JPH01223961A - 筋肉皮下組織の改善方法並びに皮下組織活性具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

〔従来の技術〕 従来、例えば食肉牛の皮下脂肪については、皮下組織の
赤身肉の中に皮下脂肪が程よく混在した、いわゆる霜降
りと称する肉が珍重されており、この霜降り肉にするた
めに牛の飼育に並々ならぬ苦労をし、そのＮ前払は飼育
者のノウハウとして公開されていないのが現状である。 一方で、人の場合、中年肥り等と称する脂肪過多症があ
り、女性の悩みの種となっており、マツサージ療法とか
美容体操などが行なわれている。 〔発明が解決しようとする課題〕 前記、食肉牛の場合、ビールを飲ませたり等の特殊な飼
料上の配慮や、丹念なマツサージ等の苦労があり、特に
マツサージにおいては人手によって艮時間行なうことな
ど重労働となっている。従って簡便な方法で良質な霜降
り状の肉質にさせる方法の開発がまたれている。牛肉の
場合、身体の位置によって肉の名称が異なっており、一
般的なロースは青白、ヒレは背骨内側のわきに沿って腰
、から次第に細くなって腎臓にまで延びている小腰筋、
方形腹筋などと呼ばれる２本の課内で、最上のものとさ
れている。しかしながら、普通の飼育では、１ｉｉｕが
粗剛で脂肪が少なかったり、脂肪がつきすぎて脂身にな
ったりするため、筋肉の間に脂肪を適当にはさんで大理
石状、或いは霜降り状にさせることは並大抵のことでは
ないという問題点があった。 一方、人の場合、脂肪肥りの矯正法として蒸し風呂、赤
外線サウナ風呂、マツサージ等が行なわれているが、自
分で簡単にすることができないという問題点があった。 この発明は前記問題点を解決し、簡ｒｉな方法並びに簡
単な器具で皮下組織の改善をして良質な食肉を得、或い
は美容整姿をさせることを目的としている。 （課題を解決するための手段〕 この発明は前記問題点を解決し目的を達成するため、 （１）合成樹脂の袋中に保温保冷材を封入して０℃以下
に保冷した皮下組織活性具を初物の皮膚表面に所要時間
当接して皮下組織を体温より低くなるように冷却した俊
、常温に戻し、この冷！Ｊ１シて常温に戻す温度的刺激
操作を反復継続して、皮下組織細胞に対する自行の活性
化と新陳代謝促進を　〜図ることによって、肉を形成す
る皮下組織の皮下脂肪量を調整することを特徴とする皮
下組織改善方法。 （２）０℃以下でも硬化しない合成樹脂から成る袋体に
、水と油脂の混合エマルジョンゲルを封入して扁平とし
た保温保冷具を複数ｖ、１、連結材をもって一体に連結
して成ることを特徴とする皮下組織活性具。 という技術的な手段を講じた。 〔作用） 動物の皮膚の温度を低下させると、交感神経末端からノ
ルアドレナリン（ｉＷＩ　’Ｅ　ｔｌｉｌｉ　′１１ホ
ルモン）が多量放出されることが知られている。このノ
ルアドレナリンは毛細血管を収縮させて血圧を畠める作
用があるほかに、皮膚の血管を強くする作用並びに体温
を高めるためのエネルギー源を作る作用をもっており、
血中濃度が普通の状態から身体を冷やすと３倍にまで高
まることが医学上確認されている。 一方で生体は外温を１０℃上げると生体組織細胞が２〜
３倍も活性化されることが知られている。 例えば、プールに入ると尿意をもよおして来た経験を多
くの人がもっているはずであるが、これは冷水で身体全
体の皮膚が冷却され、皮下組織の血管が収縮することか
ら、身体外表部に行くべき血液が内蔵内に逆流状に天吊
に流れる結果、腎臓組織においては糸球体が異常に活性
化されて尿を活発に生産（代謝）するためである。 カイコを例にとると、豆蚕は気温が高くて成長が甲いた
めに、身体が小さいが、春秋蚕は成長が理いために身体
