JPH01232162A - 低粘度液体燃料用インジェクタの弁体案内構造 - Google Patents

低粘度液体燃料用インジェクタの弁体案内構造

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JPH01232162A
JPH01232162A JP5694888A JP5694888A JPH01232162A JP H01232162 A JPH01232162 A JP H01232162A JP 5694888 A JP5694888 A JP 5694888A JP 5694888 A JP5694888 A JP 5694888A JP H01232162 A JPH01232162 A JP H01232162A
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JP
Japan
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valve body
valve
guide hole
injector
hardness
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Pending
Application number
JP5694888A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Kajiura
哲也 梶浦
Yoshiyasu Takaoka
高岡 良保
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A0発明の目的 (1)産業上の利用分野 この発明は、自動車等における内燃機関に適用される電
磁式燃料噴射弁いわゆるインジェクタ、特にはアルコー
ル等の低粘度液体燃料用インジェクタに関し、更に詳し
くは、該インジェクタの弁体と該弁体の軸方向移動を案
内するガイド孔とからなる弁体案内構造に関する。
(2)従来の技術 従来のインジェクタにおける弁体案内構造は、例えば実
開昭58−87964号公報、実開昭60−77772
号公報に開示され、第1図に示すように、弁体7とこの
弁体7の摺動を案内するガイド孔6とは硬度的には格別
の配慮が払われておらず、これらの相接する面の硬度は
同一の硬度とされている。
これは、使用される燃料液体がガソリンであり、アルコ
ールに比べて粘度が高いことから、その摺動面に適度な
潤滑作用を及ぼし、格別の不具合のないものであった。
しかしながら、アルコール等の低粘度液体燃料を使用す
る場合において、本発明者らの実験観測によれば、弁体
の作動が所定回数を上回る時点で著しく悪化し、その応
答性が悪化することが判明した。
更に考究すれば、弁体に比ベガイド孔の摩耗が著しく、
この摩耗により凹凸面が生じ、弁体がこのガイド孔の凹
凸面にひっかかることが見い出された。
(3)発明が解決しようとする問題点 本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、その目的
とするところは、アルコール等の低粘度液体燃料を使用
するインジェクタにおいて弁体のひっかかりがなく、従
って応答性の良好な弁体案内構造を提供しようとするも
のである。
B1発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明の低粘度液体燃料用インジェクタの弁体案内構造
によれば、弁体の摺動表面の硬度をこの弁体の軸方向移
動を案内するガイド孔の摺接表面の硬度よりも相対的に
小さくしてなる、ことを特徴とする。
(2)作用 弁体の作動とともに、弁体のガイド孔に対する摺動面は
それ自体が摩耗し、ガイド孔の摺接面に損傷を与えない
(3)実施例 本発明の低粘度燃料用インジェクタの弁体案内構造の実
施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図にその一実施例を示す。すなわち、第1
図は本発明が適用されるインジェクタの全体構造を示す
断面図であり、第2図以下はその要部の拡大断面を示す
このインジェクタrは、いわゆるトップフィード方式の
ものであって、円筒状のハウジング1の前部1aは縮径
され、この前部1aにスペーサ2を介して弁箱3が固設
される。該弁箱3の先端は燃料噴射口としての弁穴4が
開設され、該弁穴4二こ続き円錐面状の弁座5、並びに
軸心部を貫通する円筒状のガイド孔6が形成され、該ガ
イ′ド孔6にはプランジャ型の弁体7が装入されるとと
もに該弁体7の後端にアーマチュア(可動コア)8が結
合される。また、ハウジング1の本体部lb内には、そ
の軸心方向に貫通する内孔9を有し電磁コイル10を捲
回したボビン11と、該ボビンllO内孔9内に挿入さ
れた固定コア12とが、該固定コア12の中間部位に突
設された鍔体13を介してかしめ固定され、更に、該固
定コア12の前端とアーマチュア8の後端とは戻しばね
15を介して相対向して配される。
ボビン11の後部には該ボビン11に捲回された磁気コ
イル10に電流を供給する端子16が埋゛め込まれると
