JPH0121958B2 - - Google Patents

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JPH0121958B2
JPH0121958B2 JP54159303A JP15930379A JPH0121958B2 JP H0121958 B2 JPH0121958 B2 JP H0121958B2 JP 54159303 A JP54159303 A JP 54159303A JP 15930379 A JP15930379 A JP 15930379A JP H0121958 B2 JPH0121958 B2 JP H0121958B2
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desoxy
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amino
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JP54159303A
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Kinasuto Gyuntaa
Shederu Mihaeru
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Bayer AG
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Bayer AG
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Publication of JPH0121958B2 publication Critical patent/JPH0121958B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H13/00Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids
    • C07H13/12Compounds containing saccharide radicals esterified by carbonic acid or derivatives thereof, or by organic acids, e.g. phosphonic acids by acids having the group -X-C(=X)-X-, or halides thereof, in which each X means nitrogen, oxygen, sulfur, selenium or tellurium, e.g. carbonic acid, carbamic acid
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C271/00Derivatives of carbamic acids, i.e. compounds containing any of the groups, the nitrogen atom not being part of nitro or nitroso groups
    • C07C271/06Esters of carbamic acids
    • C07C271/08Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C271/10Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms
    • C07C271/16Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms with the nitrogen atoms of the carbamate groups bound to hydrogen atoms or to acyclic carbon atoms to carbon atoms of hydrocarbon radicals substituted by singly-bound oxygen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D211/00Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings
    • C07D211/04Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D211/06Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D211/36Heterocyclic compounds containing hydrogenated pyridine rings, not condensed with other rings with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having no double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D211/40Oxygen atoms
    • C07D211/44Oxygen atoms attached in position 4
    • C07D211/46Oxygen atoms attached in position 4 having a hydrogen atom as the second substituent in position 4
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P19/00Preparation of compounds containing saccharide radicals
    • C12P19/26Preparation of nitrogen-containing carbohydrates

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、式 式中、 Rは水素原子または適宜置換されていてもよい
アルキル、アルケニル、アラルキルまたはアリー
ル基を表わす、 の化合物の製造のための、化学的に自明でない新
規な方法に関する。 1−デスオキシ−ノジリマイシンの名称で知ら
れている、Rが水素原子を表わす場合の式()
の化合物は、西ドイツ特許出願公開明細書第
2656602号に従つて、モルス種(mors species)
の植物からの抽出によつて、または西ドイツ特許
出願公開明細書第2658563号に従つて、バチルス
科(Bacillaceae family)の微生物、特にDSM7
菌株の微生物を用いて微生物学的に得ることがで
きるということは既に知られている。式()の
化合物は、糖尿病(diabete)、過脂肪蛋白症
(hyperlipoproteinaemia)および脂肪過多症
(adiposity)に対する薬剤として使用することが
できる。 1−デスオキシ−ノジリマイシンは、H.Saki
およびE.Ohki、Chem.Pharm.Bull.16、2477〜
2481(1968)並びにH.Paulsen、I.Sangster、H.
Heyns.Chem.、Ber.100、802〜815(1967)の方
法に従つて、非常に安定ではない式()または
()
【式】
【式】 の遊離塩基の水素添加によつて製造することがで
きるということは既に知られている。 この方法において出発化合物として用いられる
式()の化合物は、式()の5−アミノ−5
−デスオキシ−1.2−O−イソプロピリデン−α
−D−グルコフラノースを、その中に二酸化硫黄
を60時間通じることによつて、安定な式()の
重亜硫酸付加物に変え、次いでこの重亜硫酸付加
物を水酸化バリウムによる処理によつて式()
の化合物とすることにより(西ドイツ特許出願公
告明細書第1768044号参照)、 或いは式()の化合物を式()のトリフル
オロアセチル化誘導体に変え、それを希塩酸と共
に煮沸することによつて式()のトリフルオロ
アセチル誘導体とし、しかる後トリフルオロアセ
チル基の離脱によつて式()の化合物とするこ
とにより、製造することができる。 別の方法として、式()の化合物は、グルコ
ースから出発して微生物学的に製造することがで
きる(アメリカ合衆国特許第3998698号参照)。 式()の化合物は式()の6−アミノ−
2,3−O−イソプロピリデン−6−デスオキシ
−α−L−ソルボフラノースから、開裂およびそ
の後のそれによつて生成する式()の塩酸塩の
陰イオン交換樹脂上でのクロマトグラフイーによ
る単離によつて得ることができる。 1−デスオキシノジリマイシンの製造のために
ここに挙げた方法は何れも、数時間を要する段階
によつて進行し、しかも、中間物としての不安定
な式()および()の化合物の段階の経由が
副生物の生成を不可避なものとしている。 その上、Rが水素を表わす場合の式()の化
合物の製造に対して従来から公知の方法は、何れ
の場合も、たとえば抽出、カラムクロマトグラフ
イーまたはイオン交換体上でのクロマトグラフイ
ーのような、費用を要する精製段階を必要とし、
しかもこれらの精製段階は、遊離塩基の水素添加
が立体特異的には進行しないという理由からも部
分的に必要となる。 本発明に従えば、前記のように、一般式 式中、 Rは前記の意味を有し、そして R1は適宜置換されていてもよいベンジル基ま
たは適宜置換されていてもよいβ−アルケニル基
を表わす、 の化合物を、式()の化合物を含有する培養基
中で、一般式 式中、 RおよびR1は前記の意味を有する、 の化合物を蓄積しうる好気性微生物または好気性
微生物の抽出物と微生物学的に反応させ、そして
生成する一般式(XI)の化合物を接触水素添加に
付することから成る式()の化合物の製造方法
が提供される。本発明の方法は、驚くべきこと
に、きわめて高い収率で式()の化合物を与え
るということが見出された。 6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルホース
〔RおよびR1が水素原子を表わす場合の式(XI)
の化合物〕は従来は、ソルボースから8段階の合
成で純粋に化学的な経路により製造された〔H.
