JPH01238869A - アパタイト系骨内インプラント - Google Patents

アパタイト系骨内インプラント

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JPH01238869A
JPH01238869A JP63065470A JP6547088A JPH01238869A JP H01238869 A JPH01238869 A JP H01238869A JP 63065470 A JP63065470 A JP 63065470A JP 6547088 A JP6547088 A JP 6547088A JP H01238869 A JPH01238869 A JP H01238869A
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JP
Japan
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apatite
sintered body
sintered
powder
core body
Prior art date
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Pending
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JP63065470A
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English (en)
Inventor
Masaaki Mochida
昌昭 持田
Makoto Ogino
荻野 誠
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、人工歯根、人工骨などの骨内インプラントに
関するものである。
〔従来の技術〕
骨内インプラントとしてアパタイト系焼結体を使用する
試みが提案されて久しい。
アパタイト系焼結体は骨の無機成分と組成のは−等しい
ヒドロキシアパタイト: Cat・(PO4)&  (
OH)!又はそのOH基をフッ素で置換したフルオロア
パタイトを棒状に焼結したもので、骨内に埋設して所定
期間(一般に30〜60日)放置しておくと、骨msa
と一体に融合すると言われている。これが金属製骨内イ
ンプラントに比べて好ましい理由である。
しかしながら、アパタイト系焼結体は、機械的強度が弱
く、細くした場合には、実用に耐えない。
そのため、金属芯体を用い、これに外皮としてアパタイ
ト系焼結体を被せた骨内インプラントが提案された。こ
の場合、金属芯体とアパタイト系焼結体とは接着剤で接
着されるが、接着剤には大きく分けて樹脂系と合金系の
2種がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
樹脂系の接着剤で接着された骨内インプラントは、生体
内で長期間埋設されて使用された場合に、この接着剤が
生体溶液によって劣化し、アパタイト系焼結体外皮と金
属芯体との接合層の接着強度が次第に低下してしまうと
いう問題点があった。
それに対して、合金系の接着剤は、板状のものを両者の
間に挟み、その上で全体を加熱して接着剤を溶かすこと
により両者を接着する(置きろう付けとも呼ばれる)訳
であるが、接着強度の低下は少ないものの、■アパタイ
ト系焼結体(外皮)の接着面を予めメタライジングする
必要がある、■生体内で長期間埋設されて使用された場
合に、接着剤から金属イオンが溶出し、健康上好ましく
ないという問題点があった。
そのため、接着剤なしで単に両者を加熱下に圧着して骨
内インプラントを製造する試みもあるが、この場合には
実用的な接着強度が得られない。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、鋭意研究の結果、アパタイト系焼結体(外
皮)に予め生体活性ガラスを添加しておくことにより、
接着剤なしに加熱下に圧着しても著しく大きな接着強度
が得られ、しかも健康上の問題もなく、骨との結合強度
の低下のない骨内インプラントが得られることを見い出
し、本発明を成すに至った。
よって、本発明は、生体活性ガラスを含有させたアパタ
イト系焼結体外皮と金属芯体とを加熱下に圧着してなる
骨内インプラントを徒供する。
〔作用〕
化体活性ガラスそれ自体は、既に知られており、−例を
挙げれば、その組成は次の通りである。
SiOエ    40〜62重量% Nag 0    10〜32重量% CaO10〜32重量% PzOs      3〜9重量% Ca F z      O〜18重量%Btus  
    O〜 7.5重層%また、別の組成は次の通り
である。
SiO□     35〜60モル% Bz 03       o〜15モル%N ax O
10〜30モル% CaO5〜40モル% Tiot      O〜10モル% PzOs       0〜15モル%によOO〜20
モル% t、tzo      O〜10モル%MgOQ〜 5
モル% A1.x 03 +z rot +Nb、O5θ〜 8
