JPH0122720Y2 - - Google Patents

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JPH0122720Y2
JPH0122720Y2 JP18768583U JP18768583U JPH0122720Y2 JP H0122720 Y2 JPH0122720 Y2 JP H0122720Y2 JP 18768583 U JP18768583 U JP 18768583U JP 18768583 U JP18768583 U JP 18768583U JP H0122720 Y2 JPH0122720 Y2 JP H0122720Y2
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toy
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JP18768583U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は模擬食品玩具に関するものであり、詳
細には冷水または温湯につける等の手段によつて
冷却または加温することにより、常温では調理前
の材料または加工材料に相当する外観(色)を呈
していた成形体が前記材料または加工材料に対応
する調理後の食品の色を呈し、常温に放置してお
くと再びもとの外観にもどる、繰返し料理遊びの
できる模擬食品玩具に関するものである。
従来のこの種の模擬食品玩具は既に調理済の食
品の外観を呈しているか、例えば卵のように調理
(ゆでる)しても外観が全く変らない材料を模倣
した成形体が用いられており、これらを用いて遊
ぶ幼児に充分な満足を与えられるものではなかつ
た。この種のままごと遊びにおいては実際のケー
スに類似していればいる程、幼児にとつて高い満
足度が得られるものであると考えられる。
本考案は幼児に対して危険のない氷水または風
呂程度の温湯の手段で冷熱または熱を適用するこ
とにより、実際の料理過程において調理前の材料
または加工材料の外観(色)が加熱調理で変化す
るとおりに色変化を起し、常温に放置しておくこ
とにより再びもとの外観(色)にもどつて繰返し
使用できる、幼児に高い満足度を与える料理あそ
び用の模擬食品玩具を提供するものである。
本考案の模擬食品玩具はプラスチツク成形体の
表面に可逆性熱変色材料を含む塗装を施すか、ま
たはプラスチツク材料自体に前記熱変色材料を練
合するか、または両者の組合せからなる。成形体
は水中にある時、浮遊状態となるのが実態に近い
ので、中空の成形体、発泡成形体または水より比
重の小さいワツクス類からなる成形体が用いられ
る。可逆性熱変色材料としては本出願人が先に提
案した特公昭51−44708,44709及び特公昭52−
6748号公報に開示されている熱変色材料及びポリ
オレフイン組成物が好適に用いられる。可逆性熱
変色材料自体は本考案の玩具の使用対象が幼児で
あることから、その安全を考りよして冷水または
風呂の湯程度の温湯の冷熱または熱で色変化が起
るよう約10℃または40℃近辺に変色温度を示すも
のが選ばれる。
以下具体例について説明する。
黄白色に着色されたエチレン−酢酸ビニル共重
合体樹脂を原料としてブロー成形により肉厚1乃
至3mmのエビにフライの衣をつけた形状の中空成
形体を得た。この成形体の露出エビ部及び衣部の
表面にそれぞれ以下の熱変色塗料1及び2を塗布
した。
熱変色塗料1:約10℃より低温で橙赤色に発色
し、常温では無色である可逆性熱変色材料を内包
する粒径分布2乃至10μmの微小カプセル20重量
部をカルボキシ変性スチレン−ブタジエン共重合
体ラテツクス(固形分50%)80重量部中に混合、
均質に分散してなる。
熱変色性塗料2:約10℃より低温で褐黄色に発
色し、常温では無色である可逆性熱変色材料を内
包する粒径分布2乃至10μmの微小カプセル20重
量部を前記ラテツクス80重量部中に混合、均質に
分散してなる。
この模擬食品玩具はエビにフライの衣のついた
形状で常温では淡い黄白色の外観を呈しており、
氷水に浮遊させると水中に没した表面は瞬時に露
出エビ部が橙赤色に、衣部が褐黄色に変化し、空
中に露出していた部分も1分後には完全に水中の
表面部と同じ色に変化し、あたかも衣つきの生エ
ビが調理によりエビフライに仕上つたような観を
呈した。この「エビフライ」は水中から取出され
て、20乃至25℃の室温に放置されると15分後には
完全にもとの淡い黄白色の外観にもどつた。
このように水中に入れた瞬間に全体が変色する
のではなく、ゆつくりと変色していくことにより
実際の調理に近い感触が出せる。この変色速度の
調節はプラスチツク材の肉厚、塗膜の厚み等でコ
ントロールされる。
次に低密度ポリエチレン100重量部にライトグ
リーン色の有機顔料2重量部及び常温でマゼンタ
色を呈し、約40℃以上では無色となる可逆性熱変
色材料0.5重量部を加熱、溶融状態で均質に混練
して得られた着色プラスチツク材を原料として、
射出成形によりふきの葉柄の形状の中空筒を成形
した。この成形体は常温ではグリニシユグレーの
外観を呈しているが、40乃至45℃の温湯中に入れ
ると1乃至2分間で完全にライトグリーン色とな
り、湯中から取出し常温に放置しておくと20分後
にはもとの色にもどつた。
次に淡い黄白色に着色されたパラフインワツク
ス100重量部を約80℃で融解し、その中へ前記の
常温で無色であり、約10℃以下で褐黄色を呈する
可逆性熱変色材料3重量部を混合し、均質に分散
して小判形のコロツケの形状に注型成形した。こ
の成形体は常温では調理前のコロツケ加工材料の
外観を呈し、氷水中に入れると徐々に変色して5
分後には全体が完全に褐黄色となり、調理後のコ
ロツケの外観を呈した。水中から取出し常温に放
置しておくと20分後にはほぼもとの色に戻つた。
その他、加熱調理前後で著しく色の変わる、例
えばたこ、かに等の材料及びフライ物の加工材料
等を本考案の模擬食品玩具の対象とすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の模擬食品玩具の一例であり、第
1図は常温時の状態、第2図は色変化を起した時
の状態をそれぞれ示している。 1……模擬食品玩具、2,2′……衣部、3,
3′……露出エビ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 調理前の材料または加工材料に相当する外観を
    もつ成形体であつて、約10℃以下の冷熱または約
    40℃以上の熱の適用により変色して、前記材料ま
    たは加工材料に対応する調理後の食品の色調を呈
    するよう対応する色種の可逆性熱変色材料を前記
    成形体の少くとも表面に配してなる模擬食品玩
    具。
JP18768583U 1983-12-05 1983-12-05 模擬食品玩具 Granted JPS6094300U (ja)

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JP18768583U JPS6094300U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 模擬食品玩具

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JP18768583U JPS6094300U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 模擬食品玩具

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Publication Number Publication Date
JPS6094300U JPS6094300U (ja) 1985-06-27
JPH0122720Y2 true JPH0122720Y2 (ja) 1989-07-07

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ID=30405073

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JP18768583U Granted JPS6094300U (ja) 1983-12-05 1983-12-05 模擬食品玩具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0628160Y2 (ja) * 1987-06-17 1994-08-03 パイロットインキ株式会社 料理玩具における模擬調理器

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Publication number Publication date
JPS6094300U (ja) 1985-06-27

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