JPH01224172A - スポット溶接機 - Google Patents

スポット溶接機

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JPH01224172A
JPH01224172A JP63051390A JP5139088A JPH01224172A JP H01224172 A JPH01224172 A JP H01224172A JP 63051390 A JP63051390 A JP 63051390A JP 5139088 A JP5139088 A JP 5139088A JP H01224172 A JPH01224172 A JP H01224172A
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electrodes
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Tokuyoshi Abe
阿部 徳喜
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Kyoshin Kogyo KK
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
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Kyoshin Kogyo KK
Shinwa Kogyo Inc
Shinwa Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はスポット溶接機に関し、特に、対向する第1、
第2の電極と、先端がこれらの第1、第2の各電極のワ
ークとの当接部位に接続される第3、第4の電極との4
本の電極を有するスポット溶接機に関する。
(従来の技術) 高温雰囲気に晒される電子機器等に使用される電導線は
、例えばポリエステルイミド等の耐熱性を有する合成樹
脂部材で被覆されており、この種の電導線を端子に接続
する場合、高温雰囲気においても電気的接続が長期間に
亘り保持されるように溶接継手(スポット溶接)により
接続される。
電導線を端子に溶接する場合には、溶接前に合成樹脂の
絶縁被膜を除去する必要があり、従来、この被覆膜の除
去には例えば、ツルコート等の強アルカリの溶剤により
溶解させる化学的除去方法又は機械的除去方法が使用さ
れている。しかしながら、絶縁被覆膜を除去する作業は
手間と時間が掛かり、製造コストを上昇させる要因の一
つになっていた。
そこで、かかる問題を解決するために本願の出願人は、
従前に、ポリエステルイミド等の耐熱性を有する合成樹
脂で被覆された電導線を特別な前処理を施すことなく端
子等に溶接することが可能な「スポット溶接機(特願昭
62−6580)Jを開示している。
このスポット溶接機は、第1の電極と、第2の電極との
間にワークを挟持し、これらのapi間に通電すること
により前記ワークにスポット溶接を施すスポット溶接機
において、第1の電極のワーク当接部位に第3の電極の
一端を当接密着させ、当該第3の電極の他端を第2の電
極側に電気的に接続し、第1及び第3の各電極は第2の
電極よりも高い電気抵抗を有するように構成したもので
ある。
即ち、このスポット溶接機は、第13図及び第14図に
示すように第1の電極50及び第3の電極52と、第2
の電極51との間に例えば、素線55に加熱により溶融
除去されるべき合成樹脂被覆膜56が被覆された電導線
57と、当該電導線57を接続すべき端子58からなる
ワーク59とを重合わせてこれを挟持させた後、通電を
開始すると、先ず、電流は合成樹脂被覆膜56に阻止さ
れて第1の電極50から第3の電極52の経路を通って
流れる。この時電気抵抗値の高いこれらの第11第3の
各電極50.51は発熱して瞬時に高温となり、合成樹
脂被覆膜56を溶融させ、この結果、合成樹脂被覆膜5
6の溶融剥離により電気的絶縁性が破壊されて電流が第
1の電極50と第2の電極51の経路で直接流れ、素線
55と端子58との溶接即ち、ワーク59の溶接が可能
となる。
(発明が解決しようとする課題) ところで、前記電導線57を溶接すべき端子の形状とし
て第15図に示すような丸ピン状の端子60があり、こ
のような丸ピン状の端子60の場合には電導線57を巻
き付けて溶接を施すこととなる。かかる溶接においては
第16 図に示すようにワーク61は第1、第3の電極
50.52と第2の電極51との間に丸ピン端子60を
介して介在される合成樹脂被覆膜55の被膜層が4層と
なる。このため、電導線57の第1、第3の電極50.