は大きくなる。 また熊についてみると熱帯のマレーグマは身長１．４ｍ
、温帯のツキノワグマは１．６ｍはど、寒冷地のヒグマ
は２ＴｒＬ１北極シロクマは４ｍにも達している。この
ように同属の熊でもその任地の温度によって体の大きさ
が違ってくる。 寒い処では熱を出して体温を高く保たなければ生物は生
きていけないし、また前記したようにノルアドレナリン
の作用によって体温が高く保たれるような生理作用があ
り、その体温の高さがまた体細胞組織の発育を促進して
いることがら聾冷地の熊の方が大きくなるものである。 人間についても、熱帯のピグミー族やニューギニャ高地
人は小柄であるが北欧人は大きい。 これに関連して暑い地方の動物は耳とか尾のように突出
した部分は直、に気温の影響を受けて大ぎいことが知ら
れ、気温の低い地方の同じ動物は耳や尾は小さい。例え
ばハツカネズミを５℃と３０℃との温度差のある部屋ｒ
：Ｉ！ｉｉｌ育したサハロフ氏の実験でも５℃の部屋の
ネズミは耳と尾が小さく、３０℃の部屋のネズミは尾が
約２倍の長さ、耳は面積で約４倍（長さ２ｆａ）の大き
ざとなったことが知られている。 一方で、人体は寒冷水中に５〜１０分間浸しておくと、
人体の熱が奪われて体温が低下し、血管が収縮すると共
に血液の粘性が増加して血行の流通が極めて鈍くなり、
身体各部に対する栄養補給、熱量供給が低下し、心臓負
担が著しく大きくなる。 内臓の温度が３０℃以下に下ると、貧血、酸欠、心臓過
労が現われて意識がもうろうとなり、更に内！温度が２
６〜２７℃（体温より１０℃低下）まで低下すると、い
わゆる凍死に至るとされている。すなわら人体は体温が
１０℃低下すると死に至るものであるが、顔面の皮膚だ

【プについてみると、寒冷地に生活する人は一２０℃以
下の気温の中に顔をさらしていながら凍傷にもならない
。この場合は空気が一２０℃であっても、空気の熱伝導
率が０．００００５であって顔面の体温を奪う率が小さ
いためと身体全体は防寒具で保護されていて体内から顔
面皮膚に熱が補給されていて、皮膚温度の低下が阻止さ
れるためである。さりながら体温の低下があって皮膚に
対する熱補給の限界を超えるときには凍傷に至り皮膚細
胞が破壊される。 一方、氷の熱伝導率は０．−００５、水は０．００１４
、油脂は０．０００４である。同じ０℃の氷と油脂に触
っても、油脂の方は冷たく感じず、氷の方がすごく冷た
く感じる。これは氷の熱伝導率が油脂のそれより１２倍
も高く、それだｔノ多く体熱を奪うためである。北極の
鯨や熊は厚い皮下脂肪で身体の筋肉を覆っているため、
熱伝導率の悪い皮下脂肪を伝わって体温が外に逃げにく
くなっているから凍死しないのである。 体温そのものが１０℃低下づると死に至るが、皮膚や一
部の体表組織は１０℃低下するだけでは細胞が破壊され
ることはない。特に皮膚は繊維入が多く強靭であり、苛
酷な寒冷にも耐えうるし、熱伝導性が署しく悪く皮下筋
肉も一時的に５℃以下になったとしても組織が破壊され
ることはない。 一般に細胞組織は酸素の供給が１０分間途絶えると破壊
されるとされ、例えば手首などを強く締めて血液の流通
を止めると手先への血液（酸素並びに熱量）の供給がな
く細胞が死んでしまう。凍傷も前記したように血管が収
縮し、かっ血液の粘度が高まって血流が長時間阻害され
ることから細胞が破壊されるために生じる。 血液はいうまでもなく身体細胞に栄養分を運Ｌ！！２す
る作用をもっているが、前記したように、体温が低下す
るに従って血液の粘度が高まって血流が低下する上に、
細胞は温度が低くなると硬化するために、局部的に身体
の一部を体温より低くさせると、脂肪の流れに変化が生
じる。 この発明において、例えば、面積１麓の皮下組織活性具
