおこわを即席的に量産する
製造方法と、そのための装置に関する。
〈従来の技術〉 本発明者は各種店舗での業務用として、赤飯を自動機械
的の大量に蒸す方法やその装置につき、先に特願昭59
−264699号と同60−58808号を堤案じた。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、その後も鋭意研究を重ねてきた結果によれば
、上記公知発明の場合蒸し作用の中途過程において、も
ち米に打ち水(所謂ピックリ水)を施し、その水切り後
に引き続き再蒸しする必要があるため、赤飯として蒸し
上がり完了するまでに、未だ相当の時間がかかる。
それにもまして、もち米を前日から長時間に亘って浸水
させることにより、これに予じめ水分を含ませているた
め、例えば各種店舗において次々と来店する顧客に対し
、出き立での赤飯を即席的に食させたり、或いは温かい
弁当として持ち帰らせることができない。前日から所謂
仕込み作業しておくもう米の準備量と、当日の顧客に対
する販売量とを合致させることが、実際上至難の技だか
らである。又、単なる水に浸漬させる方法では、仮りに
一昼夜浸水させたとしても、そのもち米に吸収される水
分には自づと限度があるため、蒸し作用時間としても長
時間を要することなる。
更に、茎しトがった赤飯はこれを例えば1食当りの分量
や弁当、その4hの商品包装容器に小分けする必要があ
る処、その出き上がりの赤飯は米粒同志の粘結性状にあ
るため、これを爾後的に均一な少量づつとして、自動機
械的に計量・細分することも著しく困難であり、上記仕
込み作業と同様に長時間と重労力を要する。この点、商
品包装容器をそのまま蒸し容器として兼用し、I後の小
分けする作業を省略することも考えられるが、そうする
と蒸し上がりの赤飯から熱が効果的に発散せず、商品と
しての艶や味が悪くなる。
そして、このような諸問題はもち米から蒸し作用するも
のである以上、仮りに上記公知発明を山菜おこわや栗お
こわ、鶏おこわ、その他の各種おこわに適用したとして
も、全く同様に起ることであると言わねばならない。
く課題を解決するための手段〉 本発明はこのような課題の改善を企図しており、そのた
めに赤飯や各種おこわの製造方法として、予じめ水分を
含ませたもち米を、その水切り後にささげやその他の各
種具素材と混合した状態において、目礼を備えた1般送
容器内へ計量充填する第1工程と、 その1殻送容器の循環回走作用中に、該容器内へ上記も
ち米を収容した状態のままで、上記具素材の煮炊きtl
−中へ一定時間だけ浸漬させることにより、その煮炊き
汁をもち米に吸収させる第2工程と、 そのもち米を打ち水することなく、加61蒸気によって
一定時間だけ蒸し上げる第3工程とを、順次自動連続的
に経由させることを特徴とし、又、その方法の実施に供
する装置として、据付機筺の内部に軸架されて、駆動モ
ーターによりその水平軸線用りに循環回走される無端搬
送帯と、その無端+1!l送帯から隣り合う一定の前後
間隔ピッチをおいて着脱自在に吊り下げられ、且つ目孔
を有する多数のもち米用搬送容器と、 その(般送容器の回走経路に臨むように、据付機筺の中
途高さ位置に設けられたル送容器用出し入れ口と、 同じく搬送容器の回走経路に向かって開口するように、
据付機筺の下部位置に設置された各種具素材の煮炊き汁
貯溜浴槽と、 上記搬送容器の回走経路に臨む加湿蒸気の供給パイプが
配列固定されることにより、据付機筺内の上部位置に形
成された蒸し作用室とを備え、上記据付機筺の出し入れ
口から搬送容器の各個へ計量充填させた各種具素材混入
のもち米を、その無端搬送帯による搬送容器の循環回走
過程において、 先づ浴槽内の煮炊き汁中へ11i!送容器と一緒に一定
時間だけ浸漬させることにより、そのもち米に各種具素
材の煮炊き汁を吸収させ、次いで蒸し作用室内に通過さ
せて、その一定時間の終始加湿蒸気によって茎し上げて
後、搬送容器と一緒に上記出し入れ口から取り出すよう
に設定したことを特徴とするものである。
〈実施例〉 以下、図面に基いて本発明の詳細な説明すると、第1図
