JPH01228280A - 固体撮像装置の駆動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は固体撮像装置の駆動方法に関するものである。

従来の技術 近年、ＶＴＲの普及にともなって、固体撮像素子を用い
たビデオ一体型カメラの開発が活発化しており、小型、
軽量、高画質、多機能、低価格といったところに主眼が
置かれている。

ところで、従来のビデオカメラでは、必須のズーム機能
が、複数の単品レンズの組み合せによる複雑なカム機能
を設けて、互いのレンズを移動させることにより実現さ
れていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら上記のような構成では、レンズを移動させ
る機構がかなり大掛かりになり、ビデオカメラの体積の
かなりの部分をレンズが占めることになってしまい、ビ
デオカメラの小型、軽量化を阻害する要因となる。また
、ズーム機能の無い固定焦点レンズのビデオカメラでは
、用途が限られてしまい、ビデオカメラの商品価値が落
ちる。

本発明では、上記欠点に鑑み、複雑な光学系を用いずに
ズーム機能の得られる固体撮像装置の駆動方法を提供す
るものである。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明は、光電変換素子
に蓄積された信号電荷を電荷読み出しパルスにより垂直
転送部へ転送し、垂直転送部および蓄積部を高速に駆動
し、信号電荷を垂直転送部の段数の約４分の１の段数と
蓄積部の段数との加算された段数分転送し、水平転送部
へ到達した信号電荷を排出した後、垂直転送部および蓄
積部に残る信号電荷を垂直転送部および蓄積部上を２水
平走査期間ごとに１段ずつ水平転送部に向けて転送し、
水平転送部に転送された信号電荷を２水平走査期間で１
ライン分の転送ができる周波数で転送し出力するように
構成されている。

作用 この構成により、垂直方向、水平方向ともに２倍に拡大
された映像を得ることができ、大規模な機構を必要とせ
ず、瞬間的なズーム機能が実現できる。

実施例 以下、本発明を実施例により、図面を参照しながら説明
する。

第１図は、本発明の実施例固体撮像装置の駆動方法を示
す駆動パルス群と、固体撮像装置の信号出力および復号
映像信号を示している。第１図において、（ａ）は復号
帰線消去パルス、（ｂ）は電荷読み出しパルス、（Ｃ）
は垂直転送パルス、（ｄ）は水平転送パルス、（ｅ）は
固体撮像装置の信号出力、げ）は復号映像信号を示して
いる。

第２図は、本発明の一実施例の駆動方法を実現するため
に使用する固体撮像装置の構成を示すものである。

固体撮像装置は、光電変換部２１．垂直転送部２２、蓄
積部２３．水平転送部２４．信号電荷検出部２５から構
成されており、光電変換部２１は、垂直約４８０画素、
水平約６７０画素よりなり、蓄積部２３は、約５０ライ
ンの信号電荷の蓄積が可能である。

第１図（ａ）の垂直帰線消去期間ｌｌ中に、同図（ｂ）
の電荷読み出しパルス１２を光電変換部２１に印加し、
同光電変換部２１に蓄積された信号電荷を垂直転送部２
２に転送する。次に、垂直転送部２２および蓄積部２３
に、第１図（Ｃ）の高速転送パルス１３を印加し、垂直
転送部２２の約４分の１の段数と蓄積部２３の段数との
和の段数分の転送を行う。この操作により、光電変換部
２１の蓄積部２３側から約４分の１の部分（第２図中の
Ａの範囲、以下、Ａ部と記す）に蓄積された信号電荷が
蓄積部２３の水平転送部２４側の端まで転送される。

また、Ａ部に蓄積された信号電荷は、水平転送部２４に
到達したとき、第１図（ｄ）の水平転送パルス１４によ
り排出される。

この状態から、つづ（映像走査期間１５では、第１図に
示すように、水平走査期間３１のほぼ真ん中の時間に垂
直転送パルス１６を２水平走査期間ごとに垂直転送部２
２および蓄積部２３に印加する。同時に、２垂直転送パ
ルス間の期間に水平転送部２４上の信号電荷を１回分転
送できる周波数の水平転送パルス１７を水平転送部２４
に印加し、信号電荷を信号電荷検出部２５より出力する
。この操作により、光電変換部２１の蓄積部２３例の約
４分の１の部分から４分の３の部分まで（第２図中Ｂ部
）、つまり、光電変換部２１の中央の部分が１映像走査
期間に引き延ばされて出力される。そして、映像走査期
間１５の終わりには、光電変換部２１の蓄積部２３とは
反対側の４分の１（第２図中Ｃ部）に蓄積された信号電
荷が蓄積部２３および垂直転送部２２の一部に残る状態
となる。この信号電荷は、次の垂直帰線消去期間１８が
始まり電荷読み出しパルス１９による信号電荷の垂直転
送部２２への読み出し、および、高速転送パルス２０に
よる垂直転送が行われることにより、第２図中Ａ部の排
出と同時に排出される。

以上の駆動方法による固体撮像装置の信号出力を第１図
（ｅ）に示している。このようにして得られた信号出力
のうち有効部分３０以外をブランキング処理し、１水平
走査期間遅延を行い空白部分を補間することで、光電変
換部２１の中央部（第２図中す部）をモニター画面いっ
ばいに拡大表示することができる。本駆動方法による復
号映像信号を第１図（ｆ）に示す。

なお、本実施例においては、蓄積部を有する固体撮像装
置を用いたが、インターライン転送方式ＣＣＤを用いて
も良い。

発明の効果 以上のように本発明によれば、複雑な光学系を必要とせ
ずに、瞬間的にズーミングができ、その実用的効果は絶
大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例における固体撮像装祷形ｌコ 置の駆動パル′支＼−協２図は固体撮像装置の構成図で
ある。 １２．１９・・・・・・電荷読み出しパルス、１３．２
０・・・・・・高速転送パルス、１６・・・・・・垂直
転送パルス、１７・・・・・・水平転送パルス。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　複数個の光電変換素子を二次元的に配列した光電変換
   部、同光電変換部に蓄積される信号電荷を垂直方向に転
   送する垂直転送部、同垂直転送部から転送される複数水
   平ラインの信号電荷を蓄積する蓄積部、同蓄積部からの
   １水平ライン分の信号電荷を水平方向に転送する水平転
   送部、同水平転送部からの信号電荷を信号電圧または信
   号電流に変換して出力する信号電荷検出部を有する固体
   撮像装置の、前記光電変換部の信号電荷を電荷読み出し
   パルスにより前記垂直転送部へ転送し、前記垂直転送部
   および前記蓄積部を高速に駆動し、前記信号電荷を前記
   垂直転送部の段数の約４分の１の段数と前記蓄積部の段
   数の和の段数分転送し、前記水平転送部へ到達した信号
   電荷を排出した後、前記垂直転送部および前記蓄積部に
   残る信号電荷を前記垂直転送部および前記蓄積部上を２
   水平走査期間ごとに１段ずつ前記水平転送部に向けて転
   送し、前記水平転送部に転送された信号電荷を２水平走
   査期間で１ライン分の転送し得る周波数で転送し出力す
   ることを特徴とする固体撮像装置の駆動方法。