JPH01235588A - 赤血球由来Cu,Zn型スーパーオキシドジスムターゼ及びカタラーゼを製造する方法 - Google Patents

赤血球由来Cu,Zn型スーパーオキシドジスムターゼ及びカタラーゼを製造する方法

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JPH01235588A
JPH01235588A JP5952588A JP5952588A JPH01235588A JP H01235588 A JPH01235588 A JP H01235588A JP 5952588 A JP5952588 A JP 5952588A JP 5952588 A JP5952588 A JP 5952588A JP H01235588 A JPH01235588 A JP H01235588A
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JP
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catalase
anion exchanger
sod
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superoxide dismutase
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JP5952588A
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Sadami Sekiguchi
定美 関口
Keizo Ito
敬三 伊藤
Kiyoshi Fukui
福井 喜代志
Masayuki Watanabe
正幸 渡辺
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NIPPON SEKIJIYUUJISHIYA
Ube Corp
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NIPPON SEKIJIYUUJISHIYA
Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、溶血液から赤血球由来Cu 、 Zn型スー
パーオキシドジスムターゼ(以下、単にSODという)
及びカタラーゼを製造する方法に関する。さらに詳しく
は、溶血液を陰イオン交換体で処理することによって、
SOD及びカタラーゼを共に回収する方法に関する。
(従来技術と発明が解決しようとする課題)SODは、
下式に示す不均化反応によりスーパーオキシドを消失さ
せる作用を有する酵素であ20i+2H”−−→0□+
H2O2 カタラーゼは、下式に示す反応により、SODの作用に
よってスーパーオキシドから変換・生成された過酸化水
素を無害な水と酸素に分解する酵2H20,2H20+
02 したがって、SOD及びカタラーゼは、生体内で酸素分
子から発生したスーパーオキシドあるいはそれから生成
する過酸化水素などの活性酸素に起因する、組織障害、
例えば、炎症、変形性関節炎、慢性関節リウマチ、未熟
児酸素網膜症、白内障、アドリアマイシンなどの制癌剤
の副作用、虚血部分への血流再開に伴う障害などに対す
る有効な治療剤として注目されている。溶血液からのS
OD及びカタラーゼの製造方法は、例えば、ジャーナル
・オブ拳バイオロジカル・ケミストリ  、 Jこ−2
1−32   (11)   、4299   (19
65)   ;   アチーブズーオブ拳バイオケミス
トリー拳アンド・バイオフィジクス、上50,606 
(1972);ジャーナル・オブφバイオロジカル・ケ
ミストリー、247 (21)、7043 (1972
)に開示されている。しかしながら、これらの方法は高
純度のSOD及びカタラーゼを効率よく回収・取得する
ことができず、工業生産に適したものとは言い難い。
赤血球中の蛋白質の96%はヘモグロビンであり、赤血
球からSOD及びカタラーゼを精製するためにはSOD
及びカタラーゼの回収率を低下させることなくヘモグロ
ビンを除去することが重要である。ヘモグロビンの除去
法として土橋法[ビオヘミシェ・ツァイトシュリフト、
上40.63(1923)]が知られているが、この方
法を用いた場合、ヒト赤血球からのSODは種々の異性
体の生成となり、純度よ<SODが得られないことが示
されており、この問題を解決するために溶血液を陰イオ
ン交換体で処理する方法が開示されている[ジャーナル