はその赤飯製造装置の第1実施例を表わしており、(1
0)は作業床への据付機筺、(11)はその内部に左右
一対づつとして軸架された複数(図面では合tit 6
11N )のスプロケットホイール、(12)はそのホ
イール(11)の全体に亘って捲き掛けられることによ
り、水平軸線用りに循環回走し得る左右一対のチェノや
その他から成る無端搬送帯であり、そのスプロケットホ
イール(11)や伝動チェノ(13)などを介して、駆
動モーター(14)により第1図の矢印(A)方向へ回
走駆動されるようになっている。
その両無端搬送帯(12)の左右相互間には、多数(図
では合計3N囚)の搬送容器(15)が隣り合う一定の
前後間隔ピッチ(P)をおいて、吊り下げ枢支状態に付
属設置されているため、その搬送容器(15)も上記矢
印(A)の方向へ悉く1盾環同走されることとなる。(
a)はその回走経路を示唆しているが、これに臨む機筺
(10)の壁面一部は搬送容器(15)の出し入れ口(
16)として、その搬送容器(15)を無端搬送帯(1
2)から取りはずし、これにもち米やささげ(小豆)を
投入したり、又これから蒸し上がりの赤飯を取り出せる
ようになっている。
その場合、図示省略しであるが、無端搬送帯(12)の
一部を出し入れ口(16)から機筺(10)の外部へ導
出させて、その導出位置に臨ませたもち米収容ホッパー
や、これに付属する定量充填機を介して、その搬送容器
(15)を無端搬送帯(12)から取りはずすことなく
、そのままでこれにもう米を自動機械的に充填したり、
又同じく導出位置において搬送容器(15)から赤飯を
取り出し作業するように定めても良い。
何れにしても、搬送容器(15)の各個は第2図に抽出
するように、多数の目礼(17)を備えた篭形態に作成
されており、その内部へ収容させたもち米の全体に対し
て、ささげ(小豆)の煮炊き汁や蒸気が支障なく浸透し
得るようになっている。しかも、その(絞込容器(15
)はもち米の計量容器を兼ねている。つまり、弁当など
の商品包装容器や1食分などの容量を予じめ見越して、
これに相応する赤飯となるもち米の必要量を、その言わ
ば生米状態のもとに各搬送容器(15)内へ充填してお
くのであり、その充填の必要量が各1171送容器(1
5)によって、自づと正確に計量されることとなってい
るわけである。
この点、各搬送容器(15)の内部をやはり目礼付きの
抜き差し可佳な仕切り板(1日)によって、複数の小室
(15a)に等しく区画細分するならば、赤飯の全体製
造口が増減変化しても、これに対処しやすくなると共に
、そのIN送容器(15)を安定良く回走作用させ得る
点で、−N有利であると言える。
但し、第3図の変形例から示唆されるように、搬送容器
(15)のそれ自身はこれをただ単なる縁枠形態として
、無端搬送帯(12)へ前説不能に吊り下げると共に、
その区画枠内に別個独立する複数のもち米計量用小容器
(15b)を、所謂カセット式又はカートリッジ式の出
し入れ自在として、且つ脱落年間に装填させるように構
成しても良い。その小容器(15b)内へもち米を収容
させ、又これから蒸し上がりの赤飯を取り出すのである
。第4図の別な変形例に示すように、その各小容器(1
5b)の内部をやはり抜き差し自在の仕切りJ&(19
)によって、更に細かく区画等分することも考えられる
その小$W(15b) も目礼(17)を備えた篭形態
であること、勿論である。
尚、1jA送容器(15)を上記無端1駁送帯(12)
に対して着脱自在にで架するならば、その所要数を取り
はずして、上記隣り合う前後間隔ピッチ(P)を大小変
化させたり、或いは両無端搬送帯(12)の左右相互間
隔(W)を広狭変化させることによって、赤飯の全体製
造量を増減させることも可能であると言える。
(20)は上記搬送容器(15)の回走径路(a)に臨
む開口状態として、機筺(10)の下部位置に付属固定
されたささげ煮炊き汁の浴槽であり、これにはささげ汁
が一定の液面レベル(L)に貯溜されていると共に、そ
のささげ汁が煮炊きの熱湯状態に保たれている。(21
)はその浴槽(20)内に導入された加熱蒸気の供給パ
