JPH01233225A - 抗炎症剤および免疫調節剤としてのサイクロフイリンの使用 - Google Patents

抗炎症剤および免疫調節剤としてのサイクロフイリンの使用

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JPH01233225A
JPH01233225A JP1015211A JP1521189A JPH01233225A JP H01233225 A JPH01233225 A JP H01233225A JP 1015211 A JP1015211 A JP 1015211A JP 1521189 A JP1521189 A JP 1521189A JP H01233225 A JPH01233225 A JP H01233225A
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Joseph David Irr
ジヨゼフ・デイビツド・イアー
Bruce Donald Jaffee
ブルース・ドナルド・ジヤフイー
Michael Anthony Lischwe
マイクル・アンソニー・リシユウエ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の背景 サイクロフィリンは免疫抑制剤であるサイクロスポリン
Aを結合し広く様々な組織中に存在する細胞質ゾル性タ
ンパク質(cystosolle protein)で
ある(llandschuiacher et al、
、 5cience 226 :   ’544−54
7.1984)。サイクロフィリンは、きのこ類、海綿
動物、および西洋カポチャのほか哺乳動物を含む多くの
生物種中に存在している。その濃度は組織ごとに異なり
、またある種の癌細胞および活性化したリンパ球では増
大している。サイクロスポリンAがその有効性を示す(
リンパ球)または毒性を示す(腎臓、脳)組織中で最も
高いレベルで存在する(Koletsky et al
、、 J、 la+wuno1.137 :1054−
1059.19811i)。
サイクロフィリンはヒト胸腺およびウシ胸腺細胞質ゾル
から単離、精製されている(IIardlng eta
l、、 J、 Blol、 CheIl、 261: 
8547.1986) 、ウシおよびヒトサイクロフィ
リンの両方について主たるおよび副たるイソ型が確認さ
れていて、17キロダルトン(kDa)の見かけ分子量
を有していることがわかっている。ウシの主たるイソ型
は完全に配列決定されており 163アミノ酸残基およ
びMr −17,717を有していることがわかってい
る。ヒトの主たるイソ型の最初の72個のアミノ末端残
基は決定されており、またウシの主たるイソ型サイクロ
フィリンと同一であることがわかっている(lbld、
)。
ヒトサイクロフィリンをコードする相補DNA(cDN
A)は、白血病T−細胞系統Jurkatの誘導細胞か
ら単離された伝令RNA (mRNA)の逆転写によっ
て得られたcDNAをE、 coliにクローン化する
ことにより得られるcDNAライブラリーから単離され
た(Haendler et al、。
EMBOJ、  6 :947.1987)。そのDN
Aは配列決定され、そしてそのcDNAのヌクレオチド
配列から、ヒトサイクロフィリンのアミノ酸配列が推論
された。その推論された配列と、ウシ胸腺サイクロフィ
リンの配列とは三点でしか異なっていなかった、すなわ
ちカルボキシル末端にグルタミン酸残基が加わっている
点、残基番号163においてイソロイシンの代わりにロ
イシンが入っている点および残基番号83においてアス
パラギン酸の代わりにグルタミン酸が入っている点であ
る。
ヒト末梢血白血球から調製されたゲノムDNAのサザー
ンプロット分析からは、いくつかのイソ型のサイクロフ
ィリンをコードするいくつかの遺伝子の存在が示された
(1bld、)。
サイクロスポリンAは、組織移植片および臓器および骨
髄移植片の拒絶を防止するために用いられる環状ウンデ
カペプチド免疫抑制剤である。それは、自己免疫病の治
療に用いることについて研究されている。サイクロフィ
リンがサイクロスポリンAを結合することは知られてい
ても、サイクロスポリンAの免疫抑制作用においてサイ
クロフィリンがどのような役割(゛もしあるとして)を
果しているかはまだ知られていない(fbld、)。サ
イクロフィリンの生体内(In vivo)薬学的有用
性については文献に全く報告されていない。
発明の概要 本発明は以下詳述するマウス接触感応試験においてサイ
クロフィリンが強力な生体内抗炎症作用を示すという発
見に基づくものである。この試験は、遅遅型過敏症反応
より成り、そしてヒトおよび他の咽乳動物における抗炎
症および免疫調節(IIIaunomodurator
y)作用の信頼し得るインジケータである。サイクロフ
ィリンがその結合リガンドであるサイクロスポリンAに