Paulson、I.Sangster、K.Heins、Chem.Ber.100
802〜815(1967)参照〕。 6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボース
は、酸性媒体中では、式(XIa)のフラノース形
態で存在し、そしてアルカリ性媒体中では、式
(XIb)のピペリジノース形態で存在し、これは
式(XIc)の化合物と平衡状態にある。
【式】
【式】 式(XIa)、(XIb)および(XIc)の化合物は
きわめて不安定であり、水溶液中で、特に酸性の
PH範囲において、不可逆的に転位し、水の離脱に
よつて式()のピリジン誘導体を与える。 この水の離脱は窒素上の示した種類の置換基に
よつて更に助けられ、それ故、たとえば、6−ア
ルキルアミノ−6−デスオキシ−L−ソルボース
はこれまで開示されなかつた。 更に、6−デスオキシ−6−N−メチルアセト
アミド−L−ソルボースは、1−デスオキシ−1
−N−メチルアセトアミド−D−グルシトールか
ら、アセトバクター・サブオキシダンス
(Acetobacter suboxidans)を用いる19日間の微
生物学的酸化によつて、36%の収率で製造するこ
とができることか知られている。〔J.K.N.Jones、
M.B.PerryおよびJ.C.Turner、Can.J.Chem.39
2400〜2410(1961)〕。 この反応の欠点は、一方において、長い反応時
間であり、他方において、アミノ基をアセチル化
によつて保護しなければならないという事実であ
る。アセチル基は不可逆的な望ましくない変性
(通常は分解)なしでは離脱せしめることができ
ない。 式(XI)の化合物を本発明による微生物学的/
酵素的方法によつて短時間に高収率で簡単に得る
ことができるということ、およびこれらの化合物
を円滑に且つ良好な収率で水素添加して一般式
()の化合物とすることができるということは、
きわめて驚くべきことであるといわねばならな
い。 本発明の方法において使用する式()の出発
化合物は、D−グルコースから、適当なアミン、
水素および触媒としてのニツケルを用いる還元的
なアミノ化、引続く生成物の適当なクロロギ酸エ
ステルとの反応によつて製造することができる。 本発明の方法を実施するのに適する微生物は、
グルコノバクター(Gluconobacter)属、コリネ
バクテリウム(Corynebacterium)属及びメトシ
ユニコビア(Metschnikowia)属から選ばれる
属に属する、前記式()の化合物を前記式
(XI)の化合物に転換しうる酵素を産生する好気
性微生物である。本発明ではまた、該好気性微生
物の該酵素を含有する抽出物も使用することがで
きる。微生物学の分野の専門家は、たとえば公的
コレクシヨンから入手することができる上記属に
属する好気性微生物、すなわち、好気的条件下に
生存することができる微生物を、式()の化合
物を含有する適当な培地中で培養し、そして本発
明による酸化反応を促進して式(XI)の化合物を
蓄積するべきその微生物の能力を調べることによ
つて、本発明の方法に適する微生物を容易に見つ
け出すことができる。 そのような微生物の代表的なものとしては次の
ものを挙げることができる: グルコノバクター・オキシダンス・エスエス
ピ・サブオキシダンス(Gluconobacter
oxydans spp.suboxydans)DSM50049
(ATCC621と同一) コリネバクテリウム・ベタエ
(Corynebacterium betae)DSM20141
(ATCC13437と同一) メトシユニコビア・プルチエリマ
(Metschnikowia pulcherrima)ATCC20515 上記DSM番号はドイツ連邦共和国ゲツチンゲ
ン(Go¨ttingen)のドイツ微生物コレクシヨン
(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen)
において該微生物に対して与えられた保管番号で
ある。また、メトシユニコビア・プルチエリマ
は、アメリカ合衆国メリーランド州ロツクビル
(Rockville、Maryland、U.S.A.)のアメリカ
ン・タイプ・カルチユア・コレクシヨン
(American Type Culture Collection)に保管
されているのみなず、微工研菌寄第5042号
(FERMP No.5042)として工業技術院微生物工
業研究所にも保管されている。 これらの微生物は、生育培養物、濃縮細胞懸濁
液、非分別粗抽出物または精製した抽出フラクシ
ヨンの形態で使用することができる。 上記メトキシユニコピア・プルチエリマ
(ATCC20515)はイーストであつて、その菌学的
性質は下記のとおりである。 (a) 麦芽抽出物液体培地、ポテト抽出物液体培
地、人参汁液体培地、麦芽抽出物・イースト抽
出物寒天、ポテト抽出物寒天及び人参汁寒天に
28℃で2〜4日好気的に培養した後、下記形態
学的性質を示す。 細胞:レモン形、屡々球形; 3〜6μ×4〜11μ; 多側生出芽により増殖; 6〜8細胞の偽菌系; (b) 人参汁液体培地中で培養後嚢胞子の形成顕
著、ゴールドコバー(Goldkova−)、ポテト−
又は麦芽−抽出物・イースト抽出物液体培地中
で好気的に培養した後は、その形成やや顕著
(less significant)。ゴールドコバー、ポテト
−又は麦芽抽出物寒天上では嚢胞子なし。 子嚢:ホース状、2μφで長さ20μ。 2〜4嚢胞子を生成、玉子形乃至球形 (c) 有麦胞子(再生子)、内胞子(endospores)
もしくはバリスト胞子(ballistospores)を生
成せず。 (d)1 生育至適条件PH5.0;28℃。 2 PH及び温度範囲 PH 生 育 2.0 − 3.0 ++ 4.0 +++ 5.0 +++ 6.0 +++ 7.0 ++ 8.0 + 9.0 + 10.0 + 温度(℃) 4 + 18 ++ 24 +++ 28 +++ 37 (+) 45 − 50 − 3 硝酸塩類同化:+ 4 脂肪分解:(テストせず) 5 尿素分解:+ 6 ゼラチン液化:− 7 Nacl−及びシユクラーゼ(sucrase)−耐
NaCl(%) 生 育 0 +++ 2 +++ 4 ++ 6 ++ 8 + 12 (+) 16 − 20 − シユクラーゼ(%) 生 育 0 +++ 2 +++ 4 ++ 6 ++ 8 ++ 12 ++ 16 − 20 − 8 カロチノイド生成:− 9 有機酸生成:+ 10 殿粉様物質生成:− 11 ビタミン要求:+ 12 その他の生理学的性質:− (e) 炭素原利用
【表】 本発明による方法を、生育培養物中の無傷の
(intact)微生物を用いて行なうときは、固体、
半固体または液体の培養基を使用することができ
る。水性液体培養基を用いることが好ましい。 上記の群の微生物の培養に対して使用できるこ
