JPH0122932Y2 - - Google Patents

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JPH0122932Y2
JPH0122932Y2 JP10319082U JP10319082U JPH0122932Y2 JP H0122932 Y2 JPH0122932 Y2 JP H0122932Y2 JP 10319082 U JP10319082 U JP 10319082U JP 10319082 U JP10319082 U JP 10319082U JP H0122932 Y2 JPH0122932 Y2 JP H0122932Y2
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cavity
valve
negative pressure
diaphragm
port
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Fluid-Driven Valves (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車の内燃機関等に使用されるバ
キユームコントロールモジユレータに関する。
内燃機関の排ガス浄化手段として広く使用され
ている排ガス再循環装置(以下、EGRと称する)
においては、機関の加速時にEGRを作動さるた
めにアクセルセンサが併用されている。第1図
は、このアクセルセンサの一例を示すものであつ
て、以下に述べる構造を備えている。
すなわち、負圧導入ポート101を付されて空
室内にダイアフラム102が配置されて、前記空
室を、前記負圧導入ポート101に直接連通する
第1の空室103と、チエツクバルブ105を介
して連通する第2の空室104とに仕切つてお
り、前記第2の空室104内に配置されたスプリ
ング106がダイアフラム102を第1の空室1
03側へ向けて付勢している。一方、ボデイの他
方の端部(図上上方)に大気開放孔107と
EGRポート108が設けられ、この大気開放孔
107とEGRポート108の中間にバルブシー
ト109が配置され、前記ダイアフラム102に
連結されたバルブ110が前記バルブシート10
9と接離するようになされている。前記チエツク
バルブ105は、第2の空室104の作動初期の
圧力をセツトするために第2の空室104から負
圧導入ポート101へ向かう流れを許容し、逆方
向の流れを阻止するように配置され、第2の空室
104と大気開放孔107とを連通する通路内に
デイレイタイムを設定するためのオリフイス11
1が配置されている。
上記アクセルセンサは、負圧導入ポート101
を吸入マニホールドのスロツトルバルブの下流側
に設置した負圧取り出しポート(図示せず)に接
続され、EGRポート108の吸入マニホールド
のスロツトルバルブの上流側に設置した負圧取り
出しポート(図示せず)とバキユームスイツチバ
ルブ(図示せず)を接続する管路(図示せず)の
中途に接続されて、以下に述べるように作動す
る。すなわち、機関が定常の運転状態にあるとき
は、第1の空室103および第2の空室104が
ともに負圧導入ポート101に導かれた吸入マニ
ホールドのスロツトルバルブ下流側の圧力と同じ
大きな負圧状態に保たれることから、ダイアフラ
ム102がスプリング106に圧せられてバルブ
110を開放状態に保ち、EGRポート108と
大気開放孔107を連通させて、EGRを非作動
状態としている。一方、機関の急加速時において
は、負圧導入ポート101へ導かれる負圧が小さ
くなつて第1の空室103内の圧力を上昇させる
が、第2の空室104内がチエツクバルブ105
の存在により大きな負圧状態を持続するために、
ダイアフラム102がスプリング106を圧して
第2の空室104側(図上上方)へ移動し、バル
ブ110を閉塞させてEGRポート108と大気
開放孔107の連通を遮断するので、EGRが作
