JPH01237448A - 超音波探触子の支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、超音波探傷装置において超音波の送受波を行
なう超音波探触子を支持する超音波探触子の支持装置に
関する。

〔従来の技術〕

超音波探傷装置は物体内部を非破壊検査するのに用いら
れる装置と（７て良く知られている。この超音波探傷装
置は超音波探触子（以下単に探触子という）から被検体
内に超音波を放射し、その反射波を探触子で受信してこ
れを電気的信号に変換し、この電気的信号を処理するこ
とにより探傷を行なう。このようなン啄傷動作中、探触
子は被検体に対して所定の間隔を得るため上下方向（Ｚ
軸方向）に移動せしめられるとともに、被検体の所定の
領域を探傷する場合には左右方向（Ｘ軸、Ｙ軸方向）に
も移動せしめられる。探触子をこのように移動させるた
めの機構の概略を図により説明する。

第４図は従来の探触子支持装置の正面図、第５図はその
側向図である。図で、１は左右方向（Ｘ軸方向）に伸び
た導杆、２は導杆１上に移動可能に装架されたブロック
、３はブロック２上に上下方向（Ｚ軸方向）に移動可能
に装架されたＺ軸スキャナ、４は２軸スキヤナ３に設け
られたホルダ、５はホルダ４に固層された探触子である
。なお、導杆１の両端は紙面に垂直な方向（Ｙ軸方向）
に伸びた他の導杆上に、当該Ｙ軸方向に移動可能に装架
されている。又、ブロック２内にはＺ軸スキャナを駆動
する駆動機構が内蔵されているが図示されていない。

導杆１がＹ軸方向に移動せしめられることによｐ探触子
５がＹ軸方向に、又、ブロック２がＸ軸方向に移動せし
められることにより探触子５がＸ軸方向に、さらに、Ｚ
軸スキャナ３がＺ軸方向に移動せしめられることにより
探触子５がＺ軸方向にそれぞれ移動することとなる。こ
れにより、被検体に対する探触子５の位置を自由に制御
することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところで、探触子５の上Ｂ、２Ｘ、Ｙ、Ｚ軸方向の移動
（走査）は自動げ９に行なわれるのが通常である。この
ような自動走査装置においては、その誤操作や誤作動に
より、探触子５が被検体やこの被検体を支持している台
等に衝矢することがある。

そしてこのような場合、衝撃がすべて探触子５に加わり
、さらに、操作者がこれに気付いて自動走査装置を停止
させる壕では、探触子５に荷重が加わった状態が継続さ
れることになる。このため、高価な探触子５が破壊され
てし甘うという事態を生じていた。

本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、探触子
の破損を確実に防止することができる超音波探触子の支
持装置を提供するにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するため、本発明は、超音波探傷装置
の上下方向のスキャナに備えられる超音波探触子におい
て、この超音波探触子を固定するホルダと、前記スキャ
ナに設置されるとともに前記ホルダを上下方向移動口」
能に支持するガイドと、前記ホルダを下向きに押圧する
ばね部材と、前記ホルダに数句けられた腕部および前記
カイトの所定位置に数句けられた本体より成り前記腕部
と前記本体が近接したとき前記スキャナの駆動を停止さ
せるスイッチとを設けたことを特徴とする。

〔作　用〕

自動走査装置の誤操作又は誤動作により、スキャナの下
降において探触子が何かの物体に衡突すると、ホルダが
ばね部材を圧縮しながらガイド上を上方に変位する。こ
れにより探触子が受ける衝撃は大幅に緩和される。この
衝突にもかかわらずスキャナがさらに下降動作を継続す
ると、ガイドはスキャナとともに下降するがホルダはば
ね部材をさらに圧縮しながら衝突位置に留まる。一方、
ガイドの下降により、スイッチ本体とスイッチ腕部とが
近接するとスイッチが作動し、スキャナの駆動が停止さ
れる。これにより、探触子と物体の間の加圧力がそれ以
上増加するのを阻止する。

〔実施例〕

以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図、第２図および第３図はそれぞれ本発明の実施例
に係る圧出１図、側聞断面図および平田１図である。各
図で、１０は探触子を取付ける探触子ホルダであり、取
伺部１０ａ１探触子を挿入する挿入孔１０　ｂ　、取付
部１０　ａと連結しているスライダ１０Ｃ１および取付
部１．Ｏａとスライダ１０　ｃとの間の溝１０　ｄとで
構成されている。探触子は挿入孔１０　ｂに挿入された
後適宜の手段で取伺部１０　ａに固定される。