類似した作用を示すことは予想外かつ驚くべき発見であ
った。
−面において、本発明は慢性炎症性疾患またはその他の
炎症を有する踊乳動物、または自己免疫疾患、組織移植
片、または臓器または骨髄移植片を存する哺乳動物に抗
炎症的にまたは免疫調節的に有効量のサイクロフィリン
を投与することより成る該哺乳動物の炎症軽減方法また
は免疫系調節方法である。
他の面において、本発明は、抗炎症的にまたは免疫調節
的に有効量のサイクロフィリンと薬学的担体とより本質
的に成る静脈内(1,v、)、筋肉内(1,a+、)、
皮下(s、c、)、腹腔内(1,p、)、鼻内、口腔内
(頬内)または局所投与用の薬学的組成物である。好ま
しいのは、塩、緩衝剤または糖の等張水性溶液中のサイ
クロフィリンより本質的に成るi、v、、i、In、、
S、e、またはi、p、投与用の組成物である。本発明
は、i、m、、1.v、、S、e、または1.p、注射
用組成物を与えるような等張水性溶液中に再構成するの
に適した滅菌バイアル中の凍結乾燥サイクロフィリンを
包含する。
本発明は、アミノ末端の最初の42アミノ酸がこれまで
報告されているウシおよびヒトの主イソ型と、それぞれ
10.11および13位のアラニン、バリンおよびグリ
シンがスレオニン、アラニンおよびアスパラギン酸に代
わっているほかは、実質的に同じアミノ酸組成および同
じ配列を有する、これまで単離されたことのない、LP
3’ と称される精製ヒトイソ型サイクロライリンを包
含する。
更に、1位のバリンがアセチル化されているかまたはア
セチル化メチオニル残基に先行されている新規イソ型の
ブロック化アナログも包含される。
これらの新たに単離され精製されたイソ型は他の細胞物
質を実質的に含まない。好ましくは、それらは少くとも
95%の純度、より好ましくは少くとも99%の純度で
ある。
本明細書中に使用される用語「サイクロフィリン」とは
、サイクロスポリンを結合でき、後述する動物モデルで
抗炎症作用を示す、約17キロダルトンの分子量を有す
る天然細胞質ゾル性タンパク質を意味する。それは、こ
れまでに報告されているウシおよびヒトの主および副イ
ソ型、本明細書に記載されるようなU −937細胞か
ら単離される様々なイソ型LP3.LP5.LP6゜L
P3’ 、LP5’ およびLP6’、および前記イソ
型と実質的に同じアミノ酸組成物および配列(70%ま
たはそれ以上の配列相同性)を有する生物学的に等価の
タンパク質を包含する。
本明細書の特許請求の範囲は、細胞単離物から生産され
たものであろうとあるいは合成または組換え手段により
生成されたものであろうと、サイクロフィリンの等価物
、例えば翻訳後哺乳動物修飾の不在によりサイクロフィ
リンと相違するポリペプチド、および、サイクロスポリ
ンAと結合し後述の動物モデルで抗炎症作用を示すサイ
クロフィリンの欠失、挿入および置換突然変異体をも包
含する。
本発明の詳細な説明 いずれの給源からのサイクロフィリンも本発明に用いる
ことができる。ヒトに用いるには、有害な免疫反応の可
能性を避けるために、ヒトサイクロフィリンを用いるの
が好ましい。いくつかのヒト組織中にサイクロフィリン
が広く分布している(Koletsky at al、
、 5upra)こと、およびヒトJurkat細胞か
らのサイクロフィリンのmRNAの報告(t(acnd
lcr at al、、 5upra)に基づき、多く
の異なる白血球細胞系統からサイクロフィリンを単離す
ることは、妥当なこととして予測し得た。以下に報告さ
れる試験において、使用されたサイクロフィリンは、A
o+erlcan Type Cu1tureColl
ection、 12301 Parklawn Dr
ive、 Rockvllle。
MD20852からATCC受記番号CRI、−159
3の下に得られ、また公に入手し得るヒト組織球性リン
パ腫細胞系統U −937のサブクローンから単離され
精製された。使用したクローン化、単離および精製方法
は以下の実施例に記載する。
下記実施例におけるサイクロフィリンの生物活性はPh
anuphak et al、 (J、 Immuno
l、 l 12:l15゜1974)が記載した系にお
いてマウスに対する感作剤としてジニトロフルオロベン
ゼン(DNFB)を用いた生体内接触感応試験系を用い
て測定した。
B A L B / c系雌マウス(〜20 g 、 
charlesRlver)の毛を削り除いた腹部に、
0および1日目に、4:1アセトン:オリーブ油のビヒ
クル中の0.5%DNFB25Δを用いて感作した。5
0目にマウスの耳に、4:1アセトン:オリーブ油のビ
ヒクル中の0.2%DNF820mを負荷(チャレンジ
)した。負荷直前および24時間後に耳の一定区域をエ
ンジニア用ミクロメーターを用いて測定した。(5日目
の)負荷の1時間前に、マウス群に食塩水中の化合物を
皮下投与した。抑制率(%)は次のようにして計算した
