JPH01238430A - 系統直流連系装置の制御装置 - Google Patents

系統直流連系装置の制御装置

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JPH01238430A
JPH01238430A JP63060256A JP6025688A JPH01238430A JP H01238430 A JPH01238430 A JP H01238430A JP 63060256 A JP63060256 A JP 63060256A JP 6025688 A JP6025688 A JP 6025688A JP H01238430 A JPH01238430 A JP H01238430A
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常盤 幸生
Fumitoshi Ichikawa
市川 文俊
Haruhisa Inoguchi
井野口 晴久
Shunichi Hirose
広瀬 俊一
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は電圧源形自励式電力変換装置を用いて交流系統
間の電力の授受を行う系統直流連系装置の制御装置に関
する。
(従来の技術) 第6図は電圧源形自励式電力変換装置(以降変換装置と
呼ぶ)を説明する図を示している。第7図は変換装置を
構成するインバータ主回路の1構成例を説明する図を示
している。第8図はインバータ主回路の動作原理を説明
する図を示している。
第6図および第7図において、10はインバータ、20
は直流コンデンサ、30は連系リアクトル、40は連系
トランスであシ、変換装置10θOを構成している。ま
た、50は直流電源、100は交流系統電源(以降系統
と呼ぶ)を各々示している。
第7図においてGU 、GV 、GW、GX、GYおよ
びGZは可制御整流素子の1種であるゲートターンオフ
サイリスタ(以降GTOと呼ぶ)を示しテオリ、DU、
DV、DW、DX、DYおよびDZはダイオードを示し
ている。またPTとNTは直流端子を示し、R,Sおよ
びTは交流端子を各々示している。
第6図のインバータ10と直流コンデンサ20で構成さ
れるインバータ主回路を連系リアクトル30および連系
トランス40を介して系統100と連系することにより
、どのように電力を調整するのか、その動作原理を第8
図を用いて説明する・尚、第8図で説明する動作原理に
ついては、電気学会半導体電力変換方式調査専門委員会
m[半導体電力変換回路J(1987年3月31日初版
発行)の216頁から220頁にかけて同様の記述が見
られる。
さて、第8図ではインバータ主回路を1で示している。
また第6図の連系リアクトル30と連系トランス40は
ともにインピーダンスと考えるため、第8図では連系リ
アクトル30と連系トランス40を合せて連系インピー
ダンス2としている。
説明を簡単にするため、連系トランス40の変圧比は1
対1とする。
第8図(、)においてインバータ主回路1のインバータ
出力電圧をvlN、系統100の系統電圧をvaY、連
系インピーダンス2のインピーダンスをX、連系インピ
ーダンス2を介して系統100からインバータ主回路1
に向う電流をl、系統電圧v8Yに対するインバータ出
力電圧vXNの相差角をφとすると動作ベクトル図は(
b) 、 (e)図のようになる。(b)図はインバー
タ主回路1がリアクトルとして動作している場合のベク
トル図である。インバータ出力電圧vXNの振幅は系統
電圧vsYの振幅より小さくなっており、連系インピー
ダンス2には(vaY −vIN )の電圧が印加され
、連系インピーダンス2に流れる電流は系統電圧■BY
に対して同相の成分と90°遅れの成分をもつ電流lと
なる。
これは、インバータ主回路がリアクトルとして動作する
とともに、系統100から有効電力を得る動作を行って
いることを表わしている。
この関係は次の式で表わされる。
すなわちインバータ出力電圧vINの振幅が系統電圧v
8Yの振幅よりも小さくインバータ出力電圧v4の位相
が系統電圧v8Yの位相より遅れていればインバータ主
回路1はリアクトルとして動作するとともに系統100
から有効電力を得る動作を行なう。上記(1) 、 (
2)からあきらかなように、インバータ出力電圧v1N