とが知られており且つ本発明による方法において
酸化するべき式()の化合物を含有しているす
べきの培養基中で該微生物を培養することができ
る。培養基は同化されうる炭素および窒素源およ
び無機塩類を含有していなければならない。同化
されうる適当な炭素および窒素源は、就中、特
に、種々の起源の生物学的産物、たとえば大豆
粉、可溶性および不溶性植物蛋白質、とうもろこ
し浸出液、酵母エキス、ペプトンおよび肉エキス
のような、複合混合物である。窒素源として使用
可能なものは、そのほか、アンモニウム塩および
硝酸塩、たとえば塩化アンモニウム、硫酸アンモ
ニウム、硝酸ナトリウムおよび硝酸カリウムであ
る。培養基が含有すべき無機塩類は、たとえば以
下のイオンを供給するものである:Mg++、Na+
K+、Ca++、NH4 +、Cl-、So4 --、PO4 ---および
NO3 -、ならびに、たとえばCu、Fe、Mn、Mo、
Zn、CoおよびNiのような通常の微量元素のイオ
ン。 これらの塩類または微量元素が、上記の複合培
養基成分中または使用する水中に充分な程度に存
在していない場合には、それに応じて、培養基に
補充することが適当である。 培養基に対して中間的な代謝物およびその他の
細胞成分、たとえばアミノ酸またはトリカルボン
酸サイクルからの化合物を添加することによつ
て、式(XI)の化合物を与えるべき式()の化
合物の完全な反応のために必要な時間のかなりの
短縮を行なうことが可能であるということが見出
された。 本発明による方法において酸化すべき式()
の化合物は、それ自体で、または1種もしくはそ
れ以上の酸化可能な化合物との混合物としての何
れかの形で、基礎培養基に添加することができ
る。使用することができる付加的な酸化可能な化
合物は、第一級アルコール、たとえばエタノー
ル、第二級アルコール、たとえばイソプロパノー
ル、ポリオールたとえばソルビトールまたはグリ
セリン、アルデヒドたとえばグリコール−アルデ
ヒド、アルドースたとえばグルコース、またはグ
ルコン酸である。 上記の化合物の1種もしくはそれ以上を栄養素
溶液に添加する場合は、酸化するべき式()の
化合物を、接種前、またはそれ以後における初期
の遅滞期(log phase)とその後の定常生育期の
間の任意の所望の時点の何れにおいて添加しても
よい。このような場合には、関係する有機体は、
添加する当該酸化可能化合物上で予備培養され
る。 本発明の方法に対しては、2〜10のPH範囲が適
当である。たとえば燐酸塩緩衝液または酢酸塩緩
衝液を用いて、培養物をこのPH範囲に緩衝するこ
とが有利である。 醗酵技術において慣例的であるように、PHの自
動制御を行なうこともでき、その場合には、無菌
の有機または無機酸、たとえば硫酸、或いは無菌
のアルカリ水溶液、たとえば酸化ナトリウム溶液
を、間隔を置いて培養液中に注入する。 微生物学的なプロセスの場合に一般的であるよ
うに、培養基の異物による感染は避けなければな
らない。そのためには、培養基、培養容器および
通気のために必要な空気の滅菌のような通常の手
段をとる。たとえば水蒸気滅菌および乾式滅菌を
用いて培養容器を滅菌することができ、同様に空
気と培養基は水蒸気によつて滅菌することができ
るが、過によつて滅菌することもできる。 培養基は一般に、常法によつて、たとえば小さ
な傾斜管中またはフラスコ中の培養物によつて接
種する。 培養物は好気的な条件下に生成し、一般的に行
なわれる方法によつて、たとえば、振とうフラス
コ中における振とう培養、空気で撹拌する培養ま
たは深部培養によつて得ることができる。培養物
は通気した醗酵槽中で、たとえば通常の深部培養
槽中の好気性深部培養方法によつて、生産せしめ
ることが好ましい。培養は連続的にまたは不連続
的に行なうことができる。不連続的な方法が好適
である。 微生物の酵素および栄養物との充分な接触を与
えることを確実にすることが適切である。これ
は、たとえば振とうおよび撹拌のような、一般的
に行なわれる方法によつて行なうことができる。 培養の間に望ましくない量で泡立ちが生ずると
きは、慣用されている化学的消泡剤、たとえば液
状の油脂類、水中油形乳剤、パラフイン類たとえ
ばオクタデカノールのような高級アルコール、シ
リコーン油またはポリオキシエチレン或いはポリ
オキシプロピレン化合物を添加することができ
る。発泡は通常の機械的な手段を用いて抑制また
は除去することもできる。 生育温度は20〜45℃とすることができる。生育
時間は広く変えることができるが、それについて
は培養基の組成と培養温度が重要である。 特に最適な条件は微生物学の分野の専門家によ
つて容易に確立することができる。 培養液に添加する式()の化合物の完全な反
応に対しては、添加後3時間乃至7日間の培養時
間が一般に必要である。 適当な微生物の濃縮した細胞懸濁液を用いて、
本発明による酸化反応を遂行することも可能であ
る。濃縮した細胞懸濁液は次のようにして調製す
ることができる:適当な栄養素溶液中で、問題と
する微生物の培養物を生産させ、次いで微生物
を、たとえば遠心分離によつて取り出して、前よ
りも少ない量の同じ栄養素溶液中に、または塩溶
液もしくは緩衝液たとえば生理学的塩化ナトリウ
ム溶液またはKH2PO4、酢酸ナトリウムもしくは
マレイン酸ナトリウムの水溶液中に或いは単なる
水道水もしくは蒸留水中に懸濁させる。次いで式
()の化合物をこのような細胞懸濁液に添加し
て、本発明による方法を培養物の生育のための前
記の条件下に行なう。 この方法の利点は本発明による方法の反応時間
に短縮することができるということであり、これ
は高い微生物濃度によつて達成可能となる。 本発明による方法は更に、微生物の生育培養物
によつて、またはそれから取得した濃縮細胞懸濁
液を用いてばかりでなく、これらの細菌から調製
した抽出物または抽出物フラクシヨンを用いて行
なうことも可能である。これらの抽出物は微生物
細胞の通常の壊変(disintegration)によつて得
られるもののような、粗抽出物であることができ
る。使用することができる壊変方法は次のような
ものである:超音波処理、フレンチ(French)
圧力セルの通過、珪砂による摩砕、分解酵素によ
る培養、自己分解または凍結と解凍の繰返し。 式(XI)の化合物への式()の化合物の酸化
に対して、分別してない粗抽出物を用いる場合に
は、生育または休止(dormant)微生物細胞を用
いて本発明の方法を遂行するための前記の如き反
応条件と同一の条件が原則的に好都合であること
が認められた。 本発明の方法を、部分的に精製した抽出製剤
(酵素)を用いて行なう場合には、蛋白質化学の
常用の方法、たとえば遠心分離、沈殿反応、イオ
ン交換クロマトグラフイーまたは吸着クロマトグ
ラフイ、ゲル過または電気泳動方法を用いるこ
とによつて、このような製剤を取得することがで
きる。上記の方法の中の1つの方法によつて得た