動する。第1の空室103内の小さな負圧状態が
接続すると、大気開放孔107から導かれた空気
がオリフイス111を経て第2の空室104内へ
導かれ、第1の空室103内の圧力と第2の空室
104内の圧力が平衝してバルブ12が再び開放
されてEGRは非作動状態に戻される。
ところで、EGRが作動して排気環流が行なわ
れる際には、空気比をリツチに保つ必要があるの
で、そのための特別の手段が要求される。第2図
は上記の手段として使用されるツーウエイバルブ
の一例であつて、負圧導入ポート201と大気開
放孔202を付された空室内に配置されたダイア
フラム203が前記空室を前記負圧導入ポート2
01側の第1の空室204と大気開放孔202側
の第2の空室205とに仕切つており、第1の空
室204内に配置されたスプリング206がダイ
アフラム203を第2の空室205側へ付勢して
おり、さらに、接合ロツド207を介してダイア
フラム203に連結されたバルブ208が吸気ポ
ート209と送気ポート210の中間に設けられ
たバルブシート211に接離するように設定され
ている。
上記ツーウエイバルブは、負圧導入ポート20
1を吸入マニホールドのスロツトルバルブの上流
側に設置した負圧取り出しポート(図示せず)に
接続され、吸気ポート209をエアークリーナ
(図示せず)に接続され、さらに送気ポート21
0をキヤブレタ(図示せず)に接続されて、以下
に述べるように作動する。すなわち、機関が定常
運転状態にあるときは、第1の空室204が負圧
導入ポート201に導かれた吸入マニホールドの
スロツトルバルブ上流側の圧力と同じ小さな負圧
状態に保たれることから、ダイアフラム203が
スプリング206に圧せられてバルブ208が開
放状態に保ち、エアークリーナから導かれた空気
がキヤブレタ側へ送られる。一方、機関の急加速
時においては、吸入マニホールドのスロツトルバ
ルブ上流側から負圧導入ポート201に大きな負
圧が導かれてダイアフラム203をスプリング2
06に抗して吸引するために、バルブ208が閉
塞してエアクリーナから送られる空気を遮断して
空燃比をリツチにさせる。
上記したように、アクセルセンサは機関の急加
速時にEGRを作動させ、ツーウエイバルブはこ
のEGRの作動時にキヤブレタへの空気の送給を
停止して空気比をリツチにさせるものであつて、
このアクセルセンサとツーウエイバルブには、両
者の作動がその始期および終期の双方について完
全に同期することが求めれらる。
しかしながら、上記従来の構成によると、アク
セルセンサとツーウエイバルブが全くの別装置と
して相互に関連なく設置されていることから、両
者の作動を完全に同期させることが困難であり、
また少なくともその調整作業が煩雑である問題が
ある。すなわちアクセルセンサは、吸入マニホー
ルドのスロツトルバルブ下流側の圧力を検知して
該圧力が所定値まで上昇した時点でEGRを作動
させ、デイレイタイムの経過を待つてその作動を
停止させるものであり、これに対して、ツーウエ
イバルブは、吸入マニホールドのスロツトルバル
ブ上流側の圧力を検知して該圧力が所定値まで下
がつた時点で空気の送給を停止し、前記圧力が再
び所定値以上となつた時点で空気の送給を再開す
るものであつて、両者の作動の始期と終期を同期
させるのが煩わしいものである。
本考案は以上の点に鑑み、EGRを作動・停止
させるのとキヤブレタへの空気の送給・停止・再
開するのとを完全に同期させ得る一の装置を提供
することを目的として案出されたものである。
上記の目的を達成するため、本考案は、 第1の負圧導入ポートを付された空室を前記第
1の負圧導入ポートに連通する第1の空室と反対
側の第2の空室とに仕切る第1のダイアフラム
と、 前記第2の空室から前記第1の空室へ向かう流
れのみを許容するチエツクバルブと、 前記第2の空室に配置されて前記第1のダイア
フラムを前記第1の空室へ向けて付勢する第1の
スプリングと、 前記第1のダイアフラムの前記第1の空室側に