の振幅が系統電圧vsYの振幅よりも小さくても、イン
バータ出力電圧vXNの位相が系統電圧vsYの位相よ
り進んでいればインバ−タ主回路1は遅れの無効電力を
消費するとともに系統100に有効電力を出力する動作
を行なう。
(1)式ではインバータ出力電圧v1Nの位相が系統電
圧よシ進んでいるとき相差角φを正の値とし。
逆に遅れている場合には負の値としてあつがっており、
Pが負の値のときはインバータ主回路1から系統100
に向って有効電力が供給されていることを表わしている
。また(2)式ではQが負のときインバータ主回路1が
コンデンサ動作を行っており、Qが正のときインバ−タ
主回路1がリアクトル動作を行っていることを示してい
る。
第8図(c)はインバータ出力電圧”INの振幅vI 
Nが系統電圧v8Yの振幅vsYに対して次式の条件を
満す場合の動作ベクトルを示している。
この場合、連系インピーダンス2に流れる電流は系統電
圧vsYに対して同相の成分と90°進みの成分をもつ
電流iとなる。これはインバータ主回路1がコンデンサ
として動作するとともに、系統100から有効電力を得
ていることを示している。
(3)式を潰す場合でも式(1) 、 (2)から明ら
かなように相差角φが正の値のときにはインバータ主回
路1がコンデンサとして動作するとともに系統100に
有効電力を供給することを示している。
インバータ出力交流電圧vINと直流電源50の直流電
圧Edとは次式の関係にある。
■ =−・E、・M(4) ! N π (4)式のMは変調度と呼ばれており、0から1.0ま
での値である。変調度Mを調整する方式に田制御と呼ば
れる方式がある。瀧制御とは第7図のインバータ主回路
を構成するGTOG U 、 G V 。
GW、GX 、GYおよびGZの通電時間巾を調整する
ことによりインバータ出力交流電圧を調整するものであ
る。
(4)式を(1)式と(2)式に代入すると下記(5)
式と(6)式が得られる。
π  X (5)式と(6)式から 相差角φとインバータ出力電圧の振巾vINを調整する
変調度Mにより、第7図のイン/4−クギ(ロ)路のG
TOGU 、GV、GW、GX、GYおよびGZの通電
時間幅を調整することにより直流電源50と系統100
との間で電力の授受が行えることが分かる。
従来、直流電源50にはサイリスタを用いた整流器や電
池などが使用されることが多かった。直流電源50とし
ては第6図の変換装置1000と同じものを用い系統1
00とは異なる系統から電力を得て直流電源とする。こ
とができる。直流電源は無効電力を供給できないから、
有効電力を供給するものと考えられる。(5)式を変形
するととなる。直流電源50として変換装置1000を
用いるとき、直流電圧E、の極性を常時正とするために
は有効電力Pが正すなわち系統から変換器に有効電力P
が供給されるとき相差角φを負とすればよいことが分か
る。逆に有効電力Pが負、すなわち変換器から系統に有
効電力Pが供給されるとき相差角φを正とすればよいこ
とが分かる。また有効電力Pが変化しても直流電圧Ed
を一定にするためにはhφを所定値とすればよいことが
分かる。
ちなみに直流電源として変換装置1000を用いるとき
にも系統との間で無効電力Qの授受は行える。
(5)式と(6)式から として相差角φが求壕る。すなわち有効電力Pと無効電
力Qが決まれば相差角φが決まり、(5)式により直流
電圧E、を所定値にする変調度Mを求めることができる
。それゆえ直流電源として変換装置1000を用いると
きにも変換装置1000と系統との間で無効電力の授受
が行える。
以上説明したことから、従来、第9図に示す方式の電力
授受方式が用いられている。第9図は系統連系装置の従
来例の構成を説明する図である。
第9図において、第6図中と同じ機能を遂行する装置に
は同一の番号を符しである。60は直流リアクトル、2
1は変流器、72は直流電圧検出器、73は有効電力検
出器、81はデート制御装置、82は無効電力基準設定
器を各々示している。
91は誤差増巾器、94は減算器、96は有効電力基準
設定器であり、有効電力制御装置910(以降APRと
呼ぶ)を構成している。92は誤差増巾器、95は減算
器、97は直流電圧基準設定器であり、直流電圧制御装
置920(DJ、降AVRと呼ぶ)を構成している。1
01および201は系統であり、110および210は