いくつかのフラクシヨンの中のどれが本発明によ
る酸化反応の促進に対して適しているかというこ
とを明らかにするためには、これらのフラクシヨ
ンの部分試料を20〜45℃の温度で2〜10のPHにお
いて式()の化合物と混合し、そのバツチを式
(XI)の化合物の生成に関して薄層クロマトグラ
フイーによつて調べる。分別した細胞抽出物を用
いて本発明による反応を遂行するためには、その
バツチに対して、付加的な反応部分、たとえば
NAD+、NADP+、メチレンブルー、ジクロロフ
エノールインドフエノールおよびテトラゾリウム
塩のような、生理学的または合成電子受容体を添
加することが必要であるかもしれない。このよう
な付加的な反応成分を添加すべき場合は、これら
を基質量で、すなわち、使用する式()の化合
物の濃度に相当する濃度で、または触媒量で、す
なわち、式()の化合物について選択した濃度
よりも著るしく低い濃度で、の何れかで使用する
ことができる。 第二の場合において、本発明の方法をほぼ定量
的に遂行することを確実にしようとするために
は、触媒量においてのみ存在する反応物を連続的
に再生する系をも反応バツチに添加しなければな
らない。この系は、たとえば、本発明による反応
の過程で還元された電子受容体を酵素またはその
他の酸化剤の存在下に確実に再酸化する酵素であ
ることができる。 その他の点では、生育しつつある微生物培養ま
たは濃縮した細胞懸濁物中における式()の化
合物の式(XI)の化合物への酸化に対して先に記
載した条件と同じ条件が、分別した細胞抽出物に
よる本発明の方法の遂行に対しても有利であるこ
とが認められた。特に、この場合にもまた、温度
範囲は20〜45℃であり、PH範囲は2〜10である。
しかしながら、生成する式(XI)の化合物の量は
比較的短時間内にその最高値に達する。抽出物濃
度に依存して、2時間乃至3日の培養時間で十分
である。 培養基中における式(XI)の化合物の生成量と
時間の関係は、薄層クロマトグラフイーによつて
追跡することができる。 本発明に従つて得られる式(XI)の化合物は、
培養液から単離して、好ましくは以下のようにし
て、本発明に従がつて式()の化合物に転化せ
しめることができる。 培養液を、場合によつては水の一部を減圧下に
蒸発させそして細胞本体を遠心分離または別し
たのちに、適当な溶剤によつて抽出する。適当な
溶剤は、就中、たとえばブタノールのような高級
アルコール、たとえばメチルエチルケトンのよう
なケトン、酢酸エチル、または高級アルコールと
非極性溶媒との混合物、たとえばブタノール/ト
ルエン混合物である。培養液を減圧下に蒸発乾固
させ、その残渣から本発明による式(XI)の化合
物を、たとえばメタノール、エタノールおよびプ
ロパノールのようなアルコールまたは上記の溶媒
類を用いて、取り上げることもまた可能である。
本発明による式(XI)の化合物は、このようにし
て得た抽出物から、蒸発によりまた場合によつて
は、水またはエタノールのような適当な溶媒から
の再結晶後に、純粋な状態で得ることができる。 本発明による式()の化合物の調製のために
式(XI)の化合物を水素添加するが、この反応
は、たとえば水、アルコール、氷酢酸または相当
する溶媒混合物のような、通常の溶媒中で行なう
ことが好ましい。適当なPHを選ぶことによつて、
特に0〜7のPHにおいて、且つ適当な溶媒または
溶媒混合物、たとえばメタノール/水を選ぶこと
によつて、本発明による式()の化合物のC−
5上のグルコ−コンフイギユレーシヨンを選択的
に得ることができる。PHはたとえば塩酸または硫
酸のような通常の無機酸、或いは、たとえば酢酸
またはシユウ酸のような有機酸を使用して適当な
値に調節することができる。使用する触媒は、た
とえばPd、PtまたはNiのような通常の貫金属触
媒である。グルコ−コンフイギユレーシヨンは特
に水中のPdを用いる水素添加の場合に、立体選
択的に得ることができる。 反応温度は−30〜+120℃とすることができる
が、反応を室温で行なうことが好ましい。 本発明による式(XI)の化合物を予め単離する
ことなく、場合によつては水の一部または全部を
蒸発させ、細胞本体を遠心分離しまたは別し、
活性炭を用いて清澄にしそして充分に撹拌したの
ち、培養液を直接に、上記の手順と同様にして、
たとえばラネ−ニツケルのような適当な貴金属を
用いて水素添加することもまた、可能である。 本発明による式()の化合物を、触媒の分離
後に、溶媒を留去することによつて単離し、そし
てある場合には、水素添加に対して使用した酸ま
たはカルボン酸との式()の化合物の塩が得ら
れる。これらの塩類を直接に単離し且つ場合によ
つては再結晶によつて精製してもよいし、或いは
また、たとえばトリエチルアミンのような適当な
有機塩基、またはBa(OH)2を用いて、或いは特
に陰イオン交換樹脂を用いて、式()の遊離塩
基に変えてもよく、場合によつては、それをたと
えばエタノール/水のような適当な溶媒からの再
結晶によつて精製することができる。比較的多量
の無機塩類または培養基からの物質を培養液から
分離するために、特に式(XI)の化合物を純粋な
物質として単離することなく培養液を直接水素添
加する場合には、水素添加反応後に得られる溶液
を酸性イオン交換樹脂中に通し、イオン交較樹脂
に結合した式()の化合物を水性またはアルコ
ール性のアンモニア溶液で溶出することが有利で
ある。蒸発乾固し且つ場合によつては再結晶後
に、式()の純粋な化合物を得ることができ
る。 Rは水素原子、場合によつてはOH、C1〜C4
アルコキシまたはジ−(C1〜C4−アルキル)−ア
ミノによつて置換されていてもよいC1〜C10−ア
ルキル基、或いはC2〜C10−β−アルケニル基を
表わすことが好ましい。 R1は場合によつては塩素、臭素、ニトロ、メ
チルまたはメトキシによつて置換されていてもよ
いベンジル基を表わすか、或いはアリル基を表わ
すことが好ましい。 特に、Rは水素原子またはC1〜C10アルキル、
ヒドロキシエチル或いはアリル基を表わし、そし
てR1はベンジルまたはアリル基を表わすことが
きわめて好ましい。 本発明の方法による式()の化合物の製造を
以下の実施例において例証する。 実施例 1 振とうフラスコ中における生育培養物中のグル
コノバクター・オキシダンス・エスエスピー・サ
ブオキシダンスによる1−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−1−デスオキシ−D−グルシトール
の酸化およびそれに続く生成した6−ベンジルオ
キシカルボニルアミノ−6−デスオキシ−L−ソ
ルボースの水素添加による1−デスオキシノジリ
マイシンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、1当
り、脱イオン水中に溶解した、20gの酵母エキ
ス、200gのソルビトールおよび10gのKH2PO4
