JPH0121990Y2 - - Google Patents

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JPH0121990Y2
JPH0121990Y2 JP1985035552U JP3555285U JPH0121990Y2 JP H0121990 Y2 JPH0121990 Y2 JP H0121990Y2 JP 1985035552 U JP1985035552 U JP 1985035552U JP 3555285 U JP3555285 U JP 3555285U JP H0121990 Y2 JPH0121990 Y2 JP H0121990Y2
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nonwoven fabric
fibers
pps
heat
heat resistance
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、耐熱性及び耐薬品性に優れたポリフ
エニレンサルフアイドのステープル繊維のみから
なり、耐熱性及び耐薬品性を必要とする電気絶縁
材料、気体や液体用のフイルター、更には、耐熱
性や難燃性を必要とする衣料品やその芯地等の広
汎な用途に利用される不織布に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
ポリフエニレンサルフアイド繊維(以下「PPS
繊維」という)は、特公昭52−30609、特開昭58
−31112等により公知であり、その優れた耐熱性、
耐薬品性及び難燃性は非常に有用なものである。
しかし、該繊維を利用した不織布に関しては、特
開昭57−16954に示されるスパンボンド法による
ものと、通常のニードルパンチによるパンチフエ
ルトが知られているのみである。
又、その他の耐熱性及び耐薬品性に優れた不織
布としては、ガラス繊維を抄造法等によりシート
化し、熱硬化性樹脂等で結合したものや、ポリテ
トラフルオロエチレン繊維(以下「PTFE繊維」
という)よりなるニードルパンチフエルトが知ら
れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のPPS繊維よりなるニードルパンチ不織布
は、結合要素として他の材料を用いないため、
PPSの特性を全て具備した優れた性能を示すもの
と云える。しかし、この不織布は、ニードルパン
チによる機械的絡合を結合手段とするため、寸法
安定性の高いものは得られにくく、又、100g/
m2以下の軽量の不織布を得ることも極めて困難で
あつた。
又、前記特開昭57−16954に示されたスパンボ
ンド法による不織布も、ニードルパンチとウエブ
の熱収縮を併用することで構造的絡合を生じせし
めるという特殊な方法であり、前記のニードルパ
ンチ不織布と同様の欠点を有するとともに、ステ
ープルとして安定化したPPS繊維を利用するもの
ではなかつた。
しかも、PPS繊維を、他のポリエステルやポリ
アミド等の汎用されている繊維と比較すると、
PPS繊維は強度的に劣り、剛直性及び表面平滑性
が高いという性質を有している。このため、ニー
ドルパンチ工程において糸切れが生じ易く、パン
チの打込み本数等の点で多くの制約を受けるの
で、充分な保型性を与える強固な絡合を望むこと
は困難であつた。従つて、前記の両者はともに寸
法安定性や高強度等を必要とする分野に利用する
ことは単独では困難であり、同じPPS繊維よりな
る織物やスクリム等で補強をする必要があつた。
次に、ガラス繊維よりなるシートを熱硬化性樹
脂等で接着結合した不織布は周知であり、非常に
有用なものであるが、ガラス不織布特有の剛直性
や皮膚刺激性等の欠点があるため、作業性や加工
性等に問題があつた。
又、PTFE繊維よりなる不織布も知られてお
り、その耐薬品性及び耐熱性は非常に優秀なもの
であるが、原料が非常に高価であり、且つ、単繊
維強度も低く、クリンプ付与等の困難なことか
ら、不織布の製造に特殊な設備を必要とし、しか
も、これも又機械的絡合を基本としているため、
極めて強度の低い、保型性も劣つた不織布とな
り、高価なことからも一部の特別な用途にしか適
用されなかつた。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで、本考案者はPPS繊維に着目し、種々検
討の結果、耐熱性及び耐薬品性を低下させない為
にも、PPS以外の他の樹脂による接着等の方法を
用いず、PPS繊維のみからなる不織ウエブがエン
ボスパターンを有するヒートプレスやヒートロー
ル等で、部分的に加熱圧着することが可能である
ことを見出し、本考案の形状保持性や柔軟性等に
優れ、しかも、耐熱性及び耐薬品性の両性能を具
備した不織布を開発したものである。
つまり、本考案による不織布は、周知の不織布
の一形体であるところの、エンボスロール等によ
り部分的に熱圧着された不織布であつて、該不織
布はポリフエニレンサルフアイドの延伸処理及び
クリンプ付与がなされたステープル繊維のみから
なることを特徴とする耐熱性及び耐薬品性に優れ
た不織布である。
第1図は、本考案の一実施例を示す平面図で、
第2図はA−A′部分の断面図を示す。第1図及
び第2図は凸部2及び部分的に熱圧着された凹部
3を有する本考案の不織布1を示すものである。
これらの図以外にも、エンボスパターンを変える
ことはもちろん可能であるし、熱圧着される熱圧
条件や、凸部と凹部の比率を変えることで所望の
強度や柔軟性の不織布を得ることは可能である。
なお、本考案の不織布を製造するための全ての
