JPH0122978Y2 - - Google Patents

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JPH0122978Y2
JPH0122978Y2 JP18406283U JP18406283U JPH0122978Y2 JP H0122978 Y2 JPH0122978 Y2 JP H0122978Y2 JP 18406283 U JP18406283 U JP 18406283U JP 18406283 U JP18406283 U JP 18406283U JP H0122978 Y2 JPH0122978 Y2 JP H0122978Y2
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oil
hydraulic clutch
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oil supply
clutch
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JP18406283U
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、油圧装置から供給される圧油によつ
てクラツチを作動させる油圧クラツチにおいて、
油圧クラツチの一端部に嵌合され、該油圧クラツ
チに圧油を供給するためのオイルポートリングに
係るものである。
従来、トラクタ等においては、その動力取出軸
(PTO)の動力を断続するため、油圧クラツチが
広く用いられているが、油圧クラツチにはその一
端部にオイルポートリングが嵌合されていて、こ
のオイルポートリングに形成されたオイル供給通
路を経て油圧クラツチに圧油を供給する構成のも
のが多い。
本考案は、上記の如き油圧クラツチのオイルポ
ートリングにおいて、油圧クラツチに対する給油
位置の精度を向上させるとともに、構成の簡素化
を図ることを目的とするものである。
本考案の構成を図面に示された一実施例につい
て説明すれば、図面にはトラクタの動力取出軸の
油圧クラツチが例示されている。第1図におい
て、1はトラクタ、2は運転席、3は運転操作
盤、4は運転ハンドル、5は動力取出軸であつ
て、運転席の前部には動力取出軸5の動力を断続
するための油圧クラツチ6が設けられている。7
はセンターケースであつて、該センターケース7
内に動力取出軸5、油圧クラツチ6等の伝動機構
が収蔵されている。
上記センターケース7内においては、第2図に
示すように、そのサポート部8にオイルポートリ
ング9が係止固定されており、該オイルポートリ
ング9には前記油圧クラツチ6の一端部が回転自
在に嵌合されている。また、油圧クラツチ6の基
部10は動力取出軸5に連動されており、そのカ
バー体11は駆動軸12に連動されていて、基部
10とカバー体11は互いに対向する多数のクラ
ツチ板13,14によつて接合、離間自在となつ
ている。そして、上記クラツチ板13,14は圧
縮弾機15に弾持されたピストン16に押圧さ
れ、クラツチ「入」の状態が保たれており、駆動
軸12から動力取出軸5に油圧クラツチ6を介し
て動力が伝達されるように構成されている。一
方、前記オイルポートリング9には、油圧装置に
接続する圧油供給口17が設けられており、該圧
油供給口17から内部の通路を経て油圧クラツチ
6側の給油口に圧油が供給されるようになつてい
る。そして、オイル供給口17に圧油を供給する
と、圧縮弾機15に附勢されているピストン16
がクラツチ板13の押圧を解除する方向に押し圧
されて油圧クラツチが「切」となるものである。
前記オイルポートリング9は、第3図に示すよ
うに、圧油供給口17に連通するオイル供給通路
18が外周面から内周方向に形成されており、内
周面には内側面から所定の距離lの位置、すなわ
ち油圧クラツチ6側の給油口に対応する位置には
弧状の溝19が中ぐり形成されており、さらにオ
イル供給通路18の終端と上記溝19を連通させ
る連絡通路20が外側面から穿孔されており、連
絡通路20の開口端はプラグ21によつて封止さ
れている(第2図)。なお図中の18a,19a
はクラツチ冷却用のオイル供給通路および溝であ
る。
第4図には従来のオイルポートリング9′が示
されている。この従来のものにあつては、オイル
供給通路18′と内周面に開口するオイル通路1
9′とを連通させる連絡通路20′が穿孔されてお
り、オイル通路19′はその間を連通するように
斜め内方の内側面から所定距離lの位置に向けて
穿孔されている。そして、上記オイル通路19′
と連絡通路20′の開口端にはプラグの螺装部が
形成されており、その周辺には膨出部22′,2
3′が形成されている。
叙上の如く構成された本考案のものにおいて、
油圧装置から油圧クラツチ6に圧油が供給されな
い状態では、圧縮弾機15に弾持されたピストン
16によつてクラツチ板13,14が押圧され、
クラツチ「入」となつているので、駆動軸12か
ら油圧クラツチ6を介して動力取出軸5に動力が
伝達される。一方、油圧装置から油圧クラツチ6