を含有する液体の栄養素溶液中で予備培養した。
予備培養のための栄養素溶液のPH値を6.2に調節
しそしてその溶液の100mlの部分を1の円錐フ
ラスコ中に導入し、オートクレーブ上で121℃に
おいて15分間加熱することによつて滅菌した。ベ
ンジルオキシカルボニル保護した1−アミノ−1
−デスオキシ−D−グルシトールの酸化を、1
当り、水道水に溶解した、20gの酵母エキス、
200gのソルビトール、10gのKH2PO4および20
gのベンジルオキシカルボニル保護1−アミノ−
1−デスオキシ−D−グルシトールを含有する栄
養素溶液中で行なつた。PH値を6.2に調節した。
栄養素溶液の100mlづつの部分を1の円錐フラ
スコ中に入れ、オートクレーブ中で121℃におい
て15分加熱することによつて滅菌した。冷却後、
各フラスコを、何れの場合も2mlの予備培養物で
接種したのち、1分間当り200回転の振とう機上
で36℃において培養した。ベンジルオキシカルボ
ニル−保護6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソ
ルボースの生成を薄層クロマトグラフイーによつ
て追跡した。4日後に完全な転化が達成された。
平行して行なつた3バツチの培養液を混合し、そ
れによつて、後処理のための300mlの量が得られ
た。 培養液を遠心分離したのち、それぞれ100mlず
つのn−ブタノール/トルエン(1:1)を用い
て3回抽出した。抽出液を減圧下に蒸発させ、残
留物を40mlのH2O中にとり、60mlのメタノール、
10mlの2NHClおよび0.5gのPd/C(5%)を加
え、その混合物を撹拌しながら5時間水素添加し
た。次いで触媒を別し、塩基性イオン交換樹脂
によつて溶液をアルカリ性とし、溶剤を減圧下に
蒸発させ、残留物を水/エタノールから再結晶し
た。収量1.1gの1−デスオキシノジリマイシン
(融点197〜199℃)。 実施例 2 1−デスオキシ−ノジリマイシンの製造 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、1当
り水道水に溶解した、20gの酵母エキス、100g
のソルビトールおよび10gのKH2PO4を含有する
液体の栄養素溶液中で予備培養した。栄養素溶液
のPH値を6.2に調節し、溶液をオートクレーブ中
で121℃において20分間加熱することによつて滅
菌した。ベンジルオキシカルボニル保護1−アミ
ノ−1−デスオキシ−D−グルシトールの酸化
は、1当り、20gの該物質および20gの酵母エ
キス、100gのソルビトール、10gのKH2PO4
10gのロイシンおよび5gのイソロイシンを含有
する、6.2の初期PHを有する栄養素溶液中で行な
つた。250mlのこの溶液を1の円錐フラスコ中
に入れ、オートクレーブ中で121℃において20分
間処理した。この溶液を、よく生育した予備培養
物により、予備培養物の5%の濃度を与えるよう
に接種して、回転振とう機上で280回転/分で36
℃において培養した。酸化生成物の生成を薄層ク
ロマトグラフイーによつて追跡した。完全な転化
は3日後に達成された。 このようにして得た3リツトルの培養液を減圧
下に1まで濃縮し、その溶液を500mlのブタノ
ール/トルエン(10:1)の層でおおい、下相を
撹拌することによつて3回抽出した。抽出液を減
圧下に蒸発乾固し、残留物を水から再結晶した。
51gの6−ベンジルオキシ−カルボニルアミノ−
6−デスオキシ−L−ソルボースを得、これを
800mlのメタノール、800mlの水および80mlのHCl
中で2gのPd/C(5%)を用いて5気圧の圧力
下に水素添加した。触媒を別し、溶液を強酸性
イオン交換樹脂〔レワチツト(Lewatit)
TSW40〕中に通し、水洗後に0.5N NH3溶液で
溶出した。溶出液の蒸発後に、残留物を水/エタ
ノールから再結晶した。19gの1−デスオキシ−
ノジリマイシンを得た。 実施例 3 1−デスオキシノジリマイシンの製造 微生物メトシユニコビア・プルチエリマ
(ATCC20515)を小な傾斜管中で、1リツトル当
り、脱イオン水中の3gの酵母エキシ、6gのペ
プトン、10gのグルコース、8gのNaClおよび
20gの寒天を含有する培養基上で予備培養した。
この予備培養物を使用して、1リツトル当り、脱
イオン水に溶解した、3gの酵母エキス、6gの
ペプトン、10gのソルビトール、8gのNaClお
よび10gのベンジルオキシカルボニル保護1−ア
ミノ−1−デスオキシ−D−グルシトールを含有
し且つオートクレーブ中で121℃において20分間
加熱することにより滅菌してある250mlの液体培
養基(1の円錐フラスコ中)に接種した。この
培養物を200回転/分の回転振とう機上で35℃で
培養した。培養液中のベンジルオキシカルボニル
保護6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボー
スの含量を薄層クロマトグラフイーによつて定量
した。2日後に4g/(40%)が転化した。こ
の時点で醗酵を中止し、培養液を実施例2に記載
したようにして後処理した。水およびエタノール
からの再結晶により6−ベンジルオキシカルボニ
ルアミノ−6−デスオキシ−L−ソルボースを純
粋な状態で取得し、それを実施例1に記載したよ
うにして1−デスオキシノジリマイシンに水素添
加することができた。 実施例 4 1−デスオキシノジリマイシンの製造。 微生物コリネバクテリウム・ベタエ
(DSM20141)を、下記培養基を含有する小さな
傾斜管中で予備培養した:脱イオン水中の、10
g/の典型的に消化させたカゼイン−ペプト
ン、6g/の酵母エキス、5g/のソルビト
ール、5g/のNaClおよび20g/の寒天。
良好な生育物を含有する小傾斜管を用いて、1
当りに10gの典型的に消化させたカゼイン−ペプ
トン、5gの酵母エキス、5gのソルビトール、
5gのNaClおよび10gのベンジルオキシカルボ
ニル保護1−アミノ−1−デスオキシ−D−グル
シトールを含有する250mlの液体栄養素溶液(1
の円錐フラスコ中)に接種した。培養基の各成
分は脱イオン水中に溶解して、121℃のオートク
レーブ中で20分間加熱することにより滅菌した。
この培養物を37℃において200回転/分の回転振
とう機上で培養した。ベンジルオキシカルボニル
保護6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボー
スの含量を薄層クロマトグラフイーによつて測定
した。2日後に、3g/(30%に相当する)が
転化した。この時点で醗酵を中止し、遠心分離に
よつて細胞を分離したのち、培養物からの澄明な
上澄液を、実施例3に記載したように後処理し
た。 実施例 5 醗酵槽中における生育培養物中のグルコノバク
ター・オキシダンス・エスエスピー・サブオキシ