変換装置を示している。
変換装置110では変流器7ノからの交流電流信号と系
統の交流電圧信号とから有効電力検出器73によυ有効
電力Pが検出される。有効電力設定器96は有効電力基
準Pdpを出力する。減算器94は有効電力基準Pdp
から有効電力Pを減算し、誤差信号を誤差増巾器91へ
出力する。誤差信号増巾器9ノは誤差信号に応じてダー
ト制御装置81に有効電力指令PAPRを出力する。A
PR910は減算器94および誤差増巾器91の作用に
より、有効電力Pを有効電力基準Pdpに等しくするよ
うにダート制御回路8ノに出力する有効電力指令PAP
Rを決定している。誤差信号増巾器としては比例積分演
算を行う回路がよく用いられるが、この限シではなく種
々の演算を行う回路が用いられる。
無効電力基準設定器82はダート制御回路81に無効電
力指令Qr@f1を出力する。ダート制御回路8ノは(
5)式および(6)式のPおよびQをそれぞれ有効電力
指令PAPRおよび無効電力指令Qref1とすること
により変調度Mと相差角φを決定し、これらに基づいて
インバータ主回路10の各GTO素子の通電時間幅を決
定するデート信号をインバータ10に出力する。以上の
作用により一変換装置110は系統101と有効電力P
および無効電力Qの授受を行っている。
変換装置210では直流電圧検出器72により、直流電
圧E、が検出される。直流電圧基準設定器97は直流電
圧基準Edpを出力する。減算器95は直流電圧基準E
dpから直流電圧Edを減算し、誤差信号増巾器92へ
誤差信号を出力する。誤差信号増巾器92は誤差信号に
応じて’r−)制御回路8ノへ有効電力指令PAVRを
出力する。AVR920は減算器95および誤差増巾器
92の作用により、直流電圧E、を直流電圧基準Edp
に等しくするようf−)制御回路8ノに出力する有効電
力指令PAVRを決定している。誤差信号増巾器92と
しては、比例積分演算を行う回路がよく用いられるが、
この限りではなく種々の演算を行う回路が用いられる。
無効電力基準設定器82はf−)制御回路81に無効電
力指令Qrsf2を出力する。デート制御回路81は(
5)式および(6)式のPおよびQをそれぞれ有効電力
指令PAVRおよび無効電力指令Qrsf2とすること
によシ、変調度Mと相差角φを決定してインバータ主回
路10の各GTO素子の通電時間幅を決定するダート信
号をインバータ10に出方する。
以上の作用によシ、変換装置210は直流電圧Edを一
定とするよう系統201と有効電力の授受を行うととも
に、系統20ノと無効電力Qの授受を行うことになる。
これまでの第9図の説明では変換装置110と系統10
1との間の電力授受および変換装置210と系統201
との間の電力授受として動作を説明してきた。しかし変
換装置110と変換装置210は各変換装置内の直流リ
アクトル6oを介して接続されており、変換装置210
が直流定電圧源として動作することにより、変換装置2
10から変換装置110へあるいは逆に変換装置110
がら変換装置210へ有効電力を授受するシステムとな
っている。変換装置210から変換装置110ヘ有効電
力を送る場合は系統201から系統101へ有効電力を
融通しており、変換装置110から変換装置210へ有
効電力を送る場合は系統101から系統201へ有効電
力を融通している。
以上の関係を第10図で説明する。第10図の縦軸は直
流電圧E、であり、横軸は第9図の変換装置110から
変換装置210の方向に流れる直流電流I、を正として
示している。第10図の直線■は変換装置210の動作
特性を示すもので直流電流Idが正の方向に流れている
場合でも負の方向に流れている場合でも、変換装置21
0内のAVR920の作用により直流電圧E、を直流電
圧基準設定器97で設定された直流電圧基準Edpに等
しくするよう動作していることを示している。すなわち
直流電流工、が負の値から正の値になるに従ってa点か
らf点、E 、b点と直流電圧EdをEdpp とするよう移ってゆく。第10図の曲線■および曲線■
は変換装置110の動作を示している。曲線■および曲
線■は変換装置110がAPR910の作用により変換
装置110が変換装置210との間で授受する有効電力
Pを有効電力基準設定器96で設定された有効電力基準
Pdpに等しくするよう動作していることを示している
。曲線■は有効電力基準Pdpが正の値の動作曲線を示