を一２０℃に冷却しておいて、これを牛の背部に二つ折
りして被せて保冷し、１０分間牛の背部を冷却すると、
３８℃〜４０℃の体温の牛の背部におＧ：ｌる皮下組織
を局部的に１５℃〜２０℃に冷却させることができる。 そこで皮下組織活性具を取除くと、急激に皮下組織並び
に皮膚へ血液の流通が高まる。 このように、身体の局部に対する冷却と常温に戻す操作
を反復継続させると、その局部のみは皮下組織細胞が活
性化される。すなわち冷却したときには、ノルアドレナ
リンの放出が行なわれて燃焼して体温を高めるためのエ
ネルギー源として脂肪分の集積作用が生じ、収縮した毛
細血管をおし広げて脂肪分の多い血液を冷却された皮下
組織へ運搬しようとする細胞が活性化される。また常温
に戻ろうとするときには、体温との差が１０℃以上もあ
るために周囲からの血液が集中的に流れて細胞を２〜３
侶も活性化させて新陳代謝が活発に行なわれる。これに
よって、脂肪のつきにくい牛の背部の筋肉に脂肪が蓄積
され、しかも集中せずに代謝されるために、はどよい霜
降り状のヒレ肉、ロースが得られる。 同様のことから前記皮下組織活性具は一１５℃前後に冷
却して、人の腰部、乳房部等に当てて１０分間冷却し、
これを外して常温に戻し、この冷ｕ］シ、常温に戻す操
作を反復継続させると皮下組織細胞を活性化させること
ができ、それによって贅肉といわれる皮下脂肪を新陳代
謝によって除去させて、引き締った筋肉に改善させる作
用がある。 〔実施例〕 この発明の実施例を図面に基づいて説明する。 第１図は牛肉の皮下組織活性具の平面図であり、第２図
は第１図におけるＡ−Ａ線断面図である。 皮下組織活性具１は０℃以下の温度でも硬化しない合成
樹脂シート、例えばポリエヂレン系樹脂のシートで形成
された袋体２の中に水と油脂の混合エマルジョンゲルか
ら成る保温保冷材３を封入した保温保冷具４を複数個、
連結材５で一体に連結されている。 前記保温保冷材３は水、油脂、化学薬剤、等何でもよい
が、０℃以下の温度でも硬化しない方が扱いやすいので
、不凍液、水と油脂の混合エマルジョン、油脂、塩水、
など凍結しなしものが好ましい。特に熱伝導性が高いと
、体温を急激に奪って凍傷をまねくおそれがあるため熱
伝導性の低い油脂或いは油脂と水の混合物が好ましい。 前記保温保冷材として水５％〜３０％ｆｉ１部に対し、
油脂９５％〜７０χ重半部の範囲での混合エマルジョン
ゲルを用いると　−２０℃でも硬化せずに柔らかさがあ
って肌への密接性にすぐれ、触感もよく、熱伝導率も氷
に対して３〜１２倍も低下するので、急激に体温を奪う
ことがない。 前記保温保冷具４は、平面４角形のポリエチレン袋体２
に前記保温保冷材３を封入しであるもので、厚さは約１
ｃＩＲとし、これを複数個、第１図では縦１０個横６個
並列させて、一つの方形体になるように連結材５をもっ
て一体に連結して皮下組織活性具１を形成している。し
かして牛の背に当てやすいように縦横方向に数条の切線
６．６・・・が形成されている。 前記連結材５は第１図、第２図においては、前記袋体２
と同一材で連続形成したものを示しているが、別体のも
のを高周波溶着させたものでもよいし、また方形の袋状
に形成して保温保冷具４・・・を収容して連結したもの
であってもよい。 また皮下組織活性具１は締めバンド（図示せず）等を必
要に応じて装着することができるほか、表面に保温材を
貼着、！！Ａ着、添着等によって保冷効果を高めること
ができる。 第３図は牛の背（ヒレ肉、ロース部分）に皮下組織活性
具１を当接させた側面を示す。まず皮下組織活性具１を
冷凍庫によって　−２０℃まで冷却しておき、これを牛
の背に当てる。牛は生後９ケ月の雌、皮膚温度は３８．