ダンスによるベンジルオキシカルボニル保護1−
アミノ−1−デスオキシ−D−グルシトールの酸
化および引続く生成したベンジルオキシカルボニ
ル保護6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボ
ースの水素添加による1−デスオキシノジリマイ
シンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を小傾斜管
中で予備培養した。培養基は1当り、水道水に
溶解した、10gの酵母エキス、100gのソルビト
ールおよび2gのKH2PO4を含有していた。1
の円錐フラスコ中の、同一のしかし寒天を含まな
い250mlの培養基から成る液状培養物を、良好な
生育物を含有する小傾斜管で接種して、280回
転/分の回転振とう機上で36℃において終夜培養
した。この2次予備培養物を用いて、1当り、
10gの酵母エキス、100gのソルビトール、2g
のKH2PO4および10gのベンジルオキシカルボニ
ル保護1−アミノ−1−デスオキシ−D−グルシ
トールを含有する液状培養基を仕込んだ10の醗
酵槽に接種した。PH値は6.2に調節した。この培
養基は、予め121℃のオートクレーブ中で15分間
加熱することにより滅菌してあつた。1分間当り
5の空気を醗酵槽中に吹込み且つ醗酵槽を500
回転/分で撹拌した。培養温度は36℃であつた。
ときどき無菌の条件下に試料を取出して、ベンジ
ルオキシカルボニル保護6−アミノ−6−デスオ
キシ−L−ソルボースの含量を薄層クロマトグラ
フイーによつて那定した。完全な転化は2 1/2日
後に達成された。 培養液を減圧下に2に濃縮し、分離した沈殿
は60〜80℃に加温することによつて再び溶液中に
もどし、次いで濁つた溶液を活性炭と共に撹拌し
たのち過した。液から沈殿した6−ベンジル
オキシカルボニルアミン−6−デスオキシ−L−
ソルボースを、水から1回、次いでメタノールか
ら1回再結晶した。収量90g。この生成物を通例
の方法で水素添加して1−デスオキシ−ノジリマ
イシンを得た。 実施例 6 1−デスオキシノジリマイシンの製造 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、醗酵槽
中において、1当り、水道水中に溶解した、
100gのソルビトール、20gの酵母エキスおよび
2gのKH2PO4を含有する培養基(初期PH値:
6.2)中で10の規模で培養した。1分間当り5
の空気を醗酵槽中に吹込み且つ後者を500回
転/分で撹拌し且つ温度を36℃に保つた。10時間
の培養液後に、培養液から遠心分離によつて細胞
を分離し、20gの酵母エキス、2gのKH2PO4
よび20gのベンジルオキシカルボニル保護アミノ
−1−デスオキシ−D−グルシトールを含有する
1の培養基中に懸濁させた。この10倍に濃縮し
た細胞懸濁液を、1の醗酵槽中で36℃において
培養し、1分間当り5の空気を吹込み且つ懸濁
液を500回転/分で撹拌した。完全な転化は24時
間後に達成された。細胞を遠心分離し、上澄液を
後処理し、実施例1に記載したようにして水素添
加することによつて1−デスオキシノジリマイシ
ンを得た。 実施例 7 1−デスオキシノジリマイシンの製造 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、醗酵槽
中において、1当り水道水中に溶解した100g
のソルビトール、20gの酵母エキスおよび2gの
KH2PO4を含含する培養基中で10の規模培養で
予備培養した。1分間当り5の空気を醗酵槽中
に吹込み、後者を500回転/分で撹拌し且つ35℃
の温度に保つた。16時間の培養後に、培養液から
細胞を遠心分離し、10mMのKH2PO4中に懸濁さ
せることによつて1回洗浄し、再び遠心分離した
のち、300mlの10mMKH2PO4中に懸濁させた。
かくして得られた細胞懸濁液を、フレンチ圧力中
に8バールの圧力下で2回通すことによつて壊変
させた。細胞を含有しない抽出液を1の円錐フ
ラスコ中に入れ、ベンジルオキシカルボニル−保
護1−アミノ−1−デスオキシ−D−グルシトー
ルを20g/となるまで添加し、その混合物を
280回転/分の回転振とう機上で36℃において培
養した。 完全な転化は17時間後に達成された。この培養
液(300ml)を実施例1におけるようにして後処
理した。水素添加後に、1.8gの1−デスオキシ
ノジリマイシンを得た。 実施例 8 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンスの細胞を含有しない抽出物
中の規定の酵素反応はおけるベンジルオキシカル
ボニル保護1−アミノ−1−デスオキシ−D−グ
ルシトールの酸化およびその後の生成ベンジルオ
キシカルボニル保護6−アミノ−6−デスオキシ
−L−ソルボースの水素添加による1−デスオキ
シノジリマイシンの製造。 グルコノバクターオキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)の細胞を含
有しない抽出物を実施例6に記載したようにして
調製した。この抽出物に対して以下のものを添加
した:0.2mMの最終濃度を与えるべきNa塩の形
態にあるニコチン酸アミド−アデニン−燐酸ジヌ
クレオチド(NADP)、NADP再生系としての酵
母サツカロマイセス・セレビシアエ
(Saccharomyces cerevisiae)(ATCC287:公的
な1978年版ATCCカタログに記載されている)の
顆粒の粗製フラクシヨン(1mg/ml)、および1
−ベンジルオキシ−カルボニル保護1−アミノ−
1−デスオキシ−D−グルシトール(10g/)。 この混合物を水浴中で36℃において培養し且つ
酵素をその中に吹込んだ。ベンジルオキシカルボ
ニル保護6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソル
ボースの生成は薄層クロマトグラフイーによつて
測定した。13時間後に、70%の転化率に相当す
る、1当り7gの6−アミノ−5−デスオキシ
−L−ソルボースの含量を検出した。この時点で
反応を中止し、混合物を実施例3に記載したよう
にして後処理し、かくして得た6−ベンジルオキ
シカルボニルアミノ−6−デスオキシ−L−ソル
ボースを水素添加して1−デスオキシノジリマイ
シンを得た。 実施例 9 振とうフラスコ中における生育培養物中のグル
コノバクター・オキシダンス・エスエスビー・サ
ブオキシダンスによるベンジルオキシカルボニル
保護N−メチル−1−アミノ−1−デスオキシ−
D−グルシトールの酸化およびその後の生成した
ベンジルオキシカルボニル保護N−メチル−6−
アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボースの水素