イプであり、図外のボイラーと着脱自在に接続配管され
るが、そのささげ汁の煮炊き用熱源としては、バーナー
やその他の各種を自由自在に採用設置することができる
(22)は湯水の補給パイプであって、やはり浴槽(2
0)内に導入されており、これは水道管などと着脱自在
に接続配管され、液面レベル(L)の一定を保つことに
奉仕する。浴槽(20)は機筺(10)に対する着脱自
在に組み付はユニット化されているため、これを取りは
ずすことにより、その清掃やささげ汁の調製などを簡便
に行なうことができる。
そして、上記搬送容!(15)内に収容のもち米が、そ
の経路(a)を循環回走する作用過程において、浴槽(
20)内のささげ煮炊き汁中へ一定時間だけ浸漬される
ことにより、その煮炊き汁がもち米に吸収されると共に
、これによるもち米の着色も行なわれるようになってい
るのである。
又、(23)同じく搬送容器(15)の回走径路(a)
に臨む配列状態の複数(図では3本)として、機筺(1
0)内の上部位置に固定配管された加湿蒸気の供給パイ
プである。つまり、機筺(10)内の上部位置がもち米
の蒸し作用室(b)として形成されているわけであり、
上記浴槽(20)内に浸rJif&の搬送容器(15)
が、引き続く経路(a)の循環回走中において、その収
容のもち米に対し、加flJ、@気による一定時間の蒸
し作用が付与されるようになっているのである。
その加湿蒸気の供給パイプ(23)には図示省略しであ
るが、何れも1般送容器(15)を指向する多数の蒸気
噴出ノズルや、各供給パイプ(23)への開閉弁などが
付属設置されているほか、その熱源としてのボイラーと
接続配管されているため、その開閉弁の1条作によって
、加湿蒸気の噴出量を間接したり、又その蒸気の供給を
停止させることもできる。
上記もち米におけるささげ煮炊き汁の吸収程度に応じて
、そのもち米の蒸し作用程度を制御できるようになって
いるわけである。尚、(24) (25)は蒸気のt友
き口と排水ドレンを各々示している。
次に、第5図は赤飯製造装置の第2実施例を示しており
、これではその構成上搬送容器(15)の多数を循環回
走させるに当って、駆動モーター(14)により回転さ
れる円板(26)を用いると共に、その円板(26)の
周縁位置へ隣り合う一定の前後間隔ピッチ(P)をおい
て、多数の搬送容器(15)をやはり吊り下げ状態に枢
支させている。又、蒸し用の加湿蒸気を円!& (26
)の回転中心部から導入すると共に、これを複数の放射
パイプ(27)により、搬送容器(15)に向かう供給
パイプ(23)へ分配させている。
尚、その余の構成は第1〜4図の第1実施例と実質的に
同一であるため、第5図に第1〜4図との対応符号を記
入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。
〈作用〉 第1図の製造装置に基いて赤飯を製造するに当っては、
次の工程順序によって行なう。
先づ、製造量に相応するもち米を、その必要量の多少に
拘らず平均的に約30分〜1時間だけ浸水させて、その
重量比として生米の約1.4倍となる状態に、予じめ水
分を含ませたもち米を用いる。
他方、成る程度までに軽く煮炊き膨軟化させたささげの
必要量も準備しておく。
そして、そのもち米を製造開始の約10分前に水切り完
了の上、これにささげを適当に添加し、その混合状態に
おいて各搬送容器(15)やその小容3(15b)内へ
充填し、これを機筺(10)の出し入れ口(16)から
無端■送帯(12)に懸架させるのである。
その充填は手作業によって行なっても良く、父上記した
もち米収容ホッパーからの定量充填機によって、その自
動機械的に実行しても良い。
その場合、ささげは言わば生米に近い状態のもち米と混
合されることとなるため、その全体的に均一な混合状態
を極めて容易・円滑に得ることができる。又、搬送容器
(15)の各個は上記したように、もち米のi(量容器
を兼ねているため、その(絞込容器(15)に対するも
ち米の計量充填も正確に行なえ、その言わば自動機械化
も可能となり、茎し上がり後での困難な赤飯の小分は計