しており、曲線■は有効電力基準Pdpが負の値の動作
曲線を示している。有効電力Pは直流電圧E、と直流電
流工4を用いて P=EdX工d       (9) と表わされる。すなわち曲線■および曲線■は(9)式
のPをPdpとすることにより得られ、直流電圧Edと
直流電流工4に反比例する曲線と々っている。
ちなみに有効電力基準Pdpが零の場合は第10図のO
と2点とEdを通る直線となる。
さて、変換装置110の有効電力基準Pdpが正の場合
における変換装置110と変換装fi210との有効電
力の授受について説明する。第10図において変換装置
110は曲線■上で運転するよう動作しており、変換装
置210は直線■上で運転するよう動作している。この
ため変換装置110では直流電圧E、がEdpとなり、
変換装置2ノ0では有効電力PがPdpとなるb点で電
力の授受が行われることになる。これは変換装置110
から変換装置210に向って有効電力が送られているこ
とを示している。逆に変換装置110の有効電力基準P
dpが負の場合には第10図の曲線■と直線■の交点で
あるf点で変換装置110と変換装置210の運転が行
われ、変換装置110は変換装置210から有効電力を
受電していることを示している。また有効電力基準Pd
pが零の場合、変換装置110と変換装置210は2点
で運転を行うことに々す5両変換装置の間で有効電力の
授受は行わないことになる。ただしこの場合でも変換装
置110は系統101と変換装置210は系統201と
各々無効電力の授受を行う運転を続けている。
(発明が解決しようとする課題) 第9図の従来例には次の如き不具合がある。
すなわち、直流電圧一定制御を行りている変換装置21
0が故障等により運転を停止した場合、有効室カ一定制
御を行っている変換装置110は系統101との間で無
効電力の授受を行う運転が可能であるにもかかわらず運
転を停止せざるを得ないという不具合である。もちろん
、有効室カ一定制御を行っている変換装置110が運転
を停止しても直流電圧一定制御を行っている変換装置2
10は第10図の直流電流が零となる2点で運転が継続
でき、系統201との間で無効電力の授受が行える。
本発明の目的は上記従来例のもつ不具合を解決するもの
で、変換装置を直流端子を介してあるいは直流線路を介
して、複数台並列に接続し、各変換装置間で有効電力の
授受を行っている系統連系装置で、突然運転を停止する
変換装置があっても、残シの変換装置の運転を安定に続
けることができるようにする系統直流連系装置の制御装
置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記発明の目的を達成する手段は下記の如くである。
変換装置を直流端子あるいは直流線路を介して複数台並
列に接続し、各変換装置間で有効電力の授受を行う系統
連系装置において、各変換装置の交流系統と授受する有
効電力を制御する制御装置を、交流系統と授受する有効
電力を有効電力基準値と等しくするよう制御する有効型
カ一定制御および直流電圧を直流電圧基準値と等しくす
るよう制御する直流電圧一定制御および該有効型カ一定
制御の出力信号と該直流電圧一定制御の出力信号との最
大値又は最小値を選択する選択器とで構成し、連系運転
を行っている各変換装置の該選択器が最大値を選択する
よう設定されている場合には1台の変換装置の直流電圧
基準値を、残りの変換装置の直流電圧基準値よりも大き
くあるいは等しくし設定し、連系運転を行っている各変
換装置の該選択器が最小値を選択するよう設定されてい
る場合には1台の変換装置の直流電圧基準値を、残りの
変換装置の直流電圧基準値よりも小さくあるいは等しく
設定するようにした系統直流連系装置の制御装置。
(作用) 上記問題を解決するための手段がどのように作用するか
説明する。連系運転を行っている各変換装置の選択器が
最大値を選択している場合、直流電圧基準値が残りの変
換装置の直流電圧基準値よシ大きく設定されている変換
装置では直流電圧一定制御によシ直流電圧を一定に制御
し、残りの変換装置では有効型カ一定制御により有効電
力を一定に制御する。
連系運転を行っている各変換装置の選択器が最小値を選
択している場合、直流電圧基準値が残りの変換装置の直
流電圧基準値より低く設定されている変換装置では直流
電圧一定制御により直流電圧を一定に制御し、残りの変
