JPH01226974A - ユニツトタイルの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、多数のタイルが目地間隔を設けて配置された
タイル群の裏面に、セメント及びａｕｉ補強材の素材か
ら成形した連結用基材を接着し、連結用基材を養生硬化
してユニットタイルを製造する方法の改良に関する。

［従来の技術］ 従来、タイルユニットとしては、本出願人の先願（実公
昭５７−４２９８５号）に係るのものがある。即ち、こ
のタイルユニット　１は、第４図に示す如く、５０％以
上の空隙率を有する耐腐食性繊維よりなる不織布または
織布を基材２とし、該基材２に張り付は施工時に使用す
る張り付はモルタルと同系統のセメントペースト３を含
浸封着した連結用基材７を、第２図及び第３図に示すよ
うに、多数のタイル４，４・・・が配置されたタイル群
５の裏面に接着させて該タイル群５を連結したものであ
る。

前記連結用基材７は、流動性のある所謂ゾル状態のセメ
ントペースト３を基材２に含浸封着して予め作られるも
のであるが、タイル群５に接着する直前にはセメントペ
ースト３を流動性の非常に少ない所謂ゲル状態にしてお
く。この様に連結用基材７のセメントペースト３を所謂
ゲル状態として用いる理由は、連結用基材７の保形性の
維持及び連結用基材１の取扱い上の便宜を図ると共に、
ゲル状態セメントペースト３の移動に起因するタイル表
面４ａ、　４ａの汚染を防止するためである。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、連結用基材７とタイル群５とを強固に接着す
るには、セメントペースト３中の接着力向上寄与成分た
る液状成分で各タイル裏面４ｂを濡らすことである。し
かし、タイル群５を接着させる直前の連結用基材Ｉは、
セメントペースト　３を所謂ゲル状態としであるため、
タイル裏面４ｂを充分に濡すに足るだけのセメントペー
スト中の液状成分をタイル裏面４ｂに付与することがで
きない。

そのため、前記連結用基材７に対してタイル群５のタイ
ル裏面４ｂ、４ｂ・・・を押圧しただけの従来製造方法
では、両者の馴染が非常に悪く、強固な接着状態を得る
ことができない。その結果、従来製造方法で得たタイル
ユニット　１は、養生硬化した連結用基材７からタイル
４が離脱するという最悪の事態を招く問題点があった。

本発明は、上記問題点に鑑み、連結用基材とタイル裏面
とを強固に接着させることができるユニットタイル製造
方法の提供を目的とする。

〔課題を解決するための手段］ 本発明に係るユニットタイルの製造方法の要旨は、多数
の多イルが配置されたタイル群の裏面に、セメント及び
繊維補強材の素材から成形した連結用基材を接着し、連
結用基材を養生硬化してユニットタイルを製造する方法
において、前記養生硬化の前に、前記タイル群の各タイ
ルと前記連結用基材とを圧接させつつ各タイルに超音波
を付与することにより、連結用基材のタイル圧着面側に
流動性を発現させ、発現したｉｖＪ性成分成分タイルの
裏面に付着させることである。

〔作　用］ 超音波の付与により発現した連結用基材におけるタイル
圧着面側の流動性成分は、各タイルと連結用基材との圧
接と相俟って簡・単に変形し各タイルの裏面全体に万遷
無く付着すると共に、この成分中に含有にされている接
着力向上寄与成分である液状成分でタイル裏面を充分に
濡らしてタイル裏面との接着性を向上させる。

［実施例］ 以下、本発明に係るユニットタイルの製造方法を第１凹
穴乃至ｔＤ）に示す実施例に基づいて説明する。

第１工程は、同図（８）に示す如く、セメント及び繊維
補強材の素材から成形した所謂ゲル状態の連結用基材１
７を準備すると共に、多数のタイル１４゜１４・・・を
配置してなるタイル群１５を準備することである。

該連結用基材１７としては、従来と同様に、５゜％以上
の９隨率を有する耐腐食性繊維よりなる不織布または織
布を基材２とし、該基材２に張り付は施工時に使用する
張り付はモルタルと同系統のセメントペースト３を含浸
封着したシート状のもの（例えば、厚みが１〜１０１１
）、または図示省略したが、セメント、石綿及び混和材
を湿式混合したゾル状態のものを丸網式抄ｙｔ１ｍ等で
厚肉状に抄造した後に所定長さで切断した石綿セメント
板（例えば、厚みが１〜１０購−）等を用いる。連結用
基材１７は、搬送中の変形防止及び取扱上の便宜を考慮
して、装置表面を離型処理した搬送具２１に載置しされ
て次の工程に搬出される。

前記タイル群１５は、タイル整列具２２の各凹部２２ａ
内の夫々に、裏面１４ｂを下向きにしたタイル１４を挿
入し、隣接タイル１４．１４間に所望幅寸法の目地間隙
１６を設けて形成されている。タイル群１５は、整列状
態を維持したまま吸引移載装置２３の吸引具２３ａ　、
　２３ａ・・・で吸引されて次の工程に搬出される。

第２工程は、同図ａに示す如く、搬送具２１に載置され
連結用基材１７の上に、吸引移載装置２３で吊下げられ
たタイル群１５を降下する。続けて、同図ｆｃｌに示す
如く、吸引移載具２３で吸引され各タイル表面１４ａが
仮想同一平面Ａ位置となっている状態のタイル群１５を
連結用基材１７に向って吸引移載具２３で押圧するか、
又は連結用基材１７をタイル群１５に向って搬送具２１
で押圧することにより、タイル群１５の各タイル１４．
１４・・・と連結用基材１７とを圧接させる。この圧接
と並行して、各タイル１４．１４・・・に超音波（例え
ば、１０〜５０ＫＨ２）を付与する。

この超音波の付与は、超音波発生具２４のホーンチップ
２４ａを各タイル１４の表面１４ａに接触させて行なう
。超音波発生具２４は、吸引移載装置２３と別体に設け
て上方の後退位置から降下させることによりホーンチッ
プ２４ａ　、　２４ａ・・・を各タイル１４の表面１４
ａに接触させる構造とするか、または図示省略したが、
吸引移載装置２３に内蔵する。前記超音波を付与する時
間Ｔは、連結用基材１７におけるタイル圧接面側表層１
７ａ（例えば、厚み一１〜２１ｍ）に流動性を発現させ
且つ発現した流動性成分を各タイル１４の裏面１４ｂ全
体に展着させるに必要な時間である。上記連結用基材１
７の流動性成分は、各タイル１４と連結用基材１７との
圧接と相俟って各タイル１４の裏面１４ｂ全体に互選無
く展着するまで変形すると共に、この成分中に含有され
ている接着力向上寄与成分たる液状成分でタイル裏面１
４ｂを充分に濡らする。前記所定時間Ｔの超音波付与が
終了したならば、超音波発生具２４を上昇後退させると
共に、吸引移載装置２３の吸引具２３ａの吸引動作を停
止して吸引移載装置２３を待機位置まで後退させる。同
図（Ｄｌに示す如く、タイル群１５が付着した未硬化の
連結用基材１７は、搬送具２１に載置された状態のまま
次の工程に搬出される。

第３工程は、搬送具２１に載置され、タイル群１５が付
着した未硬化の連結用基材１７を、乾燥装置又はオート
クレーブ（図示省略）で養生硬化する。

養生硬化の完了により得たタイルユニット１１は、搬送
具２１から分離される。

［発明の効果］ 以上詳述の如く、本発明に係るユニットタイルの製造方
法は、超音波の付与により発現した連結用基材における
タイル圧着面側の流動性成分が、各タイルと連結用基材
との圧接と相俟って簡単に変形し各タイルの裏面全体に
互選無く展着すると共に、この成分中に含有にされてい
る接着力向上寄与成分である液状成分でタイル裏面を充
分に濡らしてタイル裏面との接着性を向上させるため、
連結用基材とタイル４とが強固に接着したタイル剥離の
ないタイルユニットを得ることができる優れた効果を有
する。更に、本発明に係るユニットタイルの製造方法は
、連結用基材におけるタイル当接面領域のみが超音波の
付与により流動性を発現するため、流動成分でタイル表
面を汚染することはなく、美麗なユニットタイルを提供
できる。

【図面の簡単な説明】 第１凹穴乃至ＦＤ）は本発明に係るユニットタイルの製
造方法の実施例を示すものであって、同図＾は連結用基
材およびタイル群の準備工程を示す要部断面図、同図（
Ｂ）はタイル群を連結用基材の上に載置する直前の状態
を示す要部断面図、同図（Ｃ）はタイル群の各タイルに
超音波を付与している状態を示す要部断面図、同図（Ｄ
ｌは連結用基材とタイル群とを接着した状態を示す断面
図、第２図乃至第４図は従来のユニットタイルを示すも
のであって、第２図は底面図、第３図は第２図の■−■
轢断面図、第４図は連結用基材を拡大して示す断面図で
ある。 １４・・・タイル　　　　　　１４ｂ・・・タイル裏面
１５・・・タイル群　　　　　１７・・・連結用基材２
４・・・超音波発生装置２４ａ・・・ホーンチップ第２
図 第３図 第４図 （Ａ） （Ｂ） （Ｃ） ゜　　　　　　　（０）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多数のタイルが配置されたタイル群の裏面に、セメ
   ント及び繊維補強材の素材から成形した連結用基材を接
   着し、連結用基材を養生硬化してユニットタイルを製造
   する方法において、前記養生硬化の前に、前記タイル群
   の各タイルと前記連結用基材とを圧接させつつ各タイル
   に超音波を付与することにより、連結用基材のタイル圧
   着面側に流動性を発現させ、発現した流動性成分を各タ
   イルの裏面に付着させることを特徴とするユニットタイ
   ルの製造方法。