52例の2点鎖線lで示す範囲の合成樹脂被覆膜56は
高温に加熱されて溶融剥離するが、第2の電極51例の
2点鎖線■で示す範囲の合成樹脂被覆膜56は溶融が不
十分となり、上側の範囲■の合成樹脂被覆膜56の絶縁
が破壊されて素線55と端子60とが溶接されても、下
側の範囲Hの合成樹脂被覆11156は未だ十分に剥離
されていないために、かかる範囲の素線55と端子60
とが溶接不良となり易い。
また、第2の電極51側の範囲■の合成樹脂被覆膜56
が溶融剥離して溶接可能な状態にまで発熱させると、第
1、第3の電極50.52側の範囲Iの素線55が過熱
状態となり、この結果、ワーク61を第1、第2の電極
50.51の両側において略同じ溶接条件で安定して溶
接することが難しい。同様に、第17図に示すように端
子62の全面に合成樹脂被覆Wj463が施してあり、
当該端子65上に電導線57を載置してこれら両者を溶
接する場合も当該端子62の第2の電極51例の2点鎖
線■の範囲の合成樹脂被覆膜63の溶融剥離が不十分と
なり、素線55と端子62とを良好に溶接することが難
しい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、電極間にワ
ークを挟持して溶接を行うスポット溶接機において、絶
縁被膜を多数層有するワークを画電極側で略同じ溶接条
件で安定に行うことが可能なスポット溶接機を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明によれば、第1の電極
と第2の電極との間にワークを挟持して溶接を行うスポ
ット溶接機において、これらの第1、第2の各電極のワ
ークとの当接部位に夫々先端を当接且つ電気的に接続さ
れ、溶接電流の通電初期において発熱して前記ワークの
被膜を溶融剥離させる第3、第4の電極を設けた構成と
したものである。
(作用) 溶接時において溶接電流の通電初期に第3、第4の電極
を通電発熱させてワークを加熱し、当該ワークの第1及
び第3の電極、第2及び第4の電極との各当接部位及び
その近傍の絶縁被膜を溶融剥離する。これにより第1、
第2の電極間の通電を可能とし、前記絶縁被膜の溶融剥
離に続いてワークの溶接を行う。
(実施例) 以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
第1図及び第2図は本発明に係るスポット溶接機の側面
図及びその一部省略正面図を示し、スポット溶接機1の
基台2上に本体フレーム3が載置固定され、本体フレー
ム3の正面上部には上部電極支持アーム4が取り付けら
れている。この支持アーム4は本体フレーム3に配設さ
れたエアシリンダ等のアクチュエータ5により上下方向
に駆動される。また、アクチュエータ5には支持アーム
4の上下方向の移動量を規制して後述する電極間に介在
挟持するワークの圧接力をg1節するための調節ネジ5
aが設けられている。
支持アーム4の下端4aには略四分円状をなす円弧状の
ホルダ6が取り付けられている。即ち、支持アーム4の
下端4aの下端面4bは前方から後方に、且つ上方から
下方に向かって傾斜する傾斜面とされ、当該傾斜面には
傾斜方向に沿って円弧状をなし、開口部が狭い断面略台
形状の溝4C(第3図)が形成されており、一方ホルダ
6の上面には当該溝4Cに嵌合する凸条6aが形成され
ている。そして、ホルダ6は凸条6aを介して支持アー
ム4の溝4Cに摺動可能に嵌合され、当該支持アーム4
に矢印A又はBで示す前方又は後方に回動可能に支持さ
れ、且つボルト7.7により支持アーム4に位置決め固
定される。
ホルダ6の下端にはホルダ8が取り付けられており、当
該ホルダ8の上端は二股のフォーク状をなしてホルダ6
の下端に嵌合され、且つボルト9を介して前後方向に回
動して調節可能に支持されている。
また、基台2上には下部電極支持アーム11が上部電極
支持アーム4の下方に対向して配設されており、当該下
部電極支持アーム11にはホルダ12が前記ホルダ6と
対向して取り付けられている。更に、この下部電極支持
アーム11の上端後部にはホルダ13が取り付けられて
いる。このホルダ13は下端が二股状をなしてホルダ1
1に嵌合され、且つボルト14を介して前後方向に回動
して調節可能に支持されている。
電極ホルダ20はホルダ6の前端に上下方向に装着され
、且つボルト15.15により当該上下方向に位置決め
調節可能に支持され、電極ホlレダ21はホルダ12の
