JPH0123829Y2

JPH0123829Y2 -

Info

Publication number: JPH0123829Y2
Application number: JP1984107885U
Authority: JP
Priority date: 1984-07-17
Filing date: 1984-07-17
Publication date: 1989-07-20
Also published as: JPS6122657U

Description

【考案の詳細な説明】（産業上の利用分野）本考案は学習雑誌、絵本等の本に関する。

（従来技術）従来より学習雑誌、問題集等の本において英
語、数学等の問題とこれらの問題に対する解答を
設けたものは多い。この場合、解答は、問題が提
示された本誌頁と同一頁に設けられたもの、別頁
（たとえば次頁とか巻末頁）に設けられたもの、
あるいは別冊として本誌にはさんで設けられたも
の等様々のものがある。

又、子供等の絵本などにおいては、子供が読む
文章の他に母親などが子供に絵本の内容をさらに
詳しく読んで説明できるように解説欄等を設けた
ものがある。

（考案が解決しようとする問題点）しかしながら前者、学習雑誌、問題集におい
て、問題と解答が同一頁に設けられた場合は問題
を解こうとしている時に解答が先に目につき十分
問題を考えることができない。又、問題に対する
解答を別頁に設けた場合は前記のような問題はな
いが、逆に解答数が多い場合や、解答が長くて簡
単に覚えられない場合は、何度も問題を設けた頁
と解答を設けた頁を開かねばならず、不便であ
る。更に解答を別冊として設けた場合前記問題は
なくなるが、問題に対する解答が別冊となつてい
るため、解答（別冊）をなくしてしまうという問
題が生ずる。

また、絵本等の場合においては、この解説欄は
子供等に違和感を生じさせないよう目立たなく設
けることが多く、字が小さくなり、又、絵に重ね
て設けられたりするため、読みずらく、好ましく
ない。

（問題点を解決するための手段）上記問題点を解決するため、本考案は本を閉じ
た場合に凹部を形成する同一形状の窓を裏表紙を
除く表紙及び本誌全頁の各紙面の同一位置に穿設
し、該凹部に臨む前記裏表紙には該凹部内に入る
小さなミニ本を該凹部内で開閉可能にその裏表紙
を貼付けて設けてなる。

（作用）上記技術的手段は次のように作用する。本誌を
開いた場合でも窓４を通して裏表紙２に設けたミ
ニ本５が開閉自在となり、本誌を開きながらにし
て、これに対応するミニ本内容を自由に見ること
がができる。

（実施例）以下に本考案の好適一実施例を絵本（どうぶつ
えん）に例をとり添付図面に基づいて説明する。

第１図は本考案に係る絵本を閉じた正面図であ
り、第２図は第１図の絵本及びミニ本を開いた正
面図である。

第１図符号１は絵本を閉じた正面図であり、裏
表紙２を除く表紙３及び本誌全頁には各紙面下部
右寄りの同一位置に２個の台形底辺を横向きに突
き合わせたような左右対象な５角形の窓４，……
が穿設され、この複数の窓４，……により形成さ
れた凹部６内には、ミニ本５が閉じた状態におい
て、凹部６内右半分４ａを占めるように、ミニ本
５の裏表紙（図示しない）を糊等で絵本１の裏表
紙２裏面に糊等で添着して設けられている。この
ミニブツクは母親が絵本１を見て楽しむ子供等に
本誌内容等の動物等についてさらに詳しく説明で
きるような解説等を記述したものであり、ミニ本
５表紙５ａにはミニ本５の表題５ｂ「おかあさん
のほん」が設けられている。

第２図は第１図の絵本１及びミニ本５を開いた
正面図であり、22頁９である右頁紙面１０には、
「ごりら」の絵１１とその名前「ごりらくん」１
２が設けられ、21頁１２である左頁紙面１３に
は、「きりん」の絵１４とその名前「きりんちや
ん」１５が設けられている。

一方、開かれたミニ本５は、右頁紙面１６が22
頁１７でここには、絵本１本誌22頁に描かれた
「ごりら」１１についての解説文が、又左頁紙面
１７である21頁１８には、絵本１本誌21頁１２に
描かれた「きりん」１４についての解説文が記載
されており、このミニ本５22頁１７、21頁１８内
容を母親が読むことにより、絵本１本誌22頁９、
21頁１２それぞれの内容を説明することができ
る。

尚、本誌左頁紙面１３内の符号４は表紙３及び
本誌各頁に設けられた窓４，……であり、又凹部
６内に設けられたミニ本５は、窓４に臨み、凹部
６内で絵本１の開閉とは関係なく開閉自在であ
る。

以上本実施例では、一冊のミニ本５を絵本１裏
表紙に取り付けたが、ミニ本は一冊に限る必要は
なく、又裏表紙だけではなく、おもて表紙、ある
いは本誌頁紙面に取り付けるようにしてもよい。
更に、本実施例では表紙３に窓４を穿設したが、
ここにプラスチツク等の透明板を設けてもよく、
あるいは表紙には窓を設けず、本誌頁にのみ窓を
穿設してもよい。

（考案の効果）以上の説明より明らかな如く、本考案では本に
ミニ本を開閉自在に設け、このミニ本には本の内
容に対応する解説等を記載したため、効率よく内
容を理解することができ、本を楽しく読むことが
できる。

尚本実施例では、絵本を例にとつて示したが、
本考案は絵本だけでなく、英語、数学等の問題
集、学習雑誌等、あるいはクイズ集等にも利用で
き、利用範囲は極めて広い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案に係る絵本を閉じた正面図、第
２図は第１図の絵本及びミニ本を開いた正面図で
ある。そして図面中、１は絵本、２は裏表紙、３は表
紙、４は窓、５はミニ本、６は凹部である。

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

本を閉じた場合に凹部を形成する同一形状の窓
を裏表紙を除く表紙及び本誌全頁の各紙面の同一
位置に穿設し、該凹部に臨む前記裏表紙には該凹
部内に入る小さなミニ本を該凹部内で開閉可能に
その裏表紙を貼付けて設けたことを特徴とする
本。