このように固定された状態で、探触子の先端部分は第４
，５図に示すものと同様、探触子ホルダ１０から突出す
る。

１１は探触子ホルダ１０を上下動自在に支持するホルダ
ガイドである。このホルダガイド１１は、垂直部１１ａ
、この垂直部１１　ａに形成された凹字状のガイド溝１
１　ｂ、このガイド溝１１　ｂの開口内方に突出する突
出部１１Ｃ１および底部１１　ｄで構成されている。上
記ガイド溝１１．　ｂには探触子ホルダ１０のスライダ
１０　Ｃが、又、探触子ホルダ１０の溝１０　ｄにはホ
ルダガイド１１の突出部１１　Ｃが、それぞれ互いに嵌
合し、これにより探触子ホルダ１０がホルダガイド１１
に案内されて上下動ｈ］能となる。ホルダガイド１１の
紙部１１　ｄは探触子ホルダ１０を支持する。このよう
なホルダガイド１１は、図示しないＺ軸スキャナに支持
される。

１２は螺棒であり、ホルダガイド１１の底部１１　ｄお
よび探触子ホルダ１０のスライダ１０　Ｃを貫通し、か
つ、ホルダガイド１１のガイド溝１１　ｂに沿って設け
られている。１２ａ、１２ｂは蝶棒１２を底部１１　ｄ
に固定するナツト、１２ｃ、１２ｄは後述するばね１３
のばね力を調節するナツトである。１３はスライダ１０
　Ｃとナラ）　１２　ｃとの間に装架されたコイル状の
ばねであり、スライダ１０Ｃを底部１１　ｄに押付ける
ように付勢されている。１４はホルダガイド１１の取付
部１１　ａにおける所定の位置に取付けられた磁気スイ
ッチ本体、１４　ａは本体１４に設けられたスリット、
１５は探触子ホルダに固定されたＬ字状の磁気スイッチ
腕部である。磁気スイッチ可動部１５のＬ字状の一辺は
磁気スイッチ本体１４のスリン）　１４　ａに挿入可能
の位置関係にある。

次に、本実施例の動作を説明する。超音波探傷装置によ
る探傷を行なう場合、探触子ホルダ１０に探触子が取付
けられる。今、自動走査装置が誤って操作され、図示さ
れないＺ軸スキャナが所定の位置を超えて下降を続ける
と、やがて探触子は例えば被検体に衝突する。この衝突
時、探触子が取付けられた探触子ホルダ１０は、ばね１
３のばね力に抗してガイド溝１１　ｂに案内されて上方
に変位する。

したがって、衝突により探触子が受ける衝撃は大幅に緩
和され、探触子が破損したり又はその内部に異常が生じ
ることはない。

上記の衝突後、さらにＺ軸スキャナが下降を続けると、
ホルダガイド１１もこれとともに下降してゆき、又、探
触子は被検体と接触したままの状態となる。このため、
ばね１３は圧縮されてゆき、探触子を被検体に押圧する
押圧力が増大してゆく。

一方、ホルダガイド１１の下降とともに磁気スイッチ本
体１４も下降してゆき、遂には磁気スイッチ腕部１５の
Ｌ字状の一辺がスリット１４　ａに入り込む状態となる
。この上うな状態となったとき、磁気スイッチ本体１４
の磁束分布に変化が生じ、磁気スイッチが作動する。こ
の磁気スイッチの作動により、図示されていない停止装
置が起動して自動走査装置を強制的に停止させる。した
がって、探触子に対するばね１３の加圧力の増加は阻止
され、探触子の破損や故障は未然に防止される。

なお、上記実施例の説明では、ホルダガイドを２軸スキ
ヤナに取付ける例について説明したが、ホルダガイドと
Ｚ軸スキャナを一体成形することもできる。又、磁気ス
イッチに代えて光スィッチや機械的なマイクロスイッチ
を用いることもできる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明では、探触子を取付けるホル
ダをガイドに上下方向移動可能に支持し、当該ホルダを
ばね部材で押圧するようにしたので、探触子と他の物体
とが衝突したときの衝撃を緩和し、衝撃による探触子の
破損や故障を防止することができる。又、スキャナの下
降が所定位置を超えて継続されるとき、スイッチを作動
させて当該下降を停止するようにしたので、スキャナが
下降を継続することによって生じる探触子の破損や故障
をも防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図および第３図は本発明の実施例に係る探
触子の支持装置の正面図、側面断面図および平面図、第
４図および第５図は従来の探触子の支持装置の正面図お
よび側面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　超音波探傷装置の上下方向のスキャナに備えられる超
   音波探触子の支持装置において、この超音波探触子を固
   定するホルダと、前記スキャナに設置されるとともに前
   記ホルダを上下方向移動可能に支持するガイドと、前記
   ホルダを下向きに押圧するばね部材と、前記ホルダに取
   付けられた腕部および前記ガイドの所定位置に取付けら
   れた本体より成り前記腕部と前記本体とが近接したとき
   前記スキャナの駆動を停止させるスイッチとを設けたこ
   とを特徴とする超音波探触子の支持装置