JPH01229763A - 防振型ステアリングホイール - Google Patents
防振型ステアリングホイールInfo
- Publication number
- JPH01229763A JPH01229763A JP63058969A JP5896988A JPH01229763A JP H01229763 A JPH01229763 A JP H01229763A JP 63058969 A JP63058969 A JP 63058969A JP 5896988 A JP5896988 A JP 5896988A JP H01229763 A JPH01229763 A JP H01229763A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steering wheel
- linking
- annular
- hollow
- viscous fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 abstract description 3
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- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract 1
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、車両のステアリングホイールに関するもので
あり、特に運転者に与える振動を低減し得る防振型ステ
アリングホイールに関するものである。
あり、特に運転者に与える振動を低減し得る防振型ステ
アリングホイールに関するものである。
従来の技術
ステアリングホイールは、円環部とボス部と両者を連結
する連結部とを備えるのが普通であり、合成樹脂により
成形され、金属製の芯材で補強されることが多い。
する連結部とを備えるのが普通であり、合成樹脂により
成形され、金属製の芯材で補強されることが多い。
このステアリングホイールを含む操舵装置において、車
輪の振動を運転者に与えないために、例えば実開昭57
−158581号公報に記載されているように、車輪の
操舵時に左右方向に移動するタイロッドのチューブに軸
心と斜めに立体交差する多数のスリットを設けるなどし
て低剛性部を形成し、この低剛性部により車輪からの衝
撃を吸収して、ステアリングホイールへの振動を低減す
ることが提案されている。
輪の振動を運転者に与えないために、例えば実開昭57
−158581号公報に記載されているように、車輪の
操舵時に左右方向に移動するタイロッドのチューブに軸
心と斜めに立体交差する多数のスリットを設けるなどし
て低剛性部を形成し、この低剛性部により車輪からの衝
撃を吸収して、ステアリングホイールへの振動を低減す
ることが提案されている。
発明が解決しようとする課題
しかしながら、ステアリングホイールに伝達される振動
は車輪で発生するものに限らず、車体自体からステアリ
ングコラム等を経て伝達されるものなど種々のものがあ
り、未だ充分とは言えないのが実状である。しかも、ス
テアリングホイール自体、その内部に金属製の芯材を含
む構造上、振動が伝達されやすいという問題もある。
は車輪で発生するものに限らず、車体自体からステアリ
ングコラム等を経て伝達されるものなど種々のものがあ
り、未だ充分とは言えないのが実状である。しかも、ス
テアリングホイール自体、その内部に金属製の芯材を含
む構造上、振動が伝達されやすいという問題もある。
本発明は、以上の事情を背景として、ステアリングホイ
ール自体の振動減衰性を高め、運転者に与える振動を低
減することを課題として為されたものである。
ール自体の振動減衰性を高め、運転者に与える振動を低
減することを課題として為されたものである。
課題を解決するための手段
そして、本発明の要旨は、金属製の芯材により補強され
たステアリングホイールにおいて、その芯材を中空材と
するとともに、その中空材内に粘性流体を封入したこと
にある。
たステアリングホイールにおいて、その芯材を中空材と
するとともに、その中空材内に粘性流体を封入したこと
にある。
なお、中空材内に封入される粘性流体の量は増減可能で
あることが望ましい。
あることが望ましい。
作用および効果
本発明に係るステアリングホイールにおいては、車輪あ
るいは車体等からステアリングホイールに伝えられる振
動のエネルギが粘性流体と中空材内面とのすべり、およ
び粘性流体自体の流動抵抗により消費されて振動が低減
するため、運転者に対する振動の伝達が良好に防止され
る。
るいは車体等からステアリングホイールに伝えられる振
動のエネルギが粘性流体と中空材内面とのすべり、およ
び粘性流体自体の流動抵抗により消費されて振動が低減
するため、運転者に対する振動の伝達が良好に防止され
る。
しかも、ステアリングホイールの円環部および連結部は
、もともと操作上および外観上の観点から相当な太さと
されていたものであり、芯材を中空材として粘性流体を
封入するために特に太くする必要はなく、かつ、中空材
は中実の芯材に比べて少ない重量で同等の強度が得られ
るために、ステアリングホイールを軽量化することがで
きる。
、もともと操作上および外観上の観点から相当な太さと
されていたものであり、芯材を中空材として粘性流体を
封入するために特に太くする必要はなく、かつ、中空材
は中実の芯材に比べて少ない重量で同等の強度が得られ
るために、ステアリングホイールを軽量化することがで
きる。
また、中空材内に封入されるのが粘性流体であるため、
流動時に音が発生せず、運転者に違和感を与えることが
ない。粘性流体は中空材内に充満させず流動の余地を残
すことが振動減衰効果を高める上で望ましいのであるが
、この場合にはステアリングホイールの回転操作時にも
粘性流体の流動が生ずる。しかし、粘性流体は流動時に
ほとんど音を発しないため、流動音が外部に漏れて運転
者に違和感を与えることはないのである。
流動時に音が発生せず、運転者に違和感を与えることが
ない。粘性流体は中空材内に充満させず流動の余地を残
すことが振動減衰効果を高める上で望ましいのであるが
、この場合にはステアリングホイールの回転操作時にも
粘性流体の流動が生ずる。しかし、粘性流体は流動時に
ほとんど音を発しないため、流動音が外部に漏れて運転
者に違和感を与えることはないのである。