: 抑制率(%)− 正コントロールは、薬剤注射として食塩水のみを投与し
た。負コントロールは0および1日目に感作されなかっ
たが5日目に負荷され食塩水注射を施した。1群あたり
6〜lO匹のマウスを用いた。
実施例 I A、U−937細胞の増殖および抽出液の調製4.5 
g/IIグルコースを含み、3.’1g/II重炭酸ナ
トリウムおよび5〜10%熱失活(58℃で30分間)
牛胎児血清を補給したDulbeccoのModif’
iedHag’lc Medium培地でU −937
細胞を増殖した。増殖条件は37℃で5%CO7を含む
空気を用い、′、そして3ORPM攪拌とした。それら
細胞を72.5XlO°細胞個/mlの細胞密度で集め
た。5harplcs遠心分離器を用いて細胞ペー゛ス
トを調製した。その細胞ペーストをゲンタマイシン(5
04/ml)を補給したホスフェート緩衝食塩水(Gl
bco #310−4040)で2回洗浄した。細胞ペ
ーストはTrls緩衝液(0,05M、 pH8,1)
中で凍結(−20℃)状態で保存できる。細胞(4X 
10”)をTrls緩衝液で200 mlとし、そして
次の条件下に旧trasonlcsSonicator
(モデルW375 、 カップホーン付属装置付)を用
いて25m1アリコートずつ音波処理した:a)最大出
力で45秒、連続パルス、b)水浴上に10分間保持、
C)最大出力で60秒、50%パルス。細胞音波処理物
を45.000X 11:で60分間遠心分離し、そし
てその上清を更なる精製の為に用いた。
B、DEAEカラム精製 U −937細胞からの音波処理抽出液のタンパク質濃
度をBradford法によって測定した。タンパク質
濃度は8〜12mg/mlの範囲で変動した。その物質
をDEAEセルロース(ジエチルアミノエチルセルロー
ス)カラムにかけた。そのカラムを0.o5MTrjs
−HC1l pH8,1中で平衡させた。タンパク質対
使用樹脂最大比は2.854/mlであった。流速は1
ml/分とし、そして10m1ずつのフラクションを集
めた。280nmにおける吸光度をモニターした。
DEAE流通(r low −Lhrougb)フラク
ションを集めプールした。典型的にはカラムにかけたタ
ンパク質の10〜20%は0.05MTr1s−HCi
t pH8,1中ではカラムに結合しなかった。
C,アルカリ性ホスファターゼ処理 DEAE流通フラクションを次にアルカリ性ホスファタ
ーゼで処理した。使用アルカリ性ホスファターゼはビー
ズ化アガロース(SigmacheIIlical c
oIllpany、 #P−0762)に結合した。ア
ルカリ性ホスファターゼをタンパク質溶液との混合に先
立ち0.05MTris−HCD pH8,1中で平衡
させた。インキュベーションは23℃で振盪しながら2
3℃で行った。使用されたアルカリ性ホスファターゼ対
タンパク質比は25単位/gであった。インキュベーシ
ョン後、懸濁液をBIo −Radエコツカラムに通し
てアルカリ性ホスファターゼをタンパク質溶液から分離
した。サンプルを滅菌ン戸遇しそして更に処理するかま
たは4℃で貯蔵した。
D、HPLCカラム精製 アルカリ性ホスファターゼ処理タンパク質サンプルをV
ydacC4HPLCカラムに直接かけるか、またはp
Hを下げてからサンプルをそのC4カラムにかけた。こ
のHPLC系に用いた溶媒は水およびアセトニトリルで
、いずれも0.1%トリフルオロ酢酸(T F A)を
含有させた。タンパク質はアセトニトリル濃度勾配を用
いて04カラムから溶出した。分子ff117.000
のタンパク質(p 17)(SDS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動により測定)は、35〜40%のアセト
ニトリル濃度で溶出した。サンプルを20mMジチオト
レイトール(DTT)で20分間室温で処理してから0
4カラムにかけると、3個のp17含有ピークが明らか
に得られた。サンプルをDTTで処理しないと少くとも
6個の主にp17を含有する6個のピークが明らかに得
られた。DTTにより6個またはそれ以上のピークが3
個に減少した。p17含有ピークを個別に集めそして乾
燥した。
04カラムからのp17含有ピークフラクションを20
m M  D T Tを含みまたは含まない0.1%T
FAに個別に溶解した。DTTを含有するフラクション
は23℃で20分間インキュベートした。溶解されたタ
ンパク質をvydacフェニルHPLCカラムに個別に
かけた。p17はそのフェニルカラム後は95%以上の
純度とn1定された。乾燥サンプルを前述の如く溶解し
た。
前記フェニルカラムからのp17含有ピークフラクショ
ンをVydac C18カラムに個別にかけた。
p17は37〜41%のアセトニトリル濃度で溶出した
LP3.LP5およびLP6と称する3FIi類のp1
7は99%以上の純度であると判定された。LP3 :
 LP5 : LP6比は約2.8 : 1 : 2.