量作業を要しない。
そこで、もち米の収容された搬送容器(15)を無端搬
送帯(12)への懸架状態において、駆動モーター(1
4)により矢印(A)の方向へ連続的又は間歇的に回走
駆動するのであり、その回走作用過程においてもう米を
1般送容′J:I(15)と一緒に1.浴槽(20)の
ささげ、ぺ炊き汁中へ約2.5〜4分間だけ浸漬させ、
そのもち米に煮炊き汁を吸収させると同時に、そのささ
げ汁による着色も与える。その煮炊き汁の吸収量として
は、もち米量の約6割に保つことが良質の赤飯を得る意
味から効果的であり、上記搬送容器(15)の浸漬時間
はこれとほぼ対応している。
その場合、ささげ煮炊き汁の濃度やその液面レベル(L
)などの経時的変化は、その浴槽(20)内へ補給パイ
プ(21)から補給する湯水などによって、常時一定に
保っておくこと勿論である。その所謂熱湯状態にある煮
炊き汁中には、もち米に混入のささげも浸漬されること
となるため、そのささげも実質上完全な煮炊き性伏に膨
潤化する。この時の状態を見越して、ささげを予しめ若
干程度に救炊きしておく旨を、上記したわけである。
その後、搬送容器(15)は浴槽(20)から自づと浮
上して、機筺(10)内の上部位置へ引き続き搬送され
ることになる処、その上部位置の蒸し作用室(b)内に
おいて、次に加湿蒸気供給パイプ(23)からもち米に
向けて加5g気を投射し、その加湿蒸気によってもち米
を約15分〜25分間だけ蒸すのであり、その重量比を
生米の約1.8倍〜2.1倍に膨軟化させる。
その場合、もち米は両前にささげ煮炊き汁を吸収してい
るため、その蒸し作用の途中に所謂ピックリ水を打って
、再度蒸し作用を継続させたとしれ でも、その以上に吸収して体積の膨潤化することが殆ん
どなく、むしろ却って蒸し作用に要する時間をいたづら
に長くするだけであり、従いそのような打ち水はこれを
一切施すことなく、専ら加湿蒸気による上記時間の蒸し
作用のみに終始する。
又、ささげ煮炊き汁の吸収程度が過多である時には、そ
の後の茎し作用程度を過少化し、逆に煮炊き汁の吸収程
度が過少である時には、引き続く蒸し作用を過多にする
と云うように、その加湿蒸気の供給量や蒸し作用時間の
制御を、上記開閉弁やタイマーによって行なう。
そして、最後に蒸し上がった赤飯をlR筐(10)の出
し入れ口(16)において、その搬送容器(15)から
取り出すのである。つまり、無端厖送帯(12)から取
りはずした搬送容器(15)やその小容器(15b)を
反転させることにより、これから落下する赤飯をほぐす
ように万遍なく空気と触れさせ、その9Jr果的に内部
の放熱を図り乍ら、弁当やその他の販売容器などへ包装
する。これによって、商品としての艶や味を良好に維持
し得るのである。
このような作用工程を搬送容器(15)の各個に対して
、言わば自動連続的に付与することにより、1回当りの
赤飯製造量を得るわけであるが、その搬送容器(15)
毎のもち米について言えば、製造装置の運転による上記
回走作用の開始後、長くとも約30分間で赤飯に蒸し上
げ完了できると共に、その両前準備として生米状態のも
ち米を水に浸漬させる時間についても、最大1時間程度
で足りるため、その全体として著しく ’Js率良く且
つ即席的に赤飯を量産できることとなる。
因みに、1駁送容器の1個について上記製造方法をバッ
チ式に実験した結果は、次の通りである。
部ち、予じめ3.30gの生米状態から1時間浸水させ
ることにより、460gに増量したちら米と、同しく5
0gの生豆状態から煮炊きすることにより、100gに
膨軟化したささげとを篭形態のIB送容器に収容させた
上、これを沸騰したささげ煮炊き汁中に4分間だけ浸漬
させた後、引き続き25分間だけ加湿蒸気によって蒸し
た結果、その蒸し上がり赤飯としての重量が、生米・生
豆状態下における重量の約2.02倍に相当する770
gとなった。
又、」1記の条件下において、そのささげ煮炊き〆1−
への?+?A時間だけを3分と、2分に各々変えて蒸し
上げた結果、その赤飯としての重量は生米・生豆状態下