固着され、前記第2の空室と後記第3の空室を連
通する連通孔を穿設されたプツシユロツドと、 前記連通孔内に配置されたオリフイスと、 前記第1の空室と、吸気ポートおよび送気ポー
トを付された第3の空室を仕切るシールと、 前記吸気ポートと前記送気ポートの中間に設定
された第1のバルブシートと、 前記第1のダイアフラムと前記プツシユロツド
を介して前記第1のスプリングにより押圧移動せ
しめられる接合ロツドと、 前記接合ロツドの一端外周に設けられて前記第
1のバルブシートに接離する第1のバルブと、 前記接合ロツドの一端に開口するとともに前記
第3の空室と後記第4の空室を連通する連通孔を
穿設された中腔部の開口内周縁に設定された第2
のバルブシートと、 前記中腔部に内挿され、前記プツシユロツドに
連動して前記第2のバルブシートに接離する第2
のバルブと、 前記第2のバルブを前記プツシユロツド側に向
けて付勢する第2のスプリングと、 第2の負圧導入ポートと大気開放孔を付される
とともに前記第3の空室との間を前記連通孔以外
で遮断された空室を、前記第2の負圧導入ポート
に連通する第4の空室と前記大気開放孔に連通す
る第5の空室との仕切り、かつ前記接合ロツドを
固着された第2のダイアフラムと、 前記第4の空室に配置されて前記第2のダイア
フラムを前記第5の空室へ向けて付勢する第3の
スプリングと、 EGRポートと第3の負圧導入ポートと付され
た第6の空室の、前記EGRポートと第3の負圧
導入ポートの間に設定された第3のバルブシート
と、 前記接合ロツドの端部に固着されて前記第3の
バルブシートに接離し、かつ前記第5の空室と第
6の空室を仕切るリツプを設けられた第3のバル
ブと を備え、前記第1のバルブシートと第1のバルブ
を常態開、前記第2のバルブシートと第2のバル
ブを常態開、前記第3のバルブシートと第3のバ
ルブを常態閉に設定したことを特徴とするバキユ
ームコントロールモジユレータを構成した。
上記バキユームコントロールモジユレータは、
第1の負圧導入ポートを吸入マニホールドのスロ
ツトバルブの下流側に設置した負圧取り出しポー
トに接続され、吸気ポートをエアクリーナに接続
されるかまたは大気開放され、送気ポートをキヤ
ブレタに接続され、第2の負圧導入ポートと第3
の負圧導入ポートをそれぞれ吸入マニホールドの
スロツトルバルブの上流側に設置した負圧取り出
しポートに接続され、さらにEGRポートをEGR
モジユレータバルブに接続されて使用される。常
態開とされる第1のバルブシートと第1のバルブ
は、開弁時に吸気ポートと送気ポートを連通させ
てエアクリーナからまたは外部からキヤブレタへ
空気を送給し、閉弁によつて該送給を停止する。
常態開とされる第2のバルブシートと第2のバル
ブは、開弁時に吸気ポートと第4の空室を連通さ
せ、該第4の空室に大気圧を導入して該第4の空
室と第5の空室の圧力を均衡させる。また閉弁に
よつて、第4の空室の圧力を、第2の負圧導入ポ
ートに導かれた吸入マニホールドのスロツトルバ
ルブ上流側の圧力(負圧)と同じにする。常態閉
とされる第3のバルブシートと第3のバルブは、
閉弁時にEGRポートと第3の負圧導入ポートの
連通を遮断してEGRを非作動状態におき、開弁
によつてEGRを作動させる。
機関が定常の運転状態にあるとき、吸入マニホ
ールドのスロツトルバルブ下流側は大きな負圧状
態におかれ、第1の空室と第2の空室はともに第
1の負圧導入ポートを介してこれと同じ大きな負
圧状態に保たれている。これにより第1のダイア
フラムは第1のスプリングに押されて第1の空室
側に位置し、プツシユロツドを介して、第1のバ
ルブと第2のバルブをそれぞれ開弁させ、さらに
接合ロツドを介して第3のバルブを閉弁させてい
る。第3のバルブが閉弁していることにより
EGRは非作動状態におかれ、第1のバルブが開
弁していることによりキヤブレタへは空気が送給
されている。また第2のバルブが開弁しているこ
とにより、第4の空室には吸気ポートから大気圧