◆オブφバイオロジカル・ケミストリー、l土7 (2
1)、7043(1972)]、また、溶血液からカタ
ラーゼを回収する方法として、陰イオン交換体で処理す
る方法が開示されている[アチーブズφオブ・バイオケ
ミストリー・アンド・バイオフィジクス。
150.606 (1972);ヨーロピアン会ジャー
ナル・オブ拳バイオケミストリー、上」。
49 (1969)、ジャーナル金オブ・バイオロジカ
ルeケミストリー、2±0(11)。
4299 (1965)]、Lかしながら、これらの方
法では、樹脂の目詰りが生じ、処理に時間を要し、有効
にヘモグロビンを除去することができないという問題が
あるほか、原料赤血球の保存期間が延びるにつれ、カタ
ラーゼの回収率が低下(4°C130日保存で回収率が
115〜1/4に減少)し、SOD及びカタラーゼを共
に効率よく回収することができないという問題がある。
また、これらの陰イオン交換体処理において、有機アミ
ン系緩衝液を使用すると、得られたSOD及びカタラー
ゼを共に含む画分からカタラーゼを分離精製する際、硫
安分画、ゲル口過、陰イオン交換クロマトグラフィー、
陽イオン交換クロマトグラフィー、メタルキレーティン
グアフィニティクロマトグラフィーなどの公知の方法で
は分離できない不純物がカタラーゼ中に混入するという
問題もある。
(課題を解決するための手段) そこで、本発明者らは、溶血液からSOD及びカタラー
ゼを共に回収する方法において、上記問題を解決するこ
とを目的として観念検討を行った。その結果、溶血液を
、ある物質の存在下で、あるいは、ある緩衝液で平衡化
させた陰イオン交換体で処理することにより、上記した
従来技術の問題点が解決できることを見い出し1本発明
を完成した。
本発明は、非イオン性界面活性剤の存在下、陰イオン交
換体で処理するか、p)17.2〜7.5のリン酸緩衝
液で平衡化した陰イオン交換体で処理することを特徴と
するSOD及びカタラーゼの製造方法である。
本発明で使用される溶血液は、ヒト、サル、ウシ、ウマ
、ヒツジ、ブタ、ヤギなどの哺乳動物の血液から1例え
ば、遠心分離などの公知の方法で血禁成分を除いて得ら
れる赤血球を生理食塩水で洗浄したのち、得られた血球
画分に等容量の蒸留水、または非イオン性界面活性剤を
含む蒸留水を加えて溶血し、透析あるいはゲル口過など
の公知の方法によって脱塩をすることによって得ること
ができる。この溶血操作において、非イオン性界面活性
剤を用いると、SOD及びカタラーゼの回収率を向上さ
せることができる。
本発明で使用される陰イオン交換体は、交4!!!!基
としてジエチルアミノエチル基などの三級アミン及びト
リメチルアミノエチル基などの四級アンモニウム塩・及
び担体としてセルロース、デキストラン、アガロース、
合成ポリマーなどからなるイオン交換体である。
例えば、イオン交換基として三級アミンを有するイオン
交換体としては、イオン交換基としてジエチルアミノエ
チル基を有するセルロースイオン交換体、デキストラン
イオン交換体、アガロースイオン交換体、合成ポリマー
イオン交換体が挙げられる。イオン交換基として四級ア
ンモニウム塩を有するイオン交換体としては、イオン交
換基としてジエチル−2−ヒドロキシプロピルアンモニ
ウム基を有するセルロースイオン交換体、デキストラン
イオン交換体、アガロースイオン交換体、合成ポリマー
イオン交換体、ジエチルメチルアンモニウム基を有する
セルロースイオン交換体、デキストランイオン交換体、
アガロースイオン交換体、合成ポリマーイオン交換体、
及びトリメチルアンモニウム基を有するセルロースイオ
ン交換体、デキストランイオン交換体、アガロースイオ
ン交換体、合成ポリマーイオン交換体などが挙げられる
0合成ポリマーイオン交換体として使用される合成ポリ
で−としては、ビニル系およびスチレン系のポリマーが
挙げられる。
具体的な陰イオン交換体としては、例えば、DE−52
(ワットマン社)、DEAE−セファ−セル(ファルマ
シア1.DEAE−セファデックスA25およびA30
(ファルマシア社)、DEAE−セファロースCL−6
B (ファルマシア社)、DEAE−セファロースツア
ーストフロラ(ファルマシア社)、DEAE  BIO
−GEL  A(バイオラッド社)、DEAE−)ヨパ
ール(東ソーM)、QAE−セファデックスA25およ
びA50 (ファルヤシ7社)、Q−セファロースCL
−6B (ファルマシア社)、Q−セファロースツアー
ストフロラ(ファルマシア社)などが挙げられる。イオ
ン交換体の使用量は、溶血液12に対して、通常、0.