１℃、脈数７３あった。１０分間経過後、皮下組織活性
具１を除去した。 この時、皮ｍ温度は５．１℃で、充分に皮下組織を冷却
させることができた。除去直後、脈数は８６まであがっ
ており、徐々に平静に戻った。 冷却部分の皮Ｓ温度が元の３９．１℃に戻るに３１分を
要した。その後、４０分間にわたってその冷却部分の皮
膚温度は最高４１．３℃まで上昇して、血行が良好にな
っていることが認められた。 これによって必然的に皮下組織細胞が活性化される。 一般皮四は外胚葉性の表皮と中胚菓性の真皮がら成り表
皮は多層の扁平上皮である。 この表皮は上部から角質層、中間層（淡明層。 顆粒層）、胚芽層（有線細胞層９田柱細胞Ｒ）から成っ
ている。 前記有線細胞層は４〜７層となり、細胞開腔は上皮間液
迷路となって体液の交通路となっており、メラニン色素
顆粒が沈着している。 前記真皮は！ｌ雑性結合組織であり、外方から乳頭層、
網状層とに別けられる。乳頭層は真皮の表層が乳頭とな
って表皮中に突入しており結合組織ｌｌ￥ｌが密に集ま
り、表皮の細胞に栄養を供給する。 網状層は結合組織繊維束が太く粗大な網状を呈しており
、表皮の弾力性の根源となっている。 皮下組織は疎性結合組織がゆるい網状となっており、網
目部分に脂肪が蓄積されて保温と栄養の源となっていて
、厳密には真皮と皮下組織の境界はない。 上記の如き皮膚を冷却させると、交感神経の作用によっ
て皮下組織の血管中にノルアドレナリンが通常の２〜３
侶にも昇る多聞放出されて、冷却によって細くなる毛細
血管を太くする作用をすると共に血圧を上昇させて多量
に血液を皮膚へ送り出そうとする作用をする。同時に体
温を上昇させるためのエネルギー源として脂肪を運び込
むという生理現象が生じる。 従って、局部的に急激に冷却する方が、集中的に上記生
理現象が活発に行なわれるわけで短時間で常温に戻すこ
とによって、細胞の温度上昇に伴なう活性化が行なわれ
る。すなわち、集中した栄養分が皮下組織の肉質の向上
を高める。ヒレ肉、ロース部分の筋肉の網目状組織間に
脂肪が蓄積される。この冷却、常温に戻すという操作を
反復継続することによって、少しずつ蓄積される脂肪は
、いわゆる霜降り状に均等的に散在するものである。 実験においては、当才牛に対し、１日２回２時間おきに
一２０℃に冷却した皮下組織活性具１を１０分間当接し
て皮膚を冷！ＪＪ後、常温に戻し、これを７ケ月間反復
継続させたところ、背向において霜障り状に脂肪の散在
が認められた。 次にモルモットに対し、平面において２１×　４Ｃ１ｌ
、厚さ約６ｒＭＲの皮下組織活性具１を作り、これを−
２０℃に冷却して、１日４回、２時間おきに背部に１０
分間宛当接して皮膚を局部的に冷却して掛、常温に戻し
、これを３ケ月間反復継続させたところ、通常のモルモ
ットに比して背向の厚さが２履はど厚くなっており、皮
下組織の内向に皮下脂肪が大理石状に散在して改質され
ていることが認められた。 第４図はウェスト用の皮下組織活性具の平面図、第５図
は第４図におけるＢ−Ｂ線断面図である。 この実施例における皮下組織活性具１も第１図に示すも
のと大略同じである。０℃以下の温度ぐも硬化しない袋
体２の中に０℃以下の温度でも硬化しない保温保冷材３
を封入して保温保冷具４が形成されており、複数の保温
保冷具４（図では３個）を並列して連結材５で一体に連
結し、長方形の皮下組織活性具１が形成されている。該
皮下組織活性具１の大きさは縦２５α、横４５α、厚さ
約１．５ｃｍとし、第５図に仮想線ｌで示すように保護
袋を被着することができる。該保護袋７は保温効果があ
ると共に肌に直に保温保冷具４が接したときの不快感を
防ぐためのものである。 このウェスト用の皮下組織活性具１は人体のウェストの