が導入される。一方、第5の空室には大気開放孔
を介して常に大気圧が導入されており、これによ
り第4の空室の圧力と第5の空室の圧力は互いに
均衡されている。第4の空室には第2のダイアフ
ラムを第5の空室側へ押圧する第3のスプリング
が内装されており、またこの第2のダイアフラム
は接合ロツドと相互に固着されている。前記した
ように、接合ロツドは、既に、第1のスプリング
によつて第3のバルブを閉弁させる方向に、すな
わち第5の空室側へ向けて移動させられており、
このため接合ロツドは、これに加えて、第3のス
プリングによつて同じ方向に押されることにな
る。
機関が急加速したとき、吸入マニホールドのス
ロツトルバルブ下流側の圧力は大気圧へ向けて急
速に上昇する。これに伴なつて第1の空室の圧力
も上昇するが、第2の空室の圧力はチエツクバル
ブの存在によつて大きな温度状態をそのまま持続
し、これにより第1のダイアフラムと該ダイアフ
ラムに固着されたプツシユロツドが、第1のスプ
リングに抗して、第2の空室側へ移動する。プツ
シユロツドが移動するとき、第2のバルブは該移
動に従動して閉弁するが、接合ロツドは第3のス
プリングに押されたままであるので動かず、接合
ロツドの一端に設けられた第1のバルブを開弁状
態を持続する。第2のバルブが閉弁すると、第4
の空室に対する大気圧の導入が停止され、第4の
空室には、第2の負圧導入ポートから吸入マニホ
ールドのスロツトルバルブ上流側に圧力が導入さ
れる。この圧力は、機関の定常運転時、比較的小
さな負圧であるが、機関が急加速すると一時的に
大きくなるものであつて、この大きな負圧が第4
の空気に導入されることにより、第2のダイアフ
ラムと接合ロツドが、第5の空室の大気圧によつ
て、第3のスプリングに抗して、第4の空室側へ
移動し、第3のバルブを開弁させてEGRを作動
させると同時に、第1のバルブを閉弁させてキヤ
ブレタへの空気の送給を停止させる。
第1の空室内の小さな負圧状態が持続すると、
吸気ポートから第3の空室に導入された空気がオ
リフイスを介して第2の空室へ導かれ、第2の空
室内と第1の空室内の圧力を均衡させる。これに
より第1のダイアフラムとプツシユロツドが第1
のスプリングに押されて第1の空室側へ移動して
まず第2のバルブを閉弁させ、引き続き第1のバ
ルブを開弁させると同時に接合ロツドを介して第
3のバルブを閉じ、EGRの作動を停止させると
同時にキヤブレタへの空気の送給を再開する。
以下、本考案の一実施例を第3図ないし第5図
にしたがつて説明する。
第3図の全体断面図において、第1の負圧導入
ポート1を付された空室内に第1のダイアフラム
2が配置されて、前記空室を、前記第1の負圧導
入ポート1に直接連通する第1の空室3と反対側
に位置する第2の空室4とに仕切つており、両空
室3,4の中間に、第2の空室4から第1の空室
3へ向かう流れを許容し、逆方向の流れを阻止す
るチエツクバルブ5が配置され、第1のダイアフ
ラム2を第1の空室3側へ付勢する第1のスプリ
ング6が第2の空室4内に配置されている。第2
の空室4と後記第3の空室13の間を連通する連
通孔8を穿たれたプツシユロツド7が第1のダイ
アフラム2の第1の空室3側に固着され、連通孔
8内にオリフイス9が配置され、プツシユロツド
7が第1の空室3の側壁(図上上壁)を貫通する
箇所に傘型シール10が付されている。第1の空
室3に隣接して吸気ポート11および送気ポート
12が付され、両ポート11,12の中間に第1
のバルブシート14を配置された第3の空室13
が設けられ、この第1のバルブシート14に接離
して吸気ポート11と送気ポート12とを連通ま
たは遮断する第1のバルブ15が接合ロツド16
のプツシユロツド7側の端部の外周部に固着され
ている。また第4図に拡大して示すように、接合
ロツド16にはプツシユロツド7側の端部に開口
するとともに後記第4の空室25に連なる連通孔
18を穿たれた中腔部17が形成され、中腔部1
7の開口内周縁に第2のバルブシート19が固着