添加による1−デスオキシ−N−メチルノジリマ
イシンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を実施例2
に記載したようにして培養した。酸化反応は、ベ
ンジルオキシカルボニル保護1−アミノ−1−デ
スオキシ−D−グルシトールの代りに対応するN
−メチル化合物を20g/の濃度を与えるように
添加する以外は、実施例2に記載したようにして
行なつた。100%の転化率は4日後に達成された。 300mlの培養液を、細胞体を遠心分離し且つ澄
明な溶液を100mlづつのn−ブタノール/トルエ
ン(10:2)を用いて3回抽出し、抽出物を回転
蒸発器中で蒸発させ、残留物を水から2回再結晶
することによつて、仕上げ処理した。5.5gの6
−デスオキシ−N−ベンジルオキシカルボニル−
6−メチルアミノ−L−ソルボースを得、これを
通常の条件下に水素添加して、1−デスオキシ−
N−メチルノジリマイシンを得た。152℃の融点
を有する21gの1−デスオキシ−N−メチルノジ
リマイシン(エタノール)を得た。 実施例 10 振とうフラスコ中におけるグルコノバクター・
オキシダンス・エスエスピー・サブオキシダンス
による1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1
−デスオキシ−D−グルシトールの酸化とそれに
続く生成した6−ベンジルオキシカルボニルアミ
ノ−6−アミノ−6−デスオキシ−1−ソルボー
スの水素添加による1−デスオキシノジリマイシ
ンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、1当
り、水道水に溶解した、20gの酵母エキス、200
gのソルビトールおよび10gのKH2PO4を含有す
る液状の栄養素溶液中で予備培養した。栄養素溶
液のPH値を6.2に調節し、その溶液の250mlの部分
を1の円錐フラスコ中に入れ、オートクレーブ
中で121℃で15分間加熱することによつて滅菌し、
冷却後に、同一培養基中で培養した予備培養物に
よつて、2%の該予備培養物を与えるように接種
した。培養を回転振とう機上で28℃において280
回転/分で行なつた。 36時間後に、蒸留水中のベンジルオキシカルボ
ニル保護1−アミノ−1−アミノ−D−グルシト
ールの濃度20%の熱溶液(70〜90℃)25mlを各フ
ラスコに加えた。この溶液は予めオートクレーブ
中の加熱(105℃で5分)によつて滅菌してあつ
た。次いでフラスコを28℃において280回転/分
で更に培養した。ベンジルオキシカルボニル保護
6−アミノ−6−デスオキシ−L−ソルボースの
生成を薄層クロマトグラフイーによつて追跡し
た。完全な転化は2日後に達成された。この時点
において、および更にに2日後に、ベンジルオキ
シカルボニル−保護1−アミノ−1−デスオキミ
−D−グルシトールの供給を、同様にして2回繰
返した。完全な転化は8日後に達成された。平行
して行なつた3バツチからの培養液を混合し、そ
れによつて750mlの容量が後処理のために得られ
た。 培養液を0〜5℃において3目間貯蔵し、晶出
した沈殿を分離して500mlのメタノール中に溶解
し、不溶解の細胞残渣を遠心分離し、澄明な溶液
を蒸発させた。かくして得た結晶性の生成物をイ
ソプロパノールから1回再結晶した。40gの6−
ベンジルオキシカルボニルアミノ−6−デスオキ
シ−L−ソルボースを得た(融点107〜111℃)。
それを1−デスオキシノジリマイシンに転化する
ために、この物質を500mlのメタノール中に溶解
し、その溶液を1のH2O中の0.4gのK3CO3
10gの5%Pd/Cに添加し、この混合物を80気
圧のH2下に50〜60℃において3時間水素添加し
た。触媒の去後に、バツチを減圧下に蒸発乾固
し、残渣をメタノールから再結晶した。 収量:16g、融点202〜205℃。 実施例 11 振とうフラスコ中のグルコノバクター・オキシ
ダンス・エスエスピー・サブオキシダンスによる
1−アリルオキシカルボニルアミノ−1−デスオ
キシ−D−グルシトールの酸化およびその後の6
−アリルオキシカルボニルアミノ−6−デスオキ
シ−L−ソルボースの水素添加による1−デスオ
キシノジリマイシンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、酵母エ
キスとソルビトールを含有する250mlの栄養素溶
液中で、実施例10に記載したようにして予備培養
した。2日後に、予めオートクレーブ中で加熱
(105℃で5分)することによつて滅菌してある25
mlのアリル保護1−アミノ−1−デスオキシ−D
−グルシトールの濃度10%の溶液を加えた。転化
率は薄層クロマトグラフイーによつて追跡した。
それは36時間後に定量的となつこ。この時点にお
いて醗酵を中止し、培養液を減圧下に100mlまで
濃縮し、50mlずつのブタノールで3回抽出し、抽
出液を蒸発させ、残留物を200gのシリカゲル上
で、酢酸エチル/メタノール/水(10:3:2)
を用いてクロマトグラフイーにかけた。アセトニ
トリルからの再結晶後に、1.3gの6−アリルオ
キシカルボニルアミノ−6−デスオキシ−L−ソ
ルボースを得、これを10mlの水中に溶解して50〜
60℃において80気圧の圧力下に、1gの濃度10%
のPd/Cの存在下で8時間水素添加した。触媒
の去後に、溶液を蒸発させ、残留物をメタノー
ルから再結晶して、0.7gの1−デスオキシノジ
リマイシンを得た。 実施例 12 振とうフラスコ中のグルコノバクター・オキシ
ダンス・エスエスピー・サブオキシダンスによる
1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−デス
オキシ−N−メチル−D−グルシトールの酸化お
よびその後の生成した6−ベンジルオキシカルボ
ニルアミノ−6−デスオキシ−N−メチル−L−
ソルボースの水素添加による1−デスオキシ−N
−メチルノジリマイシンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、酵母エ
キスとソルビトールを含有する250mlの栄養素溶
液中で、実施例10に記載したようにして予備培養
した。2日後に、予めオートクレープ中の加熱
(105℃で5分)によつて殺菌してある、蒸留水中
の2.5gの1−ベンジルオキシカルボニルアミノ
−1−デスオキシ−N−メチル−D−グルシトー
ルの10%濃度の熱溶液25mlを、70〜90℃で添加し
た。転化は薄層クロマトグラフイーによつて追跡
した。それは36時間後に定量的となつた。この時
点において、醗酵を中止し、2.5の全容積を有
する10フラスコの内容物を混合し、減圧下に0.5
まで濃縮したのち、0〜5℃で3日間貯蔵し
た。晶出した沈殿を別して、水から2回再結晶
した。105〜107℃の融点を有する13gの6−ベン