における重量の各々約1.92倍に相当する730gと
、約1.86倍に相当する710gであった・ 更に、同じく上記の条件下において、今度は加湿蒸気に
よる蒸し作用時間だけを30分間に延長させた結果、そ
の赤飯としての重量は生米・生豆状態下における重量の
約2.10倍に相当する800gとなった。何れにして
も、蒸し作用は加熱の乾燥した茅気によらず、終始加湿
茎気によって行なわれたことから、赤飯としての表面が
−早く焼は焦げて、硬くなるようなこともなく、好適な
食感が得られた。
生米・生豆状態に対する上記重量比の膨軟化は蒸し上が
り赤飯として、その従来品と全く遜色がない良質である
ことを意味している。又、上記実験結果によれば、その
一定な重量比に膨軟化した赤飯を得るに当って、ささげ
煮炊き汁中への浸漬時間とその後の加湿芸気による芸し
作用時間は、その前者が長ければ後者が短かくて良く、
逆に後者が長ければ前者が短かくても足りる相間関係に
あると言え、その全体として長くとも約30分間あれば
、従来品と同等の良質な赤飯を得られることを意味して
いる。
熱湯状態にあるささげ煮炊き汁中へ、−旦もち米を浸漬
させていることにより、その極めて短時間のうちに充分
ささげ汁を吸収させることができ、そのためその両前準
備としてもち米を浸水させておく時間や、引き続く爾後
の蒸し作用時間を悉く短小化でき、その打ち水も施す必
要がな(なるものと名えられる。
尚、赤飯の製造方法として説明してきたが、各種おこわ
を製造する場合には、その具素材となる山菜や栗、鶏な
どの各種を、上記赤飯用のささげ(小豆)と代替させて
使用すると共に、その浴槽(20)内の煮炊き汁につい
ても、これらの各種具素材から成るものとして貯溜させ
れば良い。これによって、上記した製造装置をそのまま
使用しつつ、赤飯におけると全く同様の工程順序を経て
、その各種具素材のおこわもやはり短時間で効率良く、
しかも自動機械的に量産できるのである。
〈発明の効果〉 以上を要するに、本発明では赤飯や各種おこわの製造方
法として、予じめ水分を含ませたもち米を、その水切り
後にささげやその他の各種具素材と混合した状態におい
て、目孔(17)を備えた1般送容器(15)内へ計量
充填する第1工程と、その1般送容器(15)の循環回
走作用中に、該容器(I5)内へ上記もう米を収容した
状態のままで、上記具素材の煮炊き汁中へ一定時間だけ
浸漬させることにより、その煮炊き汁をもち米に吸収さ
せる第2工程と、 そのもう米を打ち水することなく、加湿業気によって一
定時間だけ蒸し上げる第3工程とを、順次自動連続的に
経由させるようになっているため、冒頭に述べた従来技
術の課題を完全に解決でき、その良質な赤飯や各種具素
材のおこわを言わば即席的に能率良く量産し得る効果が
ある。
即ち、ささげやその他の各1fi具素材から成る煮炊き
汁中に、その各種具素材の混入するもち米が浸漬される
過程を経由しているため、そのもち米には煮炊き汁が短
時間で、しかも充分に吸収されることとなり、その結果
両前準備としてもち米を浸水させ、これに予じめ水分を
含ませるための時間も、従来のように前日からの一昼夜
に亘る長時間を要さず、又爾後の蒸し作用時間としても
、その途中で打ち水を施す必要なく、極めて短時間で終
了しfりることになる。
これを換言すれば、従来方法の場合打ち水を施す前に、
約20〜30分の朶し作用を行なっていた処、この作用
工程を完全に省略することができるわけであり、又もち
米を前日から洗って、その洗米をささげ汁中に長時間(
通常約5〜6時間)?A Fsさせておく仕込み4!備
作業も不要となるため、蒸し上がりの製品として即刻に
且つ大量に提供できる製造方法であると言える。
又、ささげなどの各種異素材はその生米状態に近いもち
米と111合された上、搬送容3(15)内へ充填され
るようになっているため、その均一な混合状態を容易な
作業のもとに確保することができる。
しかも、その搬送容器<15)は蒸し上がり製品に対応
するもち米の計量容器を兼ねており、そのため蒸し上が
り後にこれを例えば1食当りの分量や、弁当などの商品