前端に上下方向に電極ホルダ20と対向して装着され、
且つボルト16.16により当該上下方向に位置決め調
節可能に支持されている。電極ホルダ22はホルダ8の
下端に前後方向に装着され、且つボルト17により当該
前後方向に位置決め調節可能に支持され、電極ホルダ2
3はホルダ13の上端に前後方向に装着され、且つボル
ト18により当該前後方向に位置決め調節可能に支持さ
れている。
電極ホルダ20の下端には第1の電pi25がその先端
を下方に向けて、電極ホルダ21の上端には第2の電極
26がその先端を上方に向けて夫々装着されており、第
1、第2の各電極25.26の端面は対向して配置され
ている。電極ホルダ22の先端には第3の電極27が第
1の電極25の後方、且つ僅かに斜め上方からその先端
を当該第1の電極25の先端に密着するように装着され
ている。
即ち、第4図及び第5図に示すように第1の電極25の
ワークへの当接端面25aには断面半円状をなし且つ前
側から後側にテーバ状にその深さが変化する溝25bが
形成されており、一方、第3の電極27は当該溝25b
に嵌合する径に設定され、その先端27aは一側をテー
パ状に形成されてワークへの当接当接面27aとされて
いる。
そして、第3の電極27の先端27bが第1の電極25
の溝25bに嵌合されてその周面を当該溝25bの内面
に密着されて電気的に接続され、且つ端面27bが端面
25aと同一面となるように装着される。尚、これらの
第1、第3の電極25.27の各先端の接続部の位置決
めは、電極ホルダ20.22の進退、及び電極ホルダ2
2の電極ホルダ20に対する取付角度等を調節すること
により行う。
電極ホルダ23の先端には第4の電極28が第2の電極
26の後方、且つ僅かに斜め下方からその先端を当該第
2の電極26の先端に密着するように装着されている。
そして、これらの第2、第4のtfi26.28の各先
端は前記第1、第3の電極25.27の先端と全く同様
に接続されている。そして、第1の電極25と第3の電
極27とにより上部電極が構成され、第2の電極26と
第4の電極28とにより下部電極が構成される。また、
第3、第4の各電極27.28は第1、第2の各電極2
5.26よりも高い電気抵抗を有している。
これらのtiホルダ20〜23は水冷ジャケットにより
構成されており、各冷却水ポート20a、20b 〜2
3a、23bは夫々冷却系(図示せず)に接続されて冷
却水を循環供給され、各電極25〜28を冷却するよう
になっている。
これらの第1〜第4の各を極25〜28は例えば、第6
図に示すように接続されている。即ち、第1、第3の電
極25.27の各一端及び第2、第4の電極26.28
の各一端は前述したように夫々電気的に接続され、電極
25の他端は線32により溶接トランス30の2次コイ
ル30bの一端に、電極26の他端は線33により当該
2次コイル30bの他端に夫々接続され、各[ff12
7.28の各他端は線34により互いに接続される。
また、溶接トランス30の1次コイル30aは電源制御
回路35に接続される。
電源制御回路35は溶接トランス30の1次コイル30
aに例えば、50Hzの商用電力を供給して2次コイル
30bに50Hzの溶接用交流電流を所定の期間Tの間
通量し、ワークの被覆膜の溶融剥離と溶接とを連続的に
行うものである。この電源側jn回路35は例えば、第
7図に示すようにワークの被覆膜の溶融剥離及び溶接に
必要な前記通電時間Tを、被IW膜の溶融剥離に必要な
期間(以下剥離期間という)Taと、実際の溶接に必要
な期間(以下溶接期間という)Tbとの2つの期間に分
け、前半を剥離期間Ta、後半を溶接期間Tbとし、且
つ通電電流■を、被覆膜の溶融剥離に必要な電流(以下
剥離電流という)Iaと、実際の溶接に必要な電流(以
下溶接電流という)1bとに分け、剥離期間Taの間剥
離電流1aを、溶接期間Tbの間溶接電流1bを前記溶
接トランス30の2次コイル30bに通電させるように
構成されている。
例えば、ワークとして、0.34φの素線にポリエステ
ルイミドを被覆した電導線を使用する場合、剥離期間T
a、F’;i接期間Tbは夫々的0.3 set、程度
(約15サイクル程度)に設定され、剥離電流Iaは略
600A、溶接電流1bは略800A程度に設定される
。即ち、溶接電流1bは剥離電流1aよりも大きい電流
(a(Ib>Ia)に設定される。
勿論、これらの剥離期間Ta、溶接期間Tb及び剥g!