方法、装置は乾式不織布に適用されている周知の
ものであり、特殊なものは全く必要としない。
又、PPS繊維も市販の織物やパンチフエルトに利
用されている原料と同一のもので良い。
従来、PPS繊維100%よりなり、機械的結合で
はなく接着、融着等の化学的結合による不織布は
全く知られていない。このことの理由は、PPS繊
維がガラス転移点も結晶化温度も明瞭ではなく、
275〜285℃という高融点であり、又、溶融時にお
ける流動性の制御が困難であるという点から、本
考案のような熱圧着による方法が全く検討されな
かつたものか、又は、他の樹脂との相溶性が悪い
ために、適当な耐熱性及び耐薬品性を有する接着
剤が未だ見出されていなかつたものと考えられ
る。
本考案においては、原料繊維は溶融紡糸され、
延伸処理及びクリンプを付与されたPPS繊維を使
用する。該繊維は周知の乾式不織布形成装置で開
繊しシート化することが可能であり、繊度1〜18
デニール、繊維長25〜152mm、クリンプ数5〜50
山/25mm、延伸倍率3〜10倍のものが適当であ
る。
次いで、シート化されたウエブはエンボスパタ
ーンを有するヒートプレスやヒートロール等によ
り部分的に熱圧着される。表面が平滑なロール等
による全面熱圧着では繊維形状の破壊を防止する
ことが困難であり、剛直で柔軟性のないシートし
か得られず適当でない。
本考案において、エンボスによる加圧面積を10
〜65%、圧力は10〜400Kg/cm2、加熱温度230〜
265℃とするのが良好な不織布を得るために適当
である。なお、ヒートロール等にウエブを導入す
る前に、ウエブをPPS繊維の耐熱温度以下の温度
で予熱しておくことも効果的である。
部分熱圧着されたウエブは次いで冷却装置で冷
却されるか、又は、自然冷却されることで本考案
の不織布が得られる。
本考案による不織布は、部分的に熱圧着される
ことで強固に結合しており、形状の安定性が高い
にもかかわらず、従来のガラス繊維よりなる不織
布等では得ることの出来なかつた柔軟性を有す
る。又、PPS繊維が100%であり、他の不純物を
含まないために、PPS樹脂の有する優れた耐熱
性、耐薬品、及び難燃性等の性能を全く損わな
い。
〔実施例〕
融点285℃のPPS繊維(フイリツプス・ペトロ
ーリアム社製、商標名「ライトンフアイバー」)
3デニール、繊維長51mmのステープルを通常のカ
ード機で開綿し、重量70g/m2のウエブを作成し
た。このウエブを片側ロールがロール表面中35%
が突起圧着部を有するヒートロールで、温度250
℃、圧力40Kg/cm2の条件で熱圧着した。
これにより得られた不織布は、形状保持性が良
好であり、引張試験機による破断強度2.2Kg/cm
幅、破断伸度30%であつて、耐熱性及び耐薬品性
に優れたものであつた。
〔効果〕
本考案による不織布は、PPS樹脂が有する特性
を全て具備するため、耐熱性及び、又は、耐薬品
性の材として使用すれば従来よりはるかに長寿
命の材となり、又、優れた電気絶縁性もPPS樹
脂が具備するためH種以上の耐熱絶縁材料や、
又、耐薬品性の電池セパレーター等の耐熱性、耐
薬品性の必要な電気関連資材としても好適であ
る。又、難燃性にも優れているので、作業服等の
衣料資材、更には、パツキングやシール材料等の
広汎な分野で利用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による部分的に熱圧着された
PPS繊維のみからなる不織布の平面図である。第
2図は破線A−A′の部分を切断した断面図であ
る。 1……本考案の不織布、2……凸部、3……凹
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンボスロール等により部分的に熱圧着された
    不織布であつて、該不織布はポリフエニレンサル
    フアイドの延伸処理及びクリンプ付与がなされた
    ステープル繊維のみからなることを特徴とする耐
    熱性及び耐薬品性に優れた不織布。
JP1985035552U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0121990Y2 (ja)

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JP1985035552U JPH0121990Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JP1985035552U JPH0121990Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JPS61150890U JPS61150890U (ja) 1986-09-18
JPH0121990Y2 true JPH0121990Y2 (ja) 1989-06-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2859193B2 (ja) * 1987-11-12 1999-02-17 旭化成工業株式会社 ポリフェニレンサルファイド不織布、その製造方法及びそれを用いたフィルター
JP2764911B2 (ja) * 1988-03-16 1998-06-11 東洋紡績株式会社 高巻縮・低収縮性ステープル繊維

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JPS61150890U (ja) 1986-09-18

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