モル% 1、 am 03 +Tat O5+Y10sO〜 8
モル% F、         0〜20モル%また・フッ素含
有生体活性ガラスの組成例は次の通りである。
S iOx     40〜62重量%Nag O1o
〜32重量% Ca0     10〜32重量% P友Os      3〜9重量% Ca F z      3〜18重量%ガラス原料を
例えば、上述の如き組成で混合し、溶解してガラス化す
れば生体活性ガラスが得られる。ガラスは予め一般に2
00〜500メツシュ程度に粉砕しておく。
一方、主成分のヒドロキシアパタイト又はフルオロアパ
タイトも当然のことながら知られている。
ヒドロキシアパタイトは、天然物(Ca、。(F04)
h  (OH)*と同一か又はそれに類似のもの)でも
合成物でもよく、合成物は、例えばCaイオンとリン酸
イオンとを水溶液中で反応させ、Ca / Pの原子数
比が1.5〜1.67のリン酸カルシウム沈澱物を得、
この沈澱物を濾別後乾燥させて粉末とし、その後800
℃で焼成(calcine )して製造される。
フルオロアパタイトは、ヒドロキシアパタイト: Ca
ts (PO4)&  (OH)xの水酸イオンがフッ
素イオンに置換した構造: Cats (po。
)、F2を持つ、このフルオロアパタイトは、例えばC
aイオンとフッ素イオンとリン酸イオンとを水溶液中で
反応させ、Ca / Pの原子数比が1゜5〜1.67
のリン酸カルシウム沈澱物を得、この沈澱物を濾別後乾
燥させて粉末とし、その後800℃で焼成して製造され
る。
アパタイトは予め200〜500メツシュ程度に粉砕し
て粉末にしておく。
生体活性ガラスを含有させたアパタイト系焼結体を得る
には、両者を粉末どおしで混合した後、■棒状に圧縮成
形し、次いで700〜1200℃で焼成するか、又は■
棒状に圧縮成形し、次いでプレスしながら700〜12
00°Cで焼成すればよい。
尚、出発原料としてヒドロキシアパタイトを用い、生体
活性ガラスとしてフッ素含有ガラスを用い、焼結条件を
適当に設定すると、ガラス中のフッ素がヒドロキシアパ
タイトの水酸イオンと置換し、その結果、フルオロアパ
タイトと生体活性ガラスとからなる焼結体が得られる。
冷間静水圧プレスを用いれば、焼結後にそのまま外皮と
なる形状のものを得ることができるが、−aには棒状の
焼結体を作り、必要に応じて整形の上、これに貫通孔又
は非貫通孔を開けて外皮とする。
生体活性ガラスの添加量は、全体の焼結体を基準にして
1〜99重量%程度、好ましくは10〜80重量%特に
好ましくは40〜70重量%とする。
以上のようにして得られた外皮と金属芯体とは、800
−1000℃程度に加熱し、加熱下に圧着すると本発明
の骨内インプラントが得られる。
圧着の方法としては、上下2方向から加圧するホットプ
レス法、全方向から加圧するホット・アイソスタティッ
ク・プレス法などがある。この場合、金属芯体には50
kg/cd〜2t/cd程度の圧力が加わることが好ま
しい。
こうして得られた骨内インプラントは、必要に応じて研
削、研磨、整形などが施される。
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、本発
明はこれに限られるものではない。
〔実施例〕
(1)ヒドロキシアパタイト粉末(A)の調製:0.5
モル/2のCa(○H)z懸濁液101中に0.3モル
/2リン酸水溶液lO2を加え、温度20℃で撹拌しな
がら1時間反応させた0反応後、撹拌をやめ、同じ温度
で48時間熟成した。熟成後、反応生成物を水洗、口過
した00別された含水生成物を噴霧乾燥法を用いて瞬時
に乾燥と約100メツシユの造粒を行なった。得られた
粉末を粉末X線回折法と化学分析法で調べると、カルシ
ウムとリンの比(Ca / P )が約1.6の値をも
ち、天然物の構造に類似した微結晶質リン酸カルシウム
であった。このリン酸カルシウムを粉砕し、200メツ
シユのふるいに通してそれより粗いものを除去した。
(2)生体活性ガラス粉末(B)の調整:5iOz46
.1モル%、Naz024.4モル%、Ca O13,
5モル%、CaFt13.4モル%及びP−Os2.6
モル%からなる粉末原料を白金るつぼで加熱溶解し、清
澄し、徐冷して生体活性ガラス(融点約1050℃)を
得た。
このガラスを常法により粉砕し、500メツシユのふる
いを通してそれより粗いものを除去した。
CB)焼結体の製造: 前記粉末(B)を下記第1表記載の含有率となるように
前記粉末(A)に混合した後、200gの混合物を分取
し、これに200 ccのエタノールを加えてボットミ
ルを用いて2時間混合した。混合物をろ別し、110”
Cの乾燥機で残留エタノールを蒸発させた。
第1表 得られた粉末混合物を金属製プレス型に充填し、1.5
t/cjの圧力でコールドプレスした。
プレス成形物を大気中で200℃/hourの速度で9
00″Cに昇温し、900℃で2時間焼成し、その後5
00℃/hourの速度で冷却し、得られた予備焼結体
をグラファイト類のプレス型内にBN粉末と共に入れた
次いで、プレス型をN2ガス雰囲気中で200°(/h
ourの速度で900°Cに加熱した。900℃に於い