に圧油が供給されると、その圧油はオイルポート
リング9の圧油供給口17からオイル供給通路1
8、連絡通路20、溝19を経て油圧クラツチ6
側の給油口に圧油が送られ、油圧クラツチ6は
「切」の状態となつて、動力取出軸5の動力が遮
断される。
ところで、第4図に示す如き従来のオイルポー
トリング9′にあつては、その内側面から距離l
の位置に開口させるオイル通路19′は斜めに穿
孔しなければならないので、その加工上オイル通
路19′の開口位置の精度を高くすることが困難
であつた。これに反して、本考案に係るオイルポ
ートリング9においては、油圧クラツチ6側の給
油口に対応する内側面からの距離lの位置に弧状
の溝19を中ぐり加工により正確容易に形成し得
て、この溝19とオイル供給通路18は連絡通路
20によつて連通されるので、油圧クラツチ6側
の給油口と溝19の開口部を正確に対応させるこ
とができる。また、従来のものでは外周面からオ
イル通路19′および連絡通路20′を穿孔しなけ
ればならないので、その部分に膨出部22′,2
3′を形成する必要があつた。これに反して本考
案のものでは、連絡通路20がその外側面から穿
孔され、その開口端をプラグ21で封止するのみ
でよいから、従来のもののように膨出部を形成す
る必要がなく、小型軽量化を図ることができる。
これを要するに、本考案は、油圧クラツチの一
端部に嵌合され、該油圧クラツチに圧油を供給す
るためのオイルポートリングにおいて、その内周
面の油圧クラツチ側の給油口に対応する位置に弧
状の溝を中ぐり形成すると共に、外周面から内周
方向に形成されたオイル供給通路の終端と上記溝
を連通させる連絡通路を外側面から穿孔して形成
し、該連絡通路の外側面側の開口端を封止したか
ら、油圧クラツチ側の給油口に対応する位置に正
確に溝を形成することができ、油圧クラツチに対
する給油位置の精度を向上させることができると
ともに、構成の簡素化.加工の容易化を図ること
ができる等、きわめて有用な実用的効果を奏する
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る油圧クラツチのオイルポー
トリングの一実施例を示すものであつて、第1図
はトラクタの全体側面図、第2図は要部の断面
図、第3図A,Bはオイルポートリングの側面図
およびその−線断面図である。第4図A,
B,Cは従来のオイルポートリングを示す側面
図、その−線断面図および′−′線断面図
である。 図中、1はトラクタ、5は動力取出軸、6は油
圧クラツチ、7はセンターケース、8はそのサポ
ート部、9はオイルポートリング、10は油圧ク
ラツチ6の基部、11はそのカバー体、12は駆
動軸、13,14はクラツチ板、15は圧縮弾
機、16はピストン、17は圧油供給口、18は
オイル供給通路、19は溝、20は連絡通路、2
1はプラグである。また、9′は従来のオイルポ
ートリング、18′はオイル供給通路、19′はオ
イル通路、20′は連絡通路、22′,23′は膨
出部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 油圧クラツチの一端部に嵌合され、該油圧クラ
    ツチに圧油を供給するためのオイルポートリング
    において、その内周面の油圧クラツチ側の給油口
    に対応する位置に弧状の溝を中ぐり形成すると共
    に、外周面から内周方向に形成されたオイル供給
    通路の終端と上記溝とを連通させる連絡通路を外
    側面から穿孔して形成し、該連絡通路の外側面側
    の開口端を封止したことを特徴とする油圧クラツ
    チのオイルポートリング。
JP18406283U 1983-11-28 1983-11-28 油圧クラツチのオイルポ−トリング Granted JPS6089428U (ja)

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JP18406283U JPS6089428U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 油圧クラツチのオイルポ−トリング

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JP18406283U JPS6089428U (ja) 1983-11-28 1983-11-28 油圧クラツチのオイルポ−トリング

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Publication Number Publication Date
JPS6089428U JPS6089428U (ja) 1985-06-19
JPH0122978Y2 true JPH0122978Y2 (ja) 1989-07-13

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ID=30398202

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