ともに、固定コア12の鍔体13を貫通して外部に取り
出される。該端子16は樹脂ヅケット17により保護さ
れている。
また、固定コア12には軸心方向に貫通する燃料通路と
なる内孔18が形成され、該内孔18には戻しばね15
の固定座となる調整管19が正大固定される。固定コア
12の後部12aは膨径部とされ、核部を持って燃料の
入口部とされ、この燃料入口部12aの内孔18a内に
は燃料フィルタ20が装着されている。
その他、このインジェクタ■において、22はノズル部
゛、23.24は弁箱3回りに配された0リング、25
,26はボビン11回りに配されたOリングである。
以上の部在中、ハウジング本体1b、83ハウジング本
体1bから内方に突設されアーマチュア8に臨むヨーク
部1c、アーマチュア8、固定コア12、該固定コア1
2の鍔体13を経てハウジング本体1bに戻る磁路部が
形成され、ボビン11から外部に取り出された端子16
を介して電磁コイル10に電流が付与されると、その磁
気吸引力によりアーマチュア8を戻しばね15の付勢力
に抗して固定コア12側に吸引する。
第2図及び第3図を参照して、このインジェクタIの弁
体案内構造の詳細を説明する。
弁体7は中★のシャツ1−7aを基体とし、外周面に機
能部分が成形加工されている。
まず、弁体7の前部すなわちガイド孔6に装入される部
位についてみると、その前端面ば円錐面状とされ、核部
に弁箱3の弁座面5に密着する弁体面30が形成される
とともに、前端面の中央よりビントル32が前方に突設
されている。
シャツ)7aの前部には2つのガイド鍔34が相隔てて
設けられる。このガイド鍔34の外周面は、横断面形状
として、ガイド孔6の内面に合致する曲面を有する4つ
のガイド面部35と各ガイド面部35を平面的につなぐ
カット面部36とからなる。ガイド面部35は軸方向に
所定の幅を有し、円周方向にガイド孔6の内面に摺接し
、弁体7の軸方向移動の案内をなす。また、カット面部
36はガイド孔6の内周面との間に所定のすき間を保持
し、シャフト7aとガイド孔6とのすき間とともに燃料
通路を形成する。
シャフト7aの中間部にはガイド孔6から外れて、鍔状
のストッパ38が突設され、弁体7が閉状態にあるとき
、スペーサ2と所定のすき間を保持して対設され、この
すき間により弁体7のストロークが規定される。
シャツ)7aの後部40は膨径部とされ、核部にアーマ
チュア8がかしめにより固設されている。
該アーマチュア8は戻しばね15のばね座41を有する
とともに、燃料通路42が形成される。
このような弁体7にあって、弁体7の弁体面30は弁座
5に離接し、また弁体7のガイド鍔34のガイド面部3
5はガイド孔6の内面に摺接するものであり、弁体7の
相手面は弁体7の硬度よりも大きくされている。
すなわち、弁箱3と弁体7とが同一素材であるとき、弁
箱3のガイド孔6には表面硬化処理が施される。そのよ
うな表面硬化処理として、鋼製の弁箱3に対し、ガイド
孔6に高周波電流用のコイルを挿入してなされる高周波
焼入れが好適である。
この方法によれば、ガイド孔6のみが限定的に焼入れさ
れ、無駄がない。あるいは、炎焼入れによることもでき
る。また、弁箱3の全体に対しては浸炭性処理が行われ
る。
更に、ガイド孔6の内面に対してはチタン等の硬質金属
のコーティングを施してもよい。あるいは、硬質クロム
メツキによる被覆法、また、リン酸塩皮膜・クロム酸皮
膜等の化成処理によることもできる。
上記の態様にあっては、弁体7の相手面に硬化処理が施
されるものであるが、弁体7を相手部材よりも軟らかい
素材を使用する態様を採ることもできる。例えば、弁箱
3及び弁体7の素材としてステンレス鋼5O3440C
(鋼種組成18Cr−IC)を使用したとき、弁箱3例
の硬度HRA80に対し、弁体7側は硬度をHRA45
〜50に下げたものを使用する。
このように構成された本実施例のインジェクタIは、機
関の吸気管にそのノズル部22を臨ませて取り付けられ
、燃料ホース(図示せず)を固定コア12の入口部12
aに装着し、また、端子16を介してコントロールユニ
ットからの信号が入力されるように接続される。
(実施例の作用) 次に、この実施例のインジェクタIの作動について説明
する。
所定圧に加圧されたアルコール燃料は燃料ホースを介し
て、このインジェクタIの入口部12aに設けた濾過装
置20を通して燃料通路18a内に送り込まれ、調整管
19の管路内を流れ、アーマチュア8の内部に形成した
燃料通路42を経て、該アーマチュア8及び弁体7の外
周の燃料通路を通って弁箱3の弁座5まで供給されてい
る。
コントロールユニット(図示せず)からのオフ信号によ
り、電磁コイル10に電流が供給されず?iltmコイ
ルlOが非励磁すなわち消磁状態にあるときは、戻しば
ね15のばね付勢により弁体7は第1図に示す位置(消
磁位置)にあり、弁体7は弁座面5に着座している。こ
のため、加圧燃料は弁穴4より噴射されない。
コントロールユニットからのオン信号により電磁コイル
10に電流が供給されると電磁コイル10は励磁状態と
なり、ii磁ココイル10よる磁束がハウジング本体1
b・ヨークIC・アーマチュア8・固定コア12・鍔体
