JPH01237294A - 航空機用エンジン抽気ダクト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は航空機のエンジン抽気分配のために用いられる
エンジン抽気ダクトに関する。

〔従来の技術〕

航空機用エンジン抽気ダクトは内圧、熱応力、気流によ
る撮動、機体撮動、変形等をうけ極めて苛酷な条件で使
われる。一方破損等により洩れが発生した場合、流出す
る高温高圧の空気が機体の安全上大きな影響を及ぼすお
それがある。

従来の航空機のエンジン油気ダクトは前述のような負荷
によるダクトの応カレ（ルを妥当な値にまで下げる目的
でダクト系統の適所に、フレキシブル・はローズ、カッ
プリング、曲げ部等の応力緩和部を設けていた。

又、ダクトの周囲に洩ｈセンサを設け、洩わを検知した
場合、ダクト上流のバルブをしゃ断する手段を講じたり
、更には洩れが生じても２次損傷が生じないよう次のよ
うな対策な行なっていた。

（１）　　ダクト周囲の耐熱性の低い部品を熱シールド
９でカバーする。

（２）可能なかぎり耐熱性の低いものの耐熱性を改善す
る。

（３）耐熱性の低い部品をダクトから遠くへ移設する。

（４）　　ダクトのルートを変更する。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来のエンジン抽気ダクトには解決すべき次の課題
があった。即ち、ダクトの応力レベルを下げるために設
けるフレキシブル・ベローズやカップリングは反面、洩
れを許容しているため全体的な対策効果を減殺するおそ
わがある。

これの対策として洩りを生じないダクトの曲げ部を多く
すると必要な装備スペースが増加する・又前述のダクト
の洩れに対するｆｉｌ〜（４）項の２次損傷防止策は設
計の自由度を低下させ、コスト増やｕＣＭ増をまねき、
場合によっては実現困難になるという不具合がある。

ダクトの周囲に洩れセンサを設け、洩れ発生時に上流の
バルブをしゃ断する手段は、現在のセンサが不具合を点
状或いは線状に検知するという実状からダクトの如何な
る箇所の洩れでも検知できるものではなく、又、パイロ
ットの操作遅れが許容さねないという問題もある。従っ
て、従来、本ダクト系統の設計では上記各種対策の組合
せ忙よって安全性、信頼性を確保せざるを得す、検討内
容もかなり複雑で、多くの経験Ｅ工夫が必要であった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記課題の解決手段として、軸方向への伸縮を
許容可能な内側ダクトと、同内側ダクトをスペーサを介
して半径方向に適宜の空間を保ち気密状に取巻く外側ダ
クトと、同外側ダクトの内と外とを連通ずるオリフィス
を有するイントラインと、上記外側ダクト内の圧力によ
って作動可能に設けられた圧力スイッチとを具備してな
ることを特徴とする航空機用エンジン油気ダクトを提供
しようとするものである。

〔作　用〕

本発明は上記のように構成されるので次の作用を有する
。即ち、伸縮を許容する内外ダクトは、振動や熱歪等に
対して応力を緩和する。又、内側ダクトの外側を外側ダ
クトが取巻くので、万一、内側ダクトから異常漏洩があ
っても、差当って外側ダクトが、それを緩和すると同時
Ｋ、圧力スイッチを作動させて連帯なく是正措置を警告
する。

そし工高まった内圧はベントラインのオリフィスに制限
されながら徐々に排出されてゆく。

〔実施例〕

本発明の一実施例について第１図により説明する。図は
本実施例のエンジン抽気ダクトの縦断面を示すもので後
述の内側ダクトあと外側ダク）３６かも成る２重ダクト
をなし外側ダクト３６に通気ラインと圧力センサ系統が
接続された構造をなし、図に２点鎖線で示される、乗組
員のいる部屋ないしは電子機器等が納められる空間を貫
通してたとえば主颯前縁へ防水のために導かわたり、エ
アコンや風防の曇り止めその他に供せられている。