て、型内のサンプルにパンチ棒を通じて120kg/c
+iの圧力を加えながら、900℃に2時間保持した。
その後、60 kg / cj−hourの割合で降圧
しながら、500°(/hourの速度で常温まで冷却
することにより、アパタイト系焼結体を製造した。
(C)骨内インプラントの製造: まず、前項(B)で製造した焼結体を研削して直径6■
長さ15■の円柱を作製した。
この円柱に上面から上面直径4謹底面直径2.6論深さ
13■テ一パー度1/20の円錐台形状の非貫通孔をあ
けた。これが外皮(2)の原形となる。
一方、前記非貫通孔と同−又はやや小さいサイズ金属芯
体(1)をチタン系合金で製作した。芯体には中心に直
径2■ポスト孔(非貫通孔)をあけた、ポスト孔(la
)は、上部構造(歯冠)を取付けるときにポストコアを
嵌合させる(立てる)孔である。
次に前記金属芯体(1)に外皮(2)の原形を被せ、9
60℃に加熱したカーボン型内でホットプレスすること
により両者を圧着し、冷却後、外周を研削することによ
り外皮(2)とした、こうして第1図の骨内インプラン
トを製造した。
〔試験例〕
金属芯体(1)と外皮(2)との接着強度を測定するた
め、実施例の(B)項で製造した焼結体を研削して直径
3■長さ3閤のタブレフト状サンプルS2を作成した。
一方、芯体(1)の代りに、同じ金属で直径51長さ3
−のタブレット状サンプルS1を作成した。
サンプルS、 、S、を上下に重ね合わせ、960℃に
加熱したカーボン型に入れて、上下2方向から100k
g/cjの圧力でホットプレスすることにより両者を圧
着した。
次に第3図に示す圧着したものを、第4図に示す治具A
、Bのくぼみ(C)の中に嵌め込み、第5図に示すよう
に治具A、Bを合わせ、引張試験機で治具A、Bを上下
方向(矢印方向)に引張った。
そして、サンプルS、 、S、が剥れたときの引張力(
最大値)を測定し、この値を接着面の面積(19,6■
2)で割って得られた商(せん断破壊応力)を接着強度
として求めた。
以上の結果を次の第2表に示す。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、アパタイト系焼結体に予
め焼結の際にアパタイトに生体活性ガラスを添加するこ
とにより、アパタイト系焼結体外皮と金属芯体を単に加
熱下に圧着するだけで、両者の接着強度の極めて高いア
パタイト系骨内インプラントが得られる。
また、生体活性ガラスを添加するので、アパタイト系焼
結体外皮の生体親和性又は生体活性を低下させることが
な(、都合が良い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例にかかる骨内インプラント
の概略斜視図であり、第2図はその垂直断面を示す概略
断面図である。 第3図は、サンプルS+ 、Sxを接着したものの垂直
断面図である。 第4図は、引張試験機の治具A、Bの部分垂直断面図で
ある。 第5図は、接着強度を求めるための引張試験の様子を説
明する部分垂直断面図である。 〔主要部分の符号の説明〕 1・・・・・・金属芯体  1a・・・・・・ポスト孔
2・・・・・・外皮 出願人  日本光学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 金属芯体とアパタイト系焼結体外皮とを加熱下に圧着し
    てなるアパタイト系骨内インプラントにおいて、 前記焼結体が生体活性ガラスを含有することを特徴とす
    るアパタイト系骨内インプラント。
JP63065470A 1988-03-18 1988-03-18 アパタイト系骨内インプラント Pending JPH01238869A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8349147B2 (en) * 2002-12-27 2013-01-08 Fujitsu Limited Method for forming photocatalytic apatite film
EP3018096B1 (en) * 2013-07-03 2018-06-13 Koito Manufacturing Co., Ltd. Composite material and method for producing composite material

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3018096B1 (en) * 2013-07-03 2018-06-13 Koito Manufacturing Co., Ltd. Composite material and method for producing composite material
US10208302B2 (en) 2013-07-03 2019-02-19 Koito Manufacturing Co., Ltd. Composite material and method of manufacturing composite material

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