JPH01227794A - 洗たく機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、頑固な部分汚れの洗たくに好適な洗たく機の
改良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、ワイシャツのエリ、ソデ、白ソックスのつま先、
かかと等の頑固な部分汚れは、通常の洗たくでは落ちな
い。、実開昭６０−５３２８２号公報には、その頑固な
部分汚れに対する考案が提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

このものは、羽根の中央に立上がる棒状の先端に部分洗
い用ブラシ等の摩擦体を設けたもので、このブラシに頑
固な汚れ部分を押し付けて洗たくをするものである。

このものは、短周期で撹拌翼体の羽根を回転させるもの
であるが、回転速度が１１００ｒｐ〜２５０ｒｐｍと低
く、頑固汚れの洗浄には十分なものでない。

本発明の目的は、上記の欠点に対処し、洗浄力が十分な
ものを提供せんとするものである。

本発明の他の目的は部分洗い作業のし易いものを提供せ
んとするものである。

本発明の他の目的は、部分洗い、大物の洗たく。

小物の洗たくが一度にできるものを提供せんとするもの
である。

本発明の他の目的は部分洗いをしないときは、通常の洗
たく機として使用できる使い勝手のよいものを提供せん
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、洗たく槽と、この洗たく槽の底部に回転自在
に設けられる撹拌翼体と、撹拌翼体の上方に設けられ、
かつ撹拌翼体の回転とともに回転する部分洗い用摩擦体
とからなる洗たく機において、撹拌翼体と部分洗い用摩
擦体を変速手段を介して連結したものである。

〔作用〕

これにより、部分洗い用摩擦体は変速手段で頑固汚れ洗
いに必要な適当な回転数に回すことができる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を二槽式法たく機を例にして図面
により説明する。

第１図に於て、二槽式法たく機は、鋼板製の外枠１と、
この外枠１を載置する合成樹脂製のベース２と、外枠１
内に収納する金製樹脂製の洗たく槽３と、この洗たく槽
３と一体に形成し、かつ外枠１内に収納する水受槽４と
、この水受槽４内に収納した脱水槽５と、洗たく槽３の
底部中央に設けた撹拌翼体である主羽根６と主羽根６の
駆動源となる洗たくモータ７と、脱水槽５の駆動源とな
る脱水モータ８と、外枠１上方に洗たく槽３及び水受槽
４の上方開口縁を利用して設けられた、洗たく、すすぎ
、脱水、排水等の各動作を制御する操作パネル９とを備
えている。

洗たく槽３の中央底部には、下端に従動プーリ１０を軸
支した減速機１１が固定され、その上端の出力軸に、そ
の中央に上方へ突出した中空筒体１２を有した前記主羽
根６が軸支され、中空筒体１２の上端にはキャップ１３
が装着されている。

また前記従動プーリ１０は、前記洗たくモータ７上方に
軸支された駆動プーリ１４とベルト１５により連結され
、前記洗たくモータ７の回転が主羽根６に伝達させ、通
常の洗たく、すすぎ作用を行うようになっている・ 一方、洗たく槽３の上方には第２図に示すように、上方
を開口した第２の洗たく槽１６が構成され上部フランジ
１７下端が洗たく槽３上部内縁に設けられた水飛散防止
用の内フランジ１８下面、及び水受槽４上部開口部をお
おう形で設けられた水受カバー１９の左端下面に各々止
めネジ２０により着脱自在に設けられたハンガー２１と
当接することにより第４図にも示すよう、下方及び回転
方向が固定されている。また上部フランジ１７上には、
部分的に対向する位置にＵ字状の切欠部２２が、また第
２の槽１６を着脱、あるいは移動する際に使用する把手
２３が軸支されている。

第２の槽１６の中央底部には、第２の撹拌翼体である第
２の羽根２４を軸支するための軸受２５がナツト２６に
より固定され、その下端には、前記キャップ１３内に挿
入して主羽根６の回転が伝達できるよう、カップリング
２７が軸支されている。キャップ１３とカップリング２
７の連結部の形状は、第５〜６図に示すようにキャップ
１３の内周面とカップリング２７外周面に形成したスプ
ラインにより構成されており、キャップ１３へのカップ
リング２７の挿入及びスプライン部のかみ込みがスムー
ズなよう、キャップ１３のスプライン凸部の上端及びカ
ップリング２７のスプライン凸部の下端は滑らかな斜面
で終止するよう構成されている。