電流1a、i接電流1b等は、電導線の素線径、被覆膜
の厚み等によって最適の値に設定することはいうまでも
ない、溶接電流1bを剥離電流laよりも大きくするこ
とにより、被覆膜溶融剥離に引き続いて行われる溶接時
に溶接電流の一部が第3、第4の経路でバイパスし、更
に、電極の一部の発熱、電蝕或いは酸化等に起因して抵
抗値が増加しても溶接に必要な十分な電流を通電させる
ことができる。
尚、剥離期間Taと溶接期間Tbとは連続させて剥離電
流1aと溶接電流1bとを連続的に通電させても良く、
或いは、剥離期間Tal!:溶接朋間溶接色間間に1サ
イクル程度のクール期間(休止期間)をおいても良い。
以下に作用を説明する。
尚、ワークとして前記第15図に示す丸ピン状の端子6
0に素線55に合成樹脂被覆膜56を被覆した電導線5
7を巻回したワーク61を溶接する場合について説明す
る。
先ず、各電極ホルダ20〜23の水冷ジャケットに冷却
水を供給しておき、第8図及び第9図に拡大して示すよ
うに下部電掻即ち、第2、第4の各電極26.2Bの端
面26a、2Bb上に前記ワーク61を載置し、アクチ
ュエータ5を作動さ−きて支持アーム4を下降させ上部
電掻即ち、第11第3の各111j25.27の端面2
5a、27bを当該ワーク61に圧接させ、これらの電
極25.27と、26.28との間に挟持させる。
次いで、電源制御回路35を操作して溶接トランス30
の2次コイル30bに電流を通電する。
この電源制御回路35は、通電開始時点から剥離期間T
aの間剥離電流1aを2次コイル30bに通電させる。
しかるに、この剥離電流1aの通電を開始した時点にお
いては電導線57は合成樹脂被覆膜56により被覆され
ているために絶縁性を有し、従って、剥!1!流1aは
第1の電極25と第2の電極26との間には直接流れず
、第6図に示す溶接トランス30の2次コイル30bか
ら線32、第1の電極25、第3の電極27、線34、
第4の電極28、第2の電極26、線33の経路で流れ
ることとなる。
この時、第3、第4の各電極27.28は高い抵抗値を
有しているために通電に伴い急激に発熱して高温となり
、第3の電極27の発熱により当該電極27とワーク6
1の丸ピン状の端子60との間の電導線57の合成樹脂
被覆膜56が溶融して剥離され、第4の電極28の発熱
により当該電極28と丸ピン状の端子60との間の電導
線57の合成樹脂被覆膜56が溶融して剥離される。即
ち、電極25.27及び電極26.28間の4層の合成
樹脂被覆膜56が略同時に溶融剥離されてこれらの電極
間のワーク61が導通状態となる。
そして、第3、第4の電極27.28よりも抵抗値の低
い第1の電極25と第2の電極26とが当該ワーク61
を介して導通して剥離電流1aの大部分が第1、第2の
電極25.26間に、一部が第3、第4の電極27.2
8間にバイパスして流れるようになる。
この剥離期間Taに引き続いて溶接期間Tbに入り、電
源制御回路35は剥離電流1aよりも大きい溶接電流1
bを溶接期間Tbの間通電させる。
この溶接電流1bは主として第1の電極25、ワーク6
1、第2の電極26の経路で流れるが、−部が第3の電
極27、線34、第4の電極28の経路でワーク61を
バイパスして流れ、また、各電極25〜28の加熱、電
蝕酸化等に起因する抵抗値の増加により減少する。しか
しながら、溶接電流1bはこれらによる減少分を見込ん
で前記大きな電流値に設定されており、従って、電源制
御回路35は溶接期間Tbの間ワーク61の溶接に十分
な溶接電流を通電させることができる。そして、この溶
接期間Tb中に素線55と丸ピン状の端子60とが良好
に溶接される。
斯くして、ワーク61は上下を略同じ溶接条件で安定し
て溶接され、電導線57の素線55と丸ピン状の端子6
0とは当接する全周に亘り橿めて良好に溶接される。
ワークとして第10図に示すように前記電導線57と、
端子65の全面に合成樹脂被覆膜66が形成された当該
端子65に電導線57の素線55を溶接する場合にも前
述と同様に、剥離期間Taにおいて第3の電極27の発
熱により電導線57の合成樹脂被覆膜56が、第4の電
極28の発熱により端子65の合成樹脂被覆膜66が夫
々略同時に溶融剥離され、素線55が端子65に良好に
溶接される。当該端子65の両面に合成樹脂被覆膜66
が施された場合も同様である。
また、第1図の上部電極支持アーム4に支持されるホル
ダ6を僅かに矢印Bで示す後方に回動させ、第11図に
拡大して示すように第1、第3の電極25.27の端面
25a、27bを、第2、第4の′@掻26.28の端
面26a、28bに対して僅かに傾斜させて僅かにテー
パ状に設定し、前記丸ピン状の端子60に巻回した電導
線57の先端57a側に対して基端57bを軽く押圧す
ることにより、本線側と溶接部分との連設部である当該
基端57bの強度の低下が防止される。
また、第1〜第4の各電極25〜28と電源制御回路と
の接続態様としては、例えば、第12図に示すようにこ
れらの電極25〜28を電源制御回路40に接続し、剥
離期間Ta0間は、電源制御回路40と第1、第3の電
極25.27との経路、及び当該電源制御回路40と第
2、第4の電極26.28との経路で夫々各別に剥離電
流1aを通電させて電I@27、電極28を加熱させて
これらの電極25.27及び26.28側に当接するワ
ークの合成樹脂被覆膜を溶融剥離させ、当該剥離期間T