1であった。
純度はHPLC溶出プロフィールにより、またドデシル
硫酸ナトリウム(S D S)の存在下における還元条
件下でのポリアクリルアミドゲル電気泳動(PAGE)
により判定した。SDS・PAGEゲルでの分子量標準
品実験と比較した結果、分子量は17kDa (キロダ
ルトン)と見積もられた。精製17kDaタンパク質の
アミノ酸分析はサイクロフィリンの公表されたアミノ酸
含量と一致し、またアミノ末端からのLP3の、および
トリブチツクおよびヒドロキシルアミンペプチドのアミ
ノ酸配列決定(第1図)は、配列決定されたアミノ酸の
70%についてヒトサイクロフィリンに対し予想された
配列(tlaendler et al、、 5upr
a)と正しく一致した。三種類の区別されるp17は、
ブロックされていないタンパク質および、ブロック基で
あるアセチルおよびアセチルメチオニルをアミノ末端に
有するタンパク質を表わす(第2図参照)。
この実施例およびこれに続〈実施例におけるアミノ酸組
成の測定は、次のようにして行った。
サンプルを0.4%2−メルカプトエタノール含有6N
  HC,Qを用いてアルゴン雰囲気中110℃で24
、48および72時間加水分解した。得られたアミノ酸
を、ノルロイシンを内部標準として添加したクエン酸ナ
トリウム緩衝液p112.2に再懸濁し、そしてBcc
lvan8300アナライザー(イオン交換、カラム後
ニンヒドリン誘導体化)  (Bcck[l1anIn
struIIlents 5plnco Dlvisi
on、 Pa1o Alto、 CA)で固定した。タ
ンパク質の配列決定は、Hewlck。
at、 al、、 J、 Blol、 cheffi、
 258: 7990 (1981)に記載されている
如く、オンラインModel PTHアナライザーが付
属したApplied Blosystems Mod
e1470A気相シーケンサ−(Applied BI
osysLeo+5Inc、、 Foster C1t
y、 CA)を用いてエドマン(EdIIlan)分解
によって行った。トリブチツクペプチドマツプの調製に
は、逆相精製されたサイクロフィリンはトリプシンで1
 : 50 (重/重)比で23℃で24時間処理した
。それらペプチドをl1evlett−Packard
 1090M  HP L Cを用いた04カラムで分
割した。HPLC試薬は0.1%TFAおよび0.1%
TFA/アセトニトリルであワた。
LP3.LP5およびLP6はマンニトールを添加しそ
して凍結乾燥することにより個別に貯蔵のための調製を
行った。再溶解溶解物質のタンパク質濃度を1 mg 
/ mlとしたときは濃度が0.3Mとなるのに十分な
マンニドニルを添加した。
凍結乾燥調製物をタンパク質濃度が1mg/mlとなる
ように滅菌したパイロジエン不含水に溶解した。この溶
液を滅菌ホスフェート緩衝食塩水中で希釈して、全m 
0.2ml中に表示された用量を与えた。前述の接触感
応プロトコールの5日目に負荷用量のD N F B 
(0,2%)を局所投与する1時間前にサイクロフィリ
ンを皮下投与した。耳腫脹を6日目に測定した。その活
性を標準品グルココルチコステロイド、デキサメタシン
、および〉90℃で45分間加熱して生物活性を破壊し
タンパク質コントロールとしたサイクロフィリン種(L
P3hi。
LP5hl、LP6hl)と比較した。
(以下余白) 正コントロール   食塩水    80.3±4.7
0デキサメタシン   2.0      B8.0±
2.1  18.020.0     52.0±2.
4  35.7200.0     21!±2.5 
 74.8L P 3       0.001   
 57.0±1.2  29.40.01     4
5.7±2.8  43.70.1     35.0
±2.3  57.21.0     41.8±1.
5  417L P 5       0.0001 
   52J±3.2  35.30.001    
35.5±2.0  5[i、60.01     4
1.1±3.7  49.5G、1     28.7
±1.4  85.21.0     30.0±1.
4  83.8L P 6       0.0001
    57.0±2.4  29.40.001  
  58.7±1.7  27.30.01     
40.2±3.4  50.70.1     35.