実施例
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図に示すのは本発明の一実施例であるステアリング
ホイールであり、その本体10は円環部12とボス部1
4と両者を連結する複数本の連結部16とを備え、ポリ
プロピレン等の合成樹脂により成形されている。円環部
12には第1図に示すように、中空の円環部材18が埋
設されている。
ホイールであり、その本体10は円環部12とボス部1
4と両者を連結する複数本の連結部16とを備え、ポリ
プロピレン等の合成樹脂により成形されている。円環部
12には第1図に示すように、中空の円環部材18が埋
設されている。
円環部材18は鋼パイプ類であり、円環部12を補強す
る上で充分な太さとされている。ボス部14には有底円
筒状のフランジ部材20が埋設されている。フランジ部
材22の底部にはシャフト保持部材22が貫通状態で固
定され、フランジ部材20と共にボス部14を補強して
いる。シャフト保持部材22にはステアリングシャフト
24が挿通され、両者の段部同士の保合により、ステア
リングシャフト24の挿通深さが規定されるとともに、
図示しない固定部材によりボス部14がステアリングシ
ャフト24に固定されて、それと一体的に回転可能とさ
れる。
る上で充分な太さとされている。ボス部14には有底円
筒状のフランジ部材20が埋設されている。フランジ部
材22の底部にはシャフト保持部材22が貫通状態で固
定され、フランジ部材20と共にボス部14を補強して
いる。シャフト保持部材22にはステアリングシャフト
24が挿通され、両者の段部同士の保合により、ステア
リングシャフト24の挿通深さが規定されるとともに、
図示しない固定部材によりボス部14がステアリングシ
ャフト24に固定されて、それと一体的に回転可能とさ
れる。
各連結部16には中空の連結部材26がそれぞれ埋設さ
れている。連結部材26は鋼パイプ類で、一端部が円環
部12の円環部材18に固定され、他端部がボス部14
のフランジ部材20に固定されており、連結部16を補
強する上で充分な太さとされている。
れている。連結部材26は鋼パイプ類で、一端部が円環
部12の円環部材18に固定され、他端部がボス部14
のフランジ部材20に固定されており、連結部16を補
強する上で充分な太さとされている。
円環部材18の連結部材26に対応する部分には連通穴
28が形成され、両部材の内部が互いに連通させられて
いる。また、連結部材26には開口29が形成され、プ
ラグ30により閉塞されている。
28が形成され、両部材の内部が互いに連通させられて
いる。また、連結部材26には開口29が形成され、プ
ラグ30により閉塞されている。
円環部材18および連結部材26の内部には、粘性流体
たるオイル32が封入されている。オイル32はプラグ
30を外した開口29から注入され、連通穴28により
互いに連通した円環部材18および連結部材26の内部
に注ぎ込まれるが、その封入量は両部材の内部において
流動の余地がある程度とされている。
たるオイル32が封入されている。オイル32はプラグ
30を外した開口29から注入され、連通穴28により
互いに連通した円環部材18および連結部材26の内部
に注ぎ込まれるが、その封入量は両部材の内部において
流動の余地がある程度とされている。
以上のように構成されたステアリングホイールにおいて
は、車輪あるいは車体等に生じた振動がステアリングシ
ャフト24.ステアリングコラム等を介してボス部14
に伝達される。従来のステアリングホイールにおいては
、第3図に示すように、円環部材40および連結部材4
2が共に中実の鋼棒で形成され、円環部材40とボス部
44のフランジ部材46とが連結部材42により連結さ
れていたため、振動がボス部44から連結部材46を経
て円環部材40に容易に伝達されていた。
は、車輪あるいは車体等に生じた振動がステアリングシ
ャフト24.ステアリングコラム等を介してボス部14
に伝達される。従来のステアリングホイールにおいては
、第3図に示すように、円環部材40および連結部材4
2が共に中実の鋼棒で形成され、円環部材40とボス部
44のフランジ部材46とが連結部材42により連結さ
れていたため、振動がボス部44から連結部材46を経
て円環部材40に容易に伝達されていた。
それに対して、本発明に係るステアリングホイールにお
いては、ボス部14に伝達された振動により連結部材2
6および円環部材18の内部のオイル32が流動し、そ
の際におけるオイル32と両部材内面とのすべり、およ
びオイル32自体の流動抵抗により振動エネルギが消費
され、振動が良好に減衰させられる。運転者は円環部1
2においてステアリングホイールの操作を行うが、円環
部12は連結部16によりボス部14と連結されている
にすぎず、他の車体構成部材とは接触していないため、
車体構成部材から振動が伝達されることがない。すなわ
ち、本発明に係るステアリングホイールは、振動をその
伝達経路の最終段階で減衰させるものなのであり、運転
者への振動の伝達を抑制するという点において最も確実
なものである。
いては、ボス部14に伝達された振動により連結部材2
6および円環部材18の内部のオイル32が流動し、そ
の際におけるオイル32と両部材内面とのすべり、およ
びオイル32自体の流動抵抗により振動エネルギが消費
され、振動が良好に減衰させられる。運転者は円環部1
2においてステアリングホイールの操作を行うが、円環
部12は連結部16によりボス部14と連結されている
にすぎず、他の車体構成部材とは接触していないため、
車体構成部材から振動が伝達されることがない。すなわ
ち、本発明に係るステアリングホイールは、振動をその
伝達経路の最終段階で減衰させるものなのであり、運転
者への振動の伝達を抑制するという点において最も確実
なものである。
しかも、円環部12および連結部16は元来、操作上お
よび外観上の観点から相当な太さとされていたものであ
り、円環部材18および連結部材26を共に中空にして
両部材の強度を従来と同等とするために各部材の径を太
くした場合にもそれに応じて円環部12および連結部1
6を太くする必要がなく、かつ、中空材は中実材より少
ない材料で同等の強度が得られるため、ステアリングホ
イールの軽量化を図ることができる。
よび外観上の観点から相当な太さとされていたものであ
り、円環部材18および連結部材26を共に中空にして
