JPH0123124B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0123124B2
JPH0123124B2 JP59045104A JP4510484A JPH0123124B2 JP H0123124 B2 JPH0123124 B2 JP H0123124B2 JP 59045104 A JP59045104 A JP 59045104A JP 4510484 A JP4510484 A JP 4510484A JP H0123124 B2 JPH0123124 B2 JP H0123124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
last
holder
mold
molding
magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP59045104A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS60188103A (ja
Inventor
Akira Ukai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekaicho Rubber Co Ltd
Original Assignee
Sekaicho Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekaicho Rubber Co Ltd filed Critical Sekaicho Rubber Co Ltd
Priority to JP59045104A priority Critical patent/JPS60188103A/ja
Publication of JPS60188103A publication Critical patent/JPS60188103A/ja
Publication of JPH0123124B2 publication Critical patent/JPH0123124B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明はダイレクトソーリング法にもとづく射
出成型靴の成型装置に関する。
発明の技術的背景とその問題点 各種のダイレクトソーリングは、一般的に1組
のサイドモールド、ボトムモールド及びラストに
て構成された金型をロータリータイプの射出成型
機にセツトし、外底成形材料を上記金型で形成さ
れたキヤビテイ内に射出注型することにより行な
われる。
このようなダイレクトソーリングの工程は大略
次の通りである。
(i) ラストに胛被を吊り込み、モールドと組合
せ、キヤビテイを形成する。
(ii) キヤビテイ内に外底成形材料を射出注型す
る。
(iii) 成形材料が2液反応硬化型ポリウレタンの場
合は反応硬化し、またポリ塩化ビニル、熱可塑
性ゴムの場合は冷却硬化する。
(iv) 金型を開放し成型物(靴)をラストより取外
す。
(v) 新しい胛被をラストに吊り込む。
以下(i)〜(v)の操作を繰返し行う。
ところで靴のラストはよく知られているように
非常に複雑な曲面で構成されているので、ラスト
をモールドと組合せる際毎回同じ位置に三次元的
に誤差なく組合せることが必要である。もしこの
組合せに誤差が生ずると、サイドモールド、ボト
ムモールド及びラストよりキヤビテイを形成させ
た際、サイドモールドとラストとの近接状態が左
右で異なり、一方ではラストに被せた胛被にサイ
ドモールドのリツプ部が強く接触して胛被切れを
招き、他方では隙間が生じて成形材料の漏れを招
くなど、不良品発生原因となる。従つて従来では
誤差のない組合せを確立するために、ラストを本
体に一体に結合している。
ところが本体にラストが一体に結合されている
ことは、この種の機械成型において大きな課題を
もたらすこととなつた。すなわち、ダイレクトソ
ーリング用の胛被はカリフオルニア方式と呼ばれ
る袋状に縫い上つたもので、これをラストに吊込
み引張り応力をかけ、ラスト形状にフイツトさせ
るのであるが、底付後脱型した製品に於ては、時
間の経過と共に伸ばされた部位が縮み出し履口部
が広がつてくることがあつた。靴業界ではこれを
ワライ現象と呼び、近時靴のフアツシヨン化傾向
につれ、ワライの生じない靴を作る努力が盛んに
なされている。その手段として例えば胛被をラス
トに吊込んだ状態でヒートセツト(一般に120℃、
20分程度)することが提案されているが、成形機
に固定されたラスト上の胛被に対し、このような
ヒートセツトを予備的操作として実施すること
は、機械の構造上或いはサイクルタイムの制約上