され、そのテーパ内周面に接離する第2のバルブ
20が中腔部17に内挿されている。この第2の
バルブ20は略半球状を呈するもので、中腔部1
7に内挿された第2のスプリング21によつてプ
ツシユロツド7側(中腔部17開口側)に付勢さ
れるとともに図上下方に位置する頂端はプツシユ
ロツド7の端面突起7aと接離自在に接触してい
る。第3図に戻つて、第3の空室13に隣接し
て、第2の負圧導入ポート22および大気開放孔
23を付された空室が設けられ、この空室内に配
置された第2のダイアフラム24がこの空室を第
2の負圧導入ポート22連通する第4の空室25
と大気開放孔23に連通する第5の空室26とに
仕切つており、第2のダイアフラム24の中央に
固着された接合ロツド16の一方の先端部が略傘
状を呈する第3のバルブ27に結合され、第2の
ダイアフラム24を第5の空室26側へ付勢する
第3のスプリング29が第4の空室24内に配置
されており、第3の空室13と第4の空室25と
は、接合ロツド16の中腔部17および連通孔1
8を経る通路以外において、第1のバルブ15に
一体的に付された可撓部によつて互いに遮断され
ている。第5の空室26に隣接して、EGRポー
ト30と第3の負圧導入ポート31が付され、両
ポート30,31の中間に第3のバルブシート3
2を配置された第6の空室33が設けられ、接合
ロツド16に他方の端部に、第3のバルブシート
32に接離してEGRポート30と第3の負圧導
入ポート31とを連通または遮断する第3のバル
ブ27が結合されてお、第5の空室26と第6の
空室33とは、第3のバルブ27の外周リツプ2
8により互いに遮断されている。
上記バキユームコントロールモジユレータは、
第1の負圧導入ポート1を吸入マニホールドのス
ロツトルバルブの下流側に設置した負圧取り出し
ポート(図示せず)に接続され、吸気ポート11
をエアクリーナ(図示せず)に接続されるかまた
は大気開放され、送気ポート12をキヤブレタ
(図示せず)に接続され、第2の負圧導入ポート
22と第3の負圧導入ポート31をそれぞれ吸入
マニホールドのスロツトルバルブの上流側に設置
した負圧取り出しポート(図示せず)に接続さ
れ、EGRポート30をEGRモジユレータバルブ
(図示せず)に接続されて、下記するように作動
する。
すなわち、機関が定常の運転状態にある間は、
第1の空室3と第2の空室4とが、中間に配置さ
れたチエツクバルブ5の作用により第1の負圧導
入ポート1を通して吸入マニホールドのスロツト
ルバルブの下流側から導かれた大きな負圧と同圧
に保たれ、第1のダイアフラム2が第1のスプリ
ング6により、第3図に示したごとく、第1の空
室3側へ圧せられ、プツシユロツド7が第1のバ
ルブ15を有する接合ロツド16を押して該第1
のバルブ15を開放状態に、プツシユロツド7に
端面突起7aが第2のバルブ20を押して該第2
のバルブ20を開放状態に、さらにプツシユロツ
ド7が接合ロツド16を押して第3のバルブ27
を閉塞状態に保つので、吸気ポート11から吸入
された空気が送気ポート12を通してキヤブレタ
側へ送られるとともに、中腔部17および連通孔
18を通して第4の空室25へ送られ、また
EGRは非作動状態に保たれる(第4図参照、図
上点線は吸気ポート11から吸入された空気の流
通経路を示す。
機関の急加速時においては、吸入マニホールド
のスロツトルバルブ下流側の圧力が上昇するため
に第1の負圧導入ポート1に導かれる負圧が大気
圧へ近づき第1の空室3内の圧力が上昇するのに
対し、第2の空室4内の圧力はチエツクバルブ5
の存在によつて大きな負圧状態を持続するため
に、第1のダイアフラム2が第1のスプリング6
の弾性力に抗して第2の空室4側へ吸入され、プ
ツシユロツド7による接合ロツド16および第2
のバルブ20の作動に対する制止が開放され、と
くに第2のバルブ20が閉塞して吸入マニホール
ドのスロツトルバルブ上流側の負圧を第4の空室
25に導入するために、第4の空室25内が所定