尚、このスプラインの歯数は、伝達トルクに対する歯元
のねじり強度を確保する範囲内で、最多数としている。

又、キャップ１３と中空筒体１２の結合も上記と同様な
構成となっている。また第２の槽１６の内周下方には、
洗たく時の摩擦作用を助長する多数の突条２８が形成さ
れている。

次に第２の槽１６の一画には排水機構部２９が形成され
、最下部の排水口３０から内部の水が排水される。

排水機構部２９内には、排水弁３２．弁押バネ３３、操
作レバー３４が設けられ、操作レバー３４を上下するこ
とにより、排水の切換えが行えるようになっており、こ
れらは排水フィルター３５によりカバーされている。

次に第２図に於て、第２の槽１６及び排水フィルター３
５の壁面には、各々凹部３６が形成され、これに係合す
る形で、・その中央内壁にスプラインが形成されたセッ
ト穴３７を有する仕切板３８が設けられている。仕切板
３８の外周には、対向す＝７− る位置に、仕切板３８と一体成形された固定突起３９及
び可動突起４０が設けられ、一方の可動突起４０は、着
脱つまみ４１及び押バネ４２により前後方向へ可動する
よう構成されている。

次に第３図に示すように、仕切板３８中央のセット穴３
７には、下方に入力軸４３．上方に出力軸４４を有し、
入力回転数に対し増速されだ出力回転数を得る遊星ギヤ
方式の変速機４５（変速手段）が着脱自在にセットされ
ており、先記セット穴３７との嵌合部には、これにかみ
合う形でスプライン軸が形成され、変速機４５の回り止
めを成している。尚、変速機４５の上方は、これを上下
方向に着脱する際の手掛は部４６を有する上ケース４７
と下ケース４８から成り、各々出力軸受部４９、入力軸
受部５０が形成され、それぞれ水封シール５１で水封さ
れている。

次に、変速機４５の下方入力軸４３下端には、先記第２
の羽根２４上端とスプラインによるカップリング結合方
式で回転力が伝達させるよう変速機カップリング５２が
設けられ、反対側上方の出力軸４４上端には、ブラシ状
に植毛された部分洗い用摩擦体５３が設けられている。

　　　　　　、なお、変速機４５は、主羽根６および第
２の羽根２４の回、転を増速しで部分洗い用摩擦体５３
に伝える。主羽根６および第２の羽根２４は短周期で反
転し、１００〜２５０ｒｐｍの回転数で回転するもので
あるが１、この変速機４５により、部分洗い用摩擦竺５
３は５００〜６００ｒｐｍ程度の回転数に増速される。

主羽根６は、アジテータ方式の大形のものであるので、
上記のような回転をとるものである。パルセータ等の小
形の羽根は１１００Ｑｒｐ程度の高速回転をとる。小形
の羽根を用いる洗たく機においては、減速形式の変速機
を用い、部分洗い用摩擦体の回転数を５００〜６００ｒ
ｐｍ程度に減速する。

以上の構成に於て、部分洗いは次のようにして行う。　
　　　。

すなわち、第１．の洗たく槽３に第２の洗たく槽１６を
セットし、仕切板３８を取付ける。この後部分洗い用摩
擦体５３を有する変速機４５を挿入し、洗たく機を運転
する。これにより、主羽根６の回転が第２の羽根に伝達
され、更に増速されて部分洗い用摩擦体５３を回動する
。従って、部分洗い用摩擦体５３の回転数は、変速機４
５内の変速比の設定により、主体となる洗たく槽３及び
、第２の洗たく槽１６の回転数は最適な状態そのままで
、自在に設定することが可能となる。これにより、洗た
く槽３及び第２の洗たく槽内で、上下各々単独に、ある
いは同時に洗たく中の場合でも、これらの洗たく条件を
損うことなく、しかも部分洗いに最適な回転数で、部分
洗い作業が可能となる。これにより、取扱性が向上する
ばかりでなく、通常の洗たくと併用して部分洗いができ
るため、省エネ、効率的な部分洗いができる。

また、仕切板３８が設けられているため、部分洗い中に
洗たく物が羽根や、他の洗たく物に巻き付いたりするこ
ともなく、安定した作業が可能となる。

第７図は他の実施例を示すもので、変速機４５の変速方
式を、入力軸４３に対し出力軸４４が偏芯した構成とな
っている他は、前記実施例と同一である。

このようにすることにより、変速機４５を安価にするこ
とができ、生産性を向上できる。また、仕切板３８上面
で、部分洗い用摩擦体５３を自在な位置に偏芯させるこ
とができるため、作業条件を更に向上させることができ
る。