不可能である。
従つて現状ではヒートセツト用の仮ラストを多
数用意し、この仮ラストに胛被を吊込み、之を予
めヒートセツトして保型した後、その胛被を外し
て機上の本ラストへ改めて吊込んで送つて行くと
いう極めて無駄の多い作業を行なつている。
このような無駄な作業を排除すべく上述のヒー
トセツト用の仮ラストと機上の本ラストとの互換
性を求めて種々工夫された結果、例えば特公昭55
−29681号公報に示されるような発明が提案され
た。この発明では胛被を吊込みヒートセツトをほ
どこした仮ラストをそのまま成型機のモールドの
所定位置に載置して本ラストとして用いるので、
本ラストを機械本体に一体結合しておくという従
来の概念を打破し得る。ところがラストとサイド
モールド等の誤差のない精密な組合せを実現する
ためには、一旦手で載置したラストの位置を修正
して正確な位置で固く保持する必要があり、その
ため当該発明では開閉可能のガイドを別に作り、
モールドに固着しておくと共に別に爪先及び踵部
を押えてやるという複雑な手段を採つているの
で、ガイドの製作と固定に手数がかかるのみなら
ず装置が非常に複雑になる割りにはさして精度が
上らず、ラストの保持が正確にできない場合があ
り、更にラストは装置本体から全くフリーになつ
ているので、これに胛被を吊込み、次いでモール
ドの所定位置に載置した際、ラストの底部の一部
がモールド内に落ち込んで傾き、次いで行なわれ
るガイドによるチヤツク操作に支障を来す場合が
ある。
発明の目的 本発明は上記従来の問題を一掃することを目的
としてなされたものである。
発明の構成 本発明は、装置本体に固設されたラストホルダ
ー、該ホルダーに支持されたラスト及びラストと
の間で靴底成形キヤビテイを形成する開閉式サイ
ドモールド・ボトムモールドを具備し、ラストは
ラストホルダーに対し、磁石により脱着自在に支
持されていると共に、ラストとラストホルダーの
当接面の一点に、ラストの正しい取付け状態に於
て回動自在に緩く嵌合する凹凸部が形成されてい
ることを特徴とする射出成型靴の成型装置に係
る。
発明の実施例 以下に本発明の一実施例を添附図面にもとづき
説明すると次の通りである。
本発明成型装置は、第1図に示されるように、
装置本体1に固設されたラストホルダー2、該ホ
ルダー2に脱着自在に支持されるプラスチツク例
えばポリエチレン製のラスト3及び該ラスト3と
の間で靴底成形用キヤビテイ4を形成する、開閉
式サイドモールド5a,5a・ボトムモールド5
bを具備し、ホルダー2に対しラスト3が脱着自
在に支持されている点以外は、従来装置と実質的
に異なる所がない。
ラストホルダー2に対しラスト3を脱着自在に
支持させるために、本発明では磁石6による吸着
手段が採用されている。図にはホルダー2側に磁
石6を、ラスト3側に磁性体例えば鉄板7を備え
た場合を示したが、これとは逆の関係に備えても
よい。磁石6の取付位置は特に制限されないが、
ラスト3の正しい取付状態に於て、その略々重心
位置で吸着保持し得るような位置に備えることが
好ましい。吸着力の大きさは、広い範囲から選択
でき、例えばラスト3の重量が0.8〜1.0Kg程度の
場合で且つ靴底成形材料が発泡ポリウレタンであ
るとき、最大吸着力の値が40Kgf〜60Kgf程度の
ものが安定な支持に加えて必要に応じ比較的簡単
に取外し得るので適当である。
更に本発明では、ホルダー2に対するラスト3
の取付位置を規制するために、ホルダー2とラス
ト3との当接面の一点に、ラスト3の正しい取付
状態に於て緩く且つ回動自在に嵌合する凹凸部8
a,8bが形成される。図には、ホルダー2側に
凸部8bをラスト3側に凹部8aを形成した場合
が示されているが、この位置関係は逆であつても
よい。凸部8bとして、図には半球状のものを示
したが、その他円錐状、円柱状など凹部8a内で
自由に回動し得るものであればよい。一方凹部8
aは平面円形のものが円滑な回動性を得る上で最
も好適である。このような凹部8aの半径は、ラ
スト3、モールド5a及びラスト3に吊込まれる
胛被a(第3図参照)などに生ずる寸法誤差を補
正吸収するために、凸部8bのそれより僅かに大
きく設定され、通常0.5〜1.0mm程度、半径が大き
くなつている。このような凹凸部8a,8bの形
成位置は、特に制限されないが、第2図に示すよ
うにラスト3の踵部3aが画く円bと同心の位置
にあることが好ましい。
第3図に本発明成型装置による成型工程が示さ
れている。
成型工程の一例を第3図にもとづき説明する
と、ホルダ2より取り外したラスト3に常法通り
胛被aを吊込んだ後、加熱チヤンバー(図示せ
ず)内で例えば100℃で10分間加熱し、胛被aを