贅肉を改質させるためのもので、これを−１５℃に冷却
しておき、人体ウェストに１０分間当接して皮膚に体温
より１０℃以上低く冷却させて除去し常温に戻し、この
冷却と常温に戻す操作を反復継続させることによってウ
ェストの皮下脂肪を減少させることができる。 人体における特にウェスト或いは乳房部分の皮下脂肪は
、前記したように、皮下組織の疎性結合組織がゆるい網
状となった網目部分に燃焼エネルギーとしての余分の脂
肪が蓄積されたものである。 例えばラクダのコブは皮下脂肪が蓄積されたもので、春
秋の食糧豊富な時期に脂肪を蓄積しておき夏冬の食糧不
足時にこれを消費してしまうのでコブが垂れ下ってしま
うこともある。 この発明においては、贅肉といわれるウェストの皮下脂
肪を消費させるために皮下組織を冷却させるものである
。人の皮膚は表皮が０．１〜０，３Ｍ真皮は０．３〜２
．４ＩＭｍであり、皮膚の冷感覚は皮下的０．１Ｍの処
で感じられ、温感は皮下的０．３．の処で感じられると
推定されている。また温寒感覚は現状を基準としており
、すなわち右手を３０℃の水に浸し、左手を１０℃の水
に浸しておき、両手を２０℃の水に浸すと、右手は冷た
く感じ、左手は温かく感じる。従ってウェストの皮膚を
一１５℃の皮下組織活性具１で１０分間冷却して除去す
ると、自分の体温との差並びに気温との差を温かさの差
として感じて細胞の活性化が進行する。 皮下脂肪は、皮下組織の網目状組織内に蓄積されて、例
えば１Ｃ１Ｒないし５〜ＧｃＩＲもの厚さに達する。皮
膚が冷却されると、当然に皮下組織も冷ｕ１され、交感
神経の作用によってノルアドレナリンが血管中に放出さ
れて、皮膚を保温するために脂肪の燃焼作用が生じる。 例えば１ｄの氷を温度１℃上背させるためにはおよそ８
０ｃａｌが必要とされる。−１５℃の皮下組織活性具１
で１０分間冷却すると皮膚温度は約５℃まで降下し、こ
れが元の体温３６℃前後に戻るにおよそ２５〜３０分か
かり、これに要するカロリーは１　ｃｉ当りおよそ６０
０ｃａ　ｌと推定される。これはおよそ０．０６９の脂
肪を消費するカロリーに当るもので、１５回継続すると
、およそ１ｇの皮下脂肪を消費代謝させることができる
Ｓｌ算となる。従って相当ウェストに皮下脂肪が厚い層
となって存在している人であっても、毎日１回数ケ月間
反復継続することによって、皮下脂肪を局部的に消耗代
謝させてしまうことができる。 実験例として、実験体は女性性３５才、身長１５７α９
体重６９．３に！ｉ、ウェスト８２ＣＩＲであった。前
記第４図に示す皮下組織活性具１を２個冷蔵庫によって
一１５℃まで冷却しておき、実験体の１ク工スト周囲に
前後から２つの皮下組織活性具１，１を当て、１０分間
皮膚を冷却させた。１０分後にウェストの皮膚温度を計
ったら４．９℃であり、皮下組織を充分に冷Ｕ】するこ
とができた。皮下組織活性具１を除去後２分経過すると
冷却していた部分が赤味を帯びて血行が活発なことが認
められ、冷却したウェストの皮膚温度が元の体温３６４
℃になるのに２８分を要した。 以上のように、ウェストを１０分冷却し、常温に戻すと
いう操作を毎日１回宛反復継続して３ケ月目にウェスト
を計測したら７６αになっていて、皮下脂肪の代謝並び
に皮下組織の改善が効を奏したことがｒ１１＝された。 第６図は乳房用の皮下組織活性具の平面図で、第７図は
断面図である。この実施例における皮下組織活性具１は
メリヤス生地から成るカバー袋状の連結材５に保温保冷
具４．４が収容一体に連結されている。 前記連結材５は平面略長方形のメリヤス生地を上下に重
ねて、長手方向の中央部分に中心部５Ａを袋とせずに形
成し、該中心部５への両側に袋部５Ｂ、５Ｂが形成され