尚、以上の実施例は、第２の洗たく槽を有する洗たく機
で説明して来たが、第８図に示すよう一般の洗たく機に
於ても同様な構成とすることにより、同一効果を得られ
ることは言うまでもない。

（発明の効果） 以上述べたとおり、本発明は、洗たく槽と、この洗たく
槽の底部に回転自在に設けられる撹拌翼体と、撹拌翼体
の上方に設けられ、かつ撹拌翼体の回転とともに回転す
る部分洗い用摩擦体とからなる洗たく機において、撹拌
翼体と部分洗い用摩擦体を変速手段を介して連結したも
のである。

これによれば、次のような良さがある。

１ｌ− （１）撹拌翼体の回転が低くあっても高くあっても部分
洗い用摩擦体は、変速手段で頑固な汚れ落しに合う回転
速度にすることができる。

（２）撹拌翼体を駆動するモータの回転速度を調整する
必要がないので複雑な制御装置がなくて済む。

（３）撹拌翼体の回転速度は、そのままのものであるの
で部分洗い用摩擦体を用いる頑固汚れ落し洗浄と一緒に
通常の洗たくを行なうことができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す洗たく機の縦断面図、
第２図、第３図は同じく一実施例を示す洗たく機の部分
洗い要部の縦断面図、第４図は同じく一実施例を示す第
２の洗たく槽の固定方法の斜視図、第５図〜第６図は同
じく一実施例を示す第２の洗たく槽の連結部の縦、横断
面図、第７図は他の実施例を示す部分洗い要部の縦断面
図、第８図は他の実施例を示す洗たく機の縦断面図であ
る。 ３・・・洗たく槽、６・・・主羽根、３８・・・仕切板
、４３・・・入力軸、４４・・・出力軸、４５・・・変
速機、５１・・・第４　口

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、洗たく槽と、この洗たく槽の底部に回転自在に設け
   られる撹拌翼体と、撹拌翼体の上方に設けられ、かつ撹
   拌翼体の回転とともに回転する部分洗い用摩擦体とから
   なる洗たく機において、撹拌翼体と部分洗い用摩擦体を
   変速手段を介して連結したことを特徴とする洗たく機。 ２、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、部分洗
   い用摩擦体の下部近傍に部分洗い用摩擦体側と撹拌翼体
   側とを仕切る仕切板を設けたことを特徴とする洗たく機
   。 ３、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、撹拌翼
   体を短周期で反転させるとともに１００〜２５０ｒｐｍ
   の低速回転で回転させ、高速回転に変える変速手段を用
   いたことを特徴とする洗たく機。 ４、特許請求の範囲第１項記載のものにおいて、撹拌翼
   体を高速回転で回転させ、低速回転に変える変速手段を
   用いたことを特徴とする洗たく機。 ５、洗たく槽と、この洗たく槽の底部に回転自在に設け
   られる撹拌体と、洗たく槽の内側上部に着脱自在に設け
   られる容積の小さな第２の槽と、第２の槽の底部に設け
   た第２の撹拌翼体と、第２の撹拌翼体側と前記撹拌翼体
   側とを着脱自在に連結する連結手段と、撹拌翼体および
   第２の撹拌翼体とともに回転する部分洗い用摩擦体とを
   備え、同部分洗い用摩擦体を第２の槽の内側上部に設け
   るとともにこの部分洗い用摩擦体と第２の攪拌翼体を変
   速手段を介して連結したことを特徴とする洗たく機。 ６、特許請求の範囲第１項または第５項記載のものにお
   いて、遊星ギヤ方式の変速手段を用い、部分洗い用摩擦
   体と撹拌翼体の回転軸心が同一線上になるようにしたこ
   とを特徴とする洗たく機。 ７、特許請求の範囲第１項または第５項記載のものにお
   いて、部分洗い用摩擦体と攪拌翼体の回転軸心をずらし
   たことを特徴とする洗たく機。 ８、特許請求の範囲第５項記載のものにおいて、部分洗
   い用摩擦体の下部近傍に部分洗い用摩擦体側と第２の撹
   拌翼体側とを仕切る仕切板を設けたことを特徴とする洗
   たく機。 ９、特許請求の範囲第２項または第８項記載のものにお
   いて、部分洗い用摩擦体を変速手段に支持し、変速手段
   を仕切板に着脱自在に支持したことを特徴とする洗たく
   機。