JPH01239147A - 繊維マット及びその製造方法 - Google Patents

繊維マット及びその製造方法

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JPH01239147A
JPH01239147A JP63061459A JP6145988A JPH01239147A JP H01239147 A JPH01239147 A JP H01239147A JP 63061459 A JP63061459 A JP 63061459A JP 6145988 A JP6145988 A JP 6145988A JP H01239147 A JPH01239147 A JP H01239147A
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fiber
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Atsuo Abo
安房 淳夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は衣料や掛布団等のキルテイング材の中綿、敷布
団やマツトレスの詰物等に用いられる繊維マットに関し
、更に具体的には、炭素繊維で補強され、かつ、繊維相
互の接点が熱融着繊維により接着されてなる嵩高でかつ
嵩高回復性に優れた繊維マットに関する。
〔従来の技術〕
熱融着性繊維を用いた嵩高な繊維マットとしては、特開
昭51−136978号公報に開示されるような、熱融
着複合繊維を用いたものが広く知られている。また、炭
素繊維等の高弾性率の繊維を熱可塑性繊維状マ) IJ
ラックス固定した複合材料も特開昭53−73267号
公報に開示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
特開昭51−136978号公報に開示された繊維マッ
トは嵩高であるという特徴を有するが、素材自身のヤン
グ率が500 kg / d程度であるため嵩高回復性
が劣り、繰り返し圧縮荷重を受けると収縮するという欠
点がある。
オた、特開昭53−73267号公報に開示された繊維
マットは強度の大きなものではあるが、炭素繊維等の強
化繊維材料が平面的(二次元的)に配列されているため
嵩高性に欠けるものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は嵩高でかつ繰り返し圧縮を受けた後も嵩高回
復性の優れたFpl、維マットを得るべく鋭意研究の結
果、熱融着性繊維により繊維相互の接点が接着された繊
維マットに補強材として炭素繊維を用いるとともに、該
炭素繊維を繊維マットの幅方向および長さ方向のみなら
ず厚さ方向にも配列することにより所期の目的が達せら
れること金知り本発明を完成するに到った。
すなわち、本願第1の発明は繊維相互の接点が熱融着性
繊維により接着されてなる繊維マットであって、該繊維
マットの厚み方向に20度以上の傾斜角で配向された炭
素繊維が繊維マットの重量に対し0.5%以上含有され
ていることを特徴とする繊維マットである。
また、本願第2の発明は、少くとも熱融着性繊維と炭素
繊維とを含有する混合ウェブに振動を与えることにより
炭素繊維の少くとも一部を混合ウェブの厚み方向に対し
20度以上の角度に配向させ、次いで熱処理により繊維
相互の接点を熱融着繊維により接着させることにより成
る繊維マットの製造方法である。
本発明で第1の構成要素として用いる熱融着性繊維は加
熱により融着性を発現する繊維を指し、具体的にはポリ
オレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の熱可塑性樹
脂からなる均質繊維、更にはポリプロピレン/ポリエチ
レン、ポリエステル/ポリエチレン、ナイロン−6/ナ
イロン6・6等の融点の異る(好壕しくは20°C以上
異る)熱可塑性樹脂を組み合せて並列型、鞘芯型、海鳥
型等に紡糸した複合繊維が例示でき、接着しようとする
繊維より低い融点の熱可塑性樹脂を接着成分とするもの
の中から適宜選択される。
繊維マットの製造に用いる熱融着性繊維の量は、繊維マ
ット重量に対し15%以上、好ましくは20%以上であ
り、過少量の使用は繊維マットの強度低下をもたらし、
また過剰量の使用は経済的な不利益のみならず、繊維マ
ットの風合を粗硬なものとするので好ましくない。
本発明で第2の構成要素として用いる炭素繊維は、ポリ
アクリロニトリル系、ピッチ系、レーヨン系のいずれで
あっても良く、引張り弾性率が10〜100 X 10
”kq/cdであって、無捲、  縮、かつ、直径が4
〜500μmのものが好ましく用いられる。繊維マット
の厚み方向に対し20度以上の傾斜角で配向された上記
炭素繊維が繊維マット重量に対し0.5%以上存在する
と、繊維マットの嵩高回復性が著しく向上する。繊維マ
ット中の炭素繊維の含量の上限には特別な限定はなく、
繊維マットが好ましい柔軟性を失わない範囲内であれば
良い。
本発明の繊維マットは、その用途に応じて木綿、羊毛等
の天然繊維あるいはポリアミド繊維、ポリエステル線維
、ポリアクリロニトリル繊維等の合成繊維(以下高融点
繊維と総称することがある)を第3の構成要素として用
いる。ただし、熱融着性繊維が融点差が15°C以上(
好ましくは20″C以上)異る複数成分からなる熱融着
性複合繊維である場合には、該熱融着性繊維マット全作