1〜1文である。この使用量が、0.11より少ないと
SODおよびカタラーゼを十分に回収できないので好1
しくなく・ 11を超えると混合物の撹拌を円滑に行う
ことができなく、また非効率的であって好ましくない。
本発明の第1の方法は、非イオン性界面活性剤の存在下
・溶血液を陰イオン交換体を用いて処理する方法である
。用いる非イオン性界面活性剤としては、ポリオキシエ
チレンデシルエーテル、ポリオキシエチレンドデシルエ
ーテル、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリ
オキシエチレン−p−(t−オクチル)フェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレン・p−ノニルフェニルエーテル
、モノラウリン酸ソルビタン、モノパルミチン酸ソルビ
タン、モノステアリン酸ソルビタン、モノオレイン酸ソ
ルビタン、ポリオキシエチレンモノラウリン酸ソルビタ
ン、ポリオキシエチレンモノパルミチン酸ソルビタン、
ポリオキシエチレンモノステアリン酸ソルビタン、ポリ
オキシエチレンモノオレイン酸ソルビタンなどのうち、
ポリオキシエチレンの重合度が7〜25の合成非イオン
性界面活性剤およびステロイド骨格を有するサポニンな
どの天然の非イオン性界面活性剤が挙げられる。
具体的な非イオン性界面活性剤としては、例えば、Br
1j35、Br1j56、Br1j5B、Br1j  
 76 、  Br1j96 、  Br1j98 、
  ト リ ト ンX−100、トリトンX−102、
トリドアX−165、エマルジエン106.エマルジエ
ンiog、エマルジエン220、エマルジエン810、
ツウィーン20などが挙げられる。
非イオン性界面活性剤は、陰イオン交換体と接触させる
際に系に存在していればよいが、通常は、陰イオン交換
体と接触させるべき溶血液中に存在させておくのが良い
、すなわち、非イオン性界面活性剤は溶血操作中に添加
しておくか、できた溶血血液に直接添加するか、あるい
は、透析及びゲル口過など公知の方法により脱塩する際
にこのものの存在下で行うことにより、陰イオン交換体
と接触させるべき溶血液中に存在させることができる。
非イオン性界面活性剤の存在量は、通常0.05〜0.
5%(W/V)であるが、その量が0.05%未満であ
ると樹脂の目詰りがおこり、また樹脂の汚れもひどくな
るので好ましくなく、0.5%を超えてもその添加効果
に差がなく、非経済的であり、また過剰の界面活性剤に
よりタンパクが変性を受けるなどの理由で好ましくない
、かくして非イオン性界面活性剤を存在させた溶血液は
、例えば、PH6,5〜7.5の1〜10 m M 9
度の緩衝液で平衡化した陰イオン交換体を加え、混合物
を緩かに1〜6時間、好ましくは2〜3時間、撹拌した
のち、混合物を吸引口過し、使用した陰イオン交換体の
3倍容量の前記緩衝液で洗浄し、SOD及びカタラーゼ
を吸着した陰イオン交換体を集め、これをカラムに充填
し、次にカラムを、使用した陰イオン交換体の2〜4倍
量の前記Is衝液に0.05〜0.1のイオン強度にな
るように塩類を加え、pHを6〜7に調整したもの、あ
るいは平衡化した緩衝液と同一成分、pHが6〜7、濃
度が50〜100mMの緩衝液で展開することによって
SOD及びカタラーゼを精製することができる。また、
本発明の方法においては、陰イオン交換体による処理は
、前記方法に限られることなく、例えば、初めに陰イオ
ン交換体をカラムに充填し、これをpH6,5〜7.5
の1〜10mMの緩衝液で平衡化したのち、前述の非イ
オン性の界面活性剤の存在する溶血液を通し、使用した
陰イオン交換体の5倍容量のPH6,5〜7.5の緩衝
液で洗浄後、前述と同一の展開液により展開することに
よっても実施できる。緩衝液としては、リン酸ナトリウ
ム塩、カリウム塩、及びトリエタノールアミンの塩酸塩
あるいは酢酸塩などの有機アミンの塩酸塩あるいは酢酸
塩が使用できる。添加する塩類としては、塩化ナトリウ
ム、酢酸ナトリウム、酢酸アンモニウム、塩化カリウム
、塩化アンモニウムなどが適当である。
本発明の第2の方法は、溶血液をpH7、2〜7.5の
リン酸緩衝液で平衡化した陰イオン交換体で処理するこ
とによってSOD及びカタラーゼを精製する方法である
本発明において用いられるリン酸緩衝液のpHが7.2
より低いとカタラーゼの回収量が低下し、7.5より高
いとタンパクの変性が過度に促進され好ましくない。