8±1.5  58.51.0     30.1±2
.0   [i3.4LP3hl       1.0
     83.8f1.4  21.1L P 5h
1      1.0     87.0±3.4  
16.8L P 6hi       O,159,8
±2.3  25.9&)  1単位=lO−4インチ
としてS定された5日目から6日目にかけての耳肉厚増
加 実施例 2 実施例1のA−C部におけると同様にして得られたDE
AE流通フ流通シラクシヨシで20分間2゜mM DT
Tで処理し、次いでHPLCのVydacC18カラム
にかけた。使用溶媒は、0.1%トリフルオロ酢酸(T
 F A)およびアセトニトリル10.1%TFAとし
た。タンパク質はアセトニトリル濃度勾配を用いてカラ
ムから溶出させた。
LP3.LP5およびLP6と称される3種類のサイク
ロフィリン種は37%と42%アセトニトリルの間でカ
ラムから溶出した。CLBカラム後のタンパク質は90
%以上の純度であった。
いくつかの実験においてはC1aカラムからのp17含
有ピークを凍結乾燥し、次いで0.1%TFAに可溶化
してからVydacフェニルカラムにかけた。他の場合
においては、ピークを0.1%TFAを1:2希釈し、
そしてフェニルカラムにかけた。それらタンパク質はそ
のフェニルカラムかられずかにより早くに溶出した。3
種類のサイクロフィリン種はフェニルカラム後95%以
上の純度と判定された。フェニルカラムからのp17含
有ピークフラクションを次いで、最終クロマトグラフィ
段階としてVydaeC4カラムを用いて更に精製した
。pf7製品は、04力ラムクロマトグラフイ段階の後
、5DS−PAGEにより99%以上の純度であると測
定された。前記3個の逆相カラムの順序を変えても生成
タンパク質の純度にはほとんど影響がなかった。個々の
タンパク質種を1:1:1の割合でプールし、そしてL
CL5と呼称した。
プールされたタンパク質は、マンニトールを添加し凍結
乾燥することにより貯蔵のための調製を行った。再溶解
物質のタンパク質濃度を1 mg / mlとするとき
は濃度を0.3Mとするに十分なマンニトールを添加し
た。
凍結乾燥調製物をlog/mlのタンパク質濃度となる
よう滅菌したパイロジエン不含水に溶解した。
この溶液を滅菌ホスフェート緩衝食塩水中で希釈して全
1m 0.2ml中に表示された用量を与えた。前述の
接触感応プロトコールの5日目に負荷用量のDNFB(
0,2%)を局所投与する1時間前にサイクロフィリン
を皮下投与した。耳腫脹を6日目に測定した。その活性
を標準品グルココルチコステロイド、デキサメタシンお
よび〉90℃で45分間加熱して生物活性を破壊し従っ
てタンパク質コントロールとして働くサイクロフィリン
(L CL5hl)と比較した。
(以下余白) 正コントロール   食塩水   81.80±2.7
0デキサメタシン   2.0     71.25±
1.8  13デキサメタシン  20.0     
5B、30±2.2  32デキサメタシン  200
.0     18.35±2.7  84L C15
0,000152,5B±2.3  37L C150
,00138,13±2.8  58L C150,0
145,85±2.8  48L C150,158,
35±2.4  30L C151,48,70±2.
9  42L C151(1,59,55±2.4  
28L C15h1      0.0001   6
[i、90±3.7  19L C15hi     
  0.001    84.90±3.2  21L
 C15hj       O,0170,5±3.2
  14L C15hl       0.1    
 81.70±4.3  25L C15hi    
   1.     60.20±4.5  271単
位−IO−4インチとして測定された5日目から6日目
にかけての耳肉厚の増加 実施例 3 実施例1のA−C部におけると同様にして得られたDE
AE流通フラクシ゛ヨンを10m M燐酸カリウムpH
7,215mM  DTTに対して透析した。
このサンプルを同じ緩衝液中で平衡したAl11ico
n月atrcx Gel Blue Aカラムにかけた
。大部分の夾雑タンパク質は100m M燐酸カリウム
pH7゜215mM  DTTと共にカラムから溶出し
た。サイクロフィリンは350m M燐酸カリウムpH
7,215mM  DTTと共に溶出した。その高塩濃
度ウォッシュ・オフ(high 5alt wash 
−o(T)を5mM燐酸カリウムpH6、8に対して透
析し、そしてDu Pont弱陽イオン交換HPLCカ
ラム(WCX−HPLC)にかけた。タンパク質は、5
mM燐酸カリウムpH8,8中の0〜0.5Mの塩化ナ
トリウム濃度勾配を用いて溶出させた。それらタンパク
質を第二のBlue Aカラムを用いて濃縮しそして緩
衝液をAa+ i conスピニングセル中で交換した
。生成サイクロフィリンは、95%以上の純度であり、
ホスフェート緩衝食塩水中1.Oa1g/mlの濃度を
有し、また10工ンドトキシン単位/mg以下であった
この溶液を滅菌ホスフェート緩衝食塩水中で希釈して全
mO,2ml中に表示された用量を与えた。
接触感応プロトコールの5日目に負荷用量のD N F
 B (0,2%)を局所投与する1時間前にサイクロ
フィリンを皮下投与した。耳腫脹を6日目にΔIII定
した。その活性を標準品グルココルチコステロイド、デ
キサメタシン、および〉90℃で45分間加熱して生物
活性を破壊し従ってタンパク質コントロールとして働く
サイクロフィリン(サイクロフィリンhi)と比較した
(以下余白) 正コントロール     食塩水    73,4±4
.00デキサメタシン     2.0     5B
、8±4.3  24.820.0      B8.