13を経てハウジング本体1bに戻る閉ループの磁路を
形成し、固定コア12とアーマチュア8との間に電流の
値に応じた磁気吸引力が生じる。これに伴って、アーマ
チュア8は戻しばね15の付勢力に抗して軸方向に移動
し、これと一体の弁体7は弁座5から離れるので、加圧
燃料は弁穴4より噴出される。
電磁コイル10への電流が遮断されると、アーマチュア
8の吸引力は消えるのでアーマチュア8は戻しばね15
の付勢力を受けて弁座5の方向へ押し戻される。
弁体7の開度は前記したコントロールユニットからのオ
ン・オフ信号のデユーティ比率を適宜に変えることによ
り自由に調整される。
しかして、インジェクタ■のこのような作動において、
弁体7の弁体面30と弁座面5とは離接を繰り返し、ま
た、ガイド鍔34のガイド面部35とガイド孔6とは摺
動を繰り返すことになる。
そして、この弁体7と相手材との摺動面間にはアルコー
ル燃料が介在することになるが、アルコール燃料による
潤滑作用は小さく、この相対する部材間に摩耗作用が引
き起される。この場合、弁体7側は相手材すなわち弁座
5及びガイド孔6に対してその硬度が小さく設定されて
いるので、摩耗作用は弁体7側に起こり、相手材にはt
e傷をおよぼさない。
この結果、従来の構造におけるガイド孔に生じた凹凸面
による弁体のひっかかりはこの実施例の弁体案内構造に
よっては何ら惹起されず、長期にわたって良好な応答性
を維持することができる。
(変形例) 弁体7のガイドr434の横断面形状は、前述のいわゆ
る4面カット形状に限定されるものではなく、3面カッ
トあるいは5面カット等を採ることができ、要は、ガイ
ド孔6との接触部において弁体7側の硬度を相対的に小
さくするものである。
従って、ガイド鍔34にカット加工が施されず、シャフ
ト7a内部に燃料通路を形成した弁体においても、この
構成を採りうることは勿論である。
また、ガイド孔6に硬化処理を施す上述の実施例の外、
別途用意された硬度の大きなライニング管を弁箱の内孔
に挿入する手段を採ることもできる。この場合、ライニ
ング管に弁体が装入され、このライニング管の内面がガ
イド孔となるものである。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明
の基本的技術的思想の範囲内で種々設計変更が可能であ
る。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包
含されるものである。
図示した実施例ではいわゆるトップフィード方式のイン
ジェクタを示したが、ボトムフィード方式のインジェク
タにおいても弁体とガイド孔とが同様の構造を採る場合
においては本発明が適用されることは勿論である。
C1発明の効果 本発明のインジェクタの弁体案内構造によれば、低粘度
の燃料を使用するインジェクタの隘路であったガイド孔
の壁面の摩耗現象を解消し、従って、ガイド孔は長期に
わたって平滑な面を維持するので弁体のひっかかりがな
く、良好な応答性を長期にわたって持続することができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明のインジェクタの弁体案内構造の実施例を
示し、第1図はその一実施例のインジェクタの全体構成
を示す縦断面図、第2図はその要部の拡大断面図、第3
図は第2図の■−■線断面図である。 1・・・ハウジング、3・・・弁箱、4・・・弁穴、5
・・・弁座、6・・・ガイド孔、7・・・弁体、8・・
・アーマチュア10・・・電磁コイル、11・・・ボビ
ン、12・・・固定コア、15・・・戻しばね、34・
・・ガイド鍔、35・・・ガイド面部 特許出願人 本田技研工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) 先端に弁穴と弁座とを備え軸心部を貫通するガイ
    ド孔を有する弁箱と、先端に前記弁座に当接する弁体面
    を備え、かつ相並んで突設されたガイド鍔の外側に形成
    されたガイド面部により前記ガイド孔に摺動可能に内挿
    され常時は戻しばねによって前記弁座方向に付勢される
    弁体と、この弁体の後端に結合されたアーマチュアと、
    このアーマチュアの後端面と一定間隔を存して対向し前
    記戻しばねを介して配される固定コアと、この固定コア
    を囲ぎょうして配され電磁コイルが捲回されたボビンと
    、前記ボビンの外側に配されるハウジングとからなり、
    少なくとも前記アーマチュア・固定コア・ハウジングに
    より磁路部が形成され、前記電磁コイルに付与される開
    信号により前記弁体を開き加圧燃料を噴射するインジェ
    クタにおいて、 前記弁体の摺動表面の硬度を前記ガイド孔の摺接表面の
    硬度よりも相対的に小さくしてなる、ことを特徴とする
    低粘度液体燃料用インジェクタの弁体案内構造。
JP5694888A 1988-03-10 1988-03-10 低粘度液体燃料用インジェクタの弁体案内構造 Pending JPH01232162A (ja)

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