JPH01223588A - 硬貨計数装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は画像処理を用いた硬貨計数装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の硬貨計数装置は、トレー上に置かれた硬
貨を画像情報として画像入力装置が読み取り、この画像
情報を画像解析装置が解析することで、硬貨の種類と枚
数との硬貨情報を得、この硬貨情報を基に演算装置がト
レー上硬貨の金額と重さとを算出する。一方、トレー上
にでかれた硬貨は電子ばかりによって重さが計測され、
この計測された重さと、前記演算装置によって算出され
た重さとが比較装置によって比較される。そして、比較
された重さ相互が一致した場合に、前記演算装置によっ
て算出さ゛れた金額がデイスプレィ、プリンタ等に出力
される。このような構成とすることにより、例えば商店
等における商品販売で発生する多種類の硬貨の計数が、
人為的な作業を経ることなく機械で自動的に行えるので
、商品販売に伴う金銭受渡し作業が大幅に改善される。

［発明が解決しようとする問題点］ ところが、このような従来の硬貨計数装置においては、
硬貨の重さを測定する電子ばかりの精度が１／１０’程
度であるため、それほど精度が高いとも言えず、また電
子ばかりは台ばかりであるため、その重力加速度の違い
により、高度差が顕著に現れる地域間では地域毎にはか
りの校正が必要となり取り扱いが極めて煩雑なものとな
る等の問題点があった。

この発明は上記のような課題を解消するためになされた
もので、計数精度を向上させ、かつ取り扱いの煩雑さを
防止した硬貨計数装置を得ることを目的としている。

［問題点を解決するための手段］ この発明に係わる硬貨計数装置は、一端側を支点として
弾性的に回動可能に支持されたトレーと、このトレーに
硬貨を載せたときのトレーの変動を測定する測定装置と
、前記トレー上に置かれた硬貨の画像を入力する画像入
力装置と、この画像入力装置からの画像情報を解析し、
前記トレー上の硬貨の種類と枚数と位置とを計数する画
像解析装置と、この画像解析装置による種類と枚数との
硬貨情報にて金額を算出すると共に、種類と枚数と位置
とに応じてトレーと硬貨とを合わせたトレーの変動を算
出する演算装置と、この演算装置によるトレーの変動値
と前記測定装置によるトレーの変動値とを比較してそれ
らが一致したとき信号出力する比較装置とを有し、前記
演算装置は前記比較装置の出力信号を受けたとき前記算
出された金額を出力するよう構成したものである。

［作　　用］ この発明における硬貨計数装置は、トレー上の硬貨の種
類と枚数とから算出したトレーと硬貨とを合わせたトレ
ーの変動値と、硬貨が載せられたトレーの実際の変動値
との一致により金額を出力するようにしたので、台ばか
りにより硬貨の測定を行う従来のちにの比べて計数時間
が短縮されると共に、計数精度も向上し、取扱も容易と
なる。

［発明の実施例］ −以下、この発明の一実施例を第１図について説明する
０図において、（１）はトレーであり、その上面には各
種硬貨（２）が複数載せられている。

トレー（１）は、その−側部が回動輪（３）に固定され
て回動可能となっていると共に、その下面の適宜部位に
ばね（４）の一端が取り付けられ、ばね（４）の他端は
固定端（５）に固定されている。また、（６）は振動数
測定装置で、トレー（１）上に硬貨（２）をのせたとき
のトレー（１）の回動時の振動数を測定する。

トレー（１）の上方には画像入力装置（７）が配置され
ている０画像入力装置（７）はトレー（１）上の硬貨（
２）の寸法（例えば直径）と枚数と位置とを読み取り、
この読み取った画像情報を画像解析装置（８）に出力す
る０画像解析装置（８）は画像入力装置（７）からの画
像情報を解析し、硬貨（２）の種類と枚数と位置とを得
る。

（９）は演算装置で、画像解析装置（８）からの個々の
硬貨（２）の種類と枚数とによりトレー（１）上の硬貨
（２）の合計金額を算出すると共に、硬貨（２）の種類
と枚数と位置とを基にこのときのトレー（１）の弾性変
位による慣性モーメントを算出する。慣性モーメントは
、トレー（１）上の硬貨（２）の種類と枚数と位置とに
よって予め設定されたトレー（１）の回動による周波数
または周期によって求める。（１０）は振動数算出装置
であり、演算装置（９）で求めた慣性モーメントとトレ
ー（１）に取り付けられたばね（４）の定数とによって
トレー（１）の回動時の振動数を算出する。（１１）は
比較装置で、振動数算出装置（１０）で算出された振動
数と、振動数測定装置（６）によって測定された実際の
振動数とを比較し、両者が一致した場合に演算装置（９
）に信号出力する。

上記のように構成された硬貨計数装置においては、トレ
ー（１）上に硬貨（２）を載せると、硬貨（２）の重さ
によってトレー（１）は回動軸（３）を中心に回動した
後、ばね（４）の作用によって振、勤する。この振動は
振動数測定装置（６）によって測定され、この測定値は
比較装置（１１）に入力される。

一方、トレー（１）上の硬貨（２）は画像入力装置（７
）によって、その寸法（例えば直径）と枚数と位置とが
読み取られる。この各画像データは画像解析装置（８）
に送られ、ここで解析されて硬貨（２）の種類と枚数と
位置と重さとが得られる。これらの画像解析情報は演算
装置（９）に送られる。演算装置（９）は硬貨（２）の
種類と枚数とによりトレー（１）上の硬貨（２）の合計
金額を算出すると同時に、硬貨（２）とトレー（１）と
を合わせたトレー（１）の弾性変位による慣性モーメン
トを算出する。そして、この慣性モーメントの値が振動
数算出装置（１０）に入力されると、トレー（１）の回
動時の振動数が算出される。