2±2.8  52.120G、0     3.5±
2.8 10L4サイクロフイリン    0.0(]
1    51)、8±2.8  33.40.81 
   47.5±2.8  88.40.1     
48!±4.0  40.11.0     45.8
±8.6  40.810.0     41.5±3
.7  47.2100.0     42.3±3.
1  46.1サイクロフイリンh1   0.001
     B2.1±4.7  16.70.01  
  58.5±4.0  22.10.1     6
6.3±4.0  10.51.0     58.0
±4.8  25.710.0     72.5±3
.11  1.31m位−10−4インチとして測定さ
れた5日目から6日目にかけての耳肉厚の増加。
実施例 4 U −937細胞系統をBM Cyclin  (Bo
ehringcrManr+he1m)で処理してマイ
コプラズマを除いた。
マイコプラズマ不含細胞を次いでサブクローン化し、そ
してそのサブクローン化細胞を実施例1のA部に記載の
如く音波処理した後、その音波処理物を実施例1のB部
に記載の如(DEAEセルロースカラムにかけた。DE
AE流通フラクションを実施例3に記載の如< Am1
con MatrexGel Blue Aカラムおよ
びWCX−HPLCカラムにかけた。(1,12M  
N a C(lで溶出したLP3゜LP5およびLP6
に加えて、3種類の新しいサイクロフィリン種が0.0
5M  N a COにおいてWCX−HPLCカラム
から溶出した。それら新しいサイクロフィリン種(LP
3’、LP5’。
LP6’ と称する)は、サイクロスポリンを結合する
ことが示され、またマウス接触感応試験において活性を
有し、従って抗炎症剤および免疫調節剤として有用であ
ることが期待される。LP5’は実施例3の手順によっ
てはLP6’から分離されなかったが、実施例1および
2の手順により分離することができた。LP3′はLP
3と実質的に同じアミノ酸組成であり、また第2図に示
されるように、10.11および13位を除いてアミノ
末端の最初の42個のアミノ酸の配列はLP3と同じで
あった。LP5’およびLP6’ はアミノ末端がブロ
ックされた形であることが示され、また、それらは、1
位のバリンがLP5’ではアセチル化されそしてLP6
’ではアセチル化メチオニルにより先行されている点を
除きLP3’ と同一であると思われる。LP3’  
:LP5’  :LP6’の割合は約1:1:・1.6
であった。
用量および組成物 前述の接触感応試験系は遅延型過敏症反応である;同様
の炎症反応はヒトにおいて生じる。免疫系を抑制しない
非ステロイド系抗炎症剤、例えばアスピリンおよびイブ
プロフェンはマウス接触感応反応を阻害しない。メトト
レキセート、サイクロスポリンA1およびグルココルチ
コステロイド例えばデキサメタシンは免疫系を抑制し、
マウス接触感応反応を阻害し、そしてヒト慢性炎症の治
療にを用である。このモデルにおける結果は、サイクロ
フィリンは炎症、特に慢性炎症性疾患例えば慢性関節リ
ウマチ、乾釘、慢性炎症性腸疾患および喘息などの治療
に有用であることを示している。マウス接触感応モデル
を用いた急性試験における広い範囲にわたる有効用in
 (0,05q/kg〜5mg/kg)に基づき、サイ
クロフィリンは、そのモデルを阻害はするがより高い用
量では毒性をも示す他の化合物よりも有利である可能性
がある。このモデルにおける結果は更に、サイクロフィ
リンが組織移植片拒絶および臓器および骨髄移植拒絶を
予防するのに有用であろうことをも示している。
更に、それは、自己免疫疾患例えば慢性関節リューマチ
、全身性エリテマトーデス、多発性硬化症、重症筋無力
症および若年性糖尿病などの治療にも、これらの病態と
接触感応反応のいずれにも主Tリンパ球成分が認められ
ることが知られていることから、有用なはずである。
マウス接触感応試験における活性に基づき、体m 1 
kgあたり 0,5〜5.000■の範囲の用量が抗炎
症および免疫調節的に有効量のサイクロフィリンであろ
う。従って、本薬剤を局所的に、または注射により投与
するときは、70kgの大人の場合、35■〜350I
I1gの範囲の用量が用いられよう。鼻内または口腔内
投与の場合には、この範囲の低い側の用量、例えば0,
1〜10mgを用いられよう。
投与のためには、サイクロフィリンを薬学的に適した担
体と混合すべきである。この文脈における「担体」とい
う用語は実質的に生物学的に不活性であって薬剤を患者
にとってより受容しやすいものにするおよび/または患
者にとってより利用しやすいものにする一種以上の他の
成分を意味する。担体中のサイクロフィリン濃度は、抗
炎症または免疫調節的に有効な量を不当に大容量の用量
を用いずに供与するのに十分なものとすべきである。通
常、注射可能組成物には約0.1〜5ng/mlの範囲
、また局所、鼻内および口腔内投与用組成物には約0.