両部材の強度を従来と同等とするために各部材の径を太
くした場合にもそれに応じて円環部12および連結部1
6を太くする必要がなく、かつ、中空材は中実材より少
ない材料で同等の強度が得られるため、ステアリングホ
イールの軽量化を図ることができる。
また、振動減衰効果を高めるためには、オイル32を円
環部材18および連結部材26の内部に充満させず流動
の余地を残すことが望ましいのであるが、この場合には
ステアリングホイールの回転操作時にもオイル32の流
動が生ずることとなる。しかし、オイル32は流動時に
音をほとんど発しないため、異音の発生により運転者に
不快感を与えることがない。
環部材18および連結部材26の内部に充満させず流動
の余地を残すことが望ましいのであるが、この場合には
ステアリングホイールの回転操作時にもオイル32の流
動が生ずることとなる。しかし、オイル32は流動時に
音をほとんど発しないため、異音の発生により運転者に
不快感を与えることがない。
なお、粘性流体はオイル32に限られるものではなく、
振動の態様に応じて粘性の異なる流体を使用することが
でき、粘性流体の封入量はできる限り振動減衰効果の高
い量に調整することが望ましい。
振動の態様に応じて粘性の異なる流体を使用することが
でき、粘性流体の封入量はできる限り振動減衰効果の高
い量に調整することが望ましい。
その他、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変形、
改良等を施した態様で実施し得る。
改良等を施した態様で実施し得る。
第1図は本発明の一実施例であるステアリングホイール
を示す正面断面図であり、第2図はその斜視図である。 第3図は従来のステアリングホイールを示す正面断面図
である。 10:本体 12:円環部 14:ボス部 16:連結部 18:円環部材 20:フランジ部材26:連結部材
28:連通穴 29:開口 30ニブラグ 32ニオイル 出願人 株式会社 豊田自動織機製作所第1図
を示す正面断面図であり、第2図はその斜視図である。 第3図は従来のステアリングホイールを示す正面断面図
である。 10:本体 12:円環部 14:ボス部 16:連結部 18:円環部材 20:フランジ部材26:連結部材
28:連通穴 29:開口 30ニブラグ 32ニオイル 出願人 株式会社 豊田自動織機製作所第1図
Claims (1)
- 金属製の芯材により補強されたステアリングホィールに
おいて、その芯材を中空材とするとともに、その中空材
内に粘性流体を封入したことを特徴とする防振型ステア
リングホィール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63058969A JPH01229763A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 防振型ステアリングホイール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63058969A JPH01229763A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 防振型ステアリングホイール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01229763A true JPH01229763A (ja) | 1989-09-13 |
Family
ID=13099675
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63058969A Pending JPH01229763A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 防振型ステアリングホイール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01229763A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6752039B2 (en) * | 2001-03-08 | 2004-06-22 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh & Co. Kg | Shock-absorbed vehicle steering wheel |
US7213486B2 (en) * | 2000-09-26 | 2007-05-08 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh & Co, Kg | Vehicle steering wheel |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5699858A (en) * | 1980-01-16 | 1981-08-11 | Toyota Motor Corp | Steering wheel |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP63058969A patent/JPH01229763A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5699858A (en) * | 1980-01-16 | 1981-08-11 | Toyota Motor Corp | Steering wheel |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7213486B2 (en) * | 2000-09-26 | 2007-05-08 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh & Co, Kg | Vehicle steering wheel |
US6752039B2 (en) * | 2001-03-08 | 2004-06-22 | Trw Automotive Safety Systems Gmbh & Co. Kg | Shock-absorbed vehicle steering wheel |
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