換装置では有効型カ一定制御によシ有効電力を一定に制
御する。
上記問題を解決するための手段がどのように作用するか
実施例を用いて説明する。
(実施例) 第1図は本発明による実施例の構成を説明する図、第2
図および第3図は実施例の動作を説明する図をそれぞれ
示している。
第1図では第9図と同じ機能を遂行する装置には同じ符
号を付しである。90は有効電力制御装置を示し、93
は選択器をそれぞれ示している。
選択器93が最小値を選択するよう設定されている場合
について説明する。変換装置110および変換装置21
0は同じ機能を遂行する有効電力制御装置90を有して
いる。有効電力制御装置90は有効型カ一定制御910
と直流電圧一定制御920と選択器93から構成されて
いる。有効型カ一定制御910は有効電力検出器73が
らの有効電力Pを有効電力基準Pdpと一致させるよう
制御する有効電力指令PAPRを選択器93に出力し、
直流電圧一定制御920は直流電圧検出器72からの直
流電圧Eを直流電圧基準Edpと一致させるよう制御す
る有効電力指令PAVRを選択器93に出力する。選択
器93は有効電力指令PAPRと有効電力指令PAVH
のうち最小となるものを選択して有効電力指令P、。f
として?−)制御81に出力する。
f−)制御81は有効電力指令P4fと無効電力基準設
定器82からの無効電力指令Qrefからインバータ1
00通電時間幅を決定するr−)信号を出力する。
変換装置110と変換装置210の有効電力基準P と
直流電圧基準Edpと無効電力基準Qre/y と有効電力指令Pre/は異なることが多い。このため
、以降変換装置110内のPd  をPdpl ’ E
dpを”dpl ’ Qre7をQrefl * Pr
e/ t?Pre/1と呼び1変換装置210内のP 
 ftP、E  をE  、Qdp   dp2   
dp   dp2  re/をQra72 # Pre
/ t−Pre/2  にそれツレ設定シティるとする
直流電圧基準Edp1とEdp2はどちらが小さくても
よいが、ここでは直流電圧基準Edp、が直流電圧基準
Edp2より大きく設定されているとして説明する。こ
の場合、有効電力基m pdp、とEdp2は同じ正の
値が設定されているとする。
実施例の作用を第2図を用いて説明する。
第2図は第10図と同様に縦軸に直流電圧E。
をとり、横軸に変換装置110から変換装置210へ向
う直流電流Idを正として示しており、変換装置110
と変換器R210の動作をそれぞれ実線■と点線■とし
て示している。
まず、変換装置110の動作を示す実線■について説明
する。直流電流Idが負の値から正の値になるに従って
a点から21点を経てす、aまでの直線上を移動する。
このとき変換装置11θ内のAVR920は直流電圧E
を直流電圧基準値Edp。
に等しくするよう有効電力指令値PAVRを出力してい
る。変換装置110内のAPR910は有効電力基準P
dp1が正の値となっているため、b点とX点とC点を
通る直流電圧Eと直流電流■4の積が有動電力基準Pd
p、となるよう有効電力指令値PAPRを出力している
。しかし有効電力指令値PAPRFi、a点から21点
を経てb点に至る直前までは有効電力Pが有効電力基準
Pdp、以下である丸め、変換装置110内の減算器9
4の出力が正となっており、演算増巾器91の作用によ
り、有効電力指令値PAvRよりも大きな値が出力され
ている。これにより、変換装置110内の最小値を選択
している選択器93は有効電力指令値PAVRを有効電
力指令Pref[とじてf−)制御回路81に出力する
。b点からX点を経てC点に向かう動作は、変換装置1
10がb点での直流電流以上に直流電流を変換器R21
0に向って流そうとした場合、変換装置1ノθ内のAV
R9、? 0の出力である有効電力指令PAVRはAP
R910(1)出力である有効電力指令PAPRよυ大
きくなる。このため直流電圧Edを直流電流以上Edp
、とすることができなくなる。
つまり、APR910からの有効電力指令PAPRがA
VR920からの有効電力指令PAVRより小さくなり
、選択器93で有効電力指令PAPRが有効電力指令P
  として選択されてダート制御回路81ef1 に出力されることによシ行われる動作となっている。
以上により変換器110は直流電流■、を負の値から正
の値に向けて大きくしていくとき、第10図のa点と2
