JPH01229173A - メカニカルシールの摺動リングの製造方法 - Google Patents
メカニカルシールの摺動リングの製造方法Info
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- JPH01229173A JPH01229173A JP5259788A JP5259788A JPH01229173A JP H01229173 A JPH01229173 A JP H01229173A JP 5259788 A JP5259788 A JP 5259788A JP 5259788 A JP5259788 A JP 5259788A JP H01229173 A JPH01229173 A JP H01229173A
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- thermosetting resin
- sliding ring
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- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 34
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Landscapes
- Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
- Mechanical Sealing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、一方の摺動リングにカーボン材を用いたメカ
ニカルシールにおける前記摺動リングの製造方法に関す
る。
ニカルシールにおける前記摺動リングの製造方法に関す
る。
従来から、機器のハウジング内周面に気密的に装着した
非回転の摺動リングと、前記ハウジングに挿通したシャ
フトの外周面に気密的に装着した回転側の摺動リングの
対向端面同士を密接摺動させることによって軸周シール
を行なうメカニカルシールにおいて、一方の摺動リング
を金属製、他方の摺動リングを潤滑性に優れた焼結カー
ホン材製とした組み合わせのものが、低摩擦係数のメカ
ニカルシールとして広く使用されている。
非回転の摺動リングと、前記ハウジングに挿通したシャ
フトの外周面に気密的に装着した回転側の摺動リングの
対向端面同士を密接摺動させることによって軸周シール
を行なうメカニカルシールにおいて、一方の摺動リング
を金属製、他方の摺動リングを潤滑性に優れた焼結カー
ホン材製とした組み合わせのものが、低摩擦係数のメカ
ニカルシールとして広く使用されている。
しかし、上記従来技術においては、カーボン材製の摺動
リングはその全体が高価な材料であるカーボンからなり
、すなわちカーボン粒子を焼結して成形していることか
ら、製品価格が高価なものとならざるを得なかった。
リングはその全体が高価な材料であるカーボンからなり
、すなわちカーボン粒子を焼結して成形していることか
ら、製品価格が高価なものとならざるを得なかった。
そこで本発明は、低摩擦係数のメカニカルシールを安価
に製造することを目的としてなされたものである。
に製造することを目的としてなされたものである。
本発明に係るメカニカルシールの摺動リングの製造方法
は、上記目的を達成するため、互いに密接摺動する1対
の摺動リングを有するメカニカルシールの一方の摺動リ
ングを、カーホン粒子を熱硬化性樹脂材で結合した材料
で成形し、該摺動リングの摺動端面となる表面を、加熱
した状態でラッピングまたは研磨した後冷却し、前記表
面からカーボン粒子が突出した状態になすものである。
は、上記目的を達成するため、互いに密接摺動する1対
の摺動リングを有するメカニカルシールの一方の摺動リ
ングを、カーホン粒子を熱硬化性樹脂材で結合した材料
で成形し、該摺動リングの摺動端面となる表面を、加熱
した状態でラッピングまたは研磨した後冷却し、前記表
面からカーボン粒子が突出した状態になすものである。
カーボン粒子を熱硬化性樹脂材で結合した材料で成形し
た摺動リングを加熱すると、カーボン粒子および熱硬化
性樹脂材はともに膨張するが、カーボン粒子よりも熱硬
化性樹脂材の方が熱膨張係数は大きく、したがって前記
加熱により、摺動リング表面ではカーボン粒子露出面が
凹、熱硬化性樹脂材露出面が凸になる。この状態で該摺
動リングの摺動端面を平担にラッピングまたは研磨する
と、凸部である熱硬化性樹脂材が主として削り取られる
こととなるため、その後冷却することによって、収縮量
が大きくかつ前記ラッピングまたは研磨の過程で表面が
削り取られた熱硬化性樹脂材露出面は陥没状態になり、
また、収縮量が小さいカーボン粒子露出面は相対的に突
出する。
た摺動リングを加熱すると、カーボン粒子および熱硬化
性樹脂材はともに膨張するが、カーボン粒子よりも熱硬
化性樹脂材の方が熱膨張係数は大きく、したがって前記
加熱により、摺動リング表面ではカーボン粒子露出面が
凹、熱硬化性樹脂材露出面が凸になる。この状態で該摺
動リングの摺動端面を平担にラッピングまたは研磨する
と、凸部である熱硬化性樹脂材が主として削り取られる
こととなるため、その後冷却することによって、収縮量
が大きくかつ前記ラッピングまたは研磨の過程で表面が
削り取られた熱硬化性樹脂材露出面は陥没状態になり、
また、収縮量が小さいカーボン粒子露出面は相対的に突
出する。
以下、本発明の実施例を図面にしたがって説明する。
まず第1図は、カーボン粒子(3)をフェノール樹脂、
フラン樹脂等の熱硬化性樹脂材(4)で結合した材料か
らなる摺動リング(1)の摺動端面となる未仕上状態の
表面(2)およびその近傍部分を拡大して示したもので
ある。前記表面(2)は、カーホン粒子(3)の露出面
(3a)と、熱硬化性樹脂材(4)の露出面(4a)と
からなっている。
フラン樹脂等の熱硬化性樹脂材(4)で結合した材料か
らなる摺動リング(1)の摺動端面となる未仕上状態の
表面(2)およびその近傍部分を拡大して示したもので