包装容器に小分は計量作業する必要がなく、その言わば
生米状態での両前計量として、容易に自動機械化するこ
とも可能となる。
更に、上記方法を実施するための製造装置としては、そ
の構成上据付機筺(10)の内部に軸架されて、駆動モ
ーター(14)によりその水平軸線用りに循環回走され
る無端搬送帯(12)と、その無端搬送帯(12)から
隣り合う一定の前後間隔ピッチ(P)をおいて着脱自在
に吊り下げられ、且つ目孔(17)を有する多数のもち
米用1般送容器(15)と、 その搬送容′5(15)の回走経路(a)に臨むように
、据付機筺(10)の中途高さ位置に設けられた1校送
容器用出し入れ口(16)と、 同じ< l111送8器(15)の回走経路(a>に向
かって開口するように、据付機’ilX!(10)の上
部位1に設置された各種異素材の煮炊き汁貯溜浴槽(2
0)と、上記搬送容器(15)の回走経路(a)に臨む
加湿蒸気の供給パイプ(23)が配列固定されることに
より、据付機ffi (10)内の上部位置に形成され
た菰し作用室(b)とを備え、 上記据付機筺(10)の出し入れ口(16)から搬送容
器(15)の各個へ計量充填させた各種異素材混入のも
ち米を、その無端搬送帯(12)による搬送容器(15
)の循環回走過程において、 先づ浴IIIJ(20)内の煮炊き汁中へ搬送容器(1
5)と一緒に一定時間だけ浸漬させることにより、その
もち米に各種異素材の喪炊き汁を吸収させ、次いで蒸し
作用室(b)内に通過させて、その一定時間の終始加湿
蒸気によって蒸し上げて後、搬送容器(15)と一緒に
上記出し入れ口(16)から取り出すように設定しであ
るため、駆動モーター(14)による無端搬送帯(12
)の循環回走過程において、その多数の搬送容器(15
)内に収容されているもち米につき、上記各種異素材の
煮炊き汁を吸収させる作用と、加湿蒸気による茎し作用
とを順次自動機械的に付与することができ、その大量を
能率良く連続的に処理し得るのであり、その浴槽(20
)への浸を置時間や蒸し作用時間についても、上記搬送
帯(12)の回走速度などによって、常時最適に自動制
御することができる。
特に、1ull送容器(15)の各個を単なる縁枠形態
として、無端搬送帯(12)から吊り下げ一体化すると
共に、その区画枠内へ別個な所要数のもち米計量用小容
器(15b)をカセット式又はカートリッジ式の出し入
れ自在に装置させるならば、その小容器(15b)に対
するもち米などの充填や、蒸し上がり製品の取り出しを
手作業で行なう場合に、これらを簡便に行なえるばかり
でなく、その小言′15(15b)の出し入れ使用数に
よって、製造量の増I7i!i変化に対しても容易に対
応し得ることななる。
更に、上記煮炊き汁の貯溜浴槽(20)を図示実施例の
ように、その加湿蒸気の供給パイプ(23)と湯水の補
給パイプ(22)とを常備したユニット体として、据付
機筺(10)の下部位置へ着脱自在に組み付けるならば
、その煮炊き汁の液面レベル(L )を一定に保ったり
、或いは煮炊き汁の開裂などを行なうことも著しく容易
になり、−層実益大であると言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造装置の第1実施例を示す断面
図、第2図はその搬送S′器を抽出して示す斜面図、第
3.4図は同じく搬送容器の変形例を2種示す各斜面図
、第5図はrrA造装置の第2実施例を示す断面図であ
る。 (10)・・・・・据付機筺 (12)・・・・・無端搬送帯 (14)・・・・・駆動モーター (15)・・・・・]駁送送容 器15b)・・・・・小容器 (16)・・・・・出し入れ口 (17)・・・・・目孔 (21) (23)  ・・・蒸気供給パイプ(20)
・・・・・浴槽 (a)  ・・・・・回走経路 (b)  ・・・・・蒸し作用室 (P)  ・・・・・前後間隔ピッチ 特許出願人       中 井 昭 夫、セお「jパ 〔図面の符号−覧表〕 (取りはずしてご活用下さい。但し、下線は請求の範囲
に記載のものを示す、) (10)・・」帽土■且 (11)・・・スプロケットホイール (12)・ ・ ・無MJ11j!r帯(13)・・・