の負圧まで減じると、第2のダイアフラム24が
第3のスプリング29の弾性力に抗して第4の空
室25側へ吸入され、第3のバルブ27が開放さ
れ、EGRポート30と第3の負圧導入ポート3
1とが連通してEGRが作動するとともに、第1
のバルブ15が閉塞して吸気ポート11と送気ポ
ート12とを遮断するためにキヤブレタへの送気
が断たれて空燃比がリーンになるのを防止する
(第5図参照)。
第1の空室3内の小さな負圧状態を持続する場
合には、吸気ポート11から導かれた空気がプツ
シユロツド7の連通孔8およびオリフイス9を通
して第2の空室4内へ導かれて同空室4内の圧力
を第1の空室3側の圧力に接近させるために(デ
イレイタイムの経過)、第1のダイアフラム2が
再び第1のスプリング6に押されて変位し、第3
のバルブ27を閉塞させてEGRを非作動状態に
戻す。このとき第2のバルブ20の開放によつて
吸気ポート11から第4の空室25内へ空気が送
られるため、同空室25内が大気圧と同圧になる
まで昇圧し、第2のダイアフラム24の変位およ
びこれに伴なう第3のバルブ27の閉塞を速応化
する。また同時に第1のバルブ15の開放によつ
て送気ポート11からキヤブレタ側へ空気が送ら
れ、空燃比を正常に保たせる。
本考案のバキユームコントロールモジユレータ
は、以上説明したような構成を備えて、一の装置
で、EGRを作動・停止させるのとキヤブレタへ
の空気の送給を停止・再開するのとを完全に同期
させることができ、煩わしい調整作業をなくすこ
とができる。また第1のダイアフラムと第1のバ
ルブおよび第3のバルブを互いに連結せず、単に
第1のダイアフラムの作動により第1のバルブの
閉塞と第3のバルブの開放とを可能にするように
構成されているので、両バルブに接合ロツドを介
して連結された第2のダイアフラムを付勢する第
3のスプリングの弾性力と、この第3のスプリン
グに抗して第2のダイアフラムを吸引する負圧の
関係を適宜に設定することにより、第1のバルブ
の閉塞と第3のバルブの開放が機関の運転状態に
適合してなされるようにすることが可能である。
さらにプツシユロツドと接合ロツドの当接端部に
第1のダイアフラムの非作動時に第4の空室を大
気開放し、第1のダイアフラムの作動時のみに同
空室を大気から遮断する第2のバルブを設けたこ
とにより、デイレイタイムが経過して第1のダイ
アフラムが非作動状態に復帰すると同時に第4の
空室が大気開放して第3のスプリングを作動に加
えるようになり、これに応じて素早く第2のダイ
アフラムと接合ロツドを移動させ、第1のバルブ
を開放、第3のバルブを閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に係るアクセルセンサの一例
を示す断面図、第2図は第1図のアクセルセンサ
と併用されるツーウエイバルブの構造を示す断面
図、第3図は本考案の実施例に係るバキユームコ
ントロールモジユレータを示す断面図、第4図お
よび第5図は同作動状態を示す要部拡大断面図で
ある。 1……第1の負圧導入ポート、2……第1のダ
イアフラム、3……第1の空室、4……第2の空
室、5……チエツクバルブ、6……第1のスプリ
ング、7……プツシユロツド、8,18……連通
孔、9……オリフイス、10……傘型シール、1
1……吸気ポート、12……送気ポート、13…
…第3の空室、14……第1のバルブシート、1
5……第1のバルブ、16……接合ロツド、17
……中腔部、19……第2のバルブシート、20
……第2のバルブ、21……第2のスプリング、
22……第2の負圧導入ポート、23……大気開
放孔、24……第2ダイアフラム、25……第4
の空室、26……第5の空室、27……第3のバ
ルブ、28……外周リツプ、29……第3のスプ
リング、30……EGRレポート、31……第3
の負圧導入ポート、32……第3のバルブシー
ト、33……第6の空室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 第1の負圧導入ポート1を付された空室を前記