、該袋部５Ｂ、　５Ｂの両端部に開口部５Ｃ，５Ｃが形
成されている。また袋部５Ｂ、　５Ｂの長手方向両端部
に固定バンド５Ｄ、　５０が装着されており、図中符ｑ
５Ｅ、５Ｅはパイルファスナである。 しかして前記袋部５Ｂ、　５Ｂ内に開口部５Ｃ，５Ｃか
ら各々保温保冷具４．４が挿入収容されて皮下組織活性
具１として一体に形成されている。 前記保温保冷具４．４は第８図と第９図に詳しく示され
るように、−２０℃でも硬くならない合成樹脂（例えば
ポリエヂレン系）製のドーナツ型の袋体２の中に保温保
冷材３を封入し一体に形成されている。 前記保温保冷＄４３は水１０％と油脂９０％重量部を混
合したエマルジョンゲルが用いられており、これは−２
０℃に冷却しても柔らかく、また５０℃に保温しても変
質しない特長を有している。 上記した皮下組織活性具１は自分でブラジャのようにし
て乳房に当てて用いられるように作られたものであるの
で、固定バンド５０があるが、このバンドはなくてもよ
い。また連結材５はタオルなどを利用したものでもよい
。また第８図に示す保温保冷具４はドーナツ型であるが
、偏平な矩形であってもよい。 以上の構成から成る保温保冷ｆｌ　４．４を冷蔵沖にお
いて一１５℃まで冷却しておき、これを取出し袋部５Ｂ
、　５Ｂに収容した皮下組織活性具１を女性の乳房の皮
膚に１０分間はど当接させておくと乳房の皮下組織を深
度およそ２１にわたって６〜７℃前後に冷却することが
できる。その結果乳房の皮下組織である乳房支帯の血管
が収縮し血圧が畠まり、局部充血による皮下深部の組織
細胞が活性化されて、皮下組織代謝が活発になって皮下
脂肪による肥大乳房が型よく整姿される。 実験例として、実験体は女性２３才、アンダーバスト８
７ｃＩＲ，トップバスト９３１９体温３６．３℃。 皮下組織活性具１は厚さ約１ｃｍ、大きさ２ｏ１×３０
０Ｉの長方形を使用。まず皮下組織活性具１を６個用意
しておき、１つは０℃に、１つは一５℃に。 １つは一１０℃に各々冷却しておき、他の３個は保温器
で４０℃に保温しておいた。 施術台に上向きに寝せた実験体の乳房に最初は０℃の皮
下組織活性具１を当接して１０分経過後にこれを除去し
た。しかる後に乳房にタオルを介して別に４０℃に保温
しておいた皮下組織活性具１を当接して１０分経過後に
これを除去した。この操作によって乳房の皮膚温度を約
７℃にまで降下させることができ、更にその乳房に保温
した皮膚活性具１を当接させることによって５分以内に
皮膚温度を常温に戻すことができた。 常温に戻って５分経過後、更に一５℃に冷１１　した皮
下組織活性具１をタオルを介して乳房に当接して１０分
間冷却させた後、これを除去して、別に４０℃に保温し
ておいた皮下組織活性具１をタオルを介して乳房に１０
分間当接させて保温し、冷却した乳房を常温に戻した。 その後、１０分経過侵更に、−１０℃に冷ｒＪＩ　Ｌ、
た皮下組織活性具１をタオルを介して乳房に当接して１
０分間冷冷却ゼた後、これを除去し、しかる後に４０℃
に保温してあった皮下組織活性具１をタオルを介して乳
房に１０分間当接させて保温し、冷ＦＡされた乳房を常
温に戻した。 上記操作を毎日反復継続して３ケ月経過後バストを測定
したところ、トップバストが８８．２ａｍになっていた
。更にその後３ケ月経過後に測定したらトップバストは
８４．１ｆｆになり、全体としてふっくらとした均整の
とれた乳房になった。 以上述べたように皮下組織活性具１は牛等の動物の筋肉
質の部分に当接して、これを体温より１０℃以上の差が
一トじるように冷却することができ、所定（例えば１０
分間）の時間内の冷却では、−１５℃旬では凍傷を起さ
せることはなく冷却させることができる。 この冷却をすることによって、皮下組織たる網状筋肉組