ある。前記表面(2)は、カーホン粒子(3)の露出面
(3a)と、熱硬化性樹脂材(4)の露出面(4a)と
からなっている。
この摺動リング(1)を図示しないヒータ等で一定温度
まで加熱すると、該リング(1)を構成するカーボン粒
子(3)および熱硬化性樹脂材(4)はともに膨張する
が、カーボン粒子(3)に較べると熱硬化性樹脂材(4
)の方が熱]膨張係数が大きいため、表面(2)では、
第2図に示すように膨張量の小さいカーボン粒子(3)
の露出面(3a)が凹部(3b)に、膨張量の大きい熱
硬化性樹脂材(4)の露出面(4a)か凸部(4b)に
なる。
まで加熱すると、該リング(1)を構成するカーボン粒
子(3)および熱硬化性樹脂材(4)はともに膨張する
が、カーボン粒子(3)に較べると熱硬化性樹脂材(4
)の方が熱]膨張係数が大きいため、表面(2)では、
第2図に示すように膨張量の小さいカーボン粒子(3)
の露出面(3a)が凹部(3b)に、膨張量の大きい熱
硬化性樹脂材(4)の露出面(4a)か凸部(4b)に
なる。
つぎに、上記加熱状態を維持しつつ、前記表面(2)に
ラッピングまたは研磨加工を施すことによって、第3図
に示すように熱硬化性樹脂材(4)からなる前記凸部(
4b)を削り取り、表面(2)を平担に形成する。
ラッピングまたは研磨加工を施すことによって、第3図
に示すように熱硬化性樹脂材(4)からなる前記凸部(
4b)を削り取り、表面(2)を平担に形成する。
その後この摺動リング(1)を室温まで冷却すると、熱
硬化性樹脂材(4)はカーボン粒子(3)よりも熱収縮
量が大きいため、上記ラッピングまたは研磨工程におい
て削られた熱硬化性樹脂材(4)の露出面(4c)は、
第4図に示すように、前記冷却による収縮によって陥没
し、相対的に、カーボン粒子(3)が突出した摺動端面
(2゛)が形成される。
硬化性樹脂材(4)はカーボン粒子(3)よりも熱収縮
量が大きいため、上記ラッピングまたは研磨工程におい
て削られた熱硬化性樹脂材(4)の露出面(4c)は、
第4図に示すように、前記冷却による収縮によって陥没
し、相対的に、カーボン粒子(3)が突出した摺動端面
(2゛)が形成される。
この結果、カーボン粒子(3)のみが相手摺動リング(
図示せず)と摺動する摺動リング(1)が得られるもの
である。
図示せず)と摺動する摺動リング(1)が得られるもの
である。
本発明によれば、カーボン粒子を安価な熱硬化性樹脂材
で結合した材料を用い、前記カーボン粒子のみが相手摺
動リングと摺動し、結合材である熱硬化性樹脂材の表面
は摺動しない構造の摺動リングが得られるため、低摩擦
係数のメカニカルシールを安価に製造でき、しかも前記
摺動リングの摺動端面における前記熱硬化性樹脂材表面
は無数の微細な陥没部を形成するため、使用時において
は該陥没部が液溜まりとなって優れた潤滑効果を発揮す
るようになる。
で結合した材料を用い、前記カーボン粒子のみが相手摺
動リングと摺動し、結合材である熱硬化性樹脂材の表面
は摺動しない構造の摺動リングが得られるため、低摩擦
係数のメカニカルシールを安価に製造でき、しかも前記
摺動リングの摺動端面における前記熱硬化性樹脂材表面
は無数の微細な陥没部を形成するため、使用時において
は該陥没部が液溜まりとなって優れた潤滑効果を発揮す
るようになる。
第1図ないし第4図は本発明方法の一実施例を示す摺動
リングの要部拡大断面図である。 (1)摺動リング (2)摺動端面となる表面(2′
)摺動端面 (3)カーボン粒子(4)熱硬化性樹脂
材 特許出願人 イーグル工業株式会社 代理人 弁理士 野 木 陽 r(NrつNj
リングの要部拡大断面図である。 (1)摺動リング (2)摺動端面となる表面(2′
)摺動端面 (3)カーボン粒子(4)熱硬化性樹脂
材 特許出願人 イーグル工業株式会社 代理人 弁理士 野 木 陽 r(NrつNj
Claims (1)
- 1、互いに密接摺動する1対の摺動リングを有するメカ
ニカルシールの一方の摺動リングを、カーボン粒子を熱
硬化性樹脂材で結合した材料で成形し、該摺動リングの
摺動端面となる表面を、加熱した状態でラッピングまた
は研磨した後冷却し、前記表面からカーボン粒子が突出
した状態になすことを特徴とするメカニカルシールの摺
動リングの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259788A JPH01229173A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | メカニカルシールの摺動リングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5259788A JPH01229173A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | メカニカルシールの摺動リングの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01229173A true JPH01229173A (ja) | 1989-09-12 |
JPH048666B2 JPH048666B2 (ja) | 1992-02-17 |
Family
ID=12919191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5259788A Granted JPH01229173A (ja) | 1988-03-08 | 1988-03-08 | メカニカルシールの摺動リングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01229173A (ja) |
-
1988
- 1988-03-08 JP JP5259788A patent/JPH01229173A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH048666B2 (ja) | 1992-02-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |