JPH01226964A - 屋根構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、屋根構造、特に風による振動、雨音の低減と
断熱性、防水性、施工性を強化した屋根構造に関するも
のである。

〔従来の技術〕

従来における屋根構造は、野地板、防水シート、屋根材
、または野地板、プラスチックフオーム、屋根材、もし
くは野地板とシート間にプラスチックフオームを一体に
介在したボードの上に屋根材を積層した屋根構造、さら
に、野地板、防水シート上に屋根材の裏面にポリエチレ
ンフオームを接着した屋根材を施工した屋根構造等があ
った。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、この種の屋根構造においては、屋根材自
体の雨による振動を低減あるいは防止する構造でないた
め、屋根材が共振等して安眠妨害、あるいはＴＶ、ラジ
オ等の音声、会話が聞き取れなくなる不利があった。

〔課題を解決するための手段〕

本発明はこのような欠点を除去するため、屋根材の裏面
の大部分、または部分的に施工時に接着剤を介して一体
に形成し、屋根材の振動を阻止せしめて雨音の低減を図
り、かつ断熱材、防音材、防水材を積層することによっ
て各材質の吸収周波数特性との相乗効果によって雨音を
大幅に制限でき、その上、断熱性、防水性、耐結露性、
耐食性（垂下、下地等）を改善できる屋根構造を提案す
るものである。

〔実施例〕

以下に、図面を用いて本発明に係る屋根構造の一実施例
について詳細に説明する。すなわち、第ｌ図ｔａ＞、（
ｂ）は本発明に係る屋根構造を示すもので、図において
、１は垂木、２は野地板、３は防水材、４は防音材、５
は芯材兼断熱層、６は接着剤、７は屋根材、８は釘、９
は吊子で必要に応じて設けるものである。さらに説明す
ると、防水材３はアスファルトフェルト、ピロアスファ
ルトフェルト、商品名タイベック（ダウ社）等の１種か
らなり、防音材４は鉱物繊維板（ガラス繊維、ロックウ
ール、ウレタンフオーム、セルロース繊維、パーライト
、鉛粉入り繊維の１種以上をバインダを介して成形した
軟、半、硬質のもの）、シージングインシュレーション
ボード等の１種からなり、主に吸音特性を発揮するもの
である。また、芯材兼断熱層５は合成樹脂フオーム、シ
ージングインシュレーションボード等の１種以上からな
り、主に芯材、高上材、断熱材として機能するものであ
る。

勿論、断面形状は長方形、３角形等のいずれでもよ（、
屋根材７と芯材兼断熱Ｎ５間の空隙に対応した形状であ
る。なお、具体例としてはポリウレタンフォーム、フェ
ノールフオーム、スチレンフオーム、ポリイソシアヌレ
ートフオーム等の単体、他シートとの複合体である。ま
た、接着剤６は合成樹脂系（フェノール、ポリエステル
、エポキシ、ポリウレタン、酢ビ、塩ビ、アスファルト
）、セルロース、無機系接着剤等の１種からなり、その
分散は第２図（ａ）〜ｔｃ）のように蛇行状、平行線状
、吹付状、あるいは図示しないが面状等の１種で行い、
屋根材７と芯材兼断熱層５とを一体に固着し、屋根材７
の振動を低減し、雨音を低減するのに役立つものである
。屋根材７は段葺、平葺、瓦棒葺きのいずれか１種に用
いる屋根材で、例えば第３図（ａ）、（ｂｌに示すよう
な屋根材７を用いる。