本発明の方法は、溶血液をpH7,2〜7.5のリン酸
緩衝液で平衡化した陰イオン交換体と接触・処理する方
法であれば、いかなる方法によってもよいが、例えば、
溶血液にpH7、2〜7.5のリン酸緩衝液で平衡化し
た陰イオン交換体を加え、混合物を緩かに1〜6時間、
好ましくは2〜3時間撹拌した後、混合物を吸引口過し
、使用した陰イオン交換体の3倍容量の前記リン酸緩衝
液で洗浄しSOD及びカタラーゼを共に吸着した陰イオ
ン交換体を集め、これをカラムに充填する。それから、
カラムを使用した陰イオン交換体の2〜4倍容量の前記
リン酸緩衝液で洗浄したのち、pH6,8の50mMリ
ン酸緩衝液で展開することによってSOD及びカタラー
ゼを精製することができる。また、本発明の方法は、前
記方法に限られることなく、初めに陰イオン交換体をカ
ラムに充填し、これをp)!7.2〜7.5のリン酸緩
衝液で平衡化したのち、これに溶血液を通し、使用した
陰イオン交換体の5倍量のpH7、2〜7.5のリン酸
緩衝液で洗浄後、pH6,8の50mMリン酸緩衝液で
展開することによっても行われる。
なお、本発明の方法においては、第1方法において述べ
た非イオン性界面活性剤を存在させる方法と、第2方法
において述べた、pH7、2〜7.5のリン酸緩衝液で
平衡化した陰イオン交換体を用いて処理する方法とを組
合せた方法、すなわち、非イオン性界面活性剤の存在化
、pH7、2〜7.5のリン酸緩衝液で平衡化した陰イ
オン交換体を用いて処理する方法が最も好ましい。
このようにして得られるSOD及びカタラーゼを共に含
む画分からは、硫安分画、陰イオン交換クロマトグラフ
ィー、陽・イオン交換クロマトグラフィー、メタルキレ
ーティングアフィニティクロマトグラフィーなどの公知
の方法を用いて更に精製することにより、高純度のSO
D及びカタラーゼを得ることができる。
(実施例) 本発明を実施例及び参考例により、更に詳しく説明する
が、本発明の範囲はこれらの例に限定されるものではな
い。
本発明の実施例及び比較例において、SODの活性測定
は、リボフラビン、メチオニン存在下に可視光を照射す
ることにより生じたスーパーオキシド(0ミ)によるニ
トロブルーテトラゾリウム(NBT)の還元をSODが
阻害することを利用したビューチャンプとフリートピッ
チの方法に従って行った[アプリティカル・バイオケミ
ストリー、±4 、276 (1971)参照]、カタ
ラーゼの活性測定はシンハの方法に従って行った[アプ
リティカル・バイオケミストリー、生1゜389 (1
972)参照]。
11町」 3週間、4℃にて保存したヒ)CPD加濃厚赤血球を用
いた。4℃、1500XG、15分遠心分離した。上清
液を除去後、沈降した赤血球を生理食塩水で3回洗浄し
た。この赤血球沈澱l容に、0.2%(W/V)のサポ
ニンを含む冷水l容を加え、4°Cに1時間撹拌し溶血
した。溶血液を1mMリン酸緩衝液に対して透析し、脱
塩を行った。
1考涜」 3週間、4℃にて保存したヒ)CPD加濃厚赤血球を4
℃、1500XGで15分遠心分離した。上清液を除去
後、沈降した赤血球を生理食塩水で3回洗浄した。この
赤血級沈殿l容に、0.4%(W/V)のトリトンX−
100を含む冷水l容を加え、4℃に1時間撹拌し溶血
した。
実」1帆」 カラム(φ2cmX!15.5cm)に、1mMリン酸
緩衝液(pH7、2)を用いて平衡化したDE−52(
ワットマン社)18−を充填した。これに、参考例1で
得られた溶血液に0.1%(W/V)になるようにトリ
トンX−100を添加した溶液20−を通した。このと
きの流速は2.3ml / m ! nであった。溶血
液を通した後、60−の前記平衡化用緩衝液で洗浄し、
次いで50mMリン酸緩衝液(pH6、8) 50wJ
で展開し、SOD及びカタラーゼを共に含む両分を得た
。SOD及びカタラーゼの活性回収率は、それぞれ、8
5%及び75%であった。
1庭1」 カラム(φ2cmX15 、5cm)に、1mMリン酸
緩衝液(pH7、2)を用いて平衡化したDE−52(
ワットマン社)18−を充填した。これに、参考例1で
得た溶血液に0.1%(W/ V )になるようにツウ
ィーン20を添加した溶液2〇−を通した。このときの
流速は2 、4+a//ll1nであった。溶血液を通
した後、60−の前記平衡化用緩衝液で洗浄した後、次
いで50mMリン酸緩衝液(p)16 、8) 50−
で展開し、SOD及びカタラーゼを共に含む画分を得た