ることができる。
上記各種の繊維はカード機、エアレイ式ランダムウェハ
ー、トウ開繊開拡機等公知の方法で混合しウェブとする
。炭素繊維はこのウェブ作成の工程で混合することも可
能であるが、高融点繊維および/または熱融着性繊維で
作ったウェブの上に所要量の炭素繊維を振り掛けるのみ
でも良い。
次に、このようにして得られた混合ウェブに撮動全与え
て炭素繊維を混合ウェブの厚さの方向に配向させる。振
動全与える方法としては、混合ウェブを載せた台金バネ
を介して偏心モーターで振動させる方法等通常のバイブ
レータ−を用いれば良く、振動数、振幅、振動時間等の
条件は炭素繊維の配向の程度を観察することにより適宜
設定するが、振動数1〜601し、振幅0.1〜15f
fで5秒〜30分間を要する。このような振動処理の間
に炭素繊維が混合ウェブの下方に除々に沈降しながら、
混合ウェブの厚さ方向に配向される。この沈降により混
合ウェブ中の炭素繊維の分布が過度に不均一になる場合
には、混合ウェブを裏返して更に振動処理を続ければ良
い。このようにして、その厚さ方向に対し20度以上の
傾斜角に配向された炭素繊維’kO,5!i%以上含有
する混合ウェブを得る。
上記振動処理をした混合ウェブを熱融着繊維の融点(熱
融着複合繊維の場合はその低融点成分の融点)と高融点
繊維の融点(熱融着性複合繊維の場合にはその高融点成
分の融点)との間の温度で熱処理して不織布とする。熱
処理の方法としては、嵩高な不峨布會得やすい熱風循環
式加熱炉が好適に用いられるが、これに限定されるもの
ではない。
〔実施例〕
実施例および比較例により本発明を具体的に説明する。
なお、各側で用いた測定方法および評価方法は以下の通
りである。
炭素繊維の配向状態:繊維マットより縦横各5CMの試
料片を切り取υ、その断面(側面)を拡大鏡で観察し、
ランダムに抽出した100本の炭素繊維のうち水面乎よ
り厚さ方向に20度以上傾斜したものの比率(n/10
0)を求め、繊維マット中の炭素繊維含有量(m%重量
%)との積(mXn/100、重量%)で表示した。
嵩高回復性:繊維マットより切り取った縦横各10cM
の試料片を3枚積み重ねてその高さを測り初期体積(A
)’を求める。次いでこの3枚重ねの試料の上に縦横各
IQm、厚さ3ffのステンレス板を介して総重量5 
kgの荷重を掛け4分間放置後除重し2分間放置する。
この荷重−除重の操作音50回繰り返した後24時間無
荷重で放置した試料の高さを測り加重後の体積中)を求
め、次式により嵩高回復性を算出する。
嵩高回復性(%) ” CB/A)X100実施例1〜
7 第1表に示したd fiI類の繊維を用い、第2表に示
したような種々の組み合せと混合比で、カード機による
ランダムウェブ(いずれも目付700f/y#)とした
いこのランダムウェブから切り出した籟桧各20CI!
の試料片を振動装置に乗せて振動数60服、振@0.6
紅で第2表に示した所定時間撮動処理した後、試料片を
裏返して更に主本生振動処理した。
次いで、振動処理した試料片を145°Cの乾燥器で5
分間加熱し、加熱後直ちにステンレス板で押圧しスペー
サーを用いて厚さ35nIの繊維マットとした。
これら繊組マットの炭素繊維の配向状態および嵩高回復
性のデーターを第2表に併せ表示した。
比較例1〜4 第2表に示した繊維の組み合せおよび混合比で、実施例
と同様にカード機によるランダムウェブ(いずれも目付
7001/Wl)k作り、振動処理を行わなかったこと
以外は実施例と同様に処理して厚さ35flの繊維マツ
トラ得た。これらの繊維マットの炭素繊維の配向状態お
よび嵩高回復性を第2表に併せ表示した。
第1表 PP:ポリプロピレン HDPE:高密度ポリエチレン 第  2  表 *2回目はウェブを裏返して行った。
〔発明の効果〕
第2表に示されたデータからも明らかなように、繊維マ
ットの厚み方向に20度以上の傾斜角で配向された炭素
繊紺t 0.5重量%以上含有する本発明の繊維マット
は、炭素線錐の含有量が比較的少鷺であっても嵩高回復
性が大きく、椅子の詰物、ベツドのマツトレス等の用途
に優れたクツション材を経済的に提供することが可能と
なった。
以上

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維相互の接点が熱融着性繊維により接着されて
    なる繊維マツトであつて、該繊維マツトの厚み方向に2
    0度以上の傾斜角で配向された炭素繊維が繊維マツトの
    重量に対し0.5%以上含有されていることを特徴とす
    る繊維マツト。
  2. (2)少くとも熱融着性繊維と炭素繊維とを含有する混
    合ウエブに振動を与えることにより炭素繊維の少くとも
    一部を混合ウエブの厚み方向に対し20度以上の角度に
    配向させ、次いで熱処理により繊維相互の接点を熱融着
    繊維により接着させることにより成る繊維マツトの製造
    方法。
  3. (3)熱融着性繊維、高融点繊維および炭素繊維で構成
    されている請求項1に記載の繊維マツト。
JP63061459A 1988-03-15 1988-03-15 繊維マット及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH0811863B2 (ja)

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