    第1の負圧導入ポート1に連通する第1の空室3
    と反対側の第2の空室4とに仕切る第1のダイア
    フラム2と、 前記第2の空室4から前記第1の空室3へ向か
    う流れのみを許容するチエツクバルブ5と、 前記第2の空室4に配置されて前記第1のダイ
    アフラム2を前記第1の空室3へ向けて付勢する
    第1のスプリング6と、 前記第1のダイアフラム2の前記第1の空室3
    側に固着され、前記第2の空室4と後記第3の空
    室13を連通する連通孔8を穿設されたプツシユ
    ロツド7と、 前記連通孔8内に配置されたオリフイス9と、 前記第1の空室3と、吸気ポート11および送
    気ポート12を付された第3の空室13を仕切る
    シール10と、 前記吸気ポート11と前記送気ポート12の中
    間に設定された第1のバルブシート14と、 前記第1のダイアフラム2と前記プツシユロツ
    ド7を介して前記第1のスプリング6により押圧
    移動せしめられる接合ロツド16と、 前記接合ロツド16の一端外周に設けられて前
    記第1のバルブシート14に接離する第1のバル
    ブ15と、 前記接合ロツド16の一端に開口するとともに
    前記第3の空室13と後記第4の空室25を連通
    する連通孔18を穿設された中腔部17の開口内
    周縁に設定された第2のバルブシート19と、 前記中腔部17は内挿され、前記プツシユロツ
    ド7に連動して前記第2のバルブシート19に接
    離する第2のバルブ20と、 前記第2のバルブ20を前記プツシユロツド7
    側に向けて付勢する第2のスプリング21と、 第2の負圧導入ポート22と大気開放孔23を
    付されるとともに前記第3の空室13との間を前
    記連通孔18以外で遮断された空室を、前記第2
    の負圧導入ポート22に連通する第4の空室25
    と前記大気開放孔23に連通する第5の空室26
    とに仕切り、かつ前記接合ロツド16を固着され
    た第2のダイアフラム24と、 前記第4の空室25に配置されて前記第2のダ
    イアフラム24を前記第5の空室26へ向けて付
    勢する第3のスプリング29と、 EGRポート30と第3の負圧導入ポート31
    を付された第6の空室33の、前記EGRポート
    30と第3の負圧導入ポート31の間に設定され
    た第3のバルブシート32と、 前記接合ロツド16の端部に固着されて前記第
    3のバルブシート32に接離し、かつ前記第5の
    空室26と第6の空室33を仕切るリツプ28を
    設けられた第3のバルブ27と を備え、前記第1のバルブシート14と第1のバ
    ルブ15を常態開、前記第2のバルブシート19
    と第2のバルブ20を常態開、前記第3のバルブ
    シート32と第3のバルブ27を常態閉に設定し
    たことを特徴とするバキユームコントロールモジ
    ユレータ。
JP10319082U 1982-07-09 1982-07-09 バキユ−ムコントロ−ルモジユレ−タ Granted JPS599155U (ja)

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JP10319082U JPS599155U (ja) 1982-07-09 1982-07-09 バキユ−ムコントロ−ルモジユレ−タ

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JPS599155U JPS599155U (ja) 1984-01-20
JPH0122932Y2 true JPH0122932Y2 (ja) 1989-07-12

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