1点を経てb点に至り、さらにb点からX点を経てC点
に向う動作となることが分かる。
次に変換器21θの動作を示す点線■について説明する
。第2図では変換装置110から変換装置210へ向か
う直流電流!、を正としている。これは変換装置11θ
が系統10θから変換装置110に有効電力Pを送って
いる状態を正としていることを示しており、変換装置が
交流電力を直流電力として送り出している動作すなわち
順変換と言われる動作を示している。逆に変換装置が直
流電力を交流電力として送り出す動作は逆変換と呼ばれ
るが、変換装置110が逆変換を行っている場合に直流
電流I、を負としている。変換装置210では変換装置
110が順変換となっているとき逆変換動作を行ってお
り、変換装置110が逆変換動作を行りているとき順変
換動作を行っている。すなわち、変換装置110と変換
装置210では順変換と逆変換の動作が逆に行われてい
る。
故に第2図において変換装置210に関して直流電流工
6の正の方向を変換装置210から変換装置110へ向
かう方向を正と考えれば、変換装置210の動作は点線
■の如く同じ図面(第2図)上に表わされる。変換装置
210内の直流電圧基準値はEdp2になっているため
、変換装置210に関して直流電流工、を負から正に向
がって大きくしていけば変換装置2ノθ内のAVR92
00作用により81点から22点を経てb1点に至り、
さらに直流電流I、を大きくすれば変換装置210内の
APR910の作用により直流電圧E、と直流を流I。
の積が有効電力基準Pdp2に等しくなる曲線上をb1
点から01点に向う方向に動作点を移してゆく。
これまで第2図を用いて変換装置110と変換装置21
0の動作を各々説明してきたが、変換装置110と変換
装置210は連系されており有効電力の授受を行ってい
る。変換装置110と変換装置210が第2図に示す実
線■および点線■の動作を行っているときには第2図の
X点で動作が行われることKなる。これは変換装置11
0は直流電圧EdをEdplに上げようとし、変換装置
210が直流電圧E、を”dp2まで下げようとするた
め、変換装置110も変換装置210も直流電流I。
を変換装置110から変換装置210に向かって増やそ
うとする。しかし変換装置110の有効電力設定値P 
 が正であることにより、変換装置ref1 110は直流電圧E、をEdp2まで下げるX点まで動
作点を移動する。これにより、変換装置210もAVR
910の作用でX点で運転を行うことになる。この状況
では直流電圧E、をEdp2として有効電力を変換装置
110から変換装置210へ送っている。
変換装置110と変換装置210が第2図のX点で運転
を行っているとき変換装置110が運転を停止しても、
変換装置210は変換装置110からの直流電流■4が
零となることにより22点に動作点を移動して運転を続
けることができる。また変換装置210が運転を停止し
ても、変換装置110は変換装置210への電流が零と
なることにより、21点に動作点を移して運転を続ける
ことができる。
これは連系している2台の変換装置のうち1台が運転を
やめた場合でも残りの1台の変換装置が系統との間で無
効電力の授受を行う運転ができる効果を示している。
第3図は第1図の選択器93が最大値を選択するよう設
定されている場合の実施例の動作を説明する図である。
この場合変換装置210の直流電圧基準E は変換装置
110の直流電圧基準Edp1p2 よシ大きく設定されているとして説明する。また、説明
の都合上、変換装置110の有効電力基準Pdp、も変
換装置210の有効電力基準Pdp2も負の値としてい
る。第3図の実線が変換装置110の動作を示しておυ
、点線が変換装置210の動作を示している。第3図で
は変換装置110と変換装置210がともに運転してい
るときにはy点が動作点となっており、変換装置210
が停止したときには変換装置110は21点で運転が行
え、変換装置110が停止したときには変換装置210
は22点で運転が行えることを示している。この場合に
も連系している2台の変換装置のうち1台が運転をやめ
た場合でも残シの1台の変換装置が系統との間で無効電
力の授受を行う運転ができることが分かる。
第4図と第5図はさらに別の実施例を説明する図である
。第4図は3台の変換装置を直流端子を介して並列に接