次に施工法について説明すると、いま第１図（ａ）にお
いて、垂木１上に野地板２を施工し、次に防水材３、例
えばアスファルトフェルト１７ｋｇ／ｎ？を桁方向に順
次線まで積層して敷設し、その上に防音材４、例えば商
品名ＧＲマツ）６ｍ＋＋をステーブル等で固定して下地
を形成する。次に、厚さ２０ｍ、密度４０ｋｇ／ｎ（、
大きさ３００　ｘ　１８００鶴で断面が略台形状のポリ
ウレタンフォーム板からなる芯材兼断熱層５を多数枚敷
設した後に、その表面に接着剤６を第２図（ａ）に示す
ように塗布する。なお、接着剤６としてはアスファルト
フェルトとゴム系接着剤を混合した成分を１００ｇ／ｍ
の割合で分布した。次に屋根材７を順次、敷設、固定し
、屋根を形成する。なお、この際、屋根材７と芯材兼断
熱層５とは部分的に固着されるものである。

以上、説明したのは本発明の一実施例にすぎず、芯材兼
断熱層５は第４図（ａ）〜ｆｄ）に示すような構成、す
なわち、＋８１図はフォーム５ａ自体をアルミニウムク
ラフト紙、アルミアスベスト、アルミガラスベーパ等の
シー）５ｂでサンドインチし一体に形成した芯材兼断熱
層５、偽）図は防音材４とフオーム５ａとシート５ｂと
を一体に形成した芯材兼断熱Ｎ５、＋８１図は図示のよ
うに、（ｄ１図はシート５ｂと接着剤６と剥離紙５ｃと
を一体に形成したものであり、現場発泡的にフオーム５
ａを発泡させ、他部材と一体化させたり、接着剤６を介
して一体に形成したりするものである。また、屋根材７
は第５図（ａ）〜（ｈ）、第６図（ａ）　〜（ｆｆ）、
第７図（ａ）　〜ｆｆ）、第８図（ａ）　〜（ｄ）に示
すように形成することもできる。また、図示しないが接
着剤６としては発泡性（約２〜５倍）の接着剤６を介す
ることもできる。

〔発明の効果〕

上述したように本発明に係る屋根構造によれば、屋根材
と芯材兼断熱層とが接着剤を介して一体化されるため、
屋根材の振動が低減し、それによって雨音が減衰し、安
眠が妨害されることがない。

また、雨音は異質素材を積層することによって、約４０
ｄＢ位の減衰を図ることができる。さらに、芯材兼断熱
層、防音材、防水材は断熱性、防水性等を改善でき、そ
の上、施工性は単に積層する工程のため簡単、かつ容易
である。

【図面の簡単な説明】

第１図［ａｌ、（′ｂ）は本発明に係る屋根構造の一実
施例を示す斜視図、および断面図、第２図＋ａｌ〜（Ｃ
１は接着剤の分布状態を示す説明図、第３図（ａｌ、（
ｂｌ、および第５図〜第８図は屋根材の一例を示す説明
図、第４図（ａｌ〜（ｄ）は芯材兼断熱層の一例を示す
説明図である。 １・・・垂木、２・・・野地板、３・・・防水材、４・
・・防音材、５・・・芯材兼断熱層、６・・・接着剤、
７・・・屋根材。 第１図 （久ン 第８図 （久） （ト） 第３図 （０・ン ク ζ 第十図 第５図 ｃ〜 ダ７ （い　　　　　ｒワ （ｅ〕　　　　　　　　≦ク マーーーーーーーコ ５′１・ ゛り′　　ダ７ く−−−−−−−ｊ− 、−一一一一一二一 第６図 （久） ６′７ （ｂ）＜７ （リ　　　　　　ｆワ （勘　　　　　　≦９ （ｅ］　　　　　　　　ｆつ （タノ　　　　　　　く７ （’））　　　　　　（’） 第７図 （傳 ／７ Ｓ−一一一−ＳＬ ′ｔ′、ワ （Ｃ〕 ／７ ζＮＮ−−−−公− Ｃ〆】 ｔｆノ １′７

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）垂木、母屋等の構造材上に少なくとも野地板、防
   水材、および屋根材を設けた屋根において、屋根材と接
   する部材とを接着剤を介して一体化したことを特徴とす
   る屋根構造。