織内に脂肪を蓄積させることができて、食肉について脂
肪がほどよく混入した肉に改善させることができる。 またウェスト用、乳房用の皮下組織活性具は人のウェス
ト或いは乳房の皮下組織を体温より１０℃以上低く冷却
させることができ、この冷却することによって肥大化し
た皮下脂肪が燃焼ｄ′ｊ費され、皮下組織細胞の代謝が
活発となって改善される。 この発明は前記実施例に限定されるものではない。前記
使用時間について１０分間というのは皮膚を凍傷させな
いための配慮であって、温度が低いときには１０分をこ
えてもかまわないし、また皮下組織活性具の冷却温度が
一１５℃より低くなる場合は使用時間を短縮するとか当
て布を用いる等の処置を講じる。 また第１図に示すような幅の広い皮下組織活性具１は中
央部分の保温保冷材の厚さを薄くづることが好ましい。 これは血液の循環杆路の関係で中央部分の皮下組織が常
温に回復する時間が長びくためであり、冷却過剰を防ぐ
ためである。 〔発明の効果〕 以上説明したようにこの発明は次のようなすぐれた効果
を有している。 （１）筋肉皮下組織活性方法においては、牛等の食肉用
動物の皮膚に皮下組織活性具を当接して体温よりも著し
く冷却させて常温に戻す操作を反復継続させることによ
って、皮下組織筋肉細胞を局部的に活発化させることが
でき、その結果筋肉網目状組織内に脂肪をほどよく混在
させることができ、いわゆる大理石状もしくは霜降り状
という良質な肉質に改善させることができる効果がある
。 （２）皮下組織活性具は人のウェスト用、乳房用等使用
目的に合う形状として一１５℃まで冷却させるとき、こ
れを脂肪肥りのウェスト或いは乳房に当接して冷却させ
ることができ、これによって冷却したり常温に戻したり
する操作を反復継続するために使用すれば、ウェスト或
いは乳房の皮下組織における脂肪を代謝させることがで
きる効果がある。

【図面の簡単な説明】 図面はこの発明の実施例に係り、第１図は牛用の皮下組
織活性具の平面図、第２図は第１図におけるＡ−Ａ線断
面図、第３図は牛に装着した状態を示す側面図、第４図
は人のウェスト用の皮下組織活性具の平面図、第５図は
第４図におけるＢ−Ｂ線断面図、第６図は人の乳房用の
皮下組織活性具の平面図、第７図は断面図、第８図は第
６図における保温保冷具の平面図、第９図は第８図のＣ
−Ｃ線断面図である。 １・・・皮下組織活性具、　　２・・・袋体、３・・・
保温保冷材、　　　　４・・・保温保冷具、５・・・連
結材、　　　　　５Ａ中心部、５Ｂ・・・袋部、　　　
　　　５Ｃ・・・開口部、５Ｄ・・・固定バンド、　　
　５Ｆ・・・パイルファスナ、６・・・切線、　　　　
　　　７・・・保護袋。 特許出願人　　　　　　株式会社キネジオ代理人　弁理
士　　　　　　高　木　八　次第３図 ！ 第８図 第９図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）合成樹脂の袋中に保温保冷材を封入して０℃以下
   に保冷した皮下組織活性具を動物の皮膚表面に所定時間
   当接して皮下組織を体温より低くなるように冷却した後
   、常温に戻し、この冷却して常温に戻す温度的刺激操作
   を反復継続して、皮下組織細胞に対する血行の活性化と
   新陳代謝促進を図ることによって筋肉を形成する皮下組
   織の脂肪量を調整することを特徴とする筋肉皮下組織の
   改善方法。
2. （２）０℃以下の温度でも硬化しない合成樹脂から成る
   袋体に、水と油脂の混合エマルジョンゲルを封入して扁
   平とした保温保冷具を複数個連結材をもって一体に連結
   し、動物の局部体位に密接可能の形態に構成した皮下組
   織活性具。