算出された振動数は比較装置（１１）に入力され、比較
装置（１１）がこの入力された値と前記振動数測定装置
（６）によって入力されるトレー（１）の実際の振動数
の値とを比較し、両者が一致した場合に演算装置（９）
に承認信号を出力する。この承認信号を受けた演算装置
（９）は、ここで算出されている硬貨（２）の合計金額
が正しいとして、デイスプレィ、プリンタ等の図示しな
い出力装置に金額を出力する。比較結果が不一致の場合
は、承認信号は送られず、演算装置（９）からの出力は
行われない、不一致の場合としては、大きな硬貨の下に
小さな硬貨が入り、画像入力装置（７）が正確な硬貨の
枚数を把握しない等の場合が考えられる。このようなと
きは、画像入力装置（７）が硬貨（２）を正確に読み取
るように硬貨（２）を再配置すればよい。

このような硬貨計数装置においては、トレー（１）の慣
性モーメントを求めるための周波数または周期は電子時
計の応用で容易に求めることができる。この精度は１／
１０”程度のものが得られるので、従来の台ばかりによ
る重さの測定に比べ、より高い精度で求めることができ
ると共に、台ばかりにおけるような煩雑な校正作業もな
くなる。また、台ばかりによる重さの測定は、トレー（
１）が重力と平衡してその振動が収束した後、求まる値
であるので、収束するまで重さを求めることができず、
時間がかかるが、慣性モーメントを測定する方法の場合
は、トレー（１）に硬貨（２）を載せたときの上下運動
（振動）中に求まる値であるから、比較的短時間で結果
が得られる。

第２図乃至第４図は、硬貨を載せたときのトレー（１）
の振動を測定する方法の実施例を示す。

第２図の例はトレー（１）の基部側をぜんまいにより弾
性支持する一方、トレー（１）の下面中央に磁石（１２
）を設け、更に磁石（１２）の下方にコイル（１３）及
び検出回路（１４）を設けたものである。第３図の例は
トレー（１）の下面に加速度センサ（１５）を取り付け
たものである。

第４図の例はトレー（１）自体を弾性のあるものとする
一方、トレー（１）の下方に光源（１６）と、光源（１
６）が放射する光のトレー（１）下面での反射光を受光
する光量センサ（１７）と、光量センサ（１７）からの
信号入力を受ける検出回路（１８）とを設けたものであ
る。

なお、本発明は上記の特定な実施例に限らず、硬貨同等
物の計数作業を行う分野であれば、いかなる分野にも適
用可能であるのは自明である。

［発明の効果］ 以上のように、この発明によれば、トレーに硬貨を載せ
たときのトレーの変動を測定し、この実際のトレーの変
動値と画像情報から求めたトレーの変動値との一致によ
って金額を出力するようにしたので、従来の台ばかりに
よる硬貨の測定に対し煩雑な校正作業がなくなると共に
、計数時間が短縮され、計数精度も向上し、信鎖性のあ
る硬貨計数装置が得られるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例の硬貨計数装置の全体構成
図、第２図乃至第４図はトレーの振動を測定する各種実
施例の振動測定装置の構成図である。 図において、（１）はトレー、（２）は硬貨、（６）は
振動測定装置、（７）は画像入力装置、（８）は画像解
析装置、（９）は演算装置、（１１）は比較装置である
。 なお、図中同一符号は同一、または相当部分を示す。 特許出願人　日　通　工　株式会社 箒　１　図 第２図 ６）４図 手続補正書く方式） 昭和６３年６月３　日 特許庁長官　　小川　邦　夫　殿 ｌ　事件の表示 昭和６３年特許願第０４８７４０号 ２　発明の名称 ］つｈ　ケイスウ　ソウチ 硬貨計数装置 ３　補正をする者 事件との関係　特許出願人 カワ９キ　　タカブ　　　　キタミカタ住　所　　神奈
川県用崎市高津区北見方２６０番地ニブ　ブウ　］つ 名称　日通工株式会社 ５．−′ ４　補正命令の日付 昭和６３年５月１１日 （発送口６３年５月３１日） ５　補正の対象 （１）明細書の発明の名称の欄 ６　補正の内容 明細書第１頁第３行目、発明の名称の欄の「硬化計数装
置」を「硬貨計数装置」と補正する。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一端側を支点として弾性的に回動可能に支持されたトレ
   ーと、このトレーに硬貨をのせたときのトレーの変動を
   測定する測定装置と、前記トレー上に置かれた硬貨の画
   像を入力する画像入力装置と、この画像入力装置からの
   画像情報を解析し、前記トレー上の硬貨の種類と枚数と
   位置とを計数する画像解析装置と、この画像解析装置に
   よる種類と枚数との硬貨情報にて金額を算出すると共に
   、種類と枚数と位置とによりトレーと硬貨とを合わせた
   トレーの変動を算出する演算装置と、この演算装置によ
   るトレーの変動値と前記測定装置によるトレーの変動値
   とを比較してそれらが一致したとき信号出力する比較装
   置とを有し、前記演算装置は前記比較装置の出力信号を
   受けたとき前記算出された金額を出力するように構成し
   たことを特徴とする硬貨計数装置。