ヒートセツトする。次に胛被aを吊込んだままの
状態で、ラスト3をホルダー2に対し、凹凸部8
a,8bの嵌合のもとに磁石6により吸着保持せ
しめる。このようなラスト3取付け操作は、磁石
6による吸着に加え凹凸部8a,8bの嵌合が単
に一点にすぎないので、簡単容易に行うことがで
きる。
この取付状態に於ては、凹凸部8a,8bが嵌
合しているので、ラスト3は第2図に於て、矢符
cの方向に対しては実質的に正しい位置を占める
が、矢符d方向は仮合せであり、1点鎖線で示す
ように僅かに左右に位置がずれている。この取付
位置のずれは僅かであるので、開放されたモール
ド5a,5aとの組合せには全く支障がなく、そ
のままモールドと組合せられる。
次にサイドモールド5a,5aを閉じラスト3
をチヤツクすると、ラスト3はこのチヤツクと同
時に磁石6の吸着面の部位で横すべりしつつ凹凸
部8a,8bの嵌合部を回動支点として第2図に
実線で示す正しい取付け位置まで回動され、同時
に胛被a、モールド及びラストなどに生ずること
が予測される寸法誤差も凹凸部8a,8b嵌合部
の遊びによつて補正吸収され、よつてラスト3は
自動的に微調整されて正しい位置に固定セツトさ
れる。而してこの状態で常法通り射出成型を実施
することにより製品が得られ、ラスト3は製品か
ら脱型された後、再び胛被吊込み工程に返送さ
れ、以下同じ操作が繰返される。
尚高圧式射出成型操作時には、ラスト3の下面
に成形材料の注入圧や発泡ポリウレタンの発泡時
に生ずる膨脹圧が作用するので、図示のように磁
石6の吸着位置がラスト3の中心より後方側に片
寄つている場合は、圧力バランスの不均衡により
磁石による吸着が自然に解かれる場合がある。従
つて成形材料の注入圧がかなりの高圧に達するよ
うな場合には、このような圧力バランスの不均衡
に対抗するために、ラストの爪先部を上方側から
支えるなどの補助的手段を講ずることが好まし
い。また発泡ポリウレタンの発泡時に生ずる膨脹
圧程度では仮にラストの吸着が解かれたとして
も、成型操作には実質的に支障がないのでこのよ
うな補助的手段の適用は特に必要としない。却つ
てラストが成型操作中にホルダーより自然に外れ
るので、ラストの取外し操作を省略でき、便利で
ある。
発明の効果 本発明成型機に於ては、ラストがホルダーに対
し脱着自在になつているので、ラストを胛被の加
熱セツト用に兼用でき、本ラストと仮ラストを用
いる場合にみられるような作業の煩雑さを一掃で
きると共に、ラストを本ラストとして使用する場
合には、ホルダーに対するラストの位置合せを片
手でも容易に行い得るものであり、最初凹凸部の
嵌合により仮合せしておけば、最終的には開閉型
サイドモールドの閉時のガイド効果により自動的
に微調整され正確な位置合せが達成されるので、
従来発明に見られるようなガイドの備付けは一切
必要でなくなり、しかもこのような位置合せをホ
ルダーに対しラストを磁石により吸着固定した状
態のままで行い得るので、ラストを手で支えるな
どの煩雑な手数も一切必要でなくなり、このよう
なラストの兼用使用を、装置面並びに操作面に於
て、極めて簡潔に達成できる特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部切欠き要
部正面図、第2図は第1図に示されたラストの平
面図、第3図は第1図に示された本発明装置の一
使用状況を示す工程説明図である。 図に於て、1は装置本体、2はラストホルダ
ー、3はラスト、4はキヤビテイ、5aはサイド
モールド、5bはボトムモールド、6は磁石、7
は鉄板、8a,8bは凹凸部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 装置本体に固設されたラストホルダー、該ホ
    ルダーに支持されたラスト及びラストとの間で靴
    底成形キヤビテイを形成する開閉式サイドモール
    ド・ボトムモールドを具備し、ラストはラストホ
    ルダーに対し、磁石により脱着自在に支持されて
    いると共に、ラストとラストホルダーの当接面の
    一点に、ラストの正しい取付け状態に於て回動自
    在に緩く嵌合する凹凸部が形成されていることを
    特徴とする射出成型靴の成型装置。
JP59045104A 1984-03-08 1984-03-08 射出成型靴の成型装置 Granted JPS60188103A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59045104A JPS60188103A (ja) 1984-03-08 1984-03-08 射出成型靴の成型装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59045104A JPS60188103A (ja) 1984-03-08 1984-03-08 射出成型靴の成型装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60188103A JPS60188103A (ja) 1985-09-25