内側ダクト３５はステンレス製のダクト１，２゜３．４
．５がカップリング６．７及び軸方向の伸びと曲げを吸
収するフレキシブルコネクタ８および９によって一体に
接続されてなっている。外側ダクト３６は、ガラスクロ
スにシリコン・ゴムを含浸させコイル状のワイヤで補強
したフレキシブルダクトδ、それを壁２８．２９に結合
するためのステンレス製のジ１イン）　１８　、１９、
フレキシブルダクト５とステンレスジツィント１８．１
９とを嵌めて固定するためのダクトクランプが、２７か
らなっている。

内側ダク）３５と外側ダク）３６との半径方向の関には
それらの間隔を保つためシリコンやテフロン材等よりな
るスイーサ田、３１が挿入されている。

ダクト１および同５には７ランジ１０および同１１がｚ それぞれ溶接されていて、ガスケットＷ　、　１３　、
１６゜１７をはさんで、ジ■インド１８　、１９のフラ
ンジと壁墓、２９にボルト１４．１５で共締めされてい
る。ジ１インド１８には圧力センサ系統として、圧力ス
イッチｎが取付けられており、又通気系統として圧力ス
イッチｎの作動圧を生じさせ、かつ、漏洩気体の排出量
を調節するためのオリフィス２１を有する通気ライン頷
が取付けられている。この通気ライン加は機体の上昇下
降に伴う正圧、負圧のリリーフや地上での洩れチエツク
その他に用いらねる。

圧力スイッチ２２には、警報灯るおよび電源ハが電気的
に接続されていて、内側ダクト５の異常漏洩を警報する
。

尚通気ライン加の先端は、洩ねたエンジン抽気によって
有害な影響を受けない箇所に向けられ【いる・たとえば
有害な気体が排出されるような場合は排出口を機外へ開
放するが、そうでない場合は図に２点鎖線で示す区画内
に排出して異常漏洩の早期発見に役立つよう配慮しであ
る。

本実施例は上記のように構成されるので、内側ダク）３
５及び外側ダクト３６は共にフレキシビリティを有して
耐振性、耐熱歪性に富み、しかも内側ダク）３５の何れ
の部位に４ｉがあっても、そ引が許容量を越えている場
合は通気ラインｍからの放出がオリフィス２１によって
抑制されているため外側ダク）３６内の内圧が高まって
圧力スイッチｎが働き、警報灯２３によって異常を直ち
に警報するため、乗務員は直ちに抽気遮断その他の是正
アクションをとることができる。

なお、上記実施例では圧力スイッチｎの作動対象に警報
灯を用いたが、たとえばブザーであってもよく、或は抽
気遮断装置であってもよく、更には別の対策手段であっ
てもよい。

〔発明の効果〕

本発明は上記のように嘴成されるので次の効果を有する
。即ち、内側ダクトに異常な洩れが発生した場合、いか
なる箇所の洩ねでも圧力センサが作動するので、確実に
、＆イロットが硫認できる上、２重ダクトなので洩れが
生じても直ちに周囲に被害を及ぼすことはない。従って
安全性が高く、ダクトルート選定上自由度が高い。又通
気ラインのオリフィスにより、内圧が確保できるので一
時的なシステムの作動が保証できる。

通気ラインは、コネクタ部等の許容量ね放出、機体上昇
降下による正圧、負圧ＩＪ　ＩＪ−フの信地上での洩れ
チエツクを容易にする。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の縦断面図である。 １．２，３，４．５・・・ダクト　　６，７・・・カッ
プリング８．９・・・フレキシブルコネクタ １０．１１・・・フランジ　　　１２　、１３・・・ガ
スケット１４　、１５・・・ボルト　　　　１６　、１
７・・・ガスケット１８　、１９・・・ジｌインド　　
加・・・通気ライン２１・・・オリフィス　　　　ｎ・
・・圧力スイッチｎ・・・警報灯　　　　　　Ｕ・・・
電源５・・・フレキシブルダクト ２６　、２７・・・ダクトクランプ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　軸方向への伸縮を許容可能な内側ダクトと、同内側ダ
   クトをスペーサを介して半径方向に適宜の空間を保ち気
   密状に取巻く外側ダクトと、同外側ダクトの内と外とを
   連通するオリフィスを有するベントラインと、上記外側
   ダクト内の圧力によって作動可能に設けられた圧力スイ
   ッチとを具備してなることを特徴とする航空機用エンジ
   ン抽気ダクト。