ジルオキシカルボニルアミノ−1−デスオキシ−
N−メチル−L−ソルボースを得た。これを1−
デスオキシ−N−メチルノジリマイシンに転化す
るために、この物質を150mlのメタノール中に溶
解し、300mlのH2O、0.4mlの10%濃度のK2CO3
液および5gの5%濃度のPd/Cを添加して、
その混合物を80気圧において室温で3時間水素添
加した。触媒を去したのち、バツチを蒸発さ
せ、残留物をエタノール/水から再結晶した。収
量:6gの1−デスオキシ−N−メチルノジリマ
イシン、融点151〜3℃。 実施例 13 醗酵槽中のグルコノバクター・オキシダンス・
エスエスピー・サブオキシダンスによるベンジル
オキシカルボニル保護1−(2−ヒドロキシエチ
ル−アミノ)−1−デスオキシ−D−グルシトー
ルの酸化およびその後の生成したベンジルオキシ
カルボニル保護1−(2−ヒドロキシエチル−ア
ミノ)−6−デスオキシ−L−ソルボースの水素
添加による1−デスオキシ−N−ヒドロキシエチ
ルノジリマイシンの製造。 グルコノバクター・オキシダンス・エスエスピ
ー・サブオキシダンス(DSM50049)を、10の
醗酵槽中で、5%のソルビトール、2%の酵母エ
キス、0.4%のKH2PO4および0.04%のポリオール
消泡剤を含有し、オートクレーブ中で121℃にお
いて45分間滅菌してある培養基中において培養し
た。24時間後に、蒸留水中の濃度20%のベンジル
オキシカルボニル保護1−(2−ヒドロキシエチ
ルアミノ)−1−デスオキシ−D−グルシトール
の溶液500mlを、培養物中に仕込んだ。この溶液
は予め滅菌過によつて滅菌してあつた。この仕
込を2日目および3日目に繰返した。4日目に全
基質の軟化が完了した。醗酵をこの時点で中止
し、培養液を減圧下に蒸発乾固し、残留物を1
ずつのエタノールと共に3回充分に撹拌し、エタ
ノール相を蒸発させ、残留物を1Kgのシリカゲル
上で、酢酸エチル/メタノール/水(10:3:
2)を用いて精製した。かくして得られる6−ベ
ンジロキシカルボニル−6−デスオキシ−N−
(2−ヒドロキシエチル)−L−ソルボース(180
g)を実施例10と同様にして水素添加し、生成す
る1−デスオキシ−N−ヒドロキシエチルノジリ
マイシンをエタノール/水またはメチルグリコー
ルから再結晶した。 収量:70g、融点141〜3℃。 実施例 14 1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−デ
スオキシ−D−グルシトールの製造: 激しく撹拌しながら、7のH2O中の3.7Kgの
1−アミノ−1−デスオキシ−D−グルシトール
(純度約70%)に対してベンジルオキシカルボニ
ルクロリドを滴下し、且つ2N水酸化ナトリウム
溶液によつてPHを8〜9に保つた。この操作の間
に、バツチは40〜50℃に温度が上昇した。次いで
バツチを室温において終夜、更に撹拌し、沈殿を
別し、アセトンで洗浄したのち、水から、再結
晶した。 収量:3Kg、融点143〜5℃。 実施例 15 1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−デ
スオキシ−N−メチル−D−グルシトールの製
造: 実施例14と同様にして、1−メチル−アミノ−
1−デスオキシ−D−グルシトールから調製し
て、エタノールから再結晶した。融点123〜5℃。 実施例 16 1−アリルオキシカルボニルアミノ−1−デス
オキシ−D−グルシトールおよびアリルオキシカ
ルボニルクロリドの製造。仕上げ処理のために、
バツチを酢酸エチルで抽出し、混合床イオン交換
樹脂を通して脱塩し、蒸発させたのち、残留物を
エタノールから再結晶した。融点99〜102℃。 実施例 17 1−ベンジルオキシカルボニルアミノ−1−デ
スオキシ−N−(2−ヒドロキシエチル)−D−グ
ルシトールの製造。実施例16と同様。再結晶困難
な化合物。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 式中、 Rは水素原子または適宜置換されていてもよい
    アルキル、アルケニル、アラルキルもしくはアリ
    ール基を表わし、そして R1は適宜置換されていてもよいベンジル基ま
    たは適宜置換されていてもよいβ−アルケニル基
    を表わす、 の化合物を、グルコノバクター属、コリネバクテ
    リウム属及びメトシユニコビア属から選ばれる属
    に属する、上記式()の化合物を下記式(XI)
    の化合物に転換しうる酵素を産生する好気性微生
    物または該好気性微生物の該酵素を含有する抽出
    物を用いて反応させ、そして生成する一般式 式中、 RおよびR1は前記の意味を有する、 の化合物を接触水素添加に付することを特徴とす
    る一般式 式中、 Rは前記の意味を有する、 の化合物の製造方法。 2 Rが水素原子、適宜OH、C1〜C4アルコキシ
    またはジ−(C1〜C4アルキル)−アミノによつて
    置換されていてもよいC1〜C10アルキルを表わす
    か、或いはC2〜C10β−アルケニル基を表わし、
    そして R1が適宜塩素、臭素、ニトロ、メチルまたは
    メトキシによつて置換されていてもよいベンジル
    基を表わすか、或いはアリル基を表わす 特許請求の範囲第1項記載の方法。 3 Rが水素原子またはC1〜C10アルキル、ヒド
    ロキシエチルまたはアリル基を表わし、そして R1がベンジルまたはアリル基を表わす 特許請求の範囲第2項記載の方法。 4 使用する微生物が、グルコノバクター・オキ
    シダンス・エスエスピー・サブオキシダンス
    (Gluconobacter oxydans spp.suboxydans)
    (DSM50049)、コリネバクテリウム・ベタエ
    (Corynebacterium betae)(DSM20141)、メト
    シユニコビア・プルチエリマ(Metschnikowia
    pulcherrima)(ATCC20515)である特許請求の
    範囲第1項記載の方法。 5 該微生物を用いる反応を、同化されうる炭素
    および窒素源、ならびに1種またはそれ以上の無
    機塩類を含有する培地中で行なう特許請求の範囲
    第1〜4項の何れかに記載の方法。 6 該反応を2〜10のPH値および20〜45℃の温度
    において行なう特許請求の範囲第1〜5項の何れ
    かに記載の方法。
JP15930379A 1978-12-12 1979-12-10 Production of nnsubstituted derivative of 11desoxynozilimycin Granted JPS5585394A (en)

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