。SOD及びカタラーゼの活性回収率は、それぞれ、8
3%及び75%であった慟 又立胴」 参考例2で得た溶血液を透析用セルロースチューブに入
れ、4℃で、1mMリン酸緩衝液(pH7、2)に対し
て透析脱塩を行った。1mMリン酸緩衝液(pH7、2
)で平衡化したDE−52(ワットマン社)を用い、上
記の処理を施した溶血液を回分式で処理し、蛋白質の吸
着したDE−52を平衡化に珀いた同一の緩衝液で洗浄
し、非吸着物を洗い流した。洗浄後の蛋白の吸着したD
E−52をカラムにつめ、DE−52の樹脂容量の3倍
量の50mMリン酸緩衝液(pH6,8)で展開し、S
OD及びカタラーゼを共に含む両分を得た。非吸着部分
及び洗浄部分を素通り画分とし、50mMリン酸緩衝液
溶出部分を吸着画分とし、各々のSOD及びカタラーゼ
活性を測定した。溶血液よりの活性回収率は以下の通り
であった。
活性回収率(%) 素通り画分     09 吸着画分   87   82 参考例2で得た溶血液を透析用セルロースチューブに入
れ、4℃で、1mMリン酸緩衝液(p)17 、5)に
対して透析脱塩を行った。1mMリン酸緩衝液(pH7
、5)を用いて平衡化したDE−52(ワットマン社)
を用い、上記の処理を施した溶血液を回分式で処理し、
蛋白質の吸着したDE−52を平衡化に用いた同一の緩
衝液で洗浄し、非吸着物を洗い流した。以下の操作は実
施例3と同様に行った。
活性回収率(%) SOD     カタラーゼ 素通り画分     0       0吸着画分  
 85  〜100 参考例2で得た溶血液を透析用セルロースチューブに入
れ、4°Cで、1mMリン酸緩衝液(p)17 、0)
に対して透析脱塩を行った。1mMリン酸緩衝液(PH
7,0)を用いて平衡化したDE−52(ワットマン社
)を用い、上記の処理を施した溶血液を回分式で処理し
、蛋白質の吸着したDE−52を平衡化に用いた同一の
緩衝液で洗浄し、非吸着物を洗い流した。以下の操作は
実施例3と同様に行った。
活性回収率(%) 素通り画分     0     77(混りが多い) 吸着画分   85    11 (発明の効果) 本発明の方法によれば、SOD及びカタラーゼの精製に
用いられる陰イオン交換体の目詰りが生じ難く、そのた
め処理に要する時間も短縮されるという処理操作上の利
点が得られるほか、目的とするSOD及びカタラーゼの
回収率も高く、かつ回収されたSOD及びカタラーゼの
純度が高く、これをさらに精製することにより一暦高純
度のSOD及びカタラーゼをそれぞれ得ることができる
という利点を得ることができ、本発明の方法は、産業上
極めて有用な発明であるということができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、溶血液を、非イオン性界面活性剤の存在下、陰イオ
    ン交換体で処理することによって、Cu、Zn型スーパ
    ーオキシドジスムターゼ及びカタラーゼを共に回収する
    ことを特徴とするCu、Zn型スーパーオキシドジスム
    ターゼ及びカタラーゼの製造方法。 2、非イオン性界面活性剤の存在下、陰イオン交換体で
    処理する代わりに、pH7.2〜7.5のリン酸緩衝液
    で平衡化した陰イオン交換体で処理することを特徴とす
    る請求項1記載のCu、Zn型スーパーオキシドジスム
    ターゼ及びカタラーゼの製造方法。
JP5952588A 1988-03-15 1988-03-15 赤血球由来Cu,Zn型スーパーオキシドジスムターゼ及びカタラーゼを製造する方法 Pending JPH01235588A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257394A (en) * 1971-09-22 1977-05-11 Nat Res Dev Imdroved collecting method of enzyme
JPS56148287A (en) * 1980-04-21 1981-11-17 Forenede Bryggerier As Recovery of enzyme from blood
JPS5925682A (ja) * 1982-08-04 1984-02-09 Toyo Soda Mfg Co Ltd Cu,Zn−ス−パ−オキサイド・デイスムタ−ゼの単離・精製法

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