続して有効電力の授受を行う3台の変換装置による系統
連系装置を示す図である。
第5図は第4図の各変換装置の動作を説明する図である
。第4図は第1図と同じ機能の装置には同じ符号を付し
ている。300は系統を示しておシ。
310は変換装置を示している。変換装置310は第1
図の変換装置110あるいは変換装置210と同じ構成
であるが、有効電力基準PdpはPdp3に設定されて
おり、直流電圧基準EdpはEdp3に設定されており
、無効電力基準Qre/けQref5に設定している。
第5図は変換装置110と変換装置210と変換装置3
ノθ内の各選択器が最小値を選択し、直流電圧基準がE
dpl > Edp 2 > Edp3となるよう設定
されておシ、また各有効電力基準Pdp1 ” dp2
およびPdp、が正の値を設定されている状況を示して
いる。第5図中実線のは変換装置110の動作を示し1
点線■は変換装置210の動作を示し、−点鎖線@は変
換装置310の動作をそれぞれ示している。第2図と同
様に直流電圧基準Edpが最小に設定されている変換装
置310のみ直流電流I。
の向きを変換装置110および変換装置210での直流
電流I、の向きと逆にして描いである。変換装置110
と変換装置210と変換装置310が連系して運転して
いる場合、変換装置110の動作点は11点となり順変
換を行って直流電流Id。
を流し、変換装置210の動作点は12点となり、順変
換を行って直流電流工d2を流している。変換装置31
0は直流電圧EdをEdp3に維持するとともに逆変換
を行りて直流電流!4.とId□の和の直流電流Idp
3を得ている。すなわち P”” (工dl +工d2)xEdp3で表わされる
有効電力Pを系統300に送り出している。
この運転状態で変換装置110が運転を停止しても、変
換装置210と変換後@、310は12点で運転が継続
できる。また変換装置210が運転を停止しても、変換
装置210と変換装置31゜Fix1点で運転ができる
。変換装置310が運転を停止した場合には変換装置1
10と変換装置210の動作は第2図の如くなるため、
第2図のX点が動作点となる。ちなみに変換装置310
が運転を停止した場合、変換装置210の運転が順変換
から逆変換に変化することになるが、これを防止するた
めの手段がいくつかある。その1つは変換装置110と
変換装置210の各直流電圧基準値E を等しくEdp
lに設定しておく方法である。
p これにより変換装置310が運転を停止した場合に変換
装置110と変換装置210のAVHの作用により、両
変換装置とも直流電圧EdをEdplにするよう動作し
、有効電力Pの授受を行わず、変換装#110と系統1
00との間でまた変換装置210と系統200との間で
無効電力の授受を行う運転が継続できる。
[発明の効果] 以上説明した如く1本発明には次の如き効果がある。
変換装置を直流端子あるいは直流線路を介して複数台並
列に接続し、各変換装置間で有効電力の授受を行う系統
連系装置において、各変換装置の交流系統と授受する有
効電力を制御する制御装置を、交流系統と授受する有効
電力を有効電力基準値と等しくするよう制御する有効室
カ一定制御および直流電圧を直流電圧基準値と等しくす
るよう制御する直流電圧一定制御および該有効室カ一定
制御の出力信号と該直流電圧一定制御の出力信号との最
大値又は最小値を選択する選択器とで構成し、連系運転
を行っている各変換装置の該選択器が最大値を選択する
よう設定されている場合には1台の変換装置の直流電圧
基準値を、残りの変換装置の直流電圧基準値よりも大き
くあるいは等しくして制御させ、連系運転を行っている
各変換装置の該選択器が最小値を選択するよう設定され
ている場合には1台の変換装置の直流電圧基準値を、残
りの変換装置の直流電圧基準値よりも小さくあるいは等
しくして制御させる手段を有するよう系統連系装置の制
御装置を構成することにより、連系運転を行っている1
台の変換装置が故障等で運転を停止しても残りの変換装
置を停止させず運転を行うことができるという効果があ
る。
以上では連系運転を行っている1台の変換装置の運転を
停止した場合としたが、運転できる変換装置が1台のみ
となりても、この1台の運転を継続できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による1実施例の系統連系装置の構成例