JPH0123124B2 true JPH0123124B2 (ja) 1989-05-01

Family

ID=12709975

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59045104A Granted JPS60188103A (ja) 1984-03-08 1984-03-08 射出成型靴の成型装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS60188103A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0527044Y2 (ja) * 1986-11-20 1993-07-09
CN103494403B (zh) * 2013-10-21 2015-05-13 浙江工贸职业技术学院 一种拔鞋楦装置及其专用鞋楦
CN104720194B (zh) * 2015-03-09 2016-09-21 佛山市锦德机械设备有限公司 一种用于校准鞋楦装置及方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60188103A (ja) 1985-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US2651118A (en) Molding soles and heels to uppers
US3983204A (en) Recessed last and method of lasting and molding a shoe sole to upper including positioning insole in recessed last
CA1151365A (en) Shoe molding process
US2799034A (en) Method of providing shoe with molded tread member
JPH0123124B2 (ja)
WO2023184859A1 (zh) 一种安全鞋及其专用制造模具
US2256329A (en) Method of making footwear
JPH01320003A (ja) 熱可塑性の材料から靴底を製造しかつ甲皮に射出成形するための方法及び装置
US1955720A (en) Boot and shoe
CN109383060A (zh) 一种固特异鞋、鞋模、固特异鞋生产设备及制作方法
GB1144956A (en) Method and apparatus for manufacturing footwear
US4722677A (en) Device for the moulding and direct attachment of soles to shoe shafts
US3497892A (en) Contoured insoles
US4494266A (en) Molded shoe
GB2146282A (en) Moulding water-proof footwear
JP2585358B2 (ja) 射出成形靴及びその製造方法
EP3711919B1 (en) Method and system for manufacturing a shoe sole with a foil applied to the lateral surface of the sole
US3857129A (en) Device for assembling shoe components
EP0018087B1 (en) Method of making a last for an article of footwear, and last made by this method
JPH03275002A (ja) ヒールを有する射出成形靴およびその製造方法
US2985972A (en) Rubber heel
KR100560372B1 (ko) 기능성 인서트를 포함하는 신발 솔과 그 제조방법
US2196856A (en) Method of making shoes
CN213785661U (zh) 一种野外可调式防变形注塑鞋
JPH0360601A (ja) 靴底の射出成形法