伝動チェノ (14)・・・駆動モーター (15)・・ ・黴夫Iミゴ (15a)・・・小室 (15b)・・ ・吏容塁 (16)  ・ ・ ・也ニラq1旦 (17)・ ・ ・旦ユ (18)・・・仕切り板 (19)・・・仕切り板 (20)・・・部組 (21)・・・蒸気供給パイプ(加熱蒸気)(22)・
・・ン南給パイフ゛ (23)・・・蒸気供給パイプ(加1g気)(24)・
・・抜き口 (25)・・・ドレン (26)・・・円板 (27)・・・放射パイプ (A)  ・・・矢印 (a)  ・・・貝走扛夾 (b)  ・・・l旦作朋呈 (L)  ・・・液面レベル (P)  ・・・前挑冊聞くノ± (W)  ・・・左右相互間隔 代理人弁理士  山 下 賢 二 第4X

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、予じめ水分を含ませたもち米を、その水切り後にさ
    さげやその他の各種具素材と混合した状態において、目
    孔を備えた搬送容器内へ計量充填する第1工程と、 その搬送容器の循環回走作用中に、該容器内へ上記もち
    米を収容した状態のままで、上記具素材の煮炊き汁中へ
    一定時間だけ浸漬させることにより、その煮炊き汁をも
    ち米に吸収させる第2工程と、 そのもち米を打ち水することなく、加湿蒸気によって一
    定時間だけ蒸し上げる第3工程とを、順次自動連続的に
    経由させることを特徴とする赤飯や各種おこわの製造方
    法。 2、据付機筺(10)の内部に軸架されて、駆動モータ
    ー(14)によりその水平軸線廻りに循環回走される無
    端搬送帯(12)と、 その無端搬送帯(12)から隣り合う一定の前後間隔ピ
    ッチ(P)をおいて着脱自在に吊り下げられ、且つ目孔
    (17)を有する多数のもち米用搬送容器(15)と、 その搬送容器(15)の回走経路(a)に臨むように、
    据付機筺(10)の中途高さ位置に設けられた搬送容器
    用出し入れ口(16)と、 同じく搬送容器(15)の回走経路(a)に向かって開
    口するように、据付機筺(10)の下部位置に設置され
    た各種具素材の煮炊き汁貯溜浴槽(20)と、 上記搬送容器(15)の回走経路(a)に臨む加湿蒸気
    の供給パイプ(23)が配列固定されることにより、据
    付機筺(10)内の上部位置に形成された蒸し作用室(
    b)とを備え、 上記据付機筺(10)の出し入れ口(16)から搬送容
    器(15)の各個へ計量充填させた各種具素材混入のも
    ち米を、その無端搬送帯(12)による搬送容器(15
    )の循環回走過程において、 先づ浴槽(20)内の煮炊き汁中へ搬送容器(15)と
    一緒に一定時間だけ浸漬させることにより、そのもち米
    に各種具素材の煮炊き汁を吸収させ、次いで蒸し作用室
    (b)内に通過させて、その一定時間の終始加湿蒸気に
    よって蒸し上げて後、搬送容器(15)と一緒に上記出
    し入れ口(16)から取り出すように設定したことを特
    徴とする赤飯や各種おこわの製造装置。 3、搬送容器(15)の各個を縁枠形態として無端搬送
    帯(12)から着脱不能に吊り下げ、その枠内へ目礼(
    17)を備えた別個独立する所要数のもち米計量用小容
    器(15b)を、カセット式の出し入れ自在に装填した
    ことを特徴とする請求項2記載の赤飯や各種おこわの製
    造装置。
JP63068896A 1988-03-22 1988-03-22 赤飯や各種おこわの製造方法 Granted JPH01240158A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7060913B1 (ja) * 2021-09-16 2022-04-27 株式会社ソディック 食品撹拌装置

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