aに引き続いて通電する溶接電流1bを、電源制御回路
40から第1の電極25、ワーり、第2の電極26の経
路、又は当該T4源制御回路40から、第3の電極27
、ワーク、第4の電128の経路で通電させて当該ワー
クを溶接するようにしてもよい、更に、これらの接続態
様に限るものではなく他の接続態様にしてもよいことは
勿論である。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、第1の電極と第2
のT4掻との間にワークを挟持して溶接を行うスポット
溶接機において、これらの第1、第2の各電極のワーク
との当接部位に夫々先端を当接且つ電気的に接続され、
溶接電流の通電初期において発熱して前記ワークの被膜
を溶融剥離させる第3、第4の電極を設けたので、ワー
クを画電極側で略同じ溶接条件で安定して溶接すること
が可能となり、ワークとして丸ビン状の端子等に被覆膜
により絶縁された電導線を巻回したものを溶接したり、
或いは両面を被膜により絶縁された端子等に前記電導線
を溶接する場合等に、これら両者を極めて良好に溶接す
ることができる。更に、インサート成形時に端子等に樹
脂が付着して樹脂層が形成されている場合でも当該樹脂
層を除去することな(前記電導線等を溶接することがで
き、作業能率が大幅に向上する。しかも、電極の構成も
簡単であり、安価に提供することができる等の優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るスポット溶接機の一実施例を示す
側面図、第2図は第1図のスポット溶接機の一部省略正
面図、第3図は第1図の矢線11−■に沿う断面図、第
4図は第1図の電極25と27との接続状態を示す断面
図、第5図は第4図の矢線■−■に沿う断面図、第6図
は第1図のスポット溶接機の各電極と電源回路との接続
態様の一実施例を示す回路図、第7図は第6図の電源制
御回路の通電電流の一実施例を示すグラフ、第8図、第
10図及び第11図は夫々第1図のスポット溶接機の上
部電極と下部電極間にワークを挟持した状態を示す要部
断面図、第9図は第8図の矢線■−■に沿う断面図、第
12図は第1図に示す電極の接続態様の他の実施例を示
す回路図、第13図は三本の電極を備えたスポット溶接
機の電極間にワークを挟持した状態を示す側面図、第1
4図は第13図の矢線XIV−XTVに沿う断面図、第
15図は丸ピン状の端子に電導線を巻回したワークの要
部拡大斜視図、第16図は第13図の電極間に第15図
のワークを挟持した状態の断面図、第17図は第13図
の電極間に他のワークを挟持させた状態の断面図である
。 1・・・スポット溶接機、2・・・基台、3・・・本体
フレーム、4・・・上部電極支持アーム、5・・・アク
チュエータ、6.8.12.13・・・ホルダ、11・
・・下部電極支持アーム、20〜23・・・電極ホルダ
、25〜28・・・電極、30・・・溶接トランス、3
5.40・・・電源制御回路、55・・・素線、56.
63・・・合成樹脂被覆膜、57・・・電導線、60・
・・丸ピン状の端子、61・・・ワーク。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 第1の電極と第2の電極との間にワークを挟持して溶接
    を行うスポット溶接機において、これらの第1、第2の
    各電極のワークとの当接部位に夫々先端を当接且つ電気
    的に接続され、溶接電流の通電初期において発熱して前
    記ワークの被膜を溶融剥離させる第3、第4の電極を設
    けたことを特徴とするスポット溶接機。
JP63051390A 1988-03-04 1988-03-04 スポット溶接機 Granted JPH01224172A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63051390A JPH01224172A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 スポット溶接機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63051390A JPH01224172A (ja) 1988-03-04 1988-03-04 スポット溶接機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01224172A true JPH01224172A (ja) 1989-09-07
JPH0549394B2 JPH0549394B2 (ja) 1993-07-26

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JP2011028923A (ja) * 2009-07-23 2011-02-10 Nippon Avionics Co Ltd 被覆線接合装置および被覆線接合方法

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JPS59104279A (ja) * 1982-12-06 1984-06-16 Kobe Steel Ltd 樹脂被膜を有する金属複合材料の抵抗溶接方法

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