1〜5%の範囲の濃度となろう。しかしながら、それよ
りも高いおよび低い濃度を用いることもできる。1.v
、、1.m、、s、c、およびt、p、投与には、サイ
クロフィリンを塩、緩衝剤または糖の等張水性溶液中に
分散すべきである。サイクロフィリン溶液は滅菌バイア
ル中で凍結乾燥することができ、また投与直前に注射用
滅菌水の添加により再構成することができる。鼻内、局
所および口腔内投与には、サイクロフィリンを吸収助長
剤と混合すべきであり、また分散剤および/または可溶
化剤と混合してもよい。適切な薬学的担体については、
Rco+1ngton’s Pharmaccutlc
alSciences、 Pourtccnth Ed
itlon、 HackPublishing Co、
、 Easton、 PA (1970)が参考となる
。以下は本発明の組成物の実施例であるが、本発明はこ
れら特定の組成物に限定されるものではない。
実施例 ら 注射可能液状剤形 1mgのサイクロフィリンを0.01M燐酸ナトリウム
、0.15M  N a C47および選択された保存
剤を含有する緩衝溶液に溶解して全容量を1mlとする
生成溶液の1)!1をNaOHまたはHCfIで762
に調節する。最終溶液を次いで無菌的に濾過しそして非
経腸的に用いるべく滅菌容器に充填する。
実施例 6 凍結乾燥粉末 lff1gのサイクロフィリンを0.3Mマンニトール
水溶液に溶解して全容量を1mlとし、そしてそのpH
をNaOHまたはHC,9で7.2に調節する。最終溶
液を次に無菌的に消遇し、そしてブチルゴム栓で部分的
に栓をした滅菌バイアルに充填する。
凍結乾燥を第一乾燥温度を20℃、第二乾燥温度を40
℃として行う。凍結乾燥バイアルを窒素下に封栓しそし
て直ちにシールする。完成バイアルは、1mg/mlの
サイクロフィリンを与え、そして非経腸用の清澄等張溶
液を作るのに十分な水を用いて再構成することができる
(以下余白) 実施例 7 鼻内投与用組成物: (0,1ccを運搬するように計量されるスプレー)サ
イクロフィリン      0,1〜5%コール酸ナト
リウム(吸収助長剤)0.1メチルパラベン(保存剤)
    0.05精製水    94.85〜99.7
5実施例 8 0腔(頬)用バッチ サイクロフィリン      0.1〜5%コール酸ナ
トリウム      0.1メチルパラベン(保存剤)
    0.05PEG400          3
.OCarbopolTM934P       5.
OKlucelTMEl’         86.8
5〜91.75コール酸ナトリウムに加えて、またはそ
の代りに使用できるその他の可能な吸収助長剤には、タ
ウロコール酸ナトリウム、グリココール酸ナトリウム、
デオキシコール酸ナトリウム、タウロデオキシコール酸
ナトリウム、およびグリコデオキシコール酸ナトリウム
が包含される。
以上、本発明の詳細な説明したが、本発明はさらに次の
実施態様によってこれを要約して示すことができる。
1)慢性炎症性疾患またはその他の炎症を有する咄乳動
物または自己免疫疾患、組織移植片、または臓器または
骨髄移植片を有する哺乳動物に抗炎症的にまたは免疫調
節的に有効量のサイクロフィリンを投与することより成
る該哺乳動物の炎症軽減または免疫系調節方法。
2)抗炎症的にまたは免疫調節的に有効量のサイクロフ
ィリンと薬学的に適した担体とより本質的に成る静脈内
、筋肉内、皮下、腹腔内、鼻内、局所または口腔(頬)
投与用の薬学的組成物。
3)等張水性溶液としてのサイクロフィリンより本質的
に成る静脈内、筋肉内、皮下または腹腔内投与用の前項
2)記載の薬学的組成物。
4)滅菌水で再構成して請求項3記載の薬学的組成物と
するのに適した滅菌バイアル中の凍結乾燥サイクロフィ
リン。
5)約17kDaの分子量を有し、少くとも約95重量
%の純度を有し、そして1〜42位にVNPTVPFD
ITADDEPLGRVSPELFADKVPKTAE
NFRALSTGEなるアミノ酸配列を有するサイクロ
スポリンA結合性ヒト細胞質ゾル性タンパク質または同
じアミノ酸配列および純度を有し、1位のバリンがアセ
チル化されているかまたはアセチル化メチオニル残基に
より先行されているブロックされたアナローブ。
6)少くとも約95重量%の純度、および1位のVがア
セチル化されているかまたはアセチル化メチオニル残基
により先行されている VNPTVr’FD I AVDGEPLGRVSFE
LPADKVPKTAENPRALSTGEKGFGY