を説明する図、第2図は第1図の実施例の動作を説明す
る図、第3図は第1図の実施例の第2図とは別の動作を
説明する図、第4図は本発明による他の実施例を説明す
る3台の電圧源形自励式変換装置による系統連系装置の
構成を説明する図、第5図は第4図の実施例の動作を説
明する図、第6図は電圧源形自励式変換装置を説明する
図、第7図は電圧源形自励式変換装置を構成するインバ
ータ主回路の1構成例を説明する図、第8図は第7図の
インバータ主回路の動作原理を説明する図、第9図は系
統連系装置の従来例の構成を説明する図、第10図は第
9図の従来例の系統連系装置の動作を説明する図である
。 100.200・・・交流系統、110,210・・・
電圧源形自励式変換装置、1θ・・・インバータ。 20・・・直流コンデンサ、30・・・連系リアクトル
、40・・・変圧器、60・・・直流リアクトル、71
・・・変流器、72・・・直流電圧検出器、73・・・
有効電力検出器、81・・・デート制御回路、82・・
・無効電力基準設定器、90・・・有効電力制御装置、
910・・・有効室カ一定制御装置、920・・・直流
電圧一定制御装置、91.92・・・誤差増幅器、93
・・・選択器、94.95・・・減算器、96・・・有
効電力基準設定器、97・・・直流電圧基準設定器。 出願人代理人  弁理士 鈴 江 武 彦第3図 第4図 PJ5図 第6図 第7図 (a) 第8図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)交流電力を直流電力に変換したり又逆に直流電力
    を交流電力に変換し、交流系統と直流線路との間で電力
    の授受を行う電圧源形自励式電力変換装置を電圧源形自
    励式電力変換装置の直流端子を介してあるいは直流線路
    を介して複数台並列に接続し、各電圧源形自励式変換装
    置の間で電力の授受を行なう系統連系装置において、上
    記各電圧源形自励式変換装置が交流系統と授受する有効
    電力の制御装置を、交流系統と授受する有効電力を有効
    電力基準値と等しくするよう制御する有効電力一定制御
    および直流電圧を直流電圧基準値と等しくするよう制御
    する直流電圧一定制御および該有効電力一定制御の出力
    信号と該直流電圧一定制御の出力信号のうちの最小値を
    選択して電圧源形自励式変換装置が交流系統と授受する
    有効電力の所定値を決定する選択器とで構成し、各電圧
    源形自励式電力変換装置の制御装置のうち連系運転を行
    っている1台の電圧源形自励式電力変換装置の制御装置
    の直流電圧基準値を連系運転を行っている残りの電圧源
    形自励式電力変換装置の制御装置の直流電圧基準値より
    も小さくあるいは等しく設定することを特徴とする系統
    直流連系装置の制御装置。
  2. (2)交流電力を直流電力に変換したり又逆に直流電力
    を交流電力に変換し、交流系統と直流線路との間で電力
    の授受を行う電圧源形自励式電力変換装置を電圧源形自
    励式電力変換装置の直流端子を介してあるいは直流線路
    を介して複数台並列に接続し、各電圧源形自励式変換装
    置の間で電力の授受を行なう系統連系装置において、上
    記各電圧源形自励式変換装置が交流系統と授受する有効
    電力の制御装置を、交流系統と授受する有効電力を有効
    電力基準値と等しくするよう制御する有効電力一定制御
    および直流電圧を直流電圧基準値と等しくするよう制御
    する直流電圧一定制御および該有効電力一定制御の出力
    信号と該直流電圧一定制御の出力信号のうちの最大値を
    選択して電圧源形自励式変換装置が交流系統と授受する
    有効電力の所定値を決定する選択器とで構成し、各電圧
    源形自励式電力変換装置の制御装置のうち連系運転を行
    っている1台の電圧源形自励式電力変換装置の制御装置
    の直流電圧基準値を連系運転を行っている残りの電圧源
    形自励式電力変換装置の制御装置の直流電圧基準値より
    も大きくあるいは等しく設定することを特徴とする系統
    直流連系装置の制御装置。
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