KGSCPIIRI I PGFMCQGGDPTRI
INGTGGKS I YGEKFEDEN P I 
LKIITG PG I LSMA NAGPNTNG
SQPP I CTAKTEWLDGKI!VVFGK
VKEGMNIVEAMERPGSRNGKTSKKI
TIADCGQLEなるアミノ酸配列を有するアセチル
化されたサイクロスポリンA結合性ヒト細胞質ゾル性タ
ンパク質。
【図面の簡単な説明】
第1図は、既に報告されたウシ胸腺サイクロフィリンの
アミノ酸配列(llarding et al、。 5upra)およびそれとU −937細胞のサブクロ
ーンから単離されたサイクロフィリンのイソ型LP3(
後述)のアミノ酸配列の差を示す。アミノ酸に用いられ
た一文字および三文字記号は、Lehninger、 
Blochemistry、 2nd Ed、、p、7
2゜Worth Publlshers、 NY(19
75)。ウシサイクロフィリンのアミノ酸配列の下の線
は配列決定され、アミノ酸組成分析が行われたLP3の
部分を示している。83位のDの下のEは、アスパラギ
ン酸からグルタミン酸に変化したことを示している。 163位の工の下のLは、イソロイシンからロイシンに
変化したことを示している。更にLP3はカルボキシル
末端に付加的なアミノ酸であるグルタミン酸(E)を有
している。従って、LP3のアミノ酸配列は、Haen
dler et at、、 5upra、に報告された
Jurkat由来ヒトサイクロフィリンの推論された配
列に対応しているものと思われる。 第2図は、後述のU −937のサブクローンから単離
されたLP3およびその他のサイクロフィリンイソ型L
P5.LP6.LP3’、LP5’ およびLP6’の
部分的なアミノ酸配列を示している。LP5は、アミノ
末端のバリン残基にアセチル基(Ac )を有している
点でLP3と異なっている。LP6はアミノ末端でバリ
ンに先行するアセチル化メチオニル残基を有している点
でLP3と異なっている。LP3’ は、それぞれto
、 ttおよび13位にアミノ酸、アラニン、バリンお
よびグリシンに代えてトレオニン、アラニンおよびアス
パラギン酸を有している点でLP3と異なっている。L
P5’およびLP6’ とLP3’の差異はLP5およ
びLP6とLP3の差異と同じであると考えられる。 第3図はLP3’の最初の42個のアミノ酸のアミノ酸
配列を示している。 第2図 LP3  ValAsnProThrVaIPhePh
eAsplleAlaValAspGly−−−−LP
5 AcVaIAsnProThrValPhePhe
AsplleAlaValAspGly−−−−LP5
 AcMetValAsnProThrValPheP
heAspHeAlaValAspG1y−LP3’ 
 ValAsnProThrValPhePheAsp
[1eThrA1aAspAsp−−−−LP5’ A
cValAsnProThrValPhePheAsp
HeThrA1aAspAsp−−−−LP6’ Ac
MetValAsnProThrValPhePheA
spHeThrAlaAspAsp−−−−第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)抗炎症的にまたは免疫調節的に有効量のサイクロフ
    ィリンと薬学的に適した担体とより本質的に成る静脈内
    、筋肉内、皮下腹腔内、鼻内、局所または口腔(頬)投
    与用の薬学的組成物。 2)約17kDaの分子量を有し、少くとも約95重量
    %の純度を有し、そして1−42位に 【遺伝子配列があります】 なるアミノ酸配列を有するサイクロスポリンA結合性ヒ
    ト細胞質ゾル性タンパク質または同アミノ酸配列および
    純度を有し1位のバリンがアセチル化されているかまた
    はアセチル化メチオニル残基により先行されているブロ
    ックされたアナローグ。 3)少くとも約95重量%の純度、および1位のVがア
    セチル化されているかまたはアセチル化メチオニル残基
    により先行されている 【遺伝子配列があります】 なるアミノ酸配列を有するアセチル化されたサイクロス
    ポリンA結合性ヒト細胞質ゾル性タンパク質。
JP1015211A 1988-01-26 1989-01-26 抗炎症剤および免疫調節剤としてのサイクロフイリンの使用